グラードン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

グラードン [編集]

No.383 タイプ:じめん
特性:ひでり(天候が晴れになる)
体重:950.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ひでりHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
グラードン1001501401009090670ひでり
キュウコン73767581100100505もらいび/ひでり
コータス7085140857020470しろいけむり/ひでり/シェルアーマー
禁止級地面HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性備考
グラードン1001501401009090670ひでり特性による火力・耐性強化、炎技
高体重ヒートスタンプ・ヘビーボンバー
ジガルデ(50%)108100121819595600オーラブレイク/スワームチェンジ優秀な追加効果持ちの専用技多数

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

高い攻撃種族値で最強クラスの物理じめん技を繰り出す禁止伝説ポケモン。
物理耐久もドサイドン並の数値があるため、数ある禁止伝説の中でも特に物理との撃ち合いには強い。
特性ひでりが発動すればみずも等倍なので、実質弱点はくさこおりのみという耐性も優秀である。
反面、素早さが90と微妙なラインであること、特殊面がやや撃たれ脆いこと、ひでりで強化されるほのお技が不一致な点が惜しい。
なにより対のカイオーガとの相性が最悪のため、性能は決して悪くないもののカイオーガの使用率の高い環境では影に隠れがち。
一方でひでりを活かした味方との連携が狙えるダブルではその限りではなく、ダブル晴れパの天候始動役兼エースとしては強烈な存在感を放つ。

本作ではメガシンカが廃止された為、メガシンカの亜種であったゲンシカイキも没収された。
ゲンシグラードンは非常に強力で通常型カイオーガに対するメタも兼ねた優秀な型候補であり、
耐性の関係でザシアンへのメタにもなり得たため、これを失ったのは痛手と言える。

新要素のダイマックスとの相性は良好。特にじめん技をダイアース化させることで特防を強化できるようになったのは非常に大きい。
単体地面技の10まんばりきの獲得により、ダブル性能がさらに向上した点も見逃せない。
新たにヒートスタンプやヘビーボンバーも獲得し、攻守両面で着実に強化されている。
ようりょくそを持つフシギバナサンパワーリザードンなどの相性良好な晴れパ要員も続投しており、第8世代も晴れパでの活躍が期待される。
かつての圧倒的な制圧力こそ失われたものの、禁止伝説に恥じないスペックは十分に持っているだろう。
一方で唯一素早さを補強できる手段であったロックカットは過去作限定になったので注意。

ランクマッチシリーズ8では禁止伝説級を1体使用可能。
ただし、バトルレギュレーションマークを付与するために過去作限定技は忘れさせる必要がある。
配布個体などの希少な限定技を消してしまわないよう、使用する個体には注意を払いたい。

主要な過去作限定技(廃止技除く)
つばめがえし/ころがる/うちおとす/やきつくす/ドラゴンテール/すてみタックル/ばくれつパンチ/グロウパンチ/ちきゅうなげ/カウンター/ロックカット/つめとぎ/かげぶんしん/じこあんじ/どくどく/いばる/ほえる/とおせんぼう

からぶりほけん型をノートへ移動。



特性考察 [編集]

