ドータクン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ドータクン [編集]

No.437 タイプ:はがね/エスパー
通常特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
     たいねつ(炎タイプの技とやけどのダメージを半減する)
隠れ特性:ヘヴィメタル(自分の体重が2倍になる)
体重  :187.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)/ヘヴィメタル時:374.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
鋼/超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドータクン67891167911633500たいねつ/ふゆう/ヘヴィメタル
メタグロス80135130959070600クリアボディ
一致鈍足ジャイロボールHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドータクン67891167911633500たいねつ/ふゆう/ヘヴィメタル
ハガネール7585200556530510がんじょう/いしあたま/ちからずく
ナットレイ74941315411620489てつのトゲ/きけんよち
ツンデツンデ611312115310113570ビーストブースト

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/じめん/ゴースト/あく
ふつう(1倍)みず/でんき/かくとう/むし
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ひこう/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)エスパー
こうかなしどく

特性「ふゆう」の場合、じめん無効
特性「たいねつ」の場合、ほのお等倍


第四世代出身のはがね×エスパー複合。
耐性が優秀な複合で知られ、更に弱点であるほのおたいねつじめんふゆうでカバーできる。
同複合のメタグロスより種族値は一回り低いが、独自の耐性と後述するサポート気質な技構成により差別化を意識する必要は無い。

しかし耐性が優れるとはいえ回復技はねむるしか習得できないため、何度も受け出しするのは不可能。
よって両壁やトリックルーム、ステルスロックによる場作りや、耐性を最大限活用したクッション運用が主な仕事になる。
ジャイロボールやボディプレスといった自身の能力傾向に合った攻撃技もあり、攻撃性能もそれなりにある。

第八世代ではボディプレス、スピードスワップを習得。前者は高めの防御を活かしたサブウェポンで、あくタイプへの対抗手段となる。
後者は主にシングルで疑似的なトリックルーム感覚で使用。ただしその場合、ジャイロボールは採用できなくなる。
どくどく、リサイクル、じゅうりょくは使用不能に。主にダブルでのサポート性能がやや低下してしまった。
また、自主退場技のだいばくはつも喪失。じばくを習得しないので、自主退場手段はてっていこうせんのみとなった。



特性考察 [編集]

主に採用されるのは「たいねつ」と「ふゆう」だが、環境の推移に伴い両者の採用率は変動している。
シーズン31(2022年6月)時点ではふゆうの採用率が9割を超えている。

ふゆう
弱点であるじめんが無効。繰り出し性能・流し性能が上昇。
じめんとの補完に優れるいわこおりもはがねの耐性で半減できるので相性が良い。
ただしフィールドの恩恵が受けられなくなり、相手のふいうち、おにび等に注意が必要。
かたやぶりにも弱いのでドリュウズが相手パーティにいたら警戒すること。
たいねつ
専用特性。ほのおが実質等倍になり、やけどダメージも半減される。
ふゆうと違いダメージは無効化出来ないが、弱点であることに変わりは無いのでじゃくてんほけんも発動する。
またダイマックスによるフィールドを活用したい場合もこれになる。
こちらもかたやぶりで貫通されるのは忘れずに。特にエースバーンのキョダイカキュウは致命傷を受ける。
ヘヴィメタル
隠れ特性。体重が倍に。適用技はヘビーボンバーのみ。体重依存技自体がダイマックスに無効化されるため採用しにくい。
仮想敵になる相手は素で最大威力なことが多く、特性で確定数が変わることもほぼ存在しない。
わざわざ優秀なたいねつやふゆうを切ってまで採用する理由に乏しく、基本的に候補外。
けたぐりのダメージも上昇するが、くさむすびは元々半減なのでほぼ考慮に入れずとも構わない。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ジャイロボール1~150
(1~225)
100-タイプ一致技。速い相手に有効。最大威力はヘビーボンバーより高い。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100-タイプ一致技。軽い相手に有効。フェアリーに対しては一貫性が高い。
ダイマックス状態の相手には無効なことに注意。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。性能安定。トリックルームとあわせれば怯みを狙える。
しねんのずつき80(120)90怯み20%タイプ一致技。トリックルームとあわせれば怯みを狙える。
じしん100100-対炎・電気・鋼。鋼技との相性補完に優れる。
じならし60100S↓100%威力は低いがタスキ潰しを行いつつ相手の素早さを下げるサポートもこなせる。
ジャイロボールやトリックルームとアンチシナジーな点は注意。
ボディプレス80100-攻撃無振りでも使える優秀なサブウェポン。あらゆる型で候補に入る。
いわなだれ7590怯み30%リザードンモスノウに。トリックルームとあわせれば怯みを狙える。
しっぺがえし50/100100-対エスパー・ゴースト。後攻で威力倍増。鈍足との相性はよい。
特殊技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
みらいよち120(180)100溜め技タイプ一致技。高威力・まもる貫通。
ワイドフォース80(120)100-タイプ一致技。サイコフィールド下で相手全体攻撃化+威力1.5倍だが、
ふゆうだと強化されない。
ラスターカノン80(120)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
てっていこうせん140(210)95HP1/2消費タイプ一致技。威力は高いがHPを大幅に消費する。
だいばくはつに代わる自主退場用に。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー・ゴースト。鋼にも等倍。
メテオビーム12090溜め技
特攻↑
自身の特攻も上がる。パワフルハーブと合わせて。
ソーラービーム120100溜め技威力安定の高威力草技。ダイマックスやパワフルハーブとあわせて。
くさむすび20~120100-対水。威力不安定。水地面に。
変化技タイプ命中解説
トリック100こだわりアイテムとあわせて。メガストーン・Zクリスタル廃止で通りやすくはなった。
さいみんじゅつ60命中不安。
ステルスロック-サポート用。高い耐久力・流し性能を活かして。
トリックルーム-サポート用。自身の鈍足も活かせる。
スピードスワップ-サポート用。すばやさの実数値を交換。みがわり貫通。
鈍足を活かして相手の高速アタッカーを機能停止に。
トリックルームとは選択、もしくは両立もあり。
しんぴのまもり-サポート用。味方の状態異常を予防。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
にほんばれ-サポート用。天候始動・上書きや、水技の弱体化に。
あまごい-サポート用。天候始動・上書きや、炎技の弱体化に。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊方面を補える。
てっぺき-防御を強化。物理に滅法強くなる。ボディプレスとあわせて。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。

