ジバコイル - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ジバコイル [編集]

No.462 タイプ:でんき/はがね
通常特性:じりょく(相手のはがねタイプのポケモンを交代できなくする)
     がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る)
隠れ特性:アナライズ (後攻時、繰り出す技の威力が1.3倍になる)
体重  :180.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
電気/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計特性
ジバコイル70701151309060535じりょく/がんじょう/アナライズ
レアコイル5060951207070465じりょく/がんじょう/アナライズ
152115567しんかのきせき無振り
トゲデマル659863407396435てつのトゲ/ひらいしん/がんじょう
同合計値特殊鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計特性
ジバコイル70701151309060535じりょく/がんじょう/アナライズ
ジュラルドン70951151205085535ライトメタル/ヘヴィメタル/すじがねいり

しんかのきせき換算はおおよその目安。


ばつぐん(4倍)じめん
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう
いまひとつ(1/2)ノーマル/でんき/くさ/こおり/エスパー/むし/いわ/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/4)ひこう/はがね
こうかなしどく

でんき×はがね複合で、同タイプは他にトゲデマルのみ。
元が耐性に優れるタイプ同士の掛け合わせであり、弱点3に対し無効1、半減以下11という強靱な耐性を誇る。
数値上の耐久値は然程でもないが、めざめるパワーの廃止と相まって流し性能が非常に高いのが特徴。
特攻も高く、アナライズによる強化もあって受け出しを許さず、自身はボルトチェンジでサイクルを展開しやすいのも強み。

ただし弱点自体は補完しておらず、はがねの欠点であるメジャーなタイプに弱いというのは見逃せない短所。
前述の通りめざめるパワーは廃止されたが4倍のじめん、2倍のかくとう共にサブウェポンとして引き続き採用率が高い。
HPの低さから耐久指数は低くは無いが高くも無い、という程度で鈍足もあって弱点タイプとの撃ち合いは苦手。
がんじょうがある程度の保険にはなるが、サブウェポンの乏しさも伴って不利な相手に勝つのは難しい。

てっていこうせん、ライジングボルト、ボディプレスといった技を新規習得。
条件があったり反動は伴うが、高威力・かつ命中が比較的安定した一致技を獲得。
具体的には、特化+メガネ+アナライズを載せたてっていこうせんの火力指数は実に81900
エレキフィールド下でのライジングボルトはそれを上回る火力を発揮するようになり、瞬間火力に更に磨きがかかった。

一方でチャージビーム、だいばくはつ、じゅうりょく、どくどくといった優秀な技は過去作限定に。
めざめるパワーの廃止で技範囲もほぼ一致技頼りとなってしまい、不利な相手には引かざるを得ない盤面が増加している。
でんき、Aガラガラなど不利な相手自体も結構多い為、編成全体でカバーしておきたい。

また、はがねとしては珍しい特殊アタッカー気質の配分によりライバルは少ないが、第八世代で傾向の近いジュラルドンが登場。
とはいえ技範囲や特性など、差別化手段には事欠かず、強く意識せずとも自然と差別化されていることが多いだろう。

+  電気技+ラスターカノン半減以下のポケモンと対策

なお進化前のコイルは第七世代までLv1+がんじょう+回復アイテムの型で起用されることがあったが、
第八世代のインターネット対戦ではLvが50未満の場合でも50に調整されるため、型が機能しなくなった。



特性考察 [編集]

特性は3つとも有用で、採用率は環境によって絶えず変動している。
ただし、どれでもよいということではなく、特性によって役割や運用方法が異なる。
何の目的でジバコイルを採用するのかをよく考え、特性を選択する必要がある。

