ランターン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ランターン [編集]

No.171 タイプ:みず/でんき
通常特性:ちくでん(受けた電気タイプの技を無効化し、最大HPの25%を回復する)
     はっこう(野生のポケモンに出会いやすくなる)
隠れ特性:ちょすい(受けた水タイプの技を無効化し、最大HPの25%を回復する)
体重  :22.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
水/電HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ランターン1255858767667460ちくでん/はっこう/ちょすい
ウォッシュロトム506510710510786520ふゆう
電気吸収水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ランターン1255858767667460ちくでん/はっこう/ちょすい
アズマオウ809265658068450すいすい/みずのベール/ひらいしん

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/ひこう
いまひとつ(1/4)はがね
こうかなし---

特性「ちくでん」の場合、でんき無効。
特性「ちょすい」の場合、みず無効。


高いHPが特徴のみず×でんき複合。物理耐久はいまいちだが、特殊耐久はまずまず高め。
同複合のウォッシュロトムとは種族値の傾向がかなり異なり、特性も違うので差別化は不要。

何より特筆すべきはその耐性。半減4、1/4が1、弱点2とタイプの時点で優秀だが、ちくでんによりでんきも無効に。
補完の良い組み合わせを同時に半減以下に抑えやすく、強い相手にとことん強い。
特に前述したウォッシュロトムやサンダーは主力技を全てシャットアウト、他のFCロトムもカットロトム以外には有利となる。
弱点はじめんこそ採用率が高いが元々物理技が多く、最初から役割対象外と割り切ってしまえば問題になりづらい。
くさは通りの悪さからサブウェポンとしてはそこまで採用率が高くなく、くさむすびも威力40に抑え、流し性能はかなり高い。

一方、あくまでその耐久は補完に優れたタイプありきであり、数値上の耐久は耐性受けに最低限必要なラインに限られてる。
特に物理相手はHP・防御・特防ALL80族程度と平均程度しかなく、鈍足なため、等倍以上で簡単に押し切られる。
攻撃範囲、習得技は優秀ながら素の火力が低く、流せても後続に負担をかける手段が少ないのも欠点に。
高速再生もねむるしか覚えないので、一度消耗してしまうと立て直しは難しく、使い捨てになりやすい。
総じて痒いところに手が届かず、良くも悪くも流しつつちまちまと負担をかけ続ける役割重視の運用が基本。

新要素であるダイマックスは、HPの倍増で特殊耐久が更に向上、短所の火力も多少ながら改善される。
しかし能力の上昇するタイプの技はほとんど習得せず、中火力の撃ち合いをこなして終わり、というケースが多め。
変化技を駆使した誤魔化しも効かなくなるので、ダイマックスで強行突破を図る相手をどうしても流したい場合に切るぐらいか。

相手にダイマックスされた場合も、元々タイプ相性での受けが基本なので役割はほとんど変わらない。
ただしダイアシッド、ダイアークで役割対象の特殊アタッカーに強引な突破を狙われる危険性はある。
かいでんぱ、じゅうでんを採用していれば十分対抗できるが、ロトム系列もあくのはどう採用率は増えているので注意。

+  ウォッシュロトムとの比較

素早さ種族値が67のポケモンとしては、スリーパーが不在の代わりにアーマーガアが登場。
ランターン側が直接意識する必要は薄いが、アーマーガアを意識した調整を施した相手についでに抜かれる。
環境次第では多少調整した方が動かしやすくなる。ちなみに相方としても補完が非常に優秀。



特性考察 [編集]