ひでり
隠れ特性はないため、特性はこれのみ。炎技の火力を補強しつつ水技を半減し、弱点が事実上2つに減る。
第八世代ではダイマックス技により容易に天候を書き換えられるようになったが、交代で天候を上書きできる点は強み。
グラードンは天候にそこまで依存して戦うポケモンではないため、相手に天候を変えられてもそのまま戦うことも可能。
採用率は低いが、ザシアンのソーラーブレード等で奇襲されないように注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<日照>
命中効果解説
だんがいのつるぎ120(180)85-専用技。命中不安。味方を巻き込まず高火力で全体を攻撃できる。
じしんと違って、グラスフィールド下でも威力が下がらないが、たまに外すので注意。
じしん100(150)100-命中安定の主力技。
10まんばりき95(142)95-主にダブルで。単体攻撃技。
ワイドガード非考慮ならだんがいのつるぎで良い。
じだんだ75/150
(112/225)
100-攻撃が外れたり透かされた後の奇襲に。
もらいび持ちのヒードランなどに。
じわれ、かみなり+からぶりほけん、ヒートスタンプ等のフォローにも。
ヒートスタンプ40~120
<60~180>
100体重比で威力変動くさこおり。非常に重いので使いやすく、ひでりも生かせる。
ダイマックス相手には無効だが、じだんだ等でフォロー可能。
ほのおのパンチ75
<112>
100火傷10%相手のダイマックスやテッカグヤを意識するならこちら。追加効果も優秀。
ストーンエッジ10080急所率+1相性補完はよいが命中不安。はねやすめするルギアは厳しい。
いわなだれ7590怯み30%ダブルで。怯みは狙いにくい。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。ステロと合わせて起点作りや起点回避に。
Sを下げておけば後続のリザードンなどが上を取れる範囲も増える。
アームハンマー10090素早さ↓地面技と範囲は被り気味。ダイマックス時の積み技として。
格闘技はばかぢからやインファイトは覚えず、他はかわらわりなどになる。
ヘビーボンバー40~120100体重比で威力変動フェアリー。非常に重いので使いやすい。
ドラゴンクロー80100-じめんタイプが効かないことも多い対ドラゴン。特にレックウザへ。
かみなりパンチ75100麻痺10%ヒートスタンプ採用する場合、こちらの方がテッカグヤへの有効打になる。
ダブルではカイオーガにもだんがいのつるぎより刺さる。
シャドークロー70100急所率+1エスパーゴースト。特にルナアーラへ。
ちなみに本作わざレコードに存在するかみくだくは、覚えられそうで覚えられない。
じわれ-30一撃必殺おにびで機能停止した時の最後の手段。
ひこうタイプやふゆうがんじょうには効果無し。
からぶりほけんは発動しないので注意。
特殊技タイプ威力
<日照>
命中効果解説
ねっさのだいち70(105)100火傷30%追加効果が優秀。
オーバーヒート130
<195>
90特攻↓↓撃ち逃げ用。
だいもんじ110
<165>
85火傷10%特攻を下げず、連発を重視するなら。
命中重視ならかえんほうしゃ・ふんえんで。
ふんえん80
<120>
100火傷30%もらいび持ちの味方と組ませると強力。
ソーラービーム120100溜め技ヌオー対策。天候変化に注意。ソーラーブレードは覚えない。
かみなり11070麻痺30%特性とのアンチシナジーを活かして、からぶりほけんとのコンボに。
対カイオーガは確3。
物理地面技のほうが威力が出るので麻痺のワンチャンスに掛けるなら。
変化技タイプ命中備考
つるぎのまい-突破力を上げる。積む余裕があるかは怪しいところ。
ビルドアップ-防御面も同時強化できるが、積んでいる隙に特殊が出てくるとあまり意味がない。
でんじは90低い素早さを補える。飛ばない電気は呼びにくいが、地面やボルトロス等に注意。
ステルスロック-でんじは+ステルスロックのバンギラスとやることはほとんど同じ。
みがわり-シングルで相手の交代を読んで様子見に。
ほえる-積みを流す。ボルトロスをみがわりごと吹っ飛ばす等。過去作マシン技
ロックカット-低い素早さを補える。過去作マシン技