じりょく
エアームドアーマーガアを逃がさずに狩れる。受けループ戦法に強い。
ボディプレス1発くらいは耐えられるだけの耐久があるので、鉄壁を積まれる前に拘束してしまいたい。
めざめるパワー廃止が非常に痛くドリュウズナットレイに対してはボディプレスくらいしか有効打を持たないので注意。
ゴースト複合のギルガルドや、ハッサムのようなとんぼがえり・ボルトチェンジ等の交代技持ちは拘束できない。
相手にトレースされると逆に自分が拘束されるが、ボルトチェンジを持っていれば逃げられる。
がんじょう
耐性が多いとはいえ弱点を突かれやすいのであると安心。一撃必殺技も無効化し、タイマンにも強くなるため安定性では一番。
ミラーコートやピンチ系きのみ、じゃくてんほけんと合わせた戦術も考えられる。解禁後はイバンも主流になっている。
当然かたやぶりには貫通される。
今作ではダイマックス技も1発耐えられるために有用性が上がったがエースバーンのキョダイカキュウには注意。
アナライズ
隠れ特性。相手の交代時にも発動するため、耐性によって相手を流しやすくボルトチェンジを覚えるジバコイルとは相性がよい。
受けに出てきた相手に大きなダメージを与え、サイクル戦を有利に運べる。
いくら威力が上がるとはいえタイマンで積極的に後攻を狙うのは得策ではないが※
後攻ボルチェンを重視するかアイテム込みで確2が確1になる場合などはこの限りではない。
※(先攻で2発のダメージ量>後攻アナライズ1発のダメージ量になる事が多いため)

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
かみなり110(165)70麻痺30%タイプ一致技。雨下での使用やダイサンダーにも。
ライジングボルト70/140
(105/210)
100EFで威力倍タイプ一致技。飛行タイプや浮遊持ちには威力アップなし。
10まんボルト90(135)100麻痺10%タイプ一致技。性能安定。
ほうでん80(120)100麻痺30%タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退可能。有利対面作りに。
でんじほう120(180)50麻痺100%タイプ一致技。今作で空振り保険とのコンボや、
ダイサンダー化というオプションが出来た。
エレキネット55(82)95相手全体S↓100%タイプ一致技。サポート技。
てっていこうせん140(210)95最大HPの半分減少タイプ一致技。火力重視や退場用。
デメリットが痛いのでダイマックス前提も。
ラスターカノン80(120)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
電気技とあわせて電気以外の17タイプに等倍以上。
はかいこうせん15090次ターン行動不可技不足に対する苦肉の策。ダイアタック前提でも。
電気技とあわせて全タイプに等倍以上。
トライアタック80100麻痺/火傷/凍り20%電気技とあわせて全18タイプに等倍以上。ダイマックスでは使いやすい。
ミラーコート-100優先度-5特殊技を倍返し。がんじょうとあわせて。
物理技タイプ威力命中効果解説
ボディプレス80100自身の防御で計算対鋼。鉄壁とあわせて。
変化技タイプ命中解説
でんじは90鈍足と相性がよいが、アナライズとの相性は悪い。電気や地面に注意。
きんぞくおん85特殊受けを弱体化。みがわり貫通。のどスプレー発動にも。
てっぺき-防御↑↑。ボディプレスの威力強化にも。
でんじふゆう-地面技対策。フィールドの効果を受けられなくなる点は注意。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
こらえる-ダイマックス枯らしやきのみ発動のHP調整に。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイサンダーかみなり140(210)場:EF一致技。フィールド展開で電気技威力1.3倍。眠り耐性も嬉しい。
ライジングボルト
でんじほう
10まんボルト130(195)
ほうでん
ボルトチェンジ120(180)
エレキネット110(165)
ダイスチルてっていこうせん140(210)味方:B↑一致技。フェアリーへの役割遂行に。
追加効果が優秀でボディプレスとも相性がいい。
ラスターカノン130(195)
ダイアタックはかいこうせん150相手:S↓でんきに通るサブウェポン。
S調整すれば追加効果も同速付近での撃ち合いに活きる。
トライアタック130
ダイサイコミラーコート100場:PF貴重なサブウェポン。マッハパンチなどの先制技も封じられるようになる。
EFを上書きしてしまうのが難点。
ダイナックルボディプレス90味方:A↑ダイマックスでは逆に火力を失う。
追加効果も自身へ恩恵がない。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスのターン切れ狙いに。

型考察 [編集]

がんじょう型 [編集]

特性:がんじょう
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 HorS252
持ち物:こだわりメガネ/ふうせん/じゃくてんほけん/からぶりほけん/イバンのみ
確定技:10まんボルトorかみなり/ラスターカノン
攻撃技:ボルトチェンジ/トライアタック/ボディプレス/ミラーコート/でんじほう
補助技:でんじふゆう/きんぞくおん/でんじは/まもる