ちくでん
みずタイプでありながら、でんきタイプに強く出られる。独自の耐性が採用理由に直結するので基本はこれ。
かたやぶりには貫通されるが、それに相当する特性を持つでんきタイプは禁止級のゼクロムのみ。
サブウェポンに目を向けてもゴロンダのかみなりパンチ程度しか該当しないため、ほとんど考慮する必要はない。
はっこう
戦闘用の特性ではない。トレース対策にはなるがランターン自身の性能を大きく損ねる。
そもそも第八世代でトレースを持つのはサーナイトポリゴン2のみ。
前者は後出しされづらく、後者は特性を無力化したところで突破不能。役立つのは初手で対面した時ぐらい。
ちょすい
隠れ特性。第八世代ではウオノラゴンの登場で優先度は上昇した。
ランターン独自の役割を確立することを考えると、基本的にはちくでんが優先される。
ちくでん同様、トレースされると一致技が通らなくなるので一応注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
10まんボルト90(135)100麻痺10%命中安定の電気技。
かみなり110(165)70麻痺30%威力重視ならこちら。雨下で必中。雨パを組む時や雨パ対策に。
ボルトチェンジ70(105)100攻撃後交換交代読みや退却に便利だが、地面タイプに注意。こだわり系アイテムと相性がよい。
ほうでん80(120)100麻痺30%威力は低めだが追加効果が優秀。ダブルバトルでは味方を選ぶ。
ハイドロポンプ110(165)80-高火力の水技。
なみのり90(135)100-命中安定の水技。
ねっとう80(120)100火傷30%威力は低いが追加効果が優秀。耐久向け。
れいとうビーム90100凍り10%水とも電気とも相性のよいサブウェポン。
ふぶき11070凍り10%命中不安だが火力を求めるなら。
こごえるかぜ5595相手全体素早↓100%サポート用。ダブルバトル用か。
マジカルシャイン80100-物理エースの多いかくとうあくは基本的に役割対象外。
実質サザンドラピンポイントなため優先度低め。
変化技タイプ命中解説
でんじは90地面タイプや電気タイプには効かない。第7世代で弱体化したため優先度低下。
かいでんぱ100特殊アタッカーを流しやすくなる。
あやしいひかり100交換読みや嫌がらせで。耐久型の選択肢。
みがわり-耐久型だけでなく、アタッカーでも様子見やふいうち回避に有用。
たくわえる-積めるのは3回までだが、物理特殊共に硬くなれる。
ねむる-カゴのみと合わせて。エレキフィールドやミストフィールドに注意。
みずびたし100タマゴ技。相手を単水タイプに変える。よびみずちょすいで無効化される点には注意。
下記で解説。
みずびたしのメリット
  • 電気無効の地面タイプを水タイプにして、電気技を抜群に。
  • まひ無効の電気タイプのタイプ特性を消し、でんじはでまひに。
  • 相手のタイプ一致の主力技を不一致にして火力を下げる。
  • 鋼に毒を通す。ただしギルガルドはバトルスイッチの度にタイプが戻るので注意。また、剣盾のランターンはどくどくは過去作限定。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームハイドロポンプ140(210)天候:雨一致技。2発目から威力1.5倍。
かみなりと相性がいい。
ねっとう130(195)
ダイサンダーかみなり140(210)場:EF一致技。2発目から威力1.3倍。
ねむらなくなるので催眠・あくびからの起点化対策にもなる。
10まんボルト130(195)
ほうでん
ボルトチェンジ120(180)
ダイアイスふぶき140天候:霰ドラゴン。追加のスリップダメージに注意。ダイストリームと相性が悪い。
れいとうビーム130
ダイフェアリーマジカルシャイン130場:MFドラゴン。4倍狙いで。追加効果で麻痺や火傷が撒きにくくなるので非推奨。
ダイサンダーと相性が悪い。
ダイジェットとびはねる130味方:S↑威力は皆無。加速用。最速なら1加速で125族のマニューラ抜き。
ダイウォール変化技-まもる状態フェイントで解除されないが、ダメージは受ける。
相手のダイマックスターン枯らしに。
+  その他

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ちくでん
性格:ひかえめ
努力値:特攻252 特防252 
持ち物:こだわりメガネ/とつげきチョッキ/たべのこし/オボンのみ
確定技:10まんボルトorかみなり/ハイドロポンプ(推奨)orなみのり
優先技:ボルトチェンジ/れいとうビーム
変化技:みがわり/みずびたし/でんじは

Cに努力値を割き、攻撃技を主体に圧力をかけていくアタッカー型。
基本的な役割は下記受け型とあまり変わらないが、C無振りとC特化では、火力に1.5倍ほどの差がある。
具体的にはC特化ハイドロポンプでH振りシャンデラを75%の中乱1。退かれても相手後続に大きく負荷をかけられる。
耐久面はD振りだけで事足りる場合が多く、たべのこしやオボンのみと併せて役割対象に何度も繰り出せる。