ジャイロボールについて [編集]

【ジャイロボールの威力=(25×相手のすばやさ÷自分のすばやさ)+1】

こちら最遅(実数値34)の時
アイアンヘッドの威力(80)を超える・・・相手のS実数値108以上(4振りFCロトム(86族)抜き調整相当から)
最大威力(150)に達する ・・・・・・・・相手のS実数値203以上(最速130族、スカーフ70族抜き調整相当から)
こちら最遅+鉄球(実数値17)の場合
アイアンヘッドの威力(80)を超える・・・相手のS実数値54以上(無振り35族、最遅ギルガルド抜かれ調整相当から)
最大威力(150)に達する ・・・・・・・・相手のS実数値102以上(4振り80族抜き調整相当から)
最遅ハチマキ>最遅鉄球となるのは・・・相手のS実数値135以上(最速70族抜き調整相当から)

S半減アイテム(※)+ジャイロボール:高威力を出しやすく、小回りも効く。ただし他の技の火力は上がらない。
こだわりハチマキ+ジャイロボール:最速70族以上の高速組に対する火力ならくろいてっきゅうより上。小回りは効かないが他の技の威力も上がる。
こだわりハチマキ+アイアンヘッド:爆発力はないが、遅い相手にも安定した威力を出せる。小回りは効かないが他の技の威力も上がる。

※くろいてっきゅう・きょうせいギプス・パワー系アイテム。
ただしくろいてっきゅうを持たせると地面技が当たるようになってしまうので、特性がふゆうの場合はそれ以外を持たせること。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイスチルてっていこうせん140(210)味方:B↑一致技。高い防御に磨きをかける。
ジャイロボール130(195)
ヘビーボンバー
アイアンヘッド
ラスターカノン
ダイサイコみらいよち140(210)場 PF:一致技。フィールド展開で超技威力1.3倍&先制技封じ。
トリックルームを使えば先制技封じもかなり生きてくる。
特性がふゆうだとフィールドの恩恵を受けられない。
しねんのずつき130(195)
サイコキネシス
サイコショック
ワイドフォース
ダイアースじしん130味方:D↑サブ技。技範囲と追加効果の両方が鋼との補完に優れる。
ダイロックメテオビーム140天候:砂嵐対炎虫飛。追加効果の砂嵐で少しずつ削っていくこともできる。
いわなだれ130
ダイソウゲンソーラービーム140場:GF対水地面。GFによる地震の威力半減を留意しておくこと。
特性がたいねつだと相手の地震を半減できるのが美味しい。
特性がふゆうだとフィールドの恩恵を受けられない。
くさむすび130
ダイナックルボディプレス90味方:A↑対鋼悪。物足りない攻撃力を強化。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓対霊超。追加効果と分類がミスマッチ。
ダイアークしっぺがえし100相手:D↓対霊超。追加効果と分類がミスマッチ。
ダイウォール変化技-まもる状態ダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。
+  ウェザーボールと過去作限定技

型考察 [編集]

サポート型 [編集]

特性:たいねつ/ふゆう
性格:わんぱく/しんちょう/ずぶとい/おだやか/のんき/なまいき
努力値:H252 BorD252
持ち物:ひかりのねんど/メンタルハーブ/オッカのみ
変化技:トリックルーム/ひかりのかべ/リフレクター/ステルスロック/あまごい/にほんばれ/しんぴのまもり
物理技:ジャイロボールorアイアンヘッド/じしん/ボディプレス
特殊技:ラスターカノンorてっていこうせん/サイコキネシス

