カイオーガ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

カイオーガ [編集]

No.382 タイプ:みず
特性:あめふらし(天候が雨になる)
体重:352.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
あめふらしHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カイオーガ1001009015014090670あめふらし
ニョロトノ9075759010070500しめりけ/ちょすい/あめふらし
ペリッパー6050100957065440するどいめ/あめふらし/あめうけざら

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第3世代の禁止級伝説みずタイプポケモン。
みずタイプとしては最高のC150×タイプ一致×雨補正×威力150のしおふきというとんでもない火力を叩き出す特殊アタッカー。
C特化・アイテム無しで放つ雨下しおふきの最大火力指数は74925となり、C特化メガネカプ・テテフのフィールド下サイコキネシス(52650)を軽く超える。
禁伝使用可能なルールではちょすいよびみずかんそうはだの採用率が上がるなど環境に与える影響も大きい。
特殊耐久もミロカロスブラッキーのそれを上回り、下手な一致弱点すら耐えうる。
その分かりやすい強さから、登場以降伝説環境において常にメタの中心に居座り続けている。

今作ではゲンシカイキが廃止されたものの、元のスカーフなどの通常カイオーガでも十分すぎる強さを持っていたためさほど問題ではない。
むしろゲンシグラードンとメガレックウザがいなくなったため、これらのメタのために渋々ゲンシカイキさせる状況が無くなったためプラスとも取れる。

90という中途半端な素早さがネックのため、これを補うためにこだわりスカーフを持たせたり、おいかぜでサポートするのが主流。

第8世代で筆頭となる天敵はゴリランダー。おいかぜサポートやトリックルームでも先制草技でカイオーガを縛ってくる。
冠の雪原で追加されたレジエレキも、最速スカーフでも届かない俊足を持つため、味方からのサポートが無いと容易に縛られてしまう。
その他にも準速スカーフでは上をとられるザシアンドラパルトが追加され、旧来から弱点とされていた微妙な素早さがより悪目立ちする環境に。
ダイマックスワザで天候操作が容易になったのも逆風である。

とはいえ、最強のみず特殊アタッカーとしての実力は未だ健在。ダイマックスすればしおふきをベースに残HPに関わらず高威力を押し付ける動きも可能になった。
ゲンシグラードンが消えたお陰でスカーフやメガネ型自体は通しやすくなっており、禁止級トップメタの立ち位置は揺るぎない。

主要な過去作限定技(廃止技除く)
どろかけ/かげぶんしん/じこあんじ/どくどく/いばる/ほえる/とおせんぼう


特性考察 [編集]

