アーマルド - ポケモン対戦考察まとめWiki｜前世代（ソード・シールド）

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アーマルド [編集]

No.348 タイプ：いわ/むし
通常特性：カブトアーマー（攻撃を急所に受けない）
隠れ特性：すいすい（雨の時に素早さが2倍になる）
体重　　：68.2kg（けたぐり・くさむすびの威力80）

高い攻撃力と安定した耐久を持ついわ×むし複合。
互いに耐性を食い合う複合であり、いわとしては弱点3と安定している一方で耐性も2つのみ。
かつノーマル、どくとサブウェポンで採用されづらいものなのは気がかり。

種族値傾向は同複合のイワパレスに似ているが、互いに特性、習得技で差別化は容易。
非みずタイプでありながらすいすいを持ち、他にツンベアーしか該当しない個性。
雨パに一貫しやすいくさ、でんきが等倍となり、特にくさに対しては一致技で抜群が取れる。

しかし、最速+すいすい発動時の素早さ実数値は212であり、最速ドラパルトの213にちょうど1及ばない。
元々対面からだと有効打の少ない相手だが、そのメジャー性からドラパルト意識の調整も多く、
必然的にそれらにも素早さで上回ることが出来なくなる点は気に掛かる。
また、ダイマックス前提だとメインのいわ技で砂嵐が発動してしまうため、すいすい運用に支障をきたす。
火力面で見ても、単に雨パで運用すると強化されるみず技を一致で使えるカブトプス等の方が優秀。
現環境では急所戦術が一部メジャーポケモンで採用率が高まっていることもあり、通常特性での運用も多い。

技方面では相性の良い技はほとんど失っておらず、どくどく程度。
習得した技も実用性がありそうなのはシャドークロー程度で、ゴーストへの有効打だが威力が低め。
良くも悪くもあまり変化が無く、習得者の激減したはたきおとすを引き続き習得する点が嬉しい。

ダイマックスとの相性はなかなか良好で、一致技の威力不足や命中不安をカバーしやすい。
更にダイロック、ダイワーム共に物理に対して不安が残る特殊耐久をカバーしてくれる。
前述の通りやや噛み合いは悪いがダイストリームも使用可能で、すいすいを能動発動させることが可能。
等倍受けを強いられることが多い耐性との相性も良く、単に撃ち合いを制するために切ることも。
ただし、つばめがえしを喪失しておりダイジェットは使用不能。素早さの補強はすいすい、こうそくスピン、トリックルーム頼り。

特性考察 [編集]

カブトアーマー

通常特性。攻撃が急所に当たらなくなる。
急所確率は元々高いものではないが、鈍足で被弾の増えやすいアーマルドとの相性自体は悪くない。
さらに、今作ではきょううん型トゲキッスの流行や、確定急所技を持つウーラオスの登場が大きく影響を与えており、恩恵を感じやすくなった。
他の鈍足岩にとっては致命傷になるタスキ・がんじょう貫通の連撃ウーラオスのすいりゅうれんだも、H振りのみで確定で耐えられる。
かたやぶりには貫通されるが、前述の通りそもそも確率が低いのでそれを想定した調整は不要。