先発で壁やトリックルームなどを展開する。
後続の無償降臨の狙えるてっていこうせんもあるので、場作り役としての適性が非常に高い。
ちょうはつされるとほとんどやる事がなくなるので、素直に退くかトリックルーム+てっていこうせんを持たせると有効。

特性は先発前提ならたいねつが優秀。初手地面技は打ちづらいため炎技持ちを誘った上で確定数をずらし、行動回数を稼げる場合がある。
当然、相手もそれを見越してあえて地面技を打つ場合も考えられるため、流し性能を無難に活かすならふゆうである。

ゴツメクッション型 [編集]

特性:ふゆう(推奨)/たいねつ
性格:のんき/わんぱく
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット
優先技:ステルスロック/トリックルーム
攻撃技:アイアンヘッド/てっていこうせん/ジャイロボール/じしん/ボディプレス/がんせきふうじ
変化技:リフレクター/ひかりのかべ/さいみんじゅつ

鋼への有効打に乏しい物理アタッカーに後出しするゴツメクッション。
特性は非接触のじしんを空かせるふゆうを推奨。

物理アタッカーを流した隙にステルスロックやトリックルームを使って流れを変えるのが基本の動き。
流し際にサンダーなどの厄介な特殊アタッカーを誘いやすいため、壁で後続の負担を減らすかS操作を重視するかをパーティに合わせて要検討。

基本的に使い捨てなので役目を終えたらさっさと退場したいところだが、今作ではだいばくはつを没収されている点が痛い。
てっていこうせんで擬似退場は出来るが、相手が攻撃せずに開き直って積みに徹した場合、退場には最長で2ターン要するのがネック。

物理アタッカー型 [編集]

特性:たいねつ/ふゆう
性格:いじっぱりorゆうかん
努力値:HA252 BorD4
持ち物:くろいてっきゅう(たいねつ時)/きょうせいギプス/パワー系/こだわりハチマキ/じゃくてんほけん
攻撃技:ジャイロボールorアイアンヘッド/じしん/しねんのずつき/いわなだれ/ボディプレス
変化技:トリックルーム(orスピードスワップ)/トリック

「ドータクン=補助のイメージ」を逆手にとって高火力で奇襲する型。
ただし第八世代の環境上位では中速以下のポケモンも多く、決して刺さりやすいとは言えない。
ジャイロボールの威力を上げるため持ち物で素早さを落とす場合、特性がふゆうの場合はきょうせいギプスかパワー系を持たせる。

トリックルーム+弱点保険→ダイマックスの流れも強力。トリックルームの代用としてスピードスワップも候補。
スピードスワップはターン制限を気にせず戦えることがメリットだが、相手のメンバーのなかで速い相手を選ばないと腐りやすく、交換されると相手の素早さがリセットされることがデメリット。またジャイロボールは採用できなくなる。
弱点保険やダイマックスで運用する場合は特性はたいねつ推奨。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:たいねつ/ふゆう
性格:れいせいorひかえめ
努力値:HC252
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/たつじんのおび/じゃくてんほけん/パワフルハーブ(メテオビーム採用時)
確定技:サイコキネシスorサイコショック
攻撃技:くさむすび/てっていこうせんorラスターカノン/シャドーボール/ボディプレス/メテオビーム
変化技:めいそう/トリック/トリックルーム

物理型に比べ最大火力は落ちるが、いかく持ち、おにびに強い。
ボディプレスは特殊耐久が高く、防御が低いカビゴンなどに有効。


対ドータクン [編集]

注意すべき点
高耐久、多数の耐性、ふゆうとたいねつという強力な特性を持つ。
たいねつ+ダイマックスでタイプ一致炎技を耐えてじゃくてんほけんを発動させることもできるため注意。
またサポート技を多く覚え、かつ高火力退場技のてっていこうせんを使えるのでサポート役として使われることが多い。
トリックルーム、ステルスロック、両壁、あまごい、にほんばれ。
鈍足なこともあってナットレイと同じくジャイロボール軸のアタッカーでも強さを発揮する。
対策方法
ほとんどの型で補助技が重要な役割を持つため、ちょうはつが最安定。
ただしサポーターならメンタルハーブ持ちも多く、サポーター偽装のジャイロアタッカーもいるため、過信はできない。
これらを意識するならおにびでやけど状態にしてしまえば物理火力と耐久力を同時に削げる。
攻撃で突破するならふゆう・たいねつどちらの影響も受けないゴースト、悪技。
サザンドラギルガルドのコンビならドータクンを安定して処理できる。
特性を貫通できるドリュウズやキョダイエースバーンも有効。

外部リンク [編集]