ニャオニクス - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ニャオニクス [編集]

No.678 タイプ:エスパー
通常特性  :するどいめ(相手に命中を下げられない・相手の回避率を無視する)
       すりぬけ(リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり・しろいきり・みがわりを無視して攻撃できる)
隠れ特性(♂):いたずらごころ(使用する変化技の優先度が+1されるが、相手があくタイプだと技は必ず失敗する)※ニャスパー♂のとき「マイペース」
隠れ特性(♀):かちき(相手に能力を下げられると特攻が2段階上がる)※ニャスパー♀のとき「マイペース」
体重    :8.5kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
悪戯心+両壁HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ニャオニクス♂7448768381104466するどいめ/すりぬけ/いたずらごころ
クレッフィ578091808775470いたずらごころ/マジシャン
オーロンゲ9512065957560510いたずらごころ/おみとおし/わるいてぐせ
かちきエスパーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ニャオニクス♀7448768381104466するどいめ/すりぬけ/かちき
ゴチルゼル7055959511065490おみとおし/かちき/かげふみ
ガラルフリーザー90858512510095580かちき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

エスパー単タイプ。♂と♀で習得技、および隠れ特性が異なるのが特徴。
ちなみにレベルアップでは片方しか習得できないが他の手段なら両方獲得できる技も存在する。
種族値は共通で、素早さ以外は控えめであり、同タイプのライバルが多数存在する第八世代では影に埋もれがち。

第八世代では共通でわるだくみ、うそなき、ワイドフォースを新規習得。また♀があまえるを習得できるようになった。
反面、あくへの有効打であったシグナルビーム、めざめるパワーが消滅。ねこのても消滅したので役割が大きく減少してしまった。
他に失った技としてはどくどく、リサイクル、じゅうりょく辺り。♂のダブル適性はやや低下した。

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隠れ特性はいたずらごころ。最早説明不要な強力な特性であり、先制壁張り等でのサポートに長ける。
また、ファストガード&いたずらごころは他に両立できるポケモンが存在せず、ねこだましを確実に防げる。
いたずらごころとフィールド技を両立できる点も貴重で、他はエルフーン(GF・MF)とクレッフィ(MF)のみ。
ダイマックスの実装、カプ系以外のフィールド特性の追加でフィールド自体は展開しやすくなったが、
交代を介することなく先手で上書きし、フィールドに依存する構築を覆せるのは大きな利点となる。

自身の素早さも高めなので、ダブルでサイコフィールドをミストフィールドで上書き、そのまま相方に先制技を使わせるといった芸当も可能。
小回りが利くが、本人の攻撃性能は低く、また再生回復を覚えないので盤面を作っても後続補助にしかならない。
シングルよりもダブルで輝くポケモンと言えるだろう。第七世代以降、いたずらごころはあくに無効となるので注意。
なお、自身や味方を対象とした変化技であれば無効にはならない。

♂しか覚えない技
くろいまなざし/ファストガード/ふういん/ミストフィールド

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隠れ特性はかちき。第八世代ではダイマックスの実装により能力低下が吹き荒れており、発動機会は多い。
単にアタッカーとして運用すると同特性のゴチルゼルGフリーザーが立ちふさがる。
素早さでは上回るが特攻の数値や耐久面で劣り、ねこだましの習得や補助技のレパートリーで差別化しないと厳しい。

いかくの採用率の高さ、およびねこだましを有効活用する手段を考えると♂同様にダブル向け。
ダイマックス技の追加効果は相手全体が対象となるので、敵の能力低下技を牽制する能力も高い。
一方でイエッサンエーフィブリムオンとダブル向けのエスパーはライバルが多いので、
ニャオニクスを採用するのであれば相棒の選択や技構成は慎重に行う必要がある。

♀しか覚えない技
アシストパワー/マジカルリーフ/じんつうりき/みらいよち/チャージビーム


特性考察 [編集]