サブ技は草・ドラゴン狙いのれいとうビームが最優先。
電気技一点読みで物理地面が出てくることも多いため、交代読み行動は非常に重要。

+  HP調整について
+  型サンプル

電気・水流し型 [編集]

特性:ちくでん
性格:おだやか
努力値:HP252 特防252
持ち物:たべのこし/オボンのみ
確定技:10まんボルトorボルトチェンジ(推奨)/ねっとうorなみのり
優先技:れいとうビーム
選択技:あやしいひかり/みがわり/みずびたし/でんじは

高い特殊耐久+ちくでんを活かし、特殊電気・水に繰り出していく型。
繰り出しによるサイクルを重視して戦う型なので、おだやかHDベースが基本。
Cに振って圧力をかけたいと考えるなら、上記特殊アタッカー型を参照のこと。

電気技は水への遂行、また水技は電気を早めに流すために確定枠。

素早さ種族値は67。無振りや4振りの70族を抜く程度の素早さを振るのもアリ。
4振り70族抜き(実S92)は36振れば可能だが、相手側もそれを見越して振っている事を考えるともっと欲しくなるか。
ただ、相手を流しやすいポケモンなので、基本的に素早さに振るのは無駄が出やすい。
振るならしっかりと目的を定めること。

+  技考察
+  持ち物考察
+  型サンプル1

防御振り型 [編集]

特性:ちくでん
性格:ひかえめorずぶとい
努力値:防御252 特攻252 または 防御252 体力調整残り特攻
持ち物:シュカのみ/ふうせん/オボンのみ/たべのこし/カゴのみ/こだわりメガネ/じゃくてんほけん
確定技:10まんボルトorかみなり/なみのりorハイドロポンプ/れいとうビームorふぶき
選択攻撃技:ボルトチェンジ
選択補助技:ねむる/みがわり/でんじは

等倍物理や不一致じしんでランターンを倒そうとするポケモンを突破する型。

主な仮想敵は不一致じしんを撃つギャラドスや等倍で押してくるノーマル・飛行あたりだろうか。
シュカの実や風船をもたせると地面タイプも相手にできる。

特防に振らなくても特性のおかげで特殊電気または水タイプにはある程度有利に戦える。
例えばちくでんならサンダースあたりは問題なく相手することができる。


相性考察 [編集]

アーマーガア
ランターンの弱点であるくさが1/4、じめんが無効。
逆にランターン側はアーマーガアの弱点であるほのおを1/2、ちくでんによりでんきを無効にできる。
ランターンはボルトチェンジ、アーマーガアはとんぼがえりとサイクルを回せる技を覚える。

対ランターン [編集]

注意すべき点
特性を含めて独特の耐性と高耐久を持ち、水・電気・氷などの特殊アタッカーに滅法強い。
物理にはねっとう、サイクル戦ではボルトチェンジ、草やドラゴンにはれいとうビームと攻撃面も優秀。
でんじはやみずびたしのような補助技も。
対策方法
火力をアップさせる積み技や回復技に乏しい。
HPが高いので、やどりぎのタネやギガドレインは効果覿面。高耐久のポケモンならみがわりも壊されにくい。
特防を上げつつ弱点を突けるダイアースも有効。
有利なポケモン(一例)
ちょすいよびみずの地面タイプ(トリトドンガマゲロゲヌオー
電気・水無効で後出しから余裕を持って倒せる。めざめるパワーが無くなったのでより対処しやすくなった。
ナットレイ
攻撃技やでんじはが痛手にならない。ねっとうの火傷には注意。
ヌケニン
めざめるパワーが削除され、どくどくが過去作限定になったので、有効打が非常に少ない。
みずびたし+電気技か、とびはねる程度。
ひらいしんアズマオウ
特性で電気無効、水、氷半減。
みがわりもB特化でなければ無振りメガホーンでも破壊可能、たくわえるでの要塞化にはつのドリルで対応。
1だけだが素でランターンより速いのも利点。

外部リンク [編集]


[1] かたやぶり+地面技は無効化できない