ネクロズマ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ネクロズマ [編集]

No.800 タイプ:エスパー
特性:プリズムアーマー(効果抜群の技で受けるダメージを3/4に軽減する。この効果は、特性を無視する技や特性の影響を受けない。)
体重:230.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)

・たそがれのたてがみ(日食ネクロズマ)
タイプ:エスパー/はがね
特性:プリズムアーマー(効果抜群の技で受けるダメージを3/4に軽減する。この効果は、特性を無視する技や特性の影響を受けない。)
体重:460.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)

・あかつきのつばさ(月食ネクロズマ)
タイプ:エスパー/ゴースト
特性:プリズムアーマー(効果抜群の技で受けるダメージを3/4に軽減する。この効果は、特性を無視する技や特性の影響を受けない。)
体重:350.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ネクロズマHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ネクロズマ971071011278979600プリズムアーマー
日食ネクロズマ9715712711310977680プリズムアーマー
月食ネクロズマ9711310915712777680プリズムアーマー
超単HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ネクロズマ971071011278979600プリズムアーマー
ミュウツー1061109015490130680プレッシャー/きんちょうかん
アグノム751257012570115580ふゆう
超・鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
日食ネクロズマ9715712711310977680プリズムアーマー
ソルガレオ1371371071138997680メタルプロテクト
メタグロス80135130959070600クリアボディ/ライトメタル
超・霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
月食ネクロズマ9711310915712777680プリズムアーマー
ルナアーラ1371138913710797680ファントムガード
バドレックス黒馬1008580165100150680じんばいったい
じんばいったいの補正が1度入るとA種族値277相当

通常(エスパー)日食(エスパー/はがね)月食(エスパー/ゴースト)
ばつぐん(4倍)------ゴースト/あく
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あくほのお/じめん/ゴースト/あく---
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパーノーマル/くさ/こおり/ひこう
/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
どく/エスパー
いまひとつ(1/4)---エスパー---
こうかなし---どくノーマル/かくとう

※ネクロズマは特性「プリズムアーマー」により、むし/ゴースト/あくは1.5倍
※日食ネクロズマは特性「プリズムアーマー」により、ほのお/じめん/ゴースト/あくは1.5倍
※月食ネクロズマは特性「プリズムアーマー」により、ゴースト/あくは3倍


第七世代の禁止伝説の一角。たそがれのたてがみ(日食ネクロズマ)・あかつきのつばさ(月食ネクロズマ)と呼ばれる合体形態を持つ。
2種の合体形態は鈍足でそれぞれソルガレオルナアーラの相互互換たる性能として仕上がっている。

それぞれの形態考察については下記を参照。
なお、通常ネクロズマについては他形態に比べて種族値や技で大きく劣るため、他形態を差し置いて採用する魅力に乏しい。

第八世代では、サイコファングやりゅうのまいを習得したため物理型も視野に。
その他、ワイドブレイカーも習得したが、つばめがえし・はたきおとす・シグナルビーム・どくどくは覚えられなくなった。
ロックカットは剥奪されたが、ボディパージは引き続き覚えられるので代用できる。
なお同じくフォルムでタイプが変わるシルヴァディとは異なり、フォルムに関わらずてっていこうせんは覚えられない。

日食や月食へのフォルムチェンジに必要なネクロプラスはソル・ルナともにラテラルタウンの掘り出し物市で入手できるが、
Z技でのフォルムチェンジが必要だったウルトラネクロズマになる手段は解禁されていない。

通常ネクロズマ型と第八世代では使用できないウルトラネクロズマ型はノートにあります。

第八世代ではランクマッチでも禁止級が解禁されるルールが存在。その期間中はランクに出場できる。
ただしその為にはバトルレギュレーションマークをつけ、過去作限定技を忘れる必要が出てくる。
廃止された技以外はカジュアルマッチなら使用出来るので、マークをつける時は注意。

