クリムガン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

クリムガン [編集]

No.621 タイプ:ドラゴン
通常特性:さめはだ(接触攻撃を受けると最大HPの1/8ダメージを与える)
     ちからずく(攻撃技の追加効果が無くなり、威力が1.3倍になる)
隠れ特性:かたやぶり(相手の特性を無視して攻撃できる)
体重  :139.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
単ドラゴンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
クリムガン7712090609048485さめはだ/ちからずく/かたやぶり
オノノクス7614790607097540とうそうしん/かたやぶり/きんちょうかん
ヌメルゴン901007011015080600そうしょく/ぬめぬめ/うるおいボディ
レジドラゴ200100501005080580りゅうのあぎと
さめはだHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
クリムガン7712090609048485さめはだ/ちからずく/かたやぶり
ガブリアス108130958085102600すながくれ/さめはだ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/でんき/くさ
いまひとつ(1/4)---

第五世代出身の単ドラゴンタイプ。鈍足重火力アタッカー気質の種族値を持つ。
合計種族値は最終進化ドラゴン最低値で、他のドラゴンに比べ専用特性や専用技を持たない。
とはいえ、へびにらみによる麻痺撒きやさめはだによるタスキ潰し等の小技に長じている。
ちからずくによるアタッカー運用も可能で、ドラゴンでは他にドラパルトしかいないふいうちの使い手でもある。
初見では何を狙ってくるか分からない器用さを持ち、また単タイプ故に4倍弱点の無い安定した耐久もあるため、他のドラゴンの劣化にはならない。

第八世代ではダブルウイング、スケイルショットを新規習得。
元が鈍足なので恩恵は得にくいものの、素早さを補強する手段を複数獲得。スイッチトリパに組み込むことも可能に。
一方でどくどく、おいうち、ほえるが剥奪され、持ち味の搦め手は少々弱体化してしまったか。

第八世代ではダイマックスの登場により、物理相手にもさめはだが機能しづらくなり、
相性の悪いサイコフィールドやミストフィールドが展開されやすくなる等、引き続き逆境に立たされている。
一方でメガシンカの廃止により種族値の格差が狭まったほか、自身も技範囲が広いためダイマックスとの相性自体は悪くない。
絶対的なエースとなるのではなく、器用さを活かした立ち回りを意識することで活路を見出したいところ。



特性考察 [編集]

さめはだ
ゴツゴツメットと合わせれば相手のHPを30%近く削り、きあいのタスキ潰しやダメージの上乗せができる。
一部の連続技を主体とする相手に強く、連撃ウーラオスのすいりゅうれんだに受け出せば、1ターンで赤ゲージまで持っていくほど。
こらえるを習得したり、物理アタッカーは更に増えたので、機能する場面も少なくないが、ダイマックス技には無効。
ちからずく
一致技は全て対象外でダイマックス技にも適用されないが、サブウェポンには適用技が多く、威力を補強しつつ対応範囲を拡大できる。
適用技にはいのちのたまの反動がなくなるため、ノーリスクで実質1.69倍の火力を出せる。
かたやぶり
隠れ特性。がんじょうばけのかわふゆうなどの強力な防御特性を貫通できる。
単純な攻撃性能は種族値で大きく上回るオノノクスに劣るが、マジックミラーを恐れずにステルスロックやへびにらみを撒けるため、サポート時にも活かせる。

技考察 [編集]