※基本的にA振り物理地面技>無振り抜群特殊技。ひでりで強化される炎技を除き、特殊技は追加効果や4倍狙いでの採用となる

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアースだんがいのつるぎ140(210)味方:D↑一致技。特殊耐久を補強できる。
じしん130(195)
10まんばりき
じだんだ
じわれ
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐優秀なサブウェポン。スリップダメージで追撃。
いわなだれ
がんせきふうじ110
ダイナックルアームハンマー90味方:A↑積み技として。初撃は元より威力はダウン。
ダイスチルアイアンテール130味方:B↑対フェアリー。ゼルネアス相手にはダイアースで特防を補強した方がいいかもしれない。
アイアンヘッド
ヘビーボンバー
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴れ天候を奪い返すほか、ダイマックスした相手にも使える。
ヒートスタンプ
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EF4倍狙いで。催眠対策にも。
ダイドラグーンドラゴンクロー130相手:A↓疑似物理耐久アップ。禁伝ドラゴンとの撃ち合いに。
ダイホロウシャドークロー120相手:B↓バドレックス黒馬ルナアーラなど。追加効果で防御も削れる。
ダイソウゲンソーラービーム140場:GFヌオーが多い環境なら刺さる。
だんがいのつるぎならグラスフィールドでも半減されない。
ダイウォール変化技-まもる状態ダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。

型考察 [編集]

汎用アタッカー型 [編集]

特性:ひでり
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
努力値:AS252orHA252
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/たつじんのおび/オボンのみ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/あついいわ
確定技:じしんorだんがいのつるぎ/ヒートスタンプorだいもんじorほのおのパンチ
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/ヘビーボンバー/アームハンマー/ドラゴンクロー/ソーラービーム
補助技:つるぎのまい/ビルドアップ

種族値に沿ったアタッカー型。
A特化だんがいのつるぎは、等倍でも無振りドラパルトを高乱数1発に捉える程の威力。

耐久無振りでもザシアンのA↑きょじゅうざんを確定耐えし、返しの地面技で確殺できる。
ザシアンクラスの火力すら耐えるため、並の物理との殴り合いではそうそう打ち負けない。
禁伝戦でのザシアン対策としては信頼が置けるが、対面前につるぎのまいを積まれないよう、パーティで釘付けにしておく必要はある。

ダイアースで特殊にもある程度対応可能で、じゃくてんほけんとの相性の良さからダイマックスの撃ち合いにも強い。
ただし、仮想敵の禁止伝説はダイドラグーンやダイスチルがメインウェポンであることが多く、先手を取られると確定数がずれてしまう。
じゃくてんほけんも考慮する場合は、下手に弱点技で殴らずダイウォールでダイマックスを枯らすことも視野に入れたい。

ひでり持ちとしては圧倒的な種族値を持つため、晴れパの天候始動役に最適。
元々グラードン自身は全抜きを狙うポケモンではないため、後続の晴れエースにダイマックスを回すのは十分あり。
その場合は持ち物は受け出し性能を高められるとつげきチョッキや、あついいわの優先度が高まる。

性格ゆうかんはカイオーガとの偶発対面時の天候の奪い返しや、トリル運用をしたい場合に。
ただ、最遅でも実数値85なので無振りペリッパーと同速。Sに振られていない限りバンギラスなどの下を取ることは出来ない。

サポート型 [編集]

特性:ひでり
性格:わんぱく/ずぶとい/のんき/しんちょう
努力値:HB252ベース 残りDS/HD252ベース(しんちょう)
持ち物:オボンのみ/たべのこし/あついいわ/でんきだま
確定技:ステルスロック/じしんorじならしorねっさのだいち
選択技:ヒートスタンプorふんえん/がんせきふうじ/こわいかお/でんじは/どくどく/ほえる/なげつける

高い物理耐久を活かす型。ステルスロック撒きを最優先。
ほえるはダイマックスで無効化されるので選択技とした。ダイジェット対策のこわいかおもあり。
でんきだま+なげつけるは挑発対策の他、グラードンやジガルデにも麻痺を入れられる。

HBでは無補正C252バドレックス黒馬のリーフストームで中乱1となるのでHD特化も悪くない。
カットロトムの無補正C252リーフストームが確2になる程度には固くなる。(珠で中乱1、眼鏡で確1)

スピードアタッカー型 [編集]