がんじょうを盾に、一致電気技を軸にし高い特攻を活かして攻めるアタッカー型。
がんじょうにより確実に耐えられるので、素早さに振るのもあり。最速で準速70族を抜ける。

でんじほうはからぶりほけんと合わせて。
発動すれば無振りで最速93族抜き、準速で最速スカーフ84族抜き、最速で最速スカーフ97族抜き。

アナライズ型 [編集]

特性:アナライズ
性格:ひかえめ/れいせい(最遅or個体値調整)
努力値:HC252orH252BC調整
持ち物:こだわりメガネ/とつげきチョッキ/ふうせん/オボンのみなど
確定技:ラスターカノン/10まんボルトorかみなり
優先技:ボルトチェンジ
選択技:ボディプレス/トライアタック/はかいこうせん

サイクル戦におけるダメージ負荷を重視した型。
基本構成はラスターカノン/10まんボルト/ボルトチェンジ/ボディプレス。
ボディプレスを使うのであれば、火力を出すためにCを削ってBを上げるのも選択肢になる。
また、ダイマックスを使う前提ならボディプレスではなくトライアタックも選択肢になる。

・S調整について
「アナライズを利用したアタッカー」と「耐久振りでアナライズで火力を補いつつ後攻ボルチェンでサイクルを回す型」では使い方が根本的に異なる。
環境に多く見られる鈍足ポケも素早さを調整してある場合が多く、下手に回復だの身代わりだの後手でされるぐらいなら最遅にした方が安全。
ボルチェンの有無を問わずあまりサイクルに特化しないアタッカーの場合はアナライズでも先手取った方が得。

+  折りたたみ

じりょく型 [編集]

特性:じりょく
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 HS調整
持ち物:ふうせん/たべのこし/オッカのみ/オボンのみ/とつげきチョッキ
確定技:10まんボルトorかみなり
攻撃技:ラスターカノン/ボルトチェンジ/ボディプレス
補助技:みがわり/でんじは/でんじふゆう/てっぺき

じりょくで鋼を狩るのに特化した型。
ギルガルドはゴーストタイプの特性で束縛されないのでじりょくで捕まえることができない。

火力重視でひかえめにした場合、先手でボディプレスを撃たれないように最低でも4振りエアームドを抜けるように素早さを振っておきたい。
S92振りで4振りエアームドに先手が取れる。ただしエアームド側も今作でボディプレスを習得しているので迅速に処理したい。
B特化エアームドのボディプレスでH252ジバコイルが確2。頑丈持ちによりSで負けていれば労せず突破されるのでS調整は必須。
同タイプのアーマーガアも意識しておきたい。
S132振りなら4振りクレッフィ(4振り75族)を抜ける。

てっぺき+ボディプレスのコンボも可能である。

スカーフ型 [編集]

特性:がんじょう
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:10まんボルトorかみなり/ボルトチェンジ/ラスターカノン/ボディプレス
こだわりスカーフ+がんじょうでタイマンには滅法強くなる。
最速で最速115族抜き、準速で最速100族抜き。
こだわりながら柔軟に動けるボルトチェンジの優先度が高い。

アナライズ読みの裏をかけるものの、火力は雲泥の差。

レアコイルの方が素早さが高く、火力も明確に確定数が変わるような相手は多くないため、純粋にスカーフの強味を生かすならレアコイルに軍配が上がる。
しかし、ジバコイルは耐久に振った型が多く、スカーフ警戒がなされやすいレアコイルに比べて奇襲が成功しやすいため、十分にこちらも採用価値が認められる。

壁貼り型 [編集]

特性:がんじょう
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 S252
持ち物:ひかりのねんど/イバンのみ
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
優先技:ボルトチェンジ/てっていこうせん
選択技:10まんボルト/ほうでん/ラスターカノン/でんじは

壁貼ってエースの起点作りをする型。余程の事が無い限り初手ちょうはつを受けないのが強み。
がんじょうによる行動保証、ボルトチェンジorてっていこうせんによる退場手段、高火力により圧をかけつつ放置を許さない点が優秀。


対ジバコイル [編集]