主要な過去作限定技(廃止技除く)
はたきおとす/つばめがえし/でんげきは/かげぶんしん/どくどく/いばる/リサイクル/でんじふゆう


形態考察 [編集]

日食・月食ネクロズマ [編集]

日食・月食共通の特徴
「ネクロプラスソル」を使いソルガレオと合体することで日食ネクロズマに、「ネクロプラスルナ」を使いルナアーラと合体することで月食ネクロズマになる。
日食は攻撃がソルガレオより高く、月食は特攻がルナアーラより高いが、共に耐久指数と素早さが若干落ちている。
しかし耐久は特性でカバーでき、素早さについてもトリックルームの適性が上がったということでもある。
なおネクロプラスソル・ネクロプラスルナの仕様上、同じ合体状態のネクロズマを1つのデータに複数存在させることはできない(日食・月食を1匹ずつ所持することは可能)[1]
日食
ソルガレオと比べると特性による場持ちの向上が非常に大きい。
安定してトリックルームを展開することができ、生半可な弱点ならば余裕で耐えてじゃくてんほけんを起動できる。
ただし、ソルガレオでは可能だったグラードンを抜きつつゼルネアスを縛る事が不可能になり、カイオーガらを牽制するワイドガードを習得しないので、一概にソルガレオの上位互換ではない。
また、フォトンゲイザーはダイマックス時は特殊固定となる為、ダイマックス前提の場合はサイコファングの搭載を視野に入れる必要がある。
月食
ルナアーラの最大の強みである「ファントムガード」を失った上、れいとうビーム・ムーンフォースといった特殊技を習得しないため、単純な運用ではあちらに劣る。
一方、ステルスロックや自身のいのちのたまで特性が潰れず、パワージェムやだいちのちから等また違った技を覚えられる。
ルナアーラは素早さ操作技であるおいかぜを失ったのに対し、こちらはボディパージを引き続き覚えられるのも差別化に繋がるだろう。
また、ねこだまし無効でトリックルームを展開でき、ルナアーラ以上の特攻によりアタッカーに転じられるのは強力である。
第八世代では強力な速攻アタッカーとしてバドレックス黒馬が登場。こちらは耐久力や技範囲、トリックルーム適性、シャドーレイの性能の高さで差別化したい。
プリズムアーマー
メタルプロテクトファントムガードと同様に、かたやぶり効果無効という性質を持つ。
かたやぶりと同等のターボブレイズテラボルテージといった特性や、同様の効果を持つゴースト技のシャドーレイでもダメージ軽減効果を打ち消されない。
この点において、ハードロックフィルターの上位互換となる特性。
ただし、かがくへんかガスではしっかり消されるためそこは頭に入れておきたい。

通常ネクロズマ [編集]

単エスパータイプだが、ラスターカノンやスマートホーンといったはがねタイプの技や、ステルスロックやロックカットなどの補助技を覚えるのが特徴。
高めの耐久種族値と特性により耐久は数値以上に感じられ、攻撃面の種族値も単独で見れば低くはない。

総合的に見れば基本型はステータスは控えめで、ぼうぎょ種族値以外はミュウツーに大きく劣る。
さらに幻を含めた禁止級伝説の単エスパーはいずれも器用なため、技での差別化も非常に難しい。
幸いどの方向にも最低限活かせる積み技は一通り揃っており、アシストパワーとも相性が良い。
差別化にこだわるなら特性による打たれ強さと併せて一考の余地はあるか。


