エンテイ [編集]
No.244 タイプ:ほのお 通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす) 隠れ特性:せいしんりょく(怯まない、いかくを無効化) 体重:198.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
炎単物理 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンテイ | 115 | 115 | 85 | 90 | 75 | 100 | 580 | プレッシャー/せいしんりょく |
ウインディ | 90 | 110 | 80 | 100 | 80 | 95 | 555 | いかく/もらいび/せいぎのこころ |
ギャロップ | 65 | 100 | 70 | 80 | 80 | 105 | 500 | にげあし/もらいび/ほのおのからだ |
ブースター | 65 | 130 | 60 | 95 | 110 | 65 | 525 | もらいび/こんじょう |
ヒヒダルマ | 105 | 140 | 55 | 30 | 55 | 95 | 480 | ちからずく/ダルマモード |
第二世代の三聖獣(通称三犬)の一体で単ほのお準伝説ポケモン。種族値は全体的にバランス良く高水準だが、裏を返せば没個性気味。
準専用技であり、ランクマッチに参加可能なポケモンとしては唯一のせいなるほのお習得者である点が個性となる。
非接触物理技、かつやけど率50%、一致威力100(150)と非常に優秀な技であり、
この技の存在だけでたべのこしに依存する耐久型や、物理アタッカーに後出しを許さない。
第八世代からせいしんりょくがいかくを無効化する効果を得た。
タイプ相性によりやけどにもならないので、流されづらい物理アタッカーとしての個性が強調。
きしかいせいをわざレコード、および配布限定であったしんそくを思い出しで習得可能となり、更に攻撃性能に磨きがかかった。
一方で技範囲は悪くはないが少々惜しく、補完として優秀なかくとう、じめん技は覚えるものの、
じしんやばかぢから等の使いやすいサブウェポンは習得できず、じだんだ、きしかいせい等少々癖が強い技ばかり。
攻撃を上げるわざも基本的にダイナックルのみであり、エースとしてはやや不安が残る。
広範囲に役割を持たせるより、せいなるほのおが刺さる相手に負担をかけていくのが基本運用。
第八世代では上記のきしかいせい、しんそくの他、こわいかお、かみくだく、こうそくいどう、あなをほる等を習得。
相変わらず痒い所に手が届かない絶妙な技範囲だが、かみくだくは等倍範囲の広いあく技ということで取り回しが良い。
過去作限定となったわざでめぼしいものは、習得者が激減したどくどく、ニトロチャージぐらいか。
特性考察 [編集]
- プレッシャー
- 通常特性。そこそこ耐久がある上、特にハイドロポンプ等はまもるを併せるとPPを枯らせる。
ただし自身の主力技のPPも少ないので、トレースされると一気に辛くなる。
アタッカー型でも特性の発動順で素早さ判定ができる。なおどくどく耐久型は過去作限定。
- せいしんりょく
- 隠れ特性。怯まなくなり、第八世代からいかくを無効化。
やけど無効も相まって非常に安定して火力を出せる。物理アタッカー型は基本的にこちらを推奨。
なお特性の片方がプレッシャーのため、効果が発動しなくても登場した時点で特性がバレることになる。
VC金銀クリスタル、ハマナスパーク(BDのみ)か、とくせいパッチを使用することで入手できる。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
せいなるほのお | 炎 | 100(150) | 95 | 火傷50% | タイプ一致技。自身とホウオウのみの準専用技。 覚えていなくても、覚えられるわざであること自体が脅威。 フレアドライブには追加効果発生率、反動がない点で勝る。 | |
フレアドライブ | 炎 | 120(180) | 100 | 火傷10% 反動1/3 | タイプ一致技。最高威力だが反動が痛い。 せいなるほのおには威力・命中共に勝る。 ザシアンを重く見る場合にスカーフ型で採用されやすい。 | |
しんそく | 無 | 80 | 100 | 優先度+2 | 他の先制技より速い優秀なわざ。 攻撃も高いので、タスキ潰しに留まらずある程度強行突破も望める。 | |
ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | 火傷が効かず相性が悪い炎タイプに。リザードンやウルガモス等。 いわなだれは覚えない。 | |
じならし | 地 | 60 | 100 | 素早↓100% | 同上。バシャーモやヒードランに。追加効果が優秀。 | |
じだんだ | 地 | 75/150 | 100 | - | じならしと選択。技失敗後に威力倍増。 | |