するどいめ
こちらの命中率低下と相手の回避率上昇を無視する。回避戦術には強くなるがそもそもダイマックス技が必中。
わざわざニャオニクスを採用してまで対策する必要がなく、また回避戦術自体が下火傾向。
トレース対策にはなるが、他のエスパータイプのポケモンとの差別化が困難になるため基本的に候補外。
すりぬけ
壁やみがわりを貫通できるようになる。ダイマックス対策として多いみがわりに強くなれるのは大きい。
しかし、変化技主体であればいたずらごころの方がより強力であるためみがわりを意識しないのであればそちらを優先したい。
♀であれば一考の余地はあるが、かちき無しだと火力不足は否めない。
いたずらごころ
♂の隠れ特性。前述の通り、変化技を多く覚えるため♂の場合基本はこれ。
あくタイプには撃てず、有効打もほぼ無いので注意。自身や味方に使用する変化技は問題なく使える。
かちき
♀の隠れ特性。相手の能力低下技を牽制できるが、素の特攻が低く能動的に活かせないのが難点。
同じ特性のゴチルゼルとは素早さで差別化はできるが技のレパートリーでは劣る。
エスパーかちき勢にはガラルフリーザーという強力な新入りが現れたのが厳しい。タイプや技範囲での差別化を意識したい。
ダイマックスのステータス低下にカウンターして発動できるのは優秀だが、該当技のうち3種が抜群、残り2種も等倍であり、ニャオニクスの耐久力で受けられるかは厳しいところ。

技考察 [編集]

青字は♂限定技・赤字は♀限定技

攻撃技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。ランク+4以上でサイコキネシス超え。
めいそうやわるだくみ、積み技バトンとあわせて。
ワイドフォース80(120)100-タイプ一致技。サイコフィールド下なら1.5倍になり高威力。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー。一貫性が高い。
あくのはどう80100怯み20%対エスパー。怯みも狙える。
10まんボルト90100麻痺10%ギャラドスアーマーガアに。
エナジーボール90100特防↓10%バンギラスや水/地複合に。
はかいこうせん15090次ターン行動不可反動が痛いが、対悪の苦肉の策。
バンギラスには半減。
チャームボイス40--対悪だが威力が低すぎる為ダイマックス前提。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
ふいうち70100優先度+1読みが要るが高威力の先制技。
変化技タイプ命中解説
でんじは90全抜き阻止、起点作りに。電気や地面、ひらいしん等に無効。
あくび-積み技対策、起点作りに。
みがわり-補助技対策や、でんじはとあわせて。
めいそう-特攻・特防を補強。アシストパワーとあわせて。
わるだくみ-特攻を大きく補強。アシストパワーとあわせて。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
あまえる100サポート用。リフレクターと選択。
トリックルーム-サポート用。発動時は先制できないが、発動後でも変化技は先制可能。
ミストフィールド-サポート用。ドラゴン技半減、状態異常技対策、フィールド上書きに。
サイコフィールド-サポート用。先制技対策、フィールド上書き、エスパー技強化に。
いたずらごころの場合でんじはやあくびと相性が悪い。
しんぴのまもり-状態異常技対策。ミストフィールドと違い対象は味方だけで、フィールドを上書きしない&されない。
サイドチェンジ-ダブル専用。いたずらごころなら自分より遅い相手からのねこだましに先制できる。
ふういん-主にダブル用。相手のまもるやサイドチェンジを封じる。
スキルスワップ-現状いたずらごころと両立できる唯一のポケモン。
ほぼダブル用だが、シングルでもだっしゅつボタンと組み合わせればいたずらごころポリゴン2を作れる。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技威力元にする技効果解説
ダイサイコサイコキネシス130(195)場:PF一致技。フィールド補正で超技威力1.3倍。
ふいうち・かげうち・であいがしらなどの先制技を封じられる。
サイコショック
アシストパワー
ダイアークあくのはどう130相手:D↓ゴーストエスパー。耐久削りが優秀。基本こちら。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓ゴーストエスパーミミッキュを意識するなら。
ダイサンダー10まんボルト130場:EFみずひこう。等倍範囲が広い。ダイサイコと相性×
ダイソウゲンエナジーボール130場:GFみずじめん。ダイサイコと相性×
ダイアタックはかいこうせん150相手:S↓追加効果は有用だが技スペースが厳しめ。
ダイフェアリーチャームボイス90場:MFあく。ダイサイコと相性×
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスのターン切れ狙いとして。

型考察 [編集]

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壁張りサポート型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H252 B252orD252
持ち物:ひかりのねんど/だっしゅつボタン/ウイのみ
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
選択技:サイコキネシス/でんじは/あくび/しんぴのまもり/トリックルーム

