プクリン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

プクリン [編集]

No.040 タイプ:ノーマル/フェアリー
通常特性:メロメロボディ(接触技を受けると30%の確率で相手をメロメロ状態にさせる)
     かちき(相手に能力を下げられると特攻が2段階あがる)
隠れ特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる)※ププリン&プリンのとき「フレンドガード」
体重  :12.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
フレンドガードHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
プリン1154520452520270メロメロボディ/かちき/フレンドガード
5663(344)しんかのきせき・BD252振り
ピッピ704548606535323メロメロボディ/マジックガード/フレンドガード
98123(431)しんかのきせき・BD252振り
ピンプク10055156530220しぜんかいふく/てんのめぐみ/フレンドガード
33123(306)しんかのきせき・BD252振り

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)どく/はがね
いまひとつ(1/2)むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト/ドラゴン

第六世代で複合が変わったノーマル×フェアリー。今作ではメガシンカの廃止に伴い固有タイプに。
初代出身、かつノーマルということで技範囲は非常に広いが、種族値はHP以外低水準。
耐性4・抜群2とそこそこ優秀な耐性を持つが、等倍でごり押しされやすいので注意。

第八世代ではおみとおしと相性の良いはたきおとすを失い、どくどく、リサイクルも剥奪。
元の技範囲が広いのでめざめるパワーの廃止はそこまで痛手ではないが、じめん技は失った。
新規習得した技としてはバトンタッチ、ミストバースト。かちきで上昇した特攻を引き継げるように。
元々起点作成に向いた技を多数持つので、低負担で後続に繋ぐ、負担をかけながら自主退場が可能なこれらの技は相性が良い。
シングルではあまり用途は無いが、味方のゴーストが透かせる自主退場手段としてじばくも獲得している。

HPは高いものの、防御・特防の低さと使い勝手の良い高速再生を持たないことから受けは向かない。
やはり基本運用はその変化技を活かした起点作り、および広大な技範囲とかちきを活かしたアタッカーか。
かちきが発動しないと明らかに不安な火力指数なので、後者はいかくの跋扈するダブル向け。

進化前のプリンはフレンドガードを持ち、プクリンも特性や習得技的にシングルよりダブル向け。
ほろびのうたを覚えるため、滅びパにおいては自身が始動役にもなれる。耐久指数はピッピに及ばないものの、耐性の違いもあり差別化は十分。

+  耐久力比較


特性考察 [編集]