技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
フォトンゲイザー100(150)100分類変化
特性無視
専用技でメインウェポン。かたやぶり性能内蔵。詳細下記。
ダイサイコにすると特殊技になるため日食は注意。
プリズムレーザー160(240)100次ターン
行動不可
専用技でネクロズマ最高火力。
エスパー版の強化はかいこうせんだが、同様にデメリットが痛い。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策に。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100-タイプ一致技。PFがあればフォトンゲイザーより高火力かつ全体攻撃。
シャドーレイ100(150)100特性無視月食ネクロズマ専用のタイプ一致技。かたやぶり性能内蔵。
メテオドライブに比べ通りが良く優秀。
ラスターカノン80(120)100特防↓10%日食ネクロズマだと一致。特殊型なら候補。
低威力なので特殊型でもメテオドライブ採用は考えられる。
りゅうのはどう85100--月食ネクロズマ用。
相手がドラゴンタイプだった時は使いやすいが、それ以外では使いにくい。
ルナアーラが習得したムーンフォースは覚えない。
あくのはどう80100怯み20%先手を取れば怯みに期待できる。
シャドーレイと範囲が被るため、日食で特殊型を行わせる場合の候補。
ねっぷう9590火傷10%対鋼。特にザシアンナットレイへの打点となるが伝説戦での通りはよくない。
だいちのちから90100特防↓10%対鋼のサブウェポン。対レシラムにも。ただし基本は確2止まり。
パワージェム80100--対炎・飛行(虫)複合。ホウオウイベルタル狙い。
メテオビーム12090特攻↑
溜め攻撃
パワフルハーブかダイマックス前提。
月食C252振り補正無しでH252振りイベルタル確1。
アシストパワー20(30)~100--採用するならバトン構築で。
物理技タイプ威力命中効果解説
メテオドライブ100(150)100特性無視日食ネクロズマ専用の一致技。かたやぶり性能内蔵。
対伝説だとキュレムゼルネアスに。
サイコファング85(127)100壁破壊日食のメインウェポン候補。ダイマックスする場合はこちら。
シャドークロー70(105)100急所ランク+1月食で物理アタッカーをやらせるなら。ダイマックス時の効果も噛み合っている。
げきりん120100行動固定
攻撃後混乱
対ドラゴン用。
ただし、無効化の恐れがある上、ダブルバトルでは使いにくい。
じしん100100--対鋼のサブウェポン。エスパー・ドラゴン・鋼いずれの相性補完になり得る。
ストーンエッジ10080急所率+1サブウェポン候補。命中不安。
いわなだれ7590怯み30%比較的命中安定。怯みが狙える。ダブルなら二体攻撃。
ロックブラスト25*2~590連続攻撃比較的命中安定。みがわり・タスキに強い。
はたきおとす65/97100道具排除対エスパー・ゴースト。過去作限定
かわらわり75100壁破壊ダブルバトルにおける日食ネクロズマのガオガエンへの有効打。
岩技と選択。ダイマックス時は威力90。
シザークロス80100-対悪。かわらわりより威力が欲しいなら。
ダイマックス時は威力130で放てるのが差別点。
変化技タイプ命中解説
あさのひざし-回復技。天候で回復量が変わる。つきのひかりでもよい。
つるぎのまい-物理火力を強化。
りゅうのまい-攻撃・素早さを補強。火力と抜き性能を確保。
めいそう-耐久と火力を同時確保。わるだくみは覚えない。
てっぺき-物理耐久を強化。特性と合わせて要塞化しやすくなる。
コスモパワー-主に日食で特性と合わせて要塞化を狙う場合に。アシストパワーとも相性がいい。
ボディパージ-低い素早さを補えられる。覚えなくなったロックカットの代用として。
日食・月食ともに重めなため100kg減のデメリットはあまりない。
ステルスロック-強力な設置技。
でんじは90後続補佐に。
リフレクター-物理耐久を強化。後続のサポートにも。
ひかりのかべ-特殊耐久を強化。後続のサポートにも。
トリックルーム-禁伝の中では低めな素早さを利用可能。
みがわり-第八世代では先手を取りにくくなったので有用性は低い。

専用技フォトンゲイザーについて [編集]