いたずらごころ×両壁を活かし、先発に出し壁を張る型。自主退場手段がないことには留意。
起点化阻止のため、あくびの優先度が高め。
また、こちらは格闘に強いので、カビゴンなどと相性がよい。

あくび脱出サポート型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H252 B252orD252
持ち物:だっしゅつボタン
確定技:あくび
選択技:サイコキネシス/リフレクター/ひかりのかべ/でんじは

先手あくび→だっしゅつボタン→積みアタッカー無償降臨 の流れで、強力な積みアタッカーをサポートする型。
同様の戦法ができるサンダースより確実に先手で欠伸ができ、レパルダスより硬い。

再登場時にも行動の余地があるため、それを見越して残りの技を選ぶ。
でんじはは再登場時にりゅうのまい等をされた相手の全抜きを止めるための手段となる。

【ダブル】いたずらごころサポート型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:H252 B252orD252orS252
持ち物:ひかりのねんど/ラムのみ/三分の一回復実/オボンのみ/メンタルハーブ/たべのこし
優先技:ねこだまし
選択攻撃技:サイコキネシスorサイコショック
選択補助技:てだすけ/まもる/しんぴのまもり/あまえる/ミストフィールド/トリックルームorでんじは/あくび/サイドチェンジ/ファストガード/リフレクターorあまえる/ひかりのかべ/あまごいorにほんばれ/スキルスワップ/ふういん

いたずらごころからの様々なサポートが優秀であり、シングル以上の活躍が見込める。
同じいたずらごころのオーロンゲと比べると、ファストガードとサイドチェンジの存在が大きい。
ファストガードはいたずらごころの効果で優先度+4になるため、ねこだましを確実に防ぐことが可能。
さらに現在唯一いたずらごころ+スキルスワップを両立できる存在から、モロバレルと組み先制で相手を眠らせるコンボが生まれている。
奇襲性が高く、ファストガードでねこだましも流せるため決まりやすく強力。

また、ふういんを全ポケモン最速で放てるのも見逃せない。
他に出来るのはヤミラミクレッフィだけ。

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【ダブル】かちきアタッカー型 [編集]

特性:かちき
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/たつじんのおび/いのちのたま/ビビリだま
確定技:サイコキネシスorアシストパワー(両方採用も可)
攻撃技:ねこだまし/シャドーボールorあくのはどう/10まんボルト/エナジーボール/ふいうち
補助技:まもる/リフレクター/ひかりのかべ/でんじは/トリックルーム

ダブルではいかく持ちの選出率が高く、特性の発動機会はシングルより多い。
しかし、発動に成功しても特攻の実数値は無補正全振りで270であり、受動的な条件の割には爆発力は低め。
特性が発動できない場合も考え、ねこだましや各種サポート技の搭載も視野に入れておきたい。
特性の性質上攻撃してくると思われがちなので、ちょうはつを♂より受けづらい利点がある。

サブウェポンは豊富なので様々な相手の弱点を突けるが、全体攻撃技には乏しい。
同じく単エスパーかちきのゴチルゼルとはねこだまし習得やSの高さ等で差別化したい。

選択肢にビビリだま追加。いかくでかちきと同時発動すればアシストパワーが威力100(タイプ補正で150)に。
持ち前の素早さも相まって、中速クラスのすいすいやこだわりスカーフなどを追い抜ける。
ただし、ビビリだま発動後は引っ込ませにくくなる。積みアタッカーの常ではあるが。


対ニャオニクス [編集]

注意すべき点
性別によって特性や技が異なるため、それぞれの特徴を把握しておく必要がある。
♂はいたずらごころでのサポート型が多く、先制壁張り等の仕事を阻止しにくい。
♀はかちきを活かしたアタッカー型が多く、こちらのいかく等を逆利用される事もある。
対策方法
いずれの性別に対してもあくタイプなら有利に立ち回れる。
♂にはいたずらごころ無効、♀にはエスパー技無効。こちらへの有効打は等倍技か、チャームボイスが元のダイフェアリー程度といった点で優勢。
耐久も低めなので、サザンドラ等の高速高火力アタッカーで上から叩けば楽に倒せる。

外部リンク [編集]