メロメロボディ
接触技を受けた際に30%の確率でメロメロ状態にする。
相手が異性で無いと発動しない上に接触技を受け確率の壁を乗り越えて得られるリターンが50%の行動不能。しかも交代されると効果が消える。
今作はダイマックスにより全ての技が非接触となってしまい、更に弱体化している。
一応、メロメロ状態にすればダイマックスの使用を躊躇わせることは出来なくはないが非常に不安定かつ回りくどい。
かちき
能力低下時に特攻が2段階上昇。発動すれば一気に火力を高められる。
一見、ダイマックス環境下で発動機会は多そうだが、タイプ相性的にダイアタック以外を撃たれる事が少なく、あまり恩恵がない。
一応ダイアークとダイワームは半減で受けられるので受け出しは出来なくはないが、ダイアークの場合特殊耐久の低下が、ダイワームはそもそも採用されにくいという部分がネックになる。
耐久はそこまで高いという訳でもないので、ダイマックス技は半減でも手痛い一撃となることは覚悟すること。
プクリンの場合、どちらかというとこごえるかぜやソウルクラッシュなどの確定能力ダウン技の牽制の方がメインになる。
相対的な弱体化を受けたとは言え、いかくの使用率はいまだに高く、ダブルでは特に顕著となる。
なお、自身や味方によって能力を下げられた場合は発動しないので注意。
おみとおし
隠れ特性。場に出た時に相手の持ち物を確認できる。
相手の動きに左右されず、かつ持ち物で型を予測できるポケモンも多いので有用な特性。
ダブルでは相手2体の持ち物が見られるので効果も2倍。
アタッカー型でも活かせるが、直接盤面に影響を与える効果ではないのでかちきとは選択になるか。
トレースされるとこちらも持ち物を見抜かれるので注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
はかいこうせん150(225)90行動不可タイプ一致技。ラス1相手や、ダイマックスとあわせて。
ハイパーボイス90(135)100-タイプ一致技。みがわり貫通。
トライアタック80(120)100麻痺/火傷/凍り20%タイプ一致技。追加効果狙い。
りんしょう60/120
(90/180)
100-タイプ一致技。ダブル用。相方のりんしょうとあわせて。
マジカルシャイン80(120)100-タイプ一致技。竜への遂行技。
ムーンフォースは覚えない。
ドレインキッス50(75)100HP吸収3/4タイプ一致技。回復効果付き。高いHPと相性が悪い。
ミストバースト100(150)100使用後瀕死タイプ一致技。ミストフィールド下で威力1.5倍。
じゅうりょくやマジックルーム、ほろびのうた使用後の退場に。
きあいだま12070特防↓10%対岩・鋼。命中不安。
かえんほうしゃ90100火傷10%対鋼。草/毒や虫/毒にも。
だいもんじ11085火傷10%威力重視なら。命中不安。
くさむすび20~120100-対岩。威力不安定。ダイマックスに無効。
10まんボルト90100麻痺10%水/飛行に。
れいとうビーム90100凍り10%四倍弱点に。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。格闘にも。
シャドーボール80100特防↓20%対ゴースト。性能安定。
物理技タイプ威力命中効果解説
じばく200
(300)
100使用後瀕死タイプ一致技。ダブルでゴーストタイプの味方を巻き込まずに退場する。
共に無振りの場合、ミストバーストより火力指数は上。
変化技タイプ命中備考
でんじは90妨害技。電気や地面、ひらいしんなどには無効。
おみとおしでラムのみを見抜ける。
うたう55催眠技。みがわり貫通。命中不安。
おみとおしでラムカゴを見抜ける。
かなしばり100妨害技。おみとおしでこだわりアイテムを見抜ける。
ほろびのうた-耐久型対策や、起点化回避に。ダイマックスの牽制にも。
ステルスロック-サポート用。タスキ潰しや、ほろびのうたと併せてダメージ上乗せに。
ひかりのかべ-味方の特殊耐久を強化。
リフレクター-味方の物理耐久を強化。
じゅうりょく-命中率補強。とびひざげりやとびはねるを不発にできる。
ミストバーストで自主退場が可能。
ねがいごと-回復技。高HPなのでサポートとしても優秀。
まもる-ねがいごとやほろびのうたとあわせて。
たくわえる-防御・特防を補強。
うそなき100特防↓↓。耐久型を流せる。
サイドチェンジ-ダブル用。優先度+2で味方と場所を入れ替える。
てだすけ-ダブル用。味方アタッカーの火力を補助。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックはかいこうせん150(225)相手:S↓一致技。調整次第で抜ける相手が増える。
ハイパーボイス130(195)
トライアタック
ダイフェアリーミストバースト130(195)場:MF一致技。状態異常対策。
マジカルシャイン
ダイバーンだいもんじ140天候:晴れはがね。晴れで2発目から威力1.5倍。
かえんほうしゃ130
ダイサンダーかみなり140場:EFみずひこう。2発目から1.3倍。
催眠対策。自身の催眠技との相性は悪い。
10まんボルト130
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓ゴーストへの遂行技。
ダイソウゲンくさむすび130場:GFみずじめんいわ。2発目から1.3倍。
回復は自身の耐久と好相性。
ダイアイスれいとうビーム130天候:霰じめんひこう。スリップダメージに注意。
ダイサイコみらいよち140場:PFどく。2発目から威力1.3倍。先制技封じ。
サイコキネシス130
ダイナックルきあいだま95味方:A↑はがねいわ。威力が低く、A上昇はデメリット気味。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン稼ぎ。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:かちき
性格:ひかえめ
努力値:BC252ベース
持ち物:オボンのみ/たつじんのおび/とつげきチョッキ/こだわりメガネ/きあいのタスキ/半減実
優先技:マジカルシャイン/ハイパーボイス/10まんボルト/れいとうビーム/だいもんじorかえんほうしゃ
攻撃技:きあいだま/シャドーボール/サイコキネシス/くさむすび/はかいこうせん
変化技:でんじは/うそなき/ほろびのうた

