アズマオウ [編集]
No.119 タイプ:みず 通常特性:すいすい(雨の時に素早さが2倍になる) みずのベール(やけど状態にならない) 隠れ特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。 ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする) 体重 :39.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
すいすい水物理 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | その他の特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アズマオウ | 80 | 92 | 65 | 65 | 80 | 68 | 450 | みずのベール/ひらいしん |
ハリーセン | 65 | 95 | 85 | 55 | 55 | 85 | 440 | どくのトゲ/いかく |
ガマゲロゲ | 105 | 95 | 75 | 85 | 75 | 74 | 509 | どくしゅ/ちょすい |
カジリガメ | 90 | 115 | 90 | 48 | 68 | 74 | 485 | がんじょうあご/シェルアーマー |
カマスジョー | 61 | 123 | 60 | 60 | 50 | 136 | 490 | スクリューおびれ |
初代出身の単みずタイプ。種族値は攻撃が気持ち高めな程度で、全体的に控えめ。
しかしみずタイプとしては唯一ひらいしんを持ち、実質耐性5、弱点1という優秀な耐性を誇る。
くさは範囲の狭さからサブウェポンとしての採用は比較的少なく、所持者が分かりやすい点も強み。
ただしめざめるパワーの廃止に伴い、でんきタイプがじめん対策としてくさむすびを採用している場合も。
体重は軽めだが、ダイマックスワザにされると高威力のくさ技になるため、注意が必要。
でんき無効のみずタイプのライバルとしてはじめん複合、およびランターンが存在。
特に前者は種族値の優秀なポケモンが多く、こちらはくさを2倍で抑え込める点を活用して差別化したい。
ランターンとの差別化についてはじめん等倍の耐性、主力技の種別で可能。一撃必殺技の習得者はナマズンだけ。
第八世代ではどくどくが習得不可に。耐久型がメインであったため、ダメージソースが減ったのは非常に痛い。
ピカブイで新規習得したでんこうせっかも再び覚えられなくなった。
一方でつるぎのまい、スケイルショット、クイックターンを新規習得。
控えめな火力を補えるつるぎのまいに、ひらいしんによるサイクル適性を活かせるクイックターンは特に相性が良い。
みず物理アタッカーとしてはギャラドス、ウオノラゴンといった強豪が存在するが、独自のサイクル性能を活かせば差別化は可能。
元々でんきへの遂行技であるドリルライナー、くさへの遂行技でありダイジェットにも使えるとびはねるなど、攻撃技のレパートリーは豊富。
低種族値がネックではあるが、耐性と攻撃範囲の広さを活かしたアタッカーとしての素養は強化されたと言える。
特性考察 [編集]
- すいすい
- 雨で素早さ2倍。シンプルかつ強力な特性で、ダイマックスの登場で攻撃しながら能動的に発動可能に。
ただし同タイプ・同特性のライバルは非常に多く、それらに比べ種族値が低いため否が応でも差別化は必須。
他の特性の場合もダイジェットを使えば多少の素早さはカバーできるため、そこも加味する必要がある。
強力な特性には違いないが、何かしら明確な目的が無ければ優先度は低めになる。
- みずのベール
- 物理技を採用する場合、やけどを防げるのは大きな利点。
とはいえ素の種族値が低く、おにびに受け出しできるだけだと少々差別化としては弱いか。
雨パに組み込まず、相手の雨も考慮せず、更にでんき耐性が必要なければ消去法的にこれだが、
その場合わざわざアズマオウを採用する利点は大きく薄れることは留意が必要。
- ひらいしん
- 隠れ特性。弱点を1つ潰せ、優秀な耐性を獲得。基本はこれで確定。
特攻は低いがランク上昇を前提とするならば物理と同等以上の火力を発揮できる。
ダブルバトルなら仲間のほうでんで隙無く発動させることも可能。
かたやぶりのでんき技は引き寄せず、無効化も出来ない。採用率は低めだが一応忘れずに。
すじがねいりのでんき技は引き寄せられないが、直接狙われた場合は無効になる。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
つのドリル | 無 | 一撃必殺 | 30 | - | 耐久型も突破できるメインウェポン。 火力が中途半端なので、この技を主力として努力値を耐久に振った方が安定する。 ゴーストとがんじょうには効果無し。 | |
アクアテール | 水 | 90(135) | 90 | - | 物理最高火力。 | |
たきのぼり | 水 | 80(120) | 100 | 怯み20% | 威力はやや下がるが命中安定。すいすい型なら怯みも狙える。 | |
