ツンデツンデ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ツンデツンデ [編集]

No.805 タイプ:いわ/はがね
特性:ビーストブースト(相手を倒す毎に自分の最も高い能力値が上昇する)
体重:820.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
岩/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ツンデツンデ611312115310113570ビーストブースト
ボスゴドラ70110180606050530がんじょう/いしあたま/ヘヴィメタル
一致鈍足ジャイロボールHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ツンデツンデ611312115310113570ビーストブースト
ハガネール7585200556530510がんじょう/いしあたま/ちからずく
ナットレイ74941315411620489てつのトゲ/きけんよち
ドータクン67891167911633500たいねつ/ふゆう/ヘヴィメタル

ばつぐん(4倍)かくとう/じめん
ばつぐん(2倍)みず
ふつう(1倍)ほのお/でんき/くさ/ゴースト/はがね/あく
いまひとつ(1/2)こおり/エスパー/むし/いわ/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/4)ノーマル/ひこう
こうかなしどく

第七世代後期に登場したウルトラビーストで、いわ×はがね複合。
その防御はツボツボに次ぐ単独2位。HPの差から実質的な物理耐久指数は上回る。
ただしやはりHPの差から、同条件ではクレベースレジロックハガネールに少々劣る。

また特殊耐久は並程度、メジャーな4倍弱点を2つ持ち、高速再生もねむるのみで意外と居座りや受けは苦手。
むしろ高めの攻撃種族値、ナットレイをも下回る素早さ+ジャイロボールという個性からアタッカー運用が主流である。
最鈍であれば、無補正無振りで種族値76以上、実数値にして素早さ96以上の相手に超火力のジャイロボールを放てる。
少々厳選は手間だがそれだけの価値はあり、また第八世代でミントの登場により、素早ささえ厳選しておけば実現可能となった。
トリックルームを自力で展開でき、またいわなだれ、ワイドガードを習得することからダブル適性もある、高いポテンシャルを持つポケモン。

一方、出す前に予めトリックルームを仕掛けておかなければ後攻で動き、また弱点がメジャーな性質から消耗しやすい。
特にかくとうじめん相手は高い物理耐久を以てしても耐えきれずに縛られてしまうケースも。
不一致じしん程度なら耐えられるので、時には強引に居座る立ち回りも選択肢。きあいのタスキを持たせた個体も時折見受けられる。

第八世代ではボディプレス、ヒートスタンプを獲得。特に前者は非常に高い防御と相性が良く、抜群範囲も広いかくとう技。
タイプ一致で放てるジャラランガに並ぶほどの破壊力を出せる、優秀なサブウェポンとして選択できる。
後者はダイマックスに無効なものの、高い体重を活用出来るほのお技。前述のナットレイへの最高打点に出来る。
総じて第八世代の新規習得技や仕様変更と相性が良く、前作以上のアタッカー適性を獲得することとなった。
めざめるパワーの廃止に伴い、予想外の場所から弱点を突かれることが無くなったのも大きな追い風である。
失った技はじゅうりょく、どくどく、リサイクルなど。変化技が中心であり、アタッカー運用であれば使用感は然程変わらない。

耐性が極端すぎるので考え無しに切ることは推奨出来ないが、新要素のダイマックスとの相性はかなり優秀。
かくとう、じめん技を習得、当然一致技も使用可能であり、必要な能力が全て上げられ、特殊耐久もカバー可能。
癖の強いジャイロボール、ヒートスタンプを安定威力で放てる点も嬉しいところ。
ただしボディプレスは普通の攻撃技となる為、防御種族値の高さはしばらく活用できなくなるのは忘れずに。
現環境ではジャラランガバイウールーのみではあるが、主力技のジャイロボールをぼうだんの受け出しで防がれなくなる点も強み。
後者はボディプレスを採用していれば突破可能、前者とは元々相性が悪いが、選択肢の増加には変わりない。



特性考察 [編集]