いかくメタとなる特殊アタッカー型。
物理主体の相手が多いので努力値はBC振りが基本。

ギャラドスランドロスを狩るために10まんボルト・れいとうビームの優先度は高い。
一致技の等倍範囲は広いが共に鋼に半減されるため、余裕があれば炎技を持たせたい。

持ち物は、行動回数を増やしやすいオボンのみが安定。
たつじんのおびを持たせれば確定数が変わる相手も多い。
受け出しやサイクルを意識するならとつげきチョッキも候補。

+  遂行性能

先発サポート型 [編集]

特性:おみとおし
性格:ずぶとい/おだやか/わんぱく/しんちょう
努力値:BD252ベース
持ち物:メンタルハーブ/レッドカード/ひかりのねんど/たべのこし/オボンのみ/半減実
攻撃技:トライアタック/マジカルシャイン/だいもんじ/こごえるかぜ/ミストバースト
変化技:ステルスロック/でんじは/かなしばり/まもる/リフレクター/ひかりのかべ/ほろびのうた/ねがいごと

特性おみとおしを有する先発サポート要員。相手の持ち物から動きを読み、後続の起点を作る。
ステルスロックや両壁、でんじはやかなしばりなどレパートリーは豊富なのでパーティにあわせて選択。

こだわり持ちに対してはまもるで様子見が有効。受けられるならかなしばりで流す。そうでなければ有利な後続に交代。
積み技持ちにはほろびのうた。ステルスロックとの相性も良い。

努力値はBD振りが基本だが、でんじはで抜ける範囲を増やすためにS調整も一考。
無補正20振り+でんじはで最速70族抜き。無振りカバルドンも抜ける。

序盤で使い捨てず温存しておく事で、ゴースト・ドラゴン技を牽制したり、後続をねがいごとで回復したりと、中盤以降も仕事ができる。
2回目以降のおみとおしが役立つ場面もある。

サイクル導入型 [編集]

特性:かちき/おみとおし
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:HB252orHD252ベース
持ち物:とつげきチョッキ/オボンのみ/半減実
確定技:マジカルシャイン/だいもんじ
攻撃技:ハイパーボイス/10まんボルト/れいとうビーム
変化技:でんじは/かなしばり/ステルスロック/ほろびのうた/ねがいごと/まもる

優秀な耐性を活かしたサイクル型。ゴーストやドラゴンを流しやすく、かちきならいかく持ちへの交代も牽制できる。
有利な相手への繰り出し回数を稼ぐため耐久特化+持ち物での補強が基本。
火力は低いので的確に弱点を突くか、ステルスロックやほろびのうたを駆使したい。

ゴースト・悪に耐性があり、格闘を等倍に抑えられるため、鋼入り構築の穴を埋めやすい。
自身の弱点技は鋼のほか、高耐久の数値受けでも受けられる。

こだわりアイテムやダイマックス技による役割破壊には注意。耐性自体は4つしか無く、一致等倍や不一致弱点でも致命傷となる。

【ダブル】かちきアタッカー型 [編集]

特性:かちき
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:C252 S調整 残り耐久
持ち物:とつげきチョッキ/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりメガネ/半減実/オボンのみ
確定技:マジカルシャイン
優先技:ハイパーボイス/まもる
攻撃技:かえんほうしゃorだいもんじ/10まんボルト/れいとうビーム/こごえるかぜ/きあいだま/シャドーボール
補助技:てだすけ/サイドチェンジ