  • 自分のステータスが能力変化込みの数値攻撃>特攻の場合、判定は物理技となり、相手のリフレクター、カウンターが有効になる。
  • 自分のステータスが能力変化込みの数値特攻≧攻撃の場合、判定は特殊技となり、相手のひかりのかべ、ミラーコートが有効になる。
  • いずれの場合も、相手の特性の効果を無視してダメージ計算を行う。
  • やけど状態は、物理技になった場合にダメージが半減する効果はあるが、判定の変化には作用しない
  • 持ち物特性の効果は判定の変化には作用せず、物理技か特殊技かが決定した後にそれらの効果が上乗せされる
  • ダイマックス化した場合、この技をベースとしたダイサイコは自分のステータスに関わらず特殊技扱いとなる。

ダイマックス技考察 [編集]

日食 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイスチルメテオドライブ130(195)味方:B↑一致技。追加効果がとても優秀。
ダイサイコしねんのずつき
サイコファング
フォトンゲイザー
130(195)場:PF一致技。苦手なふいうち、かげうちを喰らわなくなるのは嬉しいが、
フォトンゲイザーの場合特殊扱いになるので注意。
ただしそれを逆手に取り弱点保険発動後に両刀にして
相手の物理受けを崩したりカウンター対策をするなどといった用途もある。
ダイナックルかわらわり90味方:A↑攻撃面の積み技。
ダイアースじしん130味方:D↑相性補完。特殊耐久を底上げ。ダブルでは味方を巻き込まない地面技に。
ザシアンにも刺さる。
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐タスキ潰し。対ホウオウサンダーにも。
ダイホロウシャドークロー120相手:B↓ルナアーラバドレックス黒馬。ダイマックス前提はこちら。
ダイアークつじぎり120相手:D↓ルナアーラバドレックス黒馬。無に通したいなら。
ダイワームシザークロス130相手:C↓あく。威力は高いが半減されやすい。
ダイドラグーンげきりん140相手:A↓疑似物理耐久上昇。ダイスチルの方が通りやすいか。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスを枯らす。

月食 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイホロウシャドーレイ130(195)相手:B↓一致技。通りはいいが追加効果は特殊型とミスマッチ気味。
サイコショックを採用すれば追加効果の生きる機会がある。
ダイサイコサイコキネシス
フォトンゲイザー
サイコショック
ワイドフォース
130(195)場:PF一致技。苦手なふいうち、かげうちを喰らわなくなるのは嬉しい。
プリズムレーザー150(225)
ダイスチルラスターカノン130味方:B↑フェアリー。物理耐久の向上。
ダイアースだいちのちから130味方:D↑特殊耐久を底上げ。
ザシアンディアルガにも刺さる。
ダイロックメテオビーム140天候:砂嵐タスキ潰し。対ホウオウサンダーにも。
スリップダメージは受けるので注意。
パワージェム130
ダイドラグーンりゅうのはどう130相手:A↓疑似物理耐久上昇。ダイスチルの方が通りやすいか。
ダイバーンねっぷう130天候:晴れ晴れで2発目から威力1.5倍。対鋼。
ダイアークあくのはどう130相手:D↓追加効果は優秀だが、範囲はダイホロウと被る。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスを枯らす。

型考察 [編集]

日食ネクロズマ [編集]

物理アタッカー型 [編集]

性格:いじっぱりorゆうかんorようきorうっかりや
努力値:HA252 をベースにS調整もしくは耐久調整、AS252
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/オボンのみ/メンタルハーブ/とつげきチョッキ/ゴツゴツメット/こだわりスカーフ
確定技:フォトンゲイザーorサイコファング/メテオドライブ
選択攻撃技:じしん/ストーンエッジorロックブラストorがんせきふうじ/ねっぷう
選択補助技:あさのひざしorつきのひかり/ステルスロック/ボディパージ/トリックルーム/リフレクター/ひかりのかべ/りゅうのまい

スタンダードな物理アタッカー型。素早さはあまり高くないので役割に応じて調整。
耐久は高くHPが少し低めなので、HPに努力値を振ると特性もあってある程度耐えられる。
ソルガレオに比べて炎タイプの物理技がなく、ばかぢからやワイルドボルトも覚えないため攻撃技のレパートリーに乏しい。
また、月食と比べるとフォトンゲイザー経由のダイマックスが自身の種族値と噛み合わないという欠点もある。
一方で岩技を多く習得する他、火力で上回るため役割遂行のスピードはこちらが上回る可能性が高い。