ダイビング | 水 | 80(120) | 100 | - | 相手のダイマックスの時間稼ぎに。耐久型での選択肢。 | |
クイックターン | 水 | 60(90) | 100 | 控えと交代 | サイクル回しに。 | |
ドリルライナー | 地 | 80 | 95 | 急所ランク+1 | ひらいしん型での電気への遂行技。 | |
メガホーン | 虫 | 120 | 85 | - | 高威力で相性補完としても優秀。ただし水タイプには半減される相手が多い。 | |
どくづき | 毒 | 80 | 100 | 毒30% | 相性補完になかなかいいが、威力は低め。 | |
じたばた | 無 | 20~200 | 100 | - | タスキで耐えればかなりの威力。 | |
とびはねる | 飛 | 85 | 85 | 溜め技 麻痺30% | ダイジェットやダイマックス枯らしに。 ひらいしんでは雷を無効にできCを上げられる。 | |
スケイルショット | 竜 | 25×2~5 | 90 | 素早さ↑ 防御↓ | 対竜。相手のタスキを潰しつつ素早さ補強にも。 耐久は元々低いのでB低下はあまり気にならない。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ねっとう | 水 | 80(120) | 100 | 火傷30% | 特攻が低いので、主に火傷狙いで使う。 | |
ハイドロポンプ | 水 | 110(165) | 80 | - | 基本的にひらいしん発動後または雨下で。 | |
なみのり | 水 | 90(135) | 100 | - | 主にダブルバトルでひらいしんで味方のほうでんを受ける前提。自分以外全体攻撃。 | |
だくりゅう | 水 | 90(135) | 85 | 命中↓30% | なみのりと似ているが、こちらは味方を巻き込まない。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | 安定した相性補完技。 | |
ふぶき | 氷 | 110 | 70 | 凍り10% | 命中不安だが、ひらいしんが発動しないと火力がないので採用もやむなし。 | |
こごえるかぜ | 氷 | 55 | 95 | 素早さ↓100% | 追加効果が優秀。 | |
どろかけ | 地 | 20 | 100 | 命中↓100% | 追加効果が優秀。 | |
マッドショット | 地 | 55 | 95 | 素早さ↓100% | 追加効果が優秀。鋼・岩に刺さりやすい特殊ダイアースの威力を求めるなら。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
みずびたし | 水 | 100 | 相手の一致技の威力を下げ、ゴーストにつのドリルを当てられる。 | |||
あまごい | 水 | - | すいすい型で擬似的な積み技として。 | |||
みがわり | 無 | - | すいすい型で様子見、状態異常の回避、じたばた用の調整、きのみの発動に。 | |||
ねむる | 超 | - | 耐久型での回復手段に。 | |||
ねごと | 無 | - | ねむるとセットで使える。眠り状態での行動・つのドリルのPP節約になる。 | |||
アクアリング | 水 | - | 耐久型での回復用に。 | |||
くろいきり | 氷 | - | 敵のダイマックスや戦術を撹乱できる。 | |||
こらえる | 無 | - | ダイマックス枯らしや、すいすい型でのじたばたと合わせて。 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 流し際に積めれば大きい。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | 効果 | 解説 | |
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ダイストリーム | たきのぼり | 130(195) | 天候:雨 | 一致技。雨で2発目から威力1.5倍。すいすいの発動にも。 | |
アクアテール | |||||
ダイビング | |||||
クイックターン | 110(165) | ||||
ダイアース | ドリルライナー | 130 | 味方:D↑ | 電気への遂行技。追加効果が特殊受けとマッチしているが、 抜群&半減範囲が水技と被りがちなのがマイナス点。 | |
ダイワーム | メガホーン | 140 | 相手:C↓ | 対草悪超。威力が高いが半減されやすい。擬似特殊耐久強化。 | |
ダイジェット | とびはねる | 130 | 味方:S↑ | 対草虫闘。 追加効果発動で最速なら128族相当に。準速なら110族(ゲンガーなど)抜き。 | |
ダイアタック | つのドリル | 130 | 相手:S↓ | 等倍範囲が広い。追加効果を活かすにはある程度Sに振る必要がある。 | |
ダイウォール | 変化技 | - | まもる状態 | フェイントで解除されないが、ダメージは受ける 相手のダイマックスターン枯らしに。 |
採用率の低い技 |