アイアンテール | 鋼 | 100 | 75 | 防御↓30% | 高威力・命中不安。対いわ・フェアリーに。 防御↓が決まればしんそく等で追い打ちをかけれる。 | |
アイアンヘッド | 鋼 | 80 | 100 | 怯み30% | 貴重な威力命中共に安定したわざ。怯みも狙える。 | |
きしかいせい | 闘 | 20~200 | 100 | - | タスキが必要なほど耐久は低くないので、そのままではやや使いづらい。 ダイナックルとして。 | |
かみくだく | 悪 | 80 | 100 | 防御↓20% | 貴重な威力命中共に安定したわざ。ゴーストタイプ蔓延の現在ではそれなりに効果的。 特に炎が半減されるブルンゲルやドラパルトに。 スカーフでバドレックス黒馬を縛る。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ねっぷう | 炎 | 95(137) | 90 | 火傷10% | タイプ一致技。ダブル用。 | |
ふんえん | 炎 | 80(120) | 100 | 火傷30% | タイプ一致技。PPの多さが利点。 ダブルでもサポート用になるが、もらいびでない限り味方にも当たるのが厄介。 | |
ほのおのうず | 炎 | 35(52) | 85 | 拘束技 | タイプ一致技。サポート用。 | |
ふんか | 炎 | 1~150 (1~225) | 100 | - | タイプ一致技。新規習得。スカーフと合わせて。特殊ダイバーン最大火力。 | |
ねっさのだいち | 地 | 70 | 100 | 火傷30% | ダブルでのふんえんの代用。 | |
バークアウト | 悪 | 55 | 95 | C↓100% | 身代わり貫通。優秀なサポート技。 | |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | - | ダイソウゲンで、不利な対水やじしん封じに。 | |
ウェザーボール | 無 | 50/100 (150) | 100 | 天候準拠 | 疑似的な水・氷技になる。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
まもる | 無 | - | 火傷も兼ねたターン稼ぎや、プレッシャーとあわせて。 | |||
みがわり | 無 | - | 変化わざ対策や、プレッシャーとあわせて。 | |||
リフレクター | 超 | - | サポート用。味方全体の物理耐久を強化。ひかりのかべは覚えられない。 | |||
めいそう | 超 | - | 特攻・特防を補強。特殊方面を補える。特殊わざ中心にするのもありかも。 | |||
こわいかお | 無 | 100 | 相手の素早さを2段階下げる。しんそくがあれば覚えさせる意義は薄いかも。 | |||
こうそくいどう | 超 | - | 自身の素早さを2段階強化。 | |||
ねむる | 超 | - | 状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元の技 | 威力 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|
ダイバーン | フレアドライブ | 140(210) | 天候:晴 | 一致技。2発目から威力1.5倍。 | |
せいなるほのお | 130(195) | ||||
ダイロック | ストーンエッジ | 130 | 天候:砂嵐 | 相性補完。スリップダメージに注意。 | |
ダイアース | じだんだ | 130 | 味方:D↑ | 相性補完。対ヒードラン。特殊耐久を増強できる。 | |
じならし | 110 | ||||
ダイスチル | アイアンヘッド | 130 | 味方:B↑ | 対いわ、フェアリー。ダイホロウのB低下を相殺してミミッキュに殴り勝てる。 ほかバンギラスにも。 | |
ダイナックル | きしかいせい | 100 | 味方:A↑ | 元技の使いづらさを解消する。積み技としても。 | |
ダイアタック | しんそく | 130 | 相手:S↓ | 追加効果重視。後続を意識するなら。 | |
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手のダイマックスによる攻撃を防ぐ。 |
型考察 [編集]
とつげきチョッキ型 [編集]
性格:いじっぱり/ようき
特性:せいしんりょく
努力値:HAS調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:せいなるほのお
選択技:ストーンエッジ/じならしorじだんだ/アイアンヘッド/しんそく
チョッキを持つことで特殊アタッカーに強く出られる。
せいなるほのおの存在により物理アタッカーを牽制でき、
じならしで攻撃しつつS操作も可能。
- 努力値調整
- Hに厚く振れば行動回数を稼げ、Sに振って先手で火傷させれば物理技を軽減できる。