特性:ひでり
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:じゃくてんほけんorからぶりほけん
確定技:ロックカットorかみなり/じしんorだんがいのつるぎ/じだんだ/ヒートスタンプorだいもんじ
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/ヘビーボンバー/アームハンマー/ドラゴンクロー/ソーラービーム
選択補助技:つるぎのまい/ビルドアップ

※ロックカット型は過去作限定の型なので注意。禁止伝説はレート以外での使用も考えられるため掲載。

ロックカットやからぶりほけんでほとんどのポケモンの上を取ることができる。
からぶりほけん型ははたきおとすに弱く他の道具が使えなくなるが挑発に強い。
伝説でほのお・じめんを両方半減にできるポケモンは少ないため(レックウザ、ホウオウ程度)、一度積むことさえできれば全抜きも容易に狙える。
からぶりほけん型でなくても、じだんだはヒートスタンプ等を透かされた場合にも発動する。
防御は十分高いので物理アタッカー相手であれば、わざわざ起点作りをせずとも積む隙は見つけやすい。
でんじはは無効だが、やけどには注意。

素早さは振らなさすぎるとロックカットしてもスカーフ持ちを抜けない状況がありうるため、ある程度は振ったほうがよい。


相性考察 [編集]

ホウオウ
ひでりにより本来一貫する水技を半減でき、ホウオウの炎技も強化できる。
タイプ面でもホウオウの苦手な岩半減電気無効なので相性補完に優れる。
フシギバナ
ひでりでようりょくそ発動。グラードンの苦手なカイオーガに強く、相性補完にも優れた相方。
特にダブルでのフシギバナの強さは折り紙付きであり、グラードンとの並びは禁止伝説戦想定でも強力な組み合わせとなる。
リザードン
ひでりでサンパワー発動。相性補完についてはホウオウと同様。
サンパワーダイジェット自体が超威力な上、ダブルでは隣のグラードンも素早さを強化されるため手がつけられなくなる。

対グラードン [編集]

注意すべき点
じめん・いわ・ほのお等、様々なタイプの攻撃技を習得し、物理火力が非常に高い。
メインウェポンに非接触の技が多いのでゴツゴツメットなどは効き目が薄く、積み技も複数持つので受け出しは困難。じわれも覚えるので時間稼ぎは許されない。
禁止伝説戦ではザシアンディアルガ、日食ネクロズマなどの鋼やゼクロムに特に強い。
また、存外型が多く、でんじはやステルスロックなどの搦め手も得意である。
とつげきチョッキにより特殊耐久を補強している場合が多いため非常に硬く、じゃくてんほけんとの読み合いが発生する。
また、トリル下や天候の奪い合いで有利になるため、あえて最遅で運用する個体も一定数存在する。
対策方法
特殊耐久は高くないので特殊技で攻める。
スカーフカイオーガは上から雨補正付き水技でチョッキ型でも確殺できる。
天候を変えることで後続の晴れパ要員も弱体化できるので、グラードンにとっては最大の天敵。
ただし、地面技は等倍なので死に出しか、炎技読みで繰り出せるようナットレイなどでワンクッション入れるのが定石。
グラードン単体のみであればB・Wキュレムもダイドラグーン→ダイアイスでじゃくてんほけんをケアしながら火力を削いで突破可能。またテッカグヤも地面技を無効化できる他、炎技として採用されやすいヒートスタンプも自身の重さで威力40まで抑えられ、また岩技も等倍と物理受けとしてかなり安定する。
素早さを補強する手段はからぶりほけん、ロックカット、つばめがえしダイジェットの3つ。
うち2つは過去作限定であり、からぶりほけん型も完全に奇策の部類なので、シングルのランクマッチにおいてはS上昇の可能性はほぼ非考慮で良い。
ダブルでは隣のポケモンがダイジェットを使ってくる場合があるため、そちらを先に仕留めることも視野に入れたい。

外部リンク [編集]