ビーストブースト
種族値の関係上、ほぼ確実に防御にブーストがかかるようになっている。
攻撃にかける場合、さみしがり+A252振り+防御個体値17以下無振り(B実数値201以下)という条件が必要。
(Lv100戦を考慮する場合、B個体値は最大15まで。)
これ以外の能力にはブーストをかけることは不可能。
Sに下降補正がかからないため最大威力ジャイロボールとなる範囲がS実数値108以上に変化することに注意。
また、無補正BV無振り個体より防御が約13%下がるため、本来耐えられたはずの不一致4倍を耐えられずに落とされてしまう可能性も出てくる。
強引な居座りはなるべく控えるなど、より慎重な扱いが求められる。
ただし、マッシブーンを例とすれば分かるように爆発力は折り紙付き。攻撃上昇さえ発動すれば多くの相手に有利を取れる。
また、さみしがり以外で運用時に発動する防御ブーストについての利点だが、HP満タンの状態で発動したならば一致4倍物理技すら確定で耐えるほどの耐久になる。
具体的には性格無補正H252振りでB一段階upでいじっぱりガブリアスのじしんを確定で耐え、いじっぱり霊獣ランドロスのじしんを75%の確率で耐える。
ツンデツンデ以外で始動したトリックルーム下でツンデツンデが先手で敵撃破したときなどが該当する。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ジャイロボール1~150
(1~225)
100-タイプ一致技。極端な鈍足と相性がよい。
PPが最大で8しかなく、特性ぼうだんに無効化される点には注意。
ロックブラスト25(37)×2~590-タイプ一致技。威力不安定だが、きあいのタスキやみがわりに強い。
5発ならストーンエッジを超えるが期待値は3発。
こちらも特性ぼうだんに無効化される。
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1タイプ一致技。高威力・命中不安。
いわなだれ75(112)90怯み30%タイプ一致技。トリックルーム下でない限り怯みはほぼ狙えない。
ダブルでは相手全体攻撃として優秀。
じしん100100-対鋼、電、ギルガルド。鋼、岩との相性補完に優れる。
10まんばりき9595-同上。ダブルバトル用に。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対鋼。範囲が一致技と被りがち。ダイナックルの素材としても。
ボディプレス80100-能力低下が無い。B無振りでもA特化ばかぢからの8割弱の威力。
ヒートスタンプ40~120100-対鋼、ナットレイ。ダイマックス相手に無効。
しねんのずつき8090怯み20%ぼうだんジャラランガ、水/格闘複合ピンポイント。
トリックルーム下なら怯みも狙えるが基本的に優先度は低い。
特殊技タイプ威力命中効果解説
てっていこうせん140(210)95最大HP1/2消費タイプ一致技。壁張り型の退場用だが、
じゃくてんほけんを持たせやすいためダイスチル化も。
変化技タイプ命中解説
てっぺき-ボディプレスの威力上昇兼ねて物理耐久をさらに強化。
鈍足なので味方のサポートが無いと厳しいところ。
トリックルーム-鈍足と相性がよい。トリックルーム下ならツボツボを除き最速でジャイロボールを放てる。
ステルスロック-流し際に。
ワイドガード-ダブル用。一致いわなだれ・トリックルームなどの技によりダブル適性もまずまず。
スキルスワップ-主にダブル用。ウルトラビーストでは唯一覚える。
ダブルバトルで味方にビーストブーストを渡せる。
サイドチェンジ-ダブル用。範囲技のじしんに弱いため相性は微妙。
ひかりのかべ-サポート用だが後手で使うため相性は微妙。
リフレクター-サポート用だが後手で使うため相性は微妙。
でんじふゆう-地面技を5ターンの間無効化できる。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイスチルジャイロボール130(195)味方:B↑一致技。もとの威力より弱くなってしまう場合がある。
逆に言えばブリザポスのような鈍足相手にも高威力の鋼技で攻撃できる。追加効果は優秀。
ダイロックストーンエッジ130(195)天候:砂嵐一致技。砂嵐でタスキ貫通。特防も上がる。
いわなだれ
ロックプラスト
ダイアースじしん130味方:D↑鋼や岩と相性の良いサブウェポン。比較的不安な特防を補える。
10まんばりき
ダイナックルばかぢから95味方:A↑対鋼。ばかぢからのデメリットを嫌う場合に。負担を与えつつ火力補強にも繋がる。
ボディプレス90
ダイバーンヒートスタンプ130天候:晴対鋼。安定して高火力を出せるようになる。相手水技の威力軽減も。
ダイサイコしねんのずつき130場:PF対闘。鈍足なので恩恵が少ない。トリル下でマッハパンチを防げる。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン枯らしに。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:ビーストブースト
性格:ゆうかん/さみしがり(Aブースト用)
努力値:H244 A252 BorD12
持ち物:きあいのタスキ/ふうせん/シュカのみ/いのちのたま
確定技:ジャイロボール
優先技:トリックルーム/ロックブラスト/じしんor10まんばりき
選択技:ストーンエッジ/ばかぢからorボディプレス/ヒートスタンプ/ステルスロック