ダブルではガオガエン等いかく持ちの使用率が高く、かちきの発動機会は多い。
広い技範囲とあわせて彼らに強く出られるうえ、一致全体攻撃技によりこのゆびとまれ・いかりのこなに強く、鈍足ゆえトリパ適性も高い。
総じてシングル以上の活躍が見込める。

C特化・Cランク+2で実数値300となり、種族値130@メガネ相当の火力となる。
一致かつ無効タイプが無いマジカルシャインで、相手全体に高い負荷をかけることが可能。

+  火力目安
+  かちき発動方法

【ダブル】りんしょう型 [編集]

特性:かちき/おみとおし
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:C252 BD調整
持ち物:いのちのたま/オボンのみ/半減実/こだわりメガネ
確定技:りんしょう/まもる
攻撃技:かえんほうしゃorだいもんじ/10まんボルト/れいとうビーム/こごえるかぜ/きあいだま/シャドーボール
補助技:てだすけ/サイドチェンジ

通常の特殊アタッカー型の場合、鈍足ゆえにかちきが発動しても上から叩かれて攻撃前に落とされるといった難点が存在するが、
りんしょうを使う事で素早い相方に続いて速攻できる。トリル下でも自身が始動役となれるため腐りにくい。
かちき持ち唯一のノーマルで、りんしょうを一致補正込みの高火力で撃てる。ノーマル半減以下の岩・ゴースト・鋼への有効打となるサブウェポンも完備。

C特化・Cランク+2の後手りんしょうでH振りガオガエンを中乱1。
持ち物による補強や相方の先手りんしょうとあわせれば、チョッキ持ちにも行動機会を与えない。

りんしょうパの弱点である麻痺や怯み、高火力の集中攻撃には弱いため、それらをカバーできる相方選びが重要。

【ダブル】プリン:滅びパ型 [編集]

特性:フレンドガード
性格:のんき
努力値:BD252
持ち物:しんかのきせき
確定技:ほろびのうた/まもる
選択技:サイドチェンジ/てだすけ/じゅうりょく/いやしのはどう/うたう/かなしばり
    しんぴのまもり/ミストフィールド/リフレクター/ひかりのかべ

滅びパにおけるプリンは

  • フレンドガードによるパーティ全体の耐久補強
  • かげふみ持ちとの相性補完(ゴチルゼルの弱点である虫・ゴースト・悪が半減以下)
  • 鈍足(ほろびのうたの仕様上、Sが低いほど有利)
  • ほろびのうた始動役
  • 各種サポート技の充実

と多くの採用理由を持つ。

一方で、それ以外のパーティではより高い耐久を持つピッピに座を奪われがち。
とは言え、あちらには無いゴースト耐性があり、特にサイドチェンジを用いる場合には大きな強みとなる。


対プクリン [編集]

注意すべき点
特性かちきと、ノーマル特有の豊富なサブウェポン。
いかく持ちを対面させるとCを強化してしまう上、弱点を突かれて落とされてしまう。
耐久も不一致弱点程度では倒せず、ゴースト・ドラゴン・あくといった一貫性の高い技で削る事もできない。
おみとおし型も厄介で、持ち物を見極めた上ででんじはやかなしばりを仕掛けてくる。
ダブルではいかく持ちを強く牽制し、進化前のプリンもフレンドガード+サイドチェンジによる滅びパ型が存在する。
対策方法
素早さは低いので、先手を取る事は容易。HPこそかなり高いが防御特防がかなり低く、総合的な耐久も並程度。
かちきが発動しなければ火力もさほど高くなく、一致技で弱点を突ける範囲も狭い。
ゴースト技を受けられても鋼技を持つギルガルドなら対抗できる。ただしほろびのうたに注意。

外部リンク [編集]