型考察 [編集]
特殊受け型 [編集]
特性:ひらいしん
性格:おだやか
努力値:HD252
持ち物:たべのこし
確定技:つのドリル/ねっとう
選択技:ねむる/ねごと/みがわり/まもる
電気タイプに受け出しし、つのドリルで負荷をかけていく。
電気タイプのサブウェポンで多い氷・炎半減でくさむすびの威力も60なため、不一致なら十分に受けられる。
足が遅く耐久もギリギリなため、みがわりやまもるがあれば安定しやすい。
どくどくが無くなったことで、耐久型に対して確実に負担を欠ける手段が減っている。
回復ソース兼、擬似的につのドリルの試行回数を稼げるねむねごを採用するのも手。
役割対象に対する後出し性能は非常に高いため、苦手な相手に対する受けを後続に用意できていれば、素眠りも十分戦術に組み込める。
サイクル型 [編集]
特性:ひらいしん
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
努力値:HA252ベースでS調整 or AS252
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/たべのこし/オボンのみ/フィラのみ/たつじんのおび
確定技:クイックターン/つのドリル
選択技:ドリルライナー/とびはねる/たきのぼりorアクアテール/つるぎのまい/みがわり
ひらいしんによる独自の耐性とクイックターンの習得を活かし、サイクル戦に導入する。
電気耐性を持つ水タイプでクイックターンを使えるラグラージが最大のライバル。
差別化においては耐久型を突破できるつのドリルの存在が重要。とつげきチョッキを持たせれば試行回数も稼ぎやすい。
草への遂行技であり、ダイジェットとして使用できるとびはねるも使えるため、実用的な構成を目指せば差別化は自ずとできる。
A特化クイックターンの火力は無振りドリュウズに8割前後、霊獣ランドロスにいかく込みで4割強という程度。
鉢巻などで火力を補強すれば確定数に差が出るラインだが、自身の防御が低いため物理エースと正面から殴り合うのは得策ではない。
役割対象に特殊型が多いことも考慮すると、受け出し回数を稼げる持ち物の方が使いやすいか。
クイックターンだけだと有利状況やダイジェットを積んだあとで引かざるを得なくなるため、水技をもう一つ採用するのも視野に入る。
電気への遂行技であるドリルライナーもあると便利。その他の技は威力や範囲・ダイマックス時の追加効果に難があり、採用には明確な理由がほしい。
つるぎのまいを搭載すれば流した隙に火力補強ができる。よりダイマックスを絡めた抜き性能を重視するなら、下のアタッカー型をベースにすると良い。
アタッカー型 [編集]
特性:ひらいしん/すいすい
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252ベースでH調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
確定技:たきのぼりorアクアテール
優先技:とびはねる/つるぎのまい
選択技:ドリルライナー/メガホーン/どくづき/じごくづき/クイックターン/じたばた/ふぶき
種族値に沿ったオーソドックスな物理アタッカー。
攻撃範囲はそこそこ広いが素の状態では火力が低いため、つるぎのまいの優先度は高い。
一応つるぎのまいが積めればA252ダイストリームで無振りガブリアス程度なら確1と、なかなかの火力になる。
ひらいしんの場合は電気との対面でつるぎのまいを積み、ダイジェットで全抜きが狙える。
一方ですいすいならダイストリームで一致技の火力と素早さを同時に補強できるため、戦術に合わせて特性を選択。
みずのベールは役立つ場面がピンポイント過ぎるため、余程の理由がない限り候補外。
前者は独自の耐性による積みやすさにより差別化は不要だが、後者はカマスジョーなど似たような動きができるポケモンが多数いるため考慮が必要。
つるぎのまい、メガホーン、じたばた、つのドリルといったカマスジョーが覚えられない技を使って差別化を図りたいところ。
とはいえ、アズマオウ=ひらいしんのイメージが強いため、立ち回り次第では電気タイプとの対面で無理やり積むことも不可能ではない。
ひらいしんを逆手に取ったプレイングが狙えるという利点を活かせるなら、無理に技構成で差別化を狙う必要性は薄い。
対アズマオウ [編集]
- 注意すべき点
- ひらいしんだと電気技を通さないみずタイプ。おかげで弱点は草しかないので数値以上に硬い。
耐久同士の戦いではつのドリルがあるためかなり強く、ちいさくなる戦法にも対応できる。
クイックターンでサイクルを回してくる事も多い。
- 対策方法
- つのドリルの存在が耐久戦で不利に持ち込まれる要因なので、みがわりを張っておけば対処が楽。
つのドリルのPPを増やしても最大で8。プレッシャー持ちの耐久型ポケモンなら試行回数を稼がせずに処理できる。
先制技を持たない為、先手を取れれば戦いやすい。
また物理耐久は柔らかく、ナットレイ等の草物理で安定して倒せる。
かたやぶり持ちの電気技(ゴロンダのかみなりパンチ等)ならひらいしんを無視して攻撃できる。