すいすい

隠れ特性。雨時に素早さが倍になる言わずとしれた強特性。
みずタイプでないすいすい持ちは他にツンベアーがいるが、弱点の少なさ技範囲の違いで差別化は可能。
一方、概要の通り水技がタイプ一致ではないので、すいすいアタッカーとしてはやや火力不足。
また、メインの岩技はダイマックス時に天候に干渉するので使いづらくなる。
以前は入手手段が第5世代のPDW産とその子孫のみと非常に希少だったが、第8世代は冠の雪原のレイドバトルで出現するようになった。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
シザークロス	虫	80(120)	100	-	タイプ一致技。性能安定。きゅうけつ、とんぼがえりは覚えない。
ストーンエッジ	岩	100(150)	80	急所ランク+1	タイプ一致技。高威力・命中不安。
ロックブラスト	岩	25(37)*2~5	90	-	タイプ一致技。タスキやみがわりに強い。 5発ならストーンエッジを超えるが期待値は3発。
いわなだれ	岩	75(112)	90	怯み30%	タイプ一致技。すいすいとあわせて。
がんせきふうじ	岩	60(90)	95	素早↓100%	タイプ一致技。追加効果が優秀。
じしん	地	100	100	-	対毒・鋼・電気。炎/格闘にも。
じだんだ	地	75/150	100	-	命中不安技のフォローに。
アクアブレイク	水	85	100	防御↓20%	命中安定。第八世代ではアクアテールは覚えない。
アクアジェット	水	40	100	優先度+1	先制技。タスキ潰しに。雨下で威力上昇。
はたきおとす	悪	65/97	100	道具排除	対ゴースト。弱点保険に注意。
シャドークロー	霊	70	100	急所ランク+1	はたきおとすと範囲が被るが、ダイマックス時の追加効果は優秀。
ばかぢから	闘	120	100	攻撃・防御↓	対鋼。能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。
けたぐり	闘	20~120	100	-	威力不安定。最大でもばかぢからと同等。
クロスポイズン	毒	70	100	急所ランク+1 毒10%	フェアリーに有効だが、鋼/フェアリーには無効。
アイアンテール	鋼	100	75	防御↓30%	ミミッキュに。高威力・命中不安なので、からぶりほけんでもフォロー可。
こうそくスピン	無	50	100	トラップ除去 素早さ↑	すいすい以外でもある程度速さを確保できる。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
メテオビーム	岩	120(180)	90	溜め技 特攻↑	タイプ一致技。パワフルハーブ前提。ストーンエッジより命中率が良い。
変化技	タイプ		命中	解説
のろい	霊		-	攻撃・防御を補強。素早さ低下のデメリットは小さい。
つるぎのまい	無		-	攻撃を強化。すいすいやアクアジェットとあわせて。
ねむる	超		-	状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
ステルスロック	岩		-	サポート用。退場技は無い。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技	元にする技	威力	効果	解説
ダイワーム	シザークロス	130(195)	相手：C↓	一致技。追加効果が優秀。通りは悪め。
ダイロック	ストーンエッジ	130(195)	天候：砂嵐	一致技。スリップダメージと特殊耐久アップに。 すいすい型は天候変化させてしまうのがネック。
	いわなだれ
	ロックブラスト
	がんせきふうじ	110(165)
ダイストリーム	アクアブレイク	130	天候：雨	すいすい型で特性発動に。 2発目から威力1.5倍になるが、自身もみず弱点なことに注意。
	アクアジェット	90
ダイナックル	けたぐり	100	味方：A↑	対はがね。火力補強に。
	ばかぢから	95
	かわらわり	90
ダイアース	じしん	130	味方：D↑	天候を変えずに特防を上げられる。
	じだんだ
ダイホロウ	シャドークロー	120	相手：B↓	対ゴースト。追加効果もうれしい。
ダイアーク	はたきおとす	120	相手：D↓	非ダイマ時には優秀だが、ダイマすると追加効果がイマイチ。
ダイアタック	ギガインパクト	150	相手：S↓	天候を変えずに素早さ操作。ダイジェットは覚えない。 しかし1段階下げたくらいでは抜ける相手は少なめ。
ダイスチル	アイアンテール	130	味方：B↑	対フェアリー。
ダイアシッド	クロスポイズン	85	味方：C↑	同上だが、こちらは低威力で追加効果も恩恵無し。
ダイウォール	変化技	-	まもる	相手のダイマックスターン枯らしに。

型考察 [編集]

基本型 [編集]

特性：カブトアーマー
性格：いじっぱり
努力値：H252 ABD調整
持ち物：とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/こだわりハチマキ
確定技：ロックブラストorストーンエッジ
優先技：じしん/アクアジェット
選択技：シザークロス/はたきおとす/アイアンテール/けたぐりorばかぢから/アクアブレイク/つるぎのまい