普遍的な物理アタッカー型。ジャイロボールを中心に攻める。
トリックルームを絡めることで最速の一致ジャイロボール使いと化す。

10まんばりきはグラスフィールドを味方に張ってもらう構築の場合の地面技。

基本はゆうかん最遅だが、Aにブーストをかけたい場合はさみしがり。
特性考察の通り、防御個体値が17以下である必要があるため厳選には注意。

+  持ち物考察
+  耐久上昇性格について

こだわりハチマキ型 [編集]

特性:ビーストブースト
性格:ゆうかん/さみしがり(Aブースト用)
努力値:H244 A252ベースで調整
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:ジャイロボール/ロックブラスト
選択技:じしん/ばかぢから/ストーンエッジ/しねんのずつき/ヒートスタンプ

フルアタが基本になるため上の物理アタッカー型と分離。
ハチマキジャイロボールの威力は凄まじく、半減でも致命傷を与えられる。

【ダブル】アタッカー&サポート型 [編集]

性格:ゆうかん/さみしがり/のんき
努力値:H252 AD調整
持ち物:シュカのみ/ヨプのみ/きあいのタスキ/ふうせん/いのちのたま/じゃくてんほけん
確定技:いわなだれ/ジャイロボール/トリックルーム
選択攻撃技:じしん/ボディプレスorばかぢから/ヒートスタンプ/てっていこうせん
選択補助技:まもる/ワイドガード/スキルスワップ/サイドチェンジ

ツンデツンデより遅いのはツボツボナマコブシゴンべくらいなので、
トリックルームを決めてしまえばほぼ先手が取れる。ただし先制技には対策が必要。
単にいわなだれでひるみを狙ったり高威力のジャイロボールを使ったりするだけでも十分強力だが、ダブル用の補助技を多く覚え、
弱点2つは両方無効タイプがあり自身も多耐性なのでサイドチェンジとの相性もよいため独特の性能を発揮できる。

じゃくてんほけんは火力を下げたサポート型の味方でなみのりやじならしを使えば能動的に利用できる。


相性考察 [編集]

クレセリア/ユクシー
高い特殊耐久、格闘半減、地面無効、トリックルーム持ち、中速と相性のよい要素を数多く備えている。サイドチェンジもできる。
オーロット/パンプジン
格闘無効、地面半減、水半減。サイドチェンジ及びトリックルームを習得し、自身も鈍足。
エルフーン
格闘半減、地面半減、水半減。トリックルームを習得する。自身はSが高くトリックルームと相性が悪いが特性により補える。
ダダリン
格闘無効、地面半減、水半減。ダブルならサイドチェンジでツンデツンデを守ったり、なみのりでじゃくてんほけんを能動的に発動させたり、ツンデツンデのスキルスワップでビーストブーストを渡しつつはがねつかいを得ることも可能。

対ツンデツンデ [編集]