あめふらし
隠れ特性は無く、これのみ。
概要の通り超威力のしおふきを放てる上、スカーフやおいかぜでSを補われると手がつけられなくなる。
水半減の草・竜には氷技、水には雨により必中となった雷が弱点で通るため、止められるポケモンはかなり限られる。
第八世代ではダイマックス技により容易に天候を書き換えられるようになったため、炎・氷・岩技持ちは要警戒。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力
<雨降>
命中効果解説
しおふき1~150
(1~225)
<1~337>
100-最高火力。こだわりスカーフかトリックルームで。他の水技との両立もあり。
ダブルでは2体に攻撃できる。
こんげんのはどう110(165)
<247>
85-専用技。シングルではハイドロポンプより命中・PPに優れる上位互換。
ダブルでは2体に攻撃できる。
ハイドロポンプ110(165)
<247>
80-ダブル用。こんげんのはどうと違いワイドガードに防がれないメリットがある。
なみのり90(135)
<191>
100-安定重視の一致技。めいそう採用型などで。
ねっとう80(120)
<180>
100火傷30%火力は控えめだが物理型を機能停止させられる可能性がある。
ダブルでは単体・命中安定の水技。
かみなり11070麻痺30%特性で必中。追加効果も強力。
ふぶき11070凍り10%対草・竜に。無振りゼクロムは乱1。Hギラティナは確2。
れいとうビーム90100凍り10%4倍狙いに絞るならこちらでも十分。
ぜったいれいど-20一撃必殺ナットレイルンパッパ、要塞化したギラティナムゲンダイナ等へ。
第七世代より命中率が低下したのと氷タイプに無効化される点に注意。
がんじょうにも効果無し。
からぶりほけんは発動しないので注意。3回打てば1回でも当たる確率は約49%。
げんしのちから60100全能力↑10%ヌケニンピンポイント。カイオーガの特殊技でヌケニンに通る唯一の技。
はかいこうせん15090次ターン行動不可行動不可が痛いがダイマックス技で有用に。
物理技タイプ威力
<雨降>
命中効果解説
たきのぼり80(120)
<180>
100怯み20%バトン先にするなら怯みも。
じしん100100-対電。
かわらわり75100壁破壊自身や味方のサポート用。
変化技タイプ命中備考
めいそう-唯一の火力強化。一部を起点に狙うなら。
ねむる-耐久型の回復の他に、あえてりゅうせいぐんを一発受けるという使い方もある。
でんじは90撃ち逃げ。電気や地面には無効。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技威力元にする技効果解説
ダイストリームしおふき150(225)天候:雨メインウェポン。雨で威力1.5倍。
相手のかみなりは要警戒。
他の天候属性持ちに上書きされても雨を取り戻せる。
しおふきの威力を固定できるのも優秀。
かみなりと相性がいい。
こんげんのはどう140(210)
ハイドロポンプ
なみのり130(195)
ねっとう
ダイサンダーかみなり140場:EF天候が雨でなくとも命中不安を無視できる。
催眠・あくびからの起点化対策にもなるが、
自身の弱点ダメージが増えてしまう点はデメリット。
ダイアイスふぶき140天候:霰水技と相性のいいサブウェポンだが霰は自身と相性が悪く、
せっかくの雨を消してしまう。
ぜったいれいど130
れいとうビーム
ダイアタックはかいこうせん150相手:S↓ミラーに強くなり、後続支援にも使える。
自身も激戦区なので抜ける相手は多い。
ダイロックげんしのちから110天候:砂嵐雨ターンが終わってしまうが、
こらえるorきあいのタスキヌケニンを迅速に倒さないといけない場合に。
死に際や雨の役割を終えてしまった時以外は撃ちたくない。
ダイウォール変化技-まもる天候が雨の時、この技を使った後に通常時技に繋ぐ。
経過ターンは把握しておくこと。

型考察 [編集]

スカーフ型 [編集]

特性:あめふらし
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:しおふき/かみなり/れいとうビームorふぶき
優先技:こんげんのはどうorなみのりorねっとう
選択技:ぜったいれいど/げんしのちから/はかいこうせん

足りない素早さをスカーフで補う事で最高威力しおふきを上から叩きこむ、カイオーガで最も有名な型。
水等倍以下であれば、ほとんどのポケモンを一撃で倒す圧倒的破壊力を持つ。
使用可能なルールではかんそうはだちょすいの採用率が急上昇するなど、環境に与える影響も大きい。

サブウェポンのかみなりと氷技は確定。水との相性補完に優れる。
残り1枠はHPが減った時用に他の水技が推奨される。
最有力はしおふきの次に威力が高いこんげんのはどう。命中重視ならなみのりも視野に入る。火傷を狙えるねっとうも有用か。
他はナットレイルンパッパなどに役割破壊を狙えるぜったいれいどもあるが、後続に任せたほうが無難。

火力を考えるとひかえめにしたいところだが、おくびょうでないと最速ザシアンバドレックス黒馬を抜けない。

基本アタッカー型 [編集]

特性:あめふらし
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:C252をベースにHS調整
持ち物:いのちのたま/とつげきチョッキ/たべのこし/しんぴのしずく
確定技:しおふき/かみなり
優先技:れいとうビーム/こんげんのはどうorなみのりorねっとう
選択攻撃技:ぜったいれいど/げんしのちから/はかいこうせん
選択補助技:でんじは/めいそう

しおふきに拘らずC150を活かしていく特殊アタッカー型。
S90以下にはしおふき、S90以上にはダイストリームと使い分けることで、常に威力150の水技を撃てるようになる。
そこに、いのちのたま補正が乗れば、火力指数は脅威の97402となり、これをダイマが続く限り連発出来る。

ダイマックス+アイテム補正により、撃ち合いにおいてはスカーフ型を上回る強さを発揮する。
火力を補ういのちのたまor特殊との撃ち合いに更に強くなるとつげきチョッキが主流。
一方でおいかぜ等でサポートしない限り、素早さを補う手段を持たない。
全抜きを狙うのではなく、対面構築やサイクル戦が中心になる。