なお、補正有C236振りの、いのちのたまねっぷうでD特化ナットレイ確1。
二刀流にするならうっかりや、むじゃきが候補か。

耐久型 [編集]

性格:しんちょう/わんぱく
努力値:H244 D252/B252 をベースにS調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし/ゴツゴツメット
確定技:メテオドライブ/あさのひざしorつきのひかり
選択攻撃技:じしん/がんせきふうじ
選択補助技:ステルスロック/トリックルーム/リフレクター/ひかりのかべ/でんじは/コスモパワー/こわいかお

プリズムアーマーと高耐久・優秀な耐性を活かした耐久型。ディアルガとの大きな違いはほえる・てっていこうせんの有無。
ダイマックス枯らしにも使える回復技、ゼルネアスへの打点確保のためのメテオドライブは確定。

H244振りで実数値203となり回復効率が上がる。

弱点保険型 [編集]

性格:いじっぱり/ゆうかん/ようき
努力値:AS252をベースに耐久調整/HA252
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:メテオドライブ
選択攻撃技:じしん/ストーンエッジorロックブラスト/フォトンゲイザーorサイコファング/はたきおとす/ねっぷう
選択補助技:ボディパージ/トリックルーム/りゅうのまい

第八世代では弱点保険持ちが多く、読まれやすいがハマれば全抜きも視野に入る。
基本は3ウエポン+補助技の構成。ようきも選択肢に入れたが、最速+1でも最速ドラパルトを抜けない点は留意。
ロックカット、つばめがえしは過去作技のため注意。
素早さ上昇の手段は基本的にボディパージかりゅうのまいになる。
ボディパージの場合体重は落ちるが、グラードンのヒートスタンプのダメージは変わらない。

【ダブル】トリックルーム型 [編集]

性格:ゆうかん
努力値:HA252 をベースに耐久調整
持ち物:オボンのみ/じゃくてんほけん/各種シード/メンタルハーブ/ぼうじんゴーグル
確定技:トリックルーム/フォトンゲイザーorサイコファング/メテオドライブ
優先技:まもる
選択技:かわらわり/はたきおとす/つるぎのまい

禁止伝説の中でトップクラスに遅い素早さと、優秀な耐性を活かしてトリックルーム展開からアタッカーにまわる型。
ソルガレオディアルガとは素早さで、月食ネクロズマとは四倍弱点がない点で差別化ができる。
技は概ね確定技+優先技で共通しており、ほかの技を入れたい場合はまもるを外すことになる。

退場技となるてっていこうせんは覚えられない。

月食ネクロズマ [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorれいせいorおくびょう
努力値:HC252 をベースにS調整もしくは耐久調整、CS252
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/オボンのみ/半減実/メンタルハーブ/こだわりスカーフ/パワフルハーブ
確定技:フォトンゲイザー/シャドーレイ
優先技:トリックルームorボディパージ
選択攻撃技:プリズムレーザー/ねっぷう/だいちのちから/パワージェム/メテオビーム/ラスターカノン/りゅうのはどう
選択補助技:つきのひかりorあさのひざし/ステルスロック/リフレクター/ひかりのかべ

スタンダードな特殊アタッカー型。耐久調整では2倍弱点がないため、物理型より決めやすい。
元になったルナアーラより遅いことからトリックルームの優先度は高い。ねこだましも効かないので、特にダブルで強力。

また、素早さ上昇技としてボディパージも便利。
最低でも、1積みで最速バドレックス黒馬を追い抜く為に素早さ実数値112(控えめS116振り・臆病S36振り)まで伸ばしておきたい。

