ウルガモス - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ウルガモス [編集]

No.637 タイプ:むし/ほのお
通常特性:ほのおのからだ(接触技を受けると30%の確率で相手をやけど状態にする)
隠れ特性:むしのしらせ(HPが1/3以下のときに虫タイプの技の威力が1.5倍になる)
体重  :46.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
虫・炎HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウルガモス856065135105100550ほのおのからだ/むしのしらせ
マルヤクデ10011565909065525もらいび/しろいけむり/ほのおのからだ

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)みず/ひこう
いまひとつ(1/2)こおり/かくとう/むし/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなし---

鎧の孤島で解禁された、第五世代出身のむし×ほのお複合タイプ。
今作では同タイプにマルヤクデが追加されたが、ウルガモスが特殊アタッカーなのに対しあちらは物理アタッカーなので、差別化は容易である。

強力な積み技「ちょうのまい」の代名詞とも言えるポケモンで、特殊方面に秀でた能力との噛み合いも良好。
高威力のほのお技とみがわり貫通のむしのさざめきをタイプ一致で撃て、相性補完のサブウェポンもくさひこうエスパーなど独特のラインナップを揃え、思わぬ攻撃技を持つことも多く後出しは安定しない。
初登場の第五世代より積みエースの代表格として名を馳せており、その褪せない強力さがうかがえる。

ただし、一致技を双方半減に押さえるポケモンも多く、無傷の相手パーティーに対して全抜きを目指すのは難しい。
サブウェポンは良くも悪くもかなり独特なもので、こおりじめんといった補完に優れる技は覚えられない。
取りこぼしてしまう相手にはパーティー単位で厚くしてウルガモスを支える必要がある。
また、ちょうのまいの恩恵により特殊アタッカーには強いが、低い物理耐久ゆえ物理アタッカーには押し負けやすく、特に先制技には縛られやすい。
見せ合いの時点で警戒されステルスロックを呼びやすく、せっかく起点を作り繰り出してもステルスロックダメージに堪えかね役割放棄となることもある。
強力なポケモンであるがゆえ、これらの欠点とどう向き合い折り合いをつけるかが構築・プレイングの鍵となる。

第八世代では新要素ダイマックスとの相性はまずまずといったところ。
ダイバーンでの炎技威力増強、ダイワームでの擬似特殊耐久アップ、ダイジェットでの素早さ補強、ダイサイコでの先制技阻止等、自らの役割と噛み合ったものが多い。ただし晴れにしたあとはぼうふうが使いづらくなることは注意。
他にはあつぞこブーツというアイテムによりステルスロックへの耐性を得たことも嬉しい。

一方めざめるパワーが廃止されたことは大きな問題。上記の通り元々技範囲に難があったが、その問題に拍車をかけてしまった。
冠の雪原で一致技が通らないボーマンダカイリューヒードラン等が復帰。
特にヒードランはぼうふう、サイコキネシス等のサブ技も軒並み半減してしまうため、天敵と言える。

防御面でもダイジェットの流行により虫複合が足枷となり得る局面も増えたため、出す相手は見極めていきたい。
遺伝技であるあさのひざしと、技マシンで覚えられたはねやすめが無くなったため、耐久型では持ち物かギガドレインなどで回復することになった。

教え技ではいよるいちげきとダブルウイングを習得したがウルガモスとは相性が良くない。またねっさのだいちは覚えないので注意。



特性考察 [編集]