イワパレスと異なりからをやぶるは積めないが、先制技アクアジェットを覚える。
フルアタでも使いやすいので、とつげきチョッキとの相性が良い。
今作ではダイロックで能動的に砂嵐を起こせるようになり、特殊との打ち合い性能をさらに高められるようになった。

岩タイプとしては弱点は少ない部類だが、火力を重視するならじゃくてんほけんも候補に入るか。
はたきおとすは優秀な妨害技だが、鈍足ゆえに一部の即効性の高いアイテム（パワフルハーブなど）を打ち消すことは難しい。

すいすい型 [編集]

特性：すいすい
性格：いじっぱり/ようき
努力値：AS252
持ち物：いのちのたま/じゃくてんほけん/こだわりハチマキ
確定技：アクアブレイクorアクアジェット(両立可)
優先技：じしん
選択技：シザークロス/つるぎのまい/ロックブラストorストーンエッジ/けたぐりorばかぢから/はたきおとす

すいすいを活かし雨パのエースとして運用する型。
今作ではダイストリームを使用することで、単騎ですいすいを発動しつつ殴れるようになった。

カブトプスと比べると素早さで劣り、タイプ一致水技でゴリ押しが出来ない点が欠点。
弱点の少なさを活かし積み技と合わせて運用したい。

通常アタッカー型の場合岩技がメインとなっていたが、すいすい型の場合ダイロックが天候に干渉するのがネック。
砂パにスイッチできるといえば聞こえはいいが、すいすい型は耐久に努力値を回す余裕はないため、雨が切れて先手を取られるデメリットは大きい。
虫技はみず半減のくさに抜群。複合タイプで等倍のくさも多いが、トップメタのゴリランダーに抜群でナットレイは岩半減。
範囲自体は狭いので必須ではないが、前述の通り岩技がダイマックス時使いづらいため、前世代より優先度は高まっている。

同じく水タイプ以外のすいすい持ちとしてツンベアーが存在する。
タイプは違うものの、アクアジェットの習得、一致技による草への打点など被る点も多い。
攻撃・素早さの種族値は僅かながら劣るため、差別化も意識したいところ。

サポート型 [編集]

特性：カブトアーマー
性格：わんぱくorしんちょう
努力値：H252ベースでBDSを調整
持ち物：イバンのみ/ゴツゴツメット/オボンのみ/きあいのタスキ
確定技：ステルスロック
優先技：はたきおとす/がんせきふうじ
選択技：アクアジェット/こうそくスピン/かわらわり/じしんorじならし/ロックブラスト/シザークロス
補助技：こらえる

H振りするだけでサンダーの一致ぼうふうや霊獣ランドロスのじしんベースのダイマックス技を確定2発に抑える。
カブトアーマーのお陰で調整を崩される可能性も無く、等倍なら大抵の技は一発耐えるのでステロ撒き+αの仕事をしやすい。
はたきおとすやがんせきふうじ、かわらわりにこうそくスピンとサポートを兼ねた攻撃技も豊富に習得できる。

H振りのみでも耐久力はまずまずだが、強化アイテム持ちも考慮する場合は要調整。
前述のサンダーとランドロスを目安にする場合、B補正H252B20D236でいのちのたま補正のダイジェット・ダイアースがぴったり確2。
イワパレスとの差別化を意識するならこうそくスピンやかわらわり、タスキつぶしのアクアジェットがあると尚良い。

対アーマルド [編集]

注意すべき点

珍しい水タイプ以外のすいすい持ち。
物理耐久が高くカブトアーマーで急所を無効化できるので、積み技とアクアジェットで突破力を高める戦術を採れる。
他方でハチマキ・チョッキ持ちのフルアタ型も多い。

対策方法

耐性は少ない。特殊方面に関しては等倍でもある程度ゴリ押せる。
すいすいアタッカーの場合天候を変えれば対処できるが、天候特性持ちの相手には大抵強いので注意。

外部リンク [編集]

• アーマルド - ポケモン百科事典