日食にも言えるが、素早さ補正の場合スカーフを巻けば130族を抜ける程度の速さはあるのでスカーフもなしではない。
特にシャドーレイが通りやすくルナアーラよりも上がった特攻を活かしやすい月食なら尚更強力。

技範囲についてだが、れいとうビームやムーンフォースを覚えないのは痛手。
一方でだいちのちからやパワージェム等、伝説戦で弱点を突きやすい技を代わりに覚えるのでそちらで何とかしたいところ。

また、プリズムアーマーの補正があるとはいえ、弱点3倍ダメージはキツい事には注意したい。
例として臆病CS252振りゲンガーの持ち物無しシャドーボールや、意地っ張りA252振りドサイドンのかみくだくを耐えるには
H236振り、もしくはH212・D12振り必要。
HP228振りなら同条件シャドーボールが超低乱数1となり、実数値201になるので定数ダメージも低めに出来る。

とりあえず、ある程度振れば不一致のあくのはどうorシャドーボールで落とされる危険も大きく減るのでオススメ。

竜舞両刀型 [編集]

性格:せっかちorむじゃき/おっとりorうっかりや
努力値:HCSベースに調整
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/半減実/いのちのたま/たつじんのおび/まがったスプーン
確定技:フォトンゲイザー/シャドーレイ/りゅうのまい
選択物理技:かわらわり/シザークロス/じしん/げきりん/ストーンエッジ/アイアンヘッド
選択特殊技:ねっぷう/だいちのちから/パワージェム/ラスターカノン/りゅうのはどう

フォトンゲイザーが攻撃・特攻の値によって技タイプそのものが変わる性質を生かした両刀型。

最初は特殊アタッカーとして戦い、相手の特殊受けが来たらりゅうのまいで物理アタッカーへチェンジする。
勿論、努力値は1回りゅうのまいを積んだ後、特攻より攻撃が高くなる様に調整しなくてはならない。
ちなみに特攻実数値201以下なら、攻撃努力値は端数4振りで超えられる。

相手の手持ちに高速アタッカーが多い場合はいきなりりゅうのまいを積むのも手。
ダイマックスすればフォトンゲイザーが特殊技扱いになるので、特殊アタッカーに戻る事も出来る。
なお、最速130族を抜くならば素早さ補正有でS196振りが必要なのに注意。

フォトンゲイザーとシャドーレイが主力なので、サブウェポンでは両方に強い悪タイプ対策となる、かわらわりかシザークロスがオススメ。
ちなみにりゅうのまいからのダイワーム(シザークロス)なら、A無振りでリベロAS252 B4エースバーン(悪)を落とせる。
同条件ダイナックル(かわらわり)だとA84振りが必要だが、鋼タイプに強く、追加効果による継続性もあるので一長一短か。
(エースバーンが悪タイプなのは無論、ふいうち読みの為である。
 相手が炎タイプのままなら無補正C188振りダイサイコ(フォトンゲイザー)で確1。)

ハピナスと鉢合わせた場合、相手がすぶといBC252ならHP164振りで4倍弱点シャドーボールを確3に抑えられる。
ひかえめBC252振りに対してもH228,D44振りで確3に出来る。(勿論、このダメージ計算は性格せっかち、おっとりの場合である。)
対する此方はA4振りりゅうのまいからのフォトンゲイザー2発で押し切れる為、調整次第では対面からの突破が可能。
上記の様な耐久調整が面倒な場合はオボンのみで補ってもOK。

持ち物は上記のオボンのみや、積みアタッカーの大敵である状態異常予防となるラムのみ、火力重視のいのちのたま等が挙げられるが、
基本フォトンゲイザーの連発となるので、火力補強しつつ耐久を削らないまがったスプーンも一考。

●育成例
性格:むじゃき 
持ち物:いのちのたま
努力値:H116 A4 B116 C76 D0 S196
実数値:H187 A134 B144 C187 D132 S134

非ダイマックスでエースバーン撃墜重視。
一舞で最速130族抜き調整。
無補正A4振りのフォトンゲイザー(物理)(いのちのたま補正有)で
AS252 D6エースバーン確1。