技構成は基本的にスカーフ型と同じだが、チョッキ以外ならめいそうも採用出来る。
採用する場合、積み前提だと使いにくいしおふきorダイマ前提だと使いにくい氷技を外すことになる。

【ダブル】基本アタッカー型 [編集]

特性:あめふらし
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:C252をベースにHS調整
持ち物:いのちのたま/とつげきチョッキ/たべのこし/からぶりほけん/こうかくレンズ/しんぴのしずく/カゴのみ
優先技:こんげんのはどうorなみのりorねっとう/しおふき/かみなり/れいとうビームorふぶき/まもる
選択技:げんしのちから/はかいこうせん/でんじは/めいそう/ねむる

シングルと同様に圧倒的火力で制圧する。
しおふきの破壊力は前述の通りだが、ダブルバトルでは先制技や妨害が多くて威力も減少しやすい。
その為、こだわりアイテムで無い場合はまもるとトレードオフにするのも選択肢である。


対カイオーガ [編集]

注意すべき点
みず・こおり・でんきの特殊攻撃技を覚え、攻撃範囲は広い。加えて雨補正により、一致水タイプの威力はさらに上昇。
こだわりスカーフを持たせて、雨状態のまま一致高威力の水タイプを放つ、俗にいう「スカーフカイオーガ」はかなり強力。
特に最大威力150のしおふきが採用されやすい。
また、こだわりメガネを持たせる型や、弱体化したとはいえ特殊受け対策としてぜったいれいどを採用している個体もあり、とにかく受けづらさが目立つ。
スカーフぜったいれいどまで考慮すると、確実に受けられるポケモンは存在しないと言っていい。
対策方法
強力な水技を封じないとどうにもならないので、水技に耐性を持つポケモンが優先される。
ディアルガパルキアといった水に耐性を持つ伝説ポケモンや、ゼクロムのような一致で弱点をつけるポケモンが望ましい。
特にディアルガ、パルキアは氷が弱点にならないため、カイオーガを大きく抑制できる。とつげきチョッキとの相性もよい。
対面状況なら、スカーフ持ちでカイオーガより速いポケモンの先制攻撃で、しおふきの威力を軽減することはできる。
ホワイトキュレム@とつげきチョッキ
水、電気半減、ぜったいれいど無効。フリーズドライ持ち。タイプにより凍らない。
めいそうで耐久を上げられてもぜったいれいどで強引に突破可能。
ラッキーハピナス
対処しやすいが、ぜったいれいどには注意。一応ぜったいれいど自体はみがわりでかわせるが、ぜったいれいどさえなければ禁止伝説戦においての対処法は十分ある。
ナットレイモロバレルルンパッパなどの高特殊耐久草タイプ
主にGSルールでの対策法。パーティー構築時点で伝説枠以外に水技への耐性を徹底して強めておく。
勿論半減でも眼鏡潮吹きでごっそり削られてしまうので、パワーウィップ・キノコのほうしなどで迅速に処理しておきたい。ユキノオー以外はぜったいれいどに注意。
ヌケニン
有効打は岩タイプしかない。
ダイアイスは対面や受け出しで技そのものを無効にできれば霰も封じられる。
トリトドン
よびみずで水技を無効化しつつサブウエポンのかみなりも無効。
カイオーガがめいそうを所持している場合は押し切られる可能性あり。
クリアスモッグがあれば完璧。ぜったいれいどにだけは注意。
ガマゲロゲ
雨を逆手に取りすいすいで上を取りA特化@珠パワーウィップで確1。
ちょすい個体も耐性上有利を取れる。特防が高くダイマックスされるとくさむすびが通らないため物理型の方がいい。
ゴリランダー
対面でグラスフィールドが展開されていればスカーフ型であろうとグラススライダーで縛れる。
A特化グラススライダーで無振りを確1。1.2倍以上の火力強化道具を持てばH252振りも確1。交代読みの氷技やぜったいれいどには注意。
レジエレキ
準速でも最速スカーフに抜かれないため、上から圧力を掛けられる。
C特化@珠サンダープリズンで無振りを確1。耐久に振られると乱数になり、命中も90で外しの危険もあるので、より確実にいくなら10まんボルトで。
基本雨状態なのでかみなりも良い。こちらの場合C特化@珠ならH252振りでも確1。

外部リンク [編集]