注意すべき点
高い特攻と、豊富な耐性による流し性能。そのどちらとも相性のよい特性アナライズ
タイマン性能が高いがんじょう型、鋼タイプをピンポイントで狩るじりょく型も存在し、型が読みにくい。
相性補完に優れるギャラドスなどと組み、ボルトチェンジで無償降臨される恐れも。
対策方法
4倍弱点の地面で一撃だががんじょうやふうせんもある。ねこだましや特性「かたやぶり」があれば確実。
電気タイプに対してはあまり有効打がないので、一致弱点を突けるヒートロトムパッチラゴン等なら撃ち負けない。

レアコイル [編集]

No.082 タイプ:でんき/はがね
通常特性:じりょく(相手のはがねタイプのポケモンを交代できなくする)
     がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る)
隠れ特性:アナライズ (後攻時、繰り出す技の威力が1.3倍になる)
体重  :60.0kg (けたぐり・くさむすびの威力80)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計特性
レアコイル5060951207070465じりょく/がんじょう/アナライズ
152115567しんかのきせき無振り
ジバコイル70701151309060535じりょく/がんじょう/アナライズ

※しんかのきせき換算はおおよその目安。


ジバコイルからS+10。素でアーマーガア抜き、エアームドと同速、スカーフで130族を抜ける。
抜けるようになる範囲に役割を持てる相手が多く、進化後とは違った強みが見いだせる。
C120と火力も十分。

耐久は大きく下がってしまうが、がんじょうより行動回数が確保されているのも強み。
なお、しんかのきせきを持つことでジバコイル以上の耐久指数になるが、回復アイテム込みで考えると確定数自体はそう変わらない。
やはり素早さの違いを活かした運用が重要といえる。

ジバコイルが習得可能な「ボディプレス」は習得できない為、技範囲はジバコイルより更に狭い。
汎用的な重火力アタッカーだったジバコイルと違い、ピンポイントでの役割遂行重視の運用が中心になる。
Sが上がる性質上アナライズとの相性が悪くなるため、基本の特性はがんじょうorじりょくとなる。


型考察 [編集]

がんじょうスカーフ型 [編集]

特性:がんじょう
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ボルトチェンジ/ラスターカノン
優先技:10まんボルト
選択技:トライアタック/てっていこうせん

がんじょうにより最低限の行動回数を確保し、ジバコイルより高い素早さを活かしたスカーフ型。
ジバコイルと違い120族付近のエースバーンインテレオンは勿論、最速ファイアローまで抜けることが魅力。

特攻も120とサンダースより高く、最低限の火力はあると言えるが、やはりアナライズ発動時のジバコイルなどと比べると火力には大きな差が出る。
うまく耐性を活かして繰り出し回数を増やしたり、先制ボルトチェンジでのサイクル回しを利用したい。

めざめるパワー廃止で4枠目の技が少々悩ましいところである。
トリックを覚えないので、火力重視のてっていこうせんか等倍範囲を広げるトライアタックから選択となる。
なお、採用率ではてっていこうせんのほうが高い。参考程度に。

じりょくしんかのきせき型 [編集]

特性:じりょく
性格:おくびょう
努力値:CS252ベースで耐久調整
持ち物:しんかのきせき
確定技:10まんボルト/ラスターカノン
優先技:ボルトチェンジ
選択技:トライアタック/でんじふゆう/みがわり/でんじは

じりょくを生かして中低速の鋼タイプなどを焦点に役割を持つ型。
エアームドアーマーガアと同速以上であり、輝石もあってそれらの縛りはジバコイル以上にしやすい。
こちらはボディプレスを覚えないためナットレイ相手はジバコイル以上に厳しい。

火力が足りないのならエレキネット入れるのはどうだろう?素早さを下げられるのは大きい。


対レアコイル [編集]

注意すべき点
ジバコイルに勝る素早さと、負けず劣らずの特攻。
他の進化前ポケモンと違い、きせき以外にスカーフ持ちも多く、
はたきおとすやスカーフトリックで機能停止しにくい。
対策方法
ジバコイルより少し硬いか、少し素早い程度で、攻撃範囲や技構成はほぼ同じ。
アナライズ型は少なく、火力は落ちるので、電気や鋼に耐性があれば受けるのは容易。
かたやぶりでがんじょうを貫通して倒すのもよい。

外部リンク [編集]