注意すべき点
ジャイロボールとトリックルームを全ポケモン中最も遅い速度で使ってくるため、高速・中速アタッカー型のポケモンは非常に危険。
最大威力のジャイロボールは非常に高い火力を備えており、サイクルに多大な負荷をかけてくる。トリックルーム下だと死に出し以外では止められる手段が激減する。
トリックルーム要員を他に任せた純粋なアタッカー型や、強引に(場合によってはきあいのタスキなども用いて)居座るトリル起動兼高火力アタッカーなど、
PTによっては後続のトリパアタッカーの対策も絡めた戦い方が必要になる。
スキルスワップやステルスロックといった補助技も揃っており、ワイドガードやサイドチェンジによりダブル適性も高い。
防御を落として攻撃にビーストブーストをかけることも考えられる。
ボディプレス所持率も高く、ダイナックルの猶予を与えるとさらに手が付けられなくなる可能性も。できる限り迅速な処理が望ましい。
対策方法
4倍弱点を狙う
HPが低く、がんじょうを持たないので結構脆い。もしくは特殊技で攻めたい。
物理技で攻める場合、低威力一致技や不一致技だと4倍弱点でも素耐えされる場合があるため注意すること。
また、砂嵐下の場合、特殊技でも2倍弱点では心もとないため、4倍弱点を突いていきたい。
ジャラランガ
特性ぼうだんでジャイロボールを無効化し、岩技半減、一致格闘技で4倍弱点を突ける。
しねんのずつきの搭載率は低く、後出しも容易で最も堅実な対策方法。
マッギョ
一致技を両方とも半減に抑え、素早さも低いためジャイロボールもほとんど痛手にならない。
マッギョがC無振りであっても、だいちのちからでH252D4ツンデツンデがぴったり確一。
ヤドラントリトドンラグラージ
水タイプの物理受け・高耐久ポケモン、S95以下の鈍足アタッカー。
単純にジャイロボールの威力が下がるため大幅な弱体化となる。地面複合組は岩技も半減できる。サブウェポンも通らない。
ヤドランはボディプレス、トリトドンラグラージは一致地面技で4倍弱点を突ける。あくびやステロで逆に起点化することも可能。
はがねタイプ
一致技を両方半減できるので後出ししやすい。
ナットレイドータクンハガネール等の鈍足ポケモンなら半減でもジャイロボールを受けられ、地面技や格闘技を覚えさせれば4倍弱点を突ける。
ただし、今作でヒートスタンプを習得、所持率の高いボディプレスを元にしたダイナックルも考慮すると安定択とは言い切れなくなった点に注意。
鋼タイプを1/4にまで抑えるポケモンは水/電気複合、ヒートロトムを除きじしん4倍なので安易な受け出しは危険。
遅いポケモン
S実値50以下でジャイロボールの威力がアイアンヘッドを下回るようになるため耐性に頼らずとも受けられる。
モロバレルなどのトリックルーム対策兼ジャイロボール受けを用意してるだけでも対処が格段に楽になるだろう。
ただしA種族値131はあるのである程度の耐久は欲しい。
例)鋼弱点のドサイドン(ハードロック)だと、最遅同士ならジャイロボールの威力が一致補正込みで94にしかならず、
無振りでも確3になり後出しができる。ただし、こだわりハチマキは流石に2発耐えない。いのちのたまだとHP振りで超低乱2。
ツンデツンデはまず抜けないが素早さ次第ではトリックルームを逆利用することもできる。
まもみが系戦術
ジャイロボールのPPが少なく、いわなだれは命中不安。トリックルームのターンも消耗させられるため比較的有効。
ロックブラストによる身代わり貫通には注意。
ちょうはつ
ジャイロボールを一発まともに喰らう恐れもあるが、素早さでこちらが上回っていればあとは対処しやすい。
メンタルハーブ持ちに注意。
おにび・いかく
対物理アタッカーへの汎用対策。ジャイロボールの最大火力が非常に高いため、鈍足や鋼耐性を持っていることが望ましい。
例)H252振り程度の霊獣ランドロスだと特化ジャイロボールが威嚇込みで確2(ハチマキを持たれるとHB特化していても確2)となり、
トリックルーム下では後出し不可。

外部リンク [編集]