下降補正無しH116 B116でASエースバーンのふいうちを最低HP11%残して耐え。
直後にA1↑のかわらわりを放って倒しても、残り1回は行動できるHPを残せる。

残りの努力値は全てCへ。
特攻は抑えられたが命の珠で補われており、物理耐久と素早さの実現も行えた。
フォトンゲイザーの後出しならハピナスも落とせる。


対ネクロズマ [編集]

注意すべき点
かたやぶり無効なプリズムアーマーで、弱点を突いても数値以上の耐久を持つ。
フォルムチェンジによって物理、特殊の両方で高い火力を手に入れた。専用技フォトンゲイザーで数値受けを許さず、かたやぶり効果もあるためミミッキュなど特性に頼った対策は通用しない。
対策方法
すべてのタイプにおいてあくゴーストが弱点。
イベルタルなら非常に有利。体力の高さも相まって、タイマンではイベルタルを確1にできる方法はほぼ無い。なおかつイベルタル側はイカサマ、ふいうち、あくのはどうのいずれもよく刺さる。積み技や高速再生もちょうはつをしておくことで防げる。
物理耐久が高く特殊もそこそこ受けられるブラッキーバルジーナも有効。イカサマでA252日食が確2、下降補正A0月食も確2と強く出られる。
対面前提ならルナアーラも有効。シャドーレイは受けきれずかつファントムガードのお陰で相手のシャドーレイも怖くない。ただしトリル下では月食相手にダイマックス技で貫通される恐れがあるので要注意。
以下、フォルムごとに対策を示す。
通常フォルム
悪で止まる。この状態で戦うことはほぼ無いだろう。
エスパータイプの対策ができていれば問題無く勝てる。

日食
※キリが無いうえに別にこいつに限った話ではないので、
「弱点保険+竜の舞からの無双」の危険性については一切考慮しない事。

弱点自体はメジャーでグラードンホウオウより遅い。
受けるなら物理電気、炎技も覚えず楽な方なのでテッカグヤナットレイが安定。ただし特殊型の不意のねっぷうには要注意。
この形態だけ対策するなら威嚇も入る霊獣ランドロスオリジンギラティナ辺りも候補。
イベルタル
高火力悪技。タイプにより特防を上げるダイアース無効。岩技に注意。
グラードン
高物理耐久、一致地面技。素でネクロズマより早く積みの起点にできる。あさのひざしの回復量を上げてしまうが
それを使う型は耐久振りが多く、火力や素早さを犠牲にしていることが多いのでつるぎのまいを積みやすい。
ホウオウ
せいなるほのお。ダイスチル半減、ダイアース無効。やけどにしてしまえば脅威は幾分か削げる。4倍の岩技に注意。
一撃ウーラオス
防御面の積みをあんこくきょうだで無視できる。鉢巻あんこくきょうだで無振りネクロズマを確1。襷を持てば2回殴れる。
いざとなれば襷カウンターで返り討ちにできる。フォトンゲイザーもタイプ上無効。
ブラッキー
高耐久。ソルガレオと違いネクロズマは格闘技はかわらわりくらいしか覚えないのでほぼ弱点を突かれない。
イカサマもあくびもよく刺さる。
霊獣ランドロス
いかくで火力を削げ、積み技も一致地面技もある。

月食
ルナアーラに比べて素早さと耐久力が低い。ムーンフォースを覚えないので悪タイプがより安定する。
トリックルームやボディパージを使うことが多いのでちょうはつも有効。
相性補完にはバンギラス一撃ウーラオスが控えている事が多いのに注意。
前者はパーティに入れた際、ルナアーラに比べすなあらしによるデメリットが低く、トリックルームとも合わさりやすい相手である。

外部リンク [編集]


[1] フォルムチェンジ状態のままで通信交換・ポケモンバンク・ポケモンHOMEによる転送や逃がすこともできない。