ほのおのからだ
通常特性。呼ぶ物理アタッカーの弱体化を狙えるが、発動率は30%なので過信は禁物。
非接触の岩技が4倍、じしんも等倍で通るため、これらの技で対処される事も多い。
むしのさざめきを切る場合むしのしらせは無意味なのでこちら。
むしのしらせ
隠れ特性。ちょうのまい→タスキ→むしのしらせ発動→むしのさざめきのコンボが狙える。
ゴーストが流行する現環境では虫技は通りが悪く、発動しても半減されやすいのが難点。
ダイワームにも効果があるので発動すれば晴れダイバーンと同等の威力になる。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。連発には向かない。撃ち逃げ向き。
こだわりメガネやこだわりスカーフとあわせて。
だいもんじ110(165)85火傷10%タイプ一致技。高威力・命中不安。
かえんほうしゃ90(135)100火傷10%タイプ一致技。中威力・命中安定。
ほのおのまい80(120)100特攻↑50%タイプ一致技。追加効果が出ればだいもんじ超え。
ねっぷう95(142)90火傷10%タイプ一致技。ダブルでの範囲攻撃に。
マジカルフレイム75(112)100特攻↓100%タイプ一致技。火力は低いが特殊耐久を疑似的に強化。
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。むしのしらせで威力202。みがわり貫通。
通りが悪いので採用しないことも考えられる。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。二体攻撃なので基本的にダブル用。補助技感覚で。
ギガドレイン75100HP吸収1/2対水・岩。回復効果付き。ちょうのまいと相性がよい。
炎技との相性補完に優れるが、虫技と半減範囲が被る。
ソーラービーム120100溜め攻撃対水・岩。晴れやダイマックスとあわせて。
ぼうふう11070混乱30%対格闘。炎にも等倍。高威力・命中難。
雨下で必中なので、雨パ対策にもなる。
ダイバーンで晴れになると命中率が低下するので注意。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒・格闘。炎半減の炎/格闘や水/毒に。シリーズ10ではムゲンダイナにも刺さる。
はかいこうせん15090次ターン行動不能通りがいい高火力技。
めざめるパワー廃止となり技範囲が狭くなったウルガモスとは相性がいい。
反動が痛いため、ダイマックスと合わせるか最後の一体相手に。
とんぼがえり70(105)100自分交代タイプ一致技。むしのしらせで威力157。
攻撃しつつ撤退できるが、ちょうのまいと相性が悪い。
変化技タイプ命中解説
ちょうのまい-特攻・特防・素早さを補強。積んで全抜きを狙う。
ねむる-回復技。状態異常も全回復。カゴのみとあわせて。
みがわり-補助技対策や、むしのしらせの発動に。
おにび85物理アタッカー対策。ほのおのからだよりも確実。
ひかりのかべ-特殊アタッカー対策。
ふきとばし-積み技対策や、交代読みで。
いかりのこな-ダブル用。ぼうじんに無効化されるのは忘れずに。
いとをはく95ほぼダブル用。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイバーンオーバーヒート140(210)天候:晴れ一致技。
晴れで炎技威力1.5倍&ソーラービームの即時発動を可能にする。
但し、ぼうふうの命中率は50%へと低下する。
だいもんじ
ねっぷう130(195)
かえんほうしゃ
ほのおのまい
マジカルフレイム
ダイワームむしのさざめき130(195)相手:C↓一致技。特殊耐久をさらに高められる。
ちょうのまい+むしのしらせでさらに高威力。
ダイソウゲンソーラービーム140場:GFみずいわトリトドンウォッシュロトムに。
追加効果でじめんタイプなどの地震も半減できる。
ギガドレイン130
ダイサイコサイコキネシス130場:PFドヒドイデかくとうへはダイジェットで十分。苦手な先制技の牽制にも。
ダイジェットぼうふう140味方:S↑ちょうのまいと合わせてさらに速度補強。
ダイアタックはかいこうせん150敵:S↓等倍目的で。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスを枯らす。

型考察 [編集]

ちょうのまい型 [編集]

特性:ほのおのからだorむしのしらせ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252をベースに調整
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ラムのみ/あつぞこブーツ/じゃくてんほけん/オボンのみ/混乱実
確定技:ちょうのまい/だいもんじorかえんほうしゃorほのおのまい
攻撃技:むしのさざめき/ぼうふう/ギガドレイン/サイコキネシス
変化技:みがわり

CDS同時上昇と破格の性能を持つちょうのまいを積み、全抜きを狙う型。
サイコフィールドやミストフィールドを展開しておくと積む際の安定感が増す。

起点にできるメジャーな相手
特殊型ギルガルドゲンガーポリゴン2・特殊型ルカリオサザンドラフシギバナなど。

メインウェポンは炎タイプに両方半減以下にされる。

むしのさざめきは通りが悪く、サブウェポンを2つ搭載したい場合は不採用も考えられる。
とはいえ命中安定、みがわり貫通などのメリットもあるので仮想敵やパーティと要相談。

