バクガメス [編集]
No.776 タイプ:ほのお/ドラゴン 特性:シェルアーマー(相手の攻撃を急所に受けない) 体重:212.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
物理耐久竜 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バクガメス | 60 | 78 | 135 | 91 | 85 | 36 | 485 | シェルアーマー |
ジャラランガ | 75 | 110 | 125 | 100 | 105 | 85 | 600 | ぼうだん/ぼうおん/ぼうじん |
ジュラルドン | 70 | 95 | 115 | 120 | 50 | 85 | 535 | ライトメタル/ヘヴィメタル/すじがねいり |
数少ないほのお×ドラゴン。メガシンカの廃止により、同複合は禁止級伝説のレシラムのみに。
合計種族値は485と、クリムガン、ジジーロン、アップリュー、タルップルと並ぶドラゴン最低値。
しかし抜群範囲の広いほのお、等倍範囲の広いドラゴンを一致で撃てることや技の威力の高さ、
言わずと知れた強力な積み技・からをやぶるの存在や、みずが等倍のほのお、こおり、フェアリーが等倍のドラゴンと、
一つ一つの要素が大きな個性に直結し、高い物理耐久と合わせ他に代替の利かないポケモンとなっている。
特防はそこそこだがHPが低めなので、特殊耐久は今ひとつな点に注意。
一致技としてりゅうせいぐん、オーバーヒート等は勿論、かくとう、じめん、いわと高火力・広範囲の技に恵まれる。
からをやぶると合わせれば種族値の低さを感じさせない攻撃性能を発揮してくれるだろう。
難点はその素早さの低さ。からをやぶる+最速でも最速122族までしか抜けず、特性との相性の悪さも目立つ。
素の火力は控えめなので、優秀な耐性を活かしたサイクル戦適性を活用しづらい。
元々の種族値が高くない以上、あれもこれもと欲張るのではなく明確な目的を持って採用したい。
第八世代ではボディプレス、ねっさのだいち、しっとのほのおを習得。
やけどにより物理耐久を底上げする手段が増加した他、高い防御種族値を活かせる優秀なサブウェポンを獲得。
ヘビーボンバー、ヒートスタンプと体重依存の技も覚えた。ただし最大火力を出せるのは43.0kgまでとあまり広くない。
ダイマックスに対し無効となるのもあり、考え無しに採用できることは無いだろう。
失った技としてはドラゴンテール、がむしゃら、ほえる、どくどくといった耐久向けの技の他、
でんげきは、チャージビームとでんき技を一気に失い、みずへの有効打はソーラービームぐらいに減少した。
新要素のダイマックスとの相性はそこそこ。元々技範囲が広めなので追加効果を選びやすい。
はがね、じめんと耐久面を強化できる技を習得し、ダイドラグーンで相手の攻撃を低下させられるのも自身と相性が良い。
ただしからをやぶるを使えなくなるので、事前に積むか、割り切って殴り合いに持ち込む際に使用することになる。
特性考察 [編集]
- シェルアーマー
- 現状、第二特性や隠れ特性は存在せずこれのみ。
確定急所戦術を使うウーラオスや個体は少ないがネギガナイト相手に滅法強い。
てっぺきさえ積めれば物理相手には相当強く出られる。
受動的かつ急所に当たる確率自体が低いが、一応かたやぶりで貫通されるのは忘れずに。
技考察 [編集]
- 専用技「トラップシェル」について
威力は非常に高いが、「強制後攻」かつ「物理技(非接触も含む)でダメージを受けないと発動せず」、「バクガメスが倒れると不発」なので使い所が難しい。
シングルでは活かしにくいが、ダブルでは強力な全体攻撃となり、物理耐久の高さから相手の全体物理技(特にじしん)読みで発動させやすい。
なお特性ちからずくのポケモンによるちからずく対象内の技を受けると無効化される。一応注意。
ダイマックス技考察 [編集]
採用率の低い技 |
型考察 [編集]
基本アタッカー型 [編集]
特性:シェルアーマー
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:HC252
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりメガネ/たつじんのおび/ふうせん/いのちのたま
