トゲデマル - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

トゲデマル [編集]

No.777 タイプ:でんき/はがね
通常特性:てつのトゲ(接触技を受けると相手の最大HPの1/8ダメージを与える。)
     ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
           ダブルバトルで自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
隠れ特性:がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る。)
体重  :3.3kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
電/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
トゲデマル659863407396435てつのトゲ/ひらいしん/がんじょう
ジバコイル70701151309060535じりょく/がんじょう/アナライズ
レアコイル5060951207070465じりょく/がんじょう/アナライズ
152115567しんかのきせき無振り

ばつぐん(4倍)じめん
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう
いまひとつ(1/2)ノーマル/でんき/くさ/こおり/エスパー/むし/いわ/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/4)ひこう/はがね
こうかなしどく

特性ひらいしんの場合、でんき無効


第七世代出身のでんき×はがね複合タイプのポケモン。同複合は他にレアコイル・ジバコイルが存在する。
合計種族値は低いが攻撃と素早さが高めで、準専用技びりびりちくちくやアイアンヘッドによるまひるみ戦法が強力。
ほっぺすりすり、ねこだまし、とんぼがえり、アンコールといったサポート技も豊富。
特性もどれも優秀で、様々な持ち物と合わせた戦術が考えられ、種族値以上に器用な動きが可能なポケモン。

しかし技威力が全体的に低く、最高火力がギガインパクトを除けば威力90(135)のワイルドボルト止まり。
耐性も優秀ではあるが、低耐久ゆえ活かせる場面が少ないのが正直な所。
耐久の低さはがんじょうで補えるものの、単純なアタッカーとして運用するには少々癖がある。

天敵はガブリアス。メインのでんき技が無効なうえ、とんぼがえりで逃げようにもさめはだがんじょうが潰れる。
持ち物や型次第である程度ごまかしは利くものの、パーティによっては選出を控えるのも一考。

第七世代ではダブルにおいてLv.1トゲデマルとツンデツンデを並べた「ツンデマル」の並びが対策必須の凶悪コンビだった。
剣盾においては、レベル50未満のポケモンもすべてレベル50に調整されるために戦術そのものが消失している。

第八世代ではがむしゃら・いかりのまえばなど優秀な削り技を喪失。
麻痺撒きやねこだましによるサポート後も、一致技の通りが悪い相手に安定した削りが狙える点が魅力だっただけに非常に痛い。
てっていこうせん、かいでんぱ、ダメおしなどを新たに習得したものの、失ったものに比べると釣り合いに欠けるか。



特性考察 [編集]

てつのトゲ
接触攻撃を受けた場合に相手にダメージを与える点は優秀。擬似的な火力補強やタスキ潰しが可能。ニードルガードやこらえるも覚える。
トゲデマルの場合は非接触技のじしんが4倍で通るため、接触技を誘いにくいのが欠点。
この特性を使うならきあいのタスキやふうせん、でんじふゆうを使うなど工夫したい。
ひらいしん
特攻上昇の恩恵は薄いが、耐性増加は有用。ボルトチェンジによるサイクル回しの阻止が可能。
ダブルでは電気技を引き寄せることができるため、ギャラドスペリッパーやほうでんを使うポケモンの相方となれる。
このゆびとまれを使っているポケモンが他に場にいる場合、そちらが優先されるため引き寄せられない。
また、相手の特性がかたやぶりだった場合も引き寄せられず無効化もできない(すじがねいりの場合も引き寄せられないが直接狙われた場合は無効化できる)。
相手にトレースされると自身の電気技が通らなくなるので相手にトレース持ちがいたら警戒しよう。
がんじょう
隠れ特性。
がんじょう持ちではダゲキのS85を超え最速。
剣盾ではがむしゃらを習得できず、かたやぶり持ちのドリュウズが流行しているためやや優位性は落ちた。
それでも汎用性では一番でじゃくてんほけんを発動させやすい。一撃必殺技を無効化できるのも大きく、きしかいせいとの相性もバツグン。
3つの中では1番使いやすい特性なので迷ったらこれにしておくと良い。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
びりびりちくちく80(120)100怯み30%タイプ一致技。高い素早さと相性がよい準専用技。
ワイルドボルト90(135)100反動1/4タイプ一致技。がんじょうと相性が悪い。
ほっぺすりすり20(30)100麻痺100%タイプ一致技。タスキ潰しと麻痺撒きを兼ねる妨害技。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。高い素早さと相性がよい。
びりびりちくちくと比べ無効タイプがないことが利点。
アイアンローラー130(195)100フィールド破壊タイプ一致技。グラスフィールドの解除は注意。
とんぼがえり70100自分交代タスキ潰しと不利対面回避を兼ねる交代技。
どくづき80100毒30%対草。フェアリーにも。
とびはねる8585溜め技
麻痺30%
ダイジェットやダイマックス枯らしに。
ひらいしんでかみなり無効、うちおとすやぼうふうもダメージを抑えられる。
しねんのずつき8090怯み20%地面技を覚えないので対毒・闘に。
命中と追加効果はアイアンヘッドの下位互換。
じたばた20~200100-タスキやがんじょうとあわせて。等倍で通りやすい。
きしかいせい20~200100-タスキやがんじょうとあわせて。抜群も半減も多い。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しに。ダブルでは縛り解除も兼ねる妨害技。
特殊技タイプ威力命中効果解説
エレキネット55(82)95相手全体
素早さ↓100%
タイプ一致技。追加効果が優秀。
ボルトチェンジ70(105)100交代技タイプ一致技。使える局面は少なくない。
てっていこうせん140(210)95最大HP1/2反動タイプ一致技。退場用だが、ひらいしんや弱点保険を発動すればかなりの威力。
くさむすび20~120100-唯一の対地技。ひらいしんや弱点保険を発動しないと火力は期待できない。
変化技タイプ命中解説
ニードルガード-まもるの上位互換。接触技対策。
こらえる-トゲ+ゴツメ用。ダイマックスの消費にも。
エレキフィールド-電気技の火力を補強。眠りも無効になる。
でんじふゆう-地面技対策。アンコールやニードルガードと相性がよい。
アンコール100サポート用。後続の起点作りに。ひらいしんやでんじふゆうと合わせて。
リフレクター-サポート用。物理耐久を強化。ひかりのかべは覚えない。
ねがいごと-回復技。後続サポートにも。HPは低め。
くすぐる100低耐久をカバー。
みがわり-状態異常技の回避や、どくどくと合わせて。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技威力元にする技効果解説
ダイサンダーワイルドボルト
びりびりちくちく
130(195)場:EF一致技。フィールド展開で電気技威力1.3倍&催眠阻止。
ダイスチルアイアンヘッド130(195)味方:B↑一致技。防御上昇で確定数ずらしも狙える。
ダイワームミサイルばり130相手:C↓対草悪。特攻低下で確定数ずらしも狙える。
とんぼがえり120
とどめばり100
ダイナックルきしかいせい100味方:A↑4倍狙いや攻撃上昇狙いで。威力も安定して使いやすい。
ダイジェットとびはねる130味方:S↑対草闘。追加効果ですばやさ上昇。
最速で実数値243、準速殻破パルシェンの1つ下。
準速で実数値221、最速龍舞ギャラドス抜き。
ダイサイコしねんのずつき130場:PF対毒闘。エレキフィールドを消してしまうが先制技封じの恩恵は自身にも大きい。
ダイアタックがむしゃら130相手:S↓追加効果がダイジェットと被りがち。
通常時有用な技が多いので採用価値は十分にある。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスのターン切れ狙いに。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