第七世代では火傷のスリップダメージが減少したため、Aにも努力値を割いておきたい。
- 調整例1
いじっぱり H132-A252-B4-D4-S116
H:16n-1
A:特化
S:最速70族+1
- 調整例2
ようき H132-A76-B4-D172-S124
H:16n-1
A:H振りカプ・テテフをせいなるほのおで高乱2 ※火傷ダメージ込みなら確2
D:C特化カプ・テテフのフィールド下サイコキネシスを2耐え
S:準速ミミッキュ抜き
こだわりハチマキ型 [編集]
性格:いじっぱり/ようき
特性:せいしんりょく
努力値:AS252
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:せいなるほのお/しんそく
選択技:じならしorじだんだ/アイアンヘッド/ストーンエッジ/かみくだく
序盤は鉢巻せいなるほのおで負担を掛け、再登場後に鉢巻しんそくによるストッパー・全抜きに期待するアタッカー。
こだわりスカーフ型 [編集]
性格:いじっぱり/ようき
特性:せいしんりょく
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:せいなるほのおorフレアドライブ
優先技:かみくだく
選択技:じならしorじだんだ/アイアンヘッド/ストーンエッジ/しんそく/バークアウト
主に竜王戦ルールで使われる、ザシアンや黒馬バドレックスを意識したスカーフ型。
準速でもフェローチェまでは抜ける。
無補正でもフレアドライブなら無振りザシアンをピッタリ確1。
まもみがプレッシャー型 [編集]
まもる・みがわりを繰り返し、特性プレッシャーでPP切れを狙う耐久型。
相手を火傷にしたり、めいそうを積んだりすればみがわりを残しやすい。
H実数値204以上ならちきゅうなげを耐えるため、受けループにも強い。
せいなるほのお搭載タイプ [編集]
性格:ようき
特性:プレッシャー
努力値:耐久・素早さ調整
持ち物:たべのこし
確定技:せいなるほのお/まもる/みがわり/じならし
威力や追加効果発生率が高く遂行速度も速いが、PPの少なさがネック。
じならしはヒードランに刺さるほか、先手でみがわりを出しやすくなる。
ふんえん搭載タイプ [編集]
性格:おくびょう
特性:プレッシャー
努力値:S252 H調整 残り耐久
持ち物:たべのこし
確定技:ふんえん/まもる/みがわり/めいそう
ヒードランに比べ耐性に乏しいが、めいそうを積めるのは利点。素早さも高い。
第五世代以前のまもみが型はこちらが主流だったが、現在は下火になっている。
ねむカゴ型 [編集]
性格:ようき/しんちょう
特性:プレッシャー
努力値:H252 耐久・素早さ調整
持ち物:カゴのみ
確定技:せいなるほのお/ねむる
選択技:ストーンエッジ/じならしorじだんだ/ほえる
ねむるで耐久力を補う型。たべのこしより即効性があり、状態異常にも強い。
どくどく持ちクレセリアやあくび持ちニンフィアに対しても居座れる。
チョッキと異なり補助技も使えるが、ビルドアップ等の積み技は覚えない。
ふんか型 [編集]
性格:おくびょう/ひかえめ
特性:プレッシャー/せいしんりょく
努力値:C252 S252 H4
持ち物:もくたん/こだわりスカーフ/Zクリスタル
確定技:ふんか
選択攻撃技:ソーラービーム/だいもんじorねっぷうorふんえん/バークアウト/ストーンエッジ/しんそく
選択補助技:ほえる
ふんかを習得するポケモンでは最速。特にダブルバトルで力を発揮する型。
同速のバクフーンが未解禁な事もあって、現状唯一無二の性能である。
技候補は少ないが、ふんかとしんそくがあれば大抵押し切れる。
HPが減ったらだいもんじに切り替えたり、ふんえんやバークアウトでステータス異常をまき散らす。
特性はどちらも有用。
プレッシャーは相手の素早さ判定に役立ち、せいしんりょくはダブルバトルにおける不意のねこだましでも戦術崩壊せずに済む。
対エンテイ [編集]
- 注意すべき点
- せいなるほのおの存在により、ひとたび有利対面を作られると後出しが効かなくなる。
先手で火傷を負わされたり、まもみがプレッシャーを仕掛けられたりすると有効打を失う。
耐久も高いため、チョッキを持たれると高火力の特殊アタッカーでも撃ち負かされる。
特性せいしんりょくで威嚇が効かずおにびも効かないため、とにかく火力を削ぐのが難しい。
サブウエポンも岩・鋼・地面とそれなりに揃っている。
- 対策方法
- 水タイプは攻守両面で優勢。特殊型なら火傷の影響も小さい。
ミストフィールドで火傷を無効化できるカプ・レヒレや、みがわり貫通で弱点を突けるアシレーヌなら有利に戦える。
ただしダイバーンを始めとしたひざしがつよいやめいそうで凌がれたり、ソーラービームを覚えている恐れもなくはない。
またハイドロポンプのようなPPが少ないわざだと、凌いでPPがなくなる可能性もある。
物理で攻めるなら、火傷させられる前or対策した上で霊獣ランドロス@スカーフ等の速攻型で。ただしせいしんりょくだと威嚇は効かないので後出しは厳しい。