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/りゅうせいぐんorりゅうのはどう
選択技:じしんorねっさのだいち/ストーンエッジorがんせきふうじ/きあいだまorボディプレス/ソーラービーム/ラスターカノン
優秀な耐性と高火力な一致技を活かしてサイクル戦に導入する。
役割対象としては炎・鋼・電気・草など。
物理耐久は優秀だが特防は並、またHPが低く鈍足で被弾しやすいため過信はしないこと。
鈍足で被弾しやすいためとつげきチョッキで繰り出し回数を稼ぐのも手。
特に特殊型の多い電気タイプとの撃ち合いや、ヒートロトムなどの特殊炎に強くなる。
物理技採用時はれいせいも候補。炎との撃ち合いで岩技や地面技があれば役立つ。
バクガメスでダイマックスを切るのはもったいないかもしれないが、晴れにできるダイバーンや耐久を上昇させることができるダイアース等を使うこともできる。
からをやぶる型 [編集]
特性:シェルアーマー
性格:おくびょう/むじゃき/せっかち
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/ふうせん/じゃくてんほけん
確定技:からをやぶる/オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/りゅうせいぐんorりゅうのはどう
選択技:じしんorねっさのだいち/ラスターカノン/ソーラービーム/もろはのずつき
最速からをやぶるで122族まで抜ける。
炎・ドラゴンの攻撃範囲は優秀で、共に耐性を持つのはヒードラン、アシレーヌ、マリルリ、カプ・レヒレ、メレシーのみ。
からやぶとオーバーヒートやりゅうせいぐんは相性が悪いが、ダイマックスでCダウンを防ぎ高火力で打つことができるため相性が良い。
最速でからやぶをしても抜けないドラパルトやばけのかわで攻撃を防ぐミミッキュには注意。
鉄壁ボディプレス型 [編集]
特性:シェルアーマー
性格:ずぶとい/のんき
努力値:HB252
持ち物:オボンのみ/カゴのみ/ゴツゴツメット/たべのこし/混乱実
確定技:てっぺき/ボディプレス/しっとのほのお
選択技:ねむる/りゅうせいぐん/ねっさのだいち/おにび など
リベロエースバーン、ウーラオスの登場以降、現バクガメスの8割近くがこの型。
エースバーンに弱点を突かれず、シェルアーマーで急所を突かれないため対面したら鉄壁を積むチャンスがある。
相手のダイジェットにはしっとのほのおで火傷にする。
回復ソースが少ないのが気がかりなため、長持ちさせたいならねむるを入れよう。
【ダブル】トラップシェル搭載型 [編集]
特性:シェルアーマー
性格:ひかえめ/ずぶとい/れいせい
努力値:HC252ベース
持ち物:じゃくてんほけん/シュカのみ/たべのこし/ウイのみ/しろいハーブ
確定技:トラップシェル
優先技:りゅうのはどうorりゅうせいぐん/まもる
選択技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃorねっぷう/ソーラービーム/きあいだまorボディプレス/じしん/ワイドガード/ちょうはつ
ダブルなら相手2体の攻撃やじしんなどの全体攻撃読みでトラップシェルを発動させやすい。
発動優先度自体は-3だが、準備動作の「バクガメスはトラップシェルを仕掛けた!」の表示は必ずターンの最初に表示されるため、おさきにどうぞを絡めた攻撃や先制技に対しても問題なく発動する。(ただし、ねこだましなどで怯んだ場合は発動できないので注意)
ダブルではじしん・いわなだれの搭載率が高く、ダブル補正でダメージが軽減されるため比較的ローリスクに発動しやすい。
ただし読み間違えたときのリスクは高まっているため、不用意に行動するのは厳禁。
対バクガメス [編集]
- 注意すべき点
- メイン・サブ共に高威力・広範囲。からをやぶるで抜き性能を高められる。
高い防御と専用技トラップシェルを持ち、物理アタッカーでは攻めにくい。
特性シェルアーマーを有しているため、等倍でのゴリ押しも通りにくい。
- 対策方法
- 上から特殊技で叩くか、ちょうはつを撃ってからをやぶるを封じる。
素の攻撃・特攻は低いので、他の積みアタッカーほどの脅威は無い。
たとえからをやぶるを使われても、1積みでは最速ベースでも122族までしか抜けない。
スカーフサザンドラやドラパルトなどのポケモンで死に出しから縛ることは容易。