まひるみアタッカー型 [編集]

特性:がんじょう(推奨)orてつのトゲorひらいしん
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物(がんじょう):こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/カムラのみ/じゃくてんほけん/ぼうごパッド
持ち物(てつのトゲ・ひらいしん):きあいのタスキ/いのちのたま/ふうせん
確定技:びりびりちくちくorアイアンヘッド(両立可)/ほっぺすりすり
選択技:どくづき/とんぼがえり/ニードルガード/アンコール/でんじふゆう

基本はほっぺすりすりで麻痺を撒きつつ、あわよくばまひるみ戦法を狙う型。
ニードルガードによる様子見兼タスキつぶしやアンコールによる起点作りも可能。

攻撃技が接触技ばかりなので、がんじょう型の持ち物にぼうごパッドを追加。
自分の攻撃で頑丈を潰す恐れが無くなる。

じゃくてんほけん前提なら、特殊技も検討可能。

レッドカード型 [編集]

特性:がんじょう
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:レッドカード
確定技:ほっぺすりすり/アンコール
選択技:びりびりちくちく/アイアンヘッド/とんぼがえり/ニードルガード/きしかいせい

がんじょう+レッドカード戦法を駆使した先発起点作り型。
でんき技や麻痺無効の相手に対してもをがんじょうで耐えてレッドカードを発動させ、
後続に麻痺を入れることができるため安定した遂行能力が見込める。

積みポケモンを麻痺+先制アンコールで機能停止させることは勿論、
積んだポケモンの攻撃に後出しして退場させることで擬似的な起点回避も行えるなど非常に汎用性が高い。

後続に複数の電気無効がいる場合、初手ほっぺすりすりが博打気味になる点には注意が必要。
とんぼがえりでの対面操作もできるため、場合によって使い分けること。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:ひらいしん
性格:ようき
努力値:HorA252、S252
持ち物:ふうせん/たべのこし/オボンのみ/ゴツゴツメット/きあいのタスキ
優先技:ねこだまし/ほっぺすりすり/ニードルガード
選択技:ボルトチェンジ/びりびりちくちく/アイアンヘッド/とんぼがえり/アンコール/リフレクター/エレキフィールド/てだすけ

ダブル向きの技や特性を兼ね備えており、それを活かす型。
特性はひらいしんが基本。

似たようなひらいしんのサポートとしては他にライチュウピカチュウがいる。
あちらもねこだまし、アンコール、ほっぺすりすりなどを使うことができ、なおかつ特攻やボルテッカー、素早さで差をつけられる。
ニードルガードやとんぼがえり、耐性の違いで差別化を図りたいところ。

ボルトチェンジは隣のダイマエースなどの弱保を発動させつつ後続に繋げる技として優秀。


対トゲデマル [編集]

注意すべき点
優秀な耐性と特性を持ち、繰り出し性能が高い。
タスキ潰しや麻痺撒き、アンコールなどのサポートに長ける。
がんじょう持ちのポケモンでは最速で、仕事をされやすい。
ダブルバトルではがんじょうねこだましの強力なサポート性能に加え、放置すれば超火力がむしゃらが飛んでくる。
対策方法
地面タイプは攻守共に有利。
かたやぶり持ちのドリュウズやガラガラ原種orアローラのホネブーメランならがんじょう貫通。先制技も有効。
接触技や補助技を使う際はニードルガードやアンコールに注意。
ねこだましでがんじょうやきあいのタスキを潰される恐れもあるため、それらを所持したポケモンを対面させるのは避けよう。

外部リンク [編集]