こだわり型 [編集]

性格:おくびょうorひかえめ
特性:ほのおのからだorむしのしらせ
努力値:C252 S252or調整 余りH
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ
確定技:だいもんじorオーバーヒート
選択技:むしのさざめき/ぼうふう/サイコキネシス/ギガドレイン/とんぼがえり

ちょうのまい読みで出てきた相手に撃ち逃げして負担をかける。
オーバーヒートとの相性もよく、範囲も広く持てる。
とんぼがえりはこだわりと相性はよいがダメージが少ない上にほぼこだわりと知られるデメリットもある。

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:むしのしらせorほのおのからだ
性格:ひかえめ
努力値:HCベースS調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ほのおのまいorだいもんじorかえんほうしゃorオーバーヒート(両立可)
優先技:むしのさざめき/ギガドレイン
攻撃技:サイコキネシス

高めの特殊耐久と元々の高火力から、とつげきチョッキを持つことで抜き性能の代わりに高いサイクル性能を得る。

炎技考察
ほのおのまい:ポリゴン2など、高耐久回復技持ちに大幅に強くなる。
だいもんじ・かえんほうしゃ:単純に瞬間火力を出したい場合に。Cを削る場合は確定数考慮でこちらにしたい。
オーバーヒート:特殊は流しやすいので交代先に負担をかけたいなら。またH振りギルガルド(シールド)に隙を見せないためには必要。

おにび物理受け型 [編集]

特性:ほのおのからだ
性格:ずぶとい(推奨)orおくびょう
努力値:HBorBSベース
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/カゴのみ/ヨロギのみ/アッキのみ/オボンのみ/混乱実
確定技:おにび/ちょうのまい
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃorほのおのまい/むしのさざめき/ぼうふう/サイコキネシス/ギガドレイン
補助技:みがわり

ウルガモスはアタッカーが主流な上、物理耐久の低さから物理アタッカーを呼びやすい。
おにびと回復技によって出てきた物理アタッカーを機能停止させ、ちょうのまいを積み特殊にも対応していく。
第八世代でははねやすめもあさのひざしも覚えなくなったので、この型の運用は厳しくなったか。

【基本的な流れ】
従来のちょうのまい型と同じく、起点にできそうな特殊アタッカーに繰り出す→相手交代、こちらはちょうのまい→先制おにび
岩技はおにびをいれても流石に厳しいが、Aにあまり振ってない水技程度なら充分受けきれる。

【ダブル】基本型 [編集]

特性:ほのおのからだ/むしのしらせ
性格:ひかえめ(推奨)orおくびょう
努力値:C252 HS調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/きあいのタスキ
攻撃技:ねっぷうorほのおのまいorかえんほうしゃorだいもんじ/むしのさざめき/ぼうふう/サイコキネシス/ギガドレイン/オーバーヒート/むしのていこう/とんぼがえり
補助技:ちょうのまい/おにび/みがわり/いかりのこな/いとをはく/にほんばれ/ひかりのかべ/まもる

シングルと同じように特殊アタッカーとして運用可能。
とは言えダブルではいわなだれがメジャーなので、ちょうのまいを積んでいる暇がない事も。
相方でサポートするか、撃ち逃げをメインに運用するかはパーティ次第。

相手二体のS↓↓のいとをはく、攻撃を引き受けるいかりのこな等、ダブルで有用な補助技もあるので、サポートでも活躍できる。
ただ、おいかぜが過去作限定になってしまったのが痛い。


対ウルガモス [編集]

注意すべき点
ちょうのまいによる抜き性能。素の能力も高く、積みを阻止しにくい。
相性有利な相手はもちろん、低火力の耐久水すら起点にしてしまう。
サブウェポンをダイマックス技にすることで役割破壊も可能なため、受けるのは困難。
物理技で攻めようにも、接触技ではほのおのからだで火傷する恐れも。
対策方法
岩技が4倍。非接触技が多いので、ほのおのからだを恐れず攻められる。
炎タイプの物理アタッカーも一致技半減・火傷無効なので処理しやすい。
現環境ではちょうのまい持ちが多く、ステルスロックが刺さりにくいが、
アクアジェット持ちマリルリなら流せる。

外部リンク [編集]