※「ちからずく」適用の場合は追加効果なし、いのちのたまの反動ダメージなし。

物理技タイプ威力ちからずく命中効果解説
げきりん120(180)-100行動固定タイプ一致技。高威力だがデメリットが痛い。
スケイルショット25*2~5
(37*2~5)
-90防御↓素早さ↑タイプ一致技。Sが上がる効果を内包するがちからずく対象外
S上昇手段になるもののBダウンが痛い。
ドラゴンクロー80(120)-100-タイプ一致技。低威力だがデメリットは無い。
ドラゴンテール60(90)-90優先度-6
相手交代
タイプ一致技。へびにらみやステルスロックとあわせて。
ちょうはつに強いが、みがわりやフェアリーで止まる。
ダブルウイング40x2-90-ダイジェット用。
じしん100-100-対鋼。かたやぶりならふゆうを貫通できる。
じだんだ75/150-100技失敗で威力倍ダブルでの単体攻撃用やグラスフィールドが想定される場合のじめん技。
外しに期待できるほど命中不安の技があまりないので威力2倍の効果はおまけ程度。
じならし6078100素早↓100%追加効果が優秀。麻痺無効の電気にも有効。
ちからずくでは地震よりも低い威力で味方のS低下無しで弱点保険の発動が一応可能。
ばかぢから120-100攻撃・防御↓対鋼。高威力だがデメリットが痛い。
リベンジ60/120-100優先度-4対鋼。後攻かつ被弾で威力倍増。鈍足との相性は良い。
ふいうち70-100優先度+1読みが要るが高威力の先制技。
かみくだく80104100防御↓20%性能安定。ちからずくならふいうちの1.5倍の威力を出せる。
うっぷんばらし75/150-100-威嚇持ちやサポート合戦に強くなる。
しっぺがえし50/100-100後攻で
威力倍
鈍足と好相性。
いわなだれ759790怯み30%リザードンウルガモスに。怯みは狙いにくい。
ストーンエッジは覚えないが、ちからずくなら近い威力を出せる。
がんせきふうじ607895素早↓100%無効なしで追加効果が優秀。サポートに。
ほのおのパンチ7597100火傷10%対鋼。ハッサムナットレイに。ちからずく対象技。
かみなりパンチ7597100麻痺10%ギャラドステッカグヤに。ちからずく対象技。
ダストシュート12015680毒30%対フェアリー。クチートには無効。ちからずく対象技。
アイアンテール10013075防御30%↓対フェアリー。ミミッキュに抜群。ちからずく対象技。
空振り保険やじだんだでフォローも。
アイアンヘッド80104100ひるみ30%同上。命中安定。威力重視ならちからずく推奨。
第八世代では自力で素早さを上げる手段が増え、
トリル型以外でもひるみを狙いやすくなったのは利点。
のしかかり85110100麻痺30%麻痺狙いの他、ちからずくならドラゴン技の代わりにこちらでも可。
変化技タイプ命中備考
へびにらみ100サポート用。でんじはと異なり地面にも有効。
かたやぶりならマジックミラーを貫通できる。
じゅうなんも貫通はするが即座に回復するため結局は無効。
ステルスロック-サポート用。ドラゴンテールやほえるとあわせて。
ちょうはつ100補助技対策。ふいうちと相性が良いが、遅いので使いにくい。
つめとぎ-安定性を上げる。恩恵を受ける技も少なくない。
こらえる-対ダイマックスだけでなく、さめはだやゴツメのダメージ増加に。
+  特殊技

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイドラグーンげきりん140(210)相手:A↓一致技。先制で使えば疑似物理耐久アップ。
さめはだの発動回数も稼ぎやすくなる。
スケイルショット130(195)
ドラゴンクロー
ドラゴンテール110(165)
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴はがね。2発目以降威力1.5倍。
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EFみず/ひこう。あくび対策、ミストフィールドの除去にも。
ダイナックルばかぢから95味方:A↑初撃は低いが積める。抜群狙いで。
ばかぢからの反動を嫌う際に。
リベンジ80
ダイアシッドダストシュート95味方:C↑フェアリー。威力が低く追加効果も恩恵はない。
ダイアースじしん130味方:D↑どく/はがねかたやぶりふゆうにも命中。特殊耐久補強。
じだんだ
じならし110
ダイジェットダブルウイング130味方:S↑くさ/むし。スケイルショットのBダウンが気になるなら。
ダイロックいわなだれ130天候:砂嵐弱点は狙いやすい。スリップダメージ発生。
がんせきふうじ110
ダイホロウシャドークロー120相手:B↓ゴースト。ただし、撃つ相手がいないので採用は稀。
追加効果は優秀なため、採用時はそちらが目的となる。
ダイアークかみくだく130相手:D↓ゴースト。追加効果は合わない。
うっぷんばらし
ふいうち120
しっぺがえし100
ダイスチルアイアンテール130味方:B↑フェアリー/こおり。ダイドラグーンと合わせ物理耐久強化。
アイアンテールをどうしても外せない状況での選択肢として。
アイアンヘッド
ダイアタックのしかかり130相手:S↓麻痺と合わせて相手を妨害。但し、Sに振らないと抜ける相手は少ない。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターンを枯らす際に。

型考察 [編集]

さめはだ型 [編集]

特性:さめはだ
性格:いじっぱりorわんぱくorゆうかん
努力値:H252 A252orB252
持ち物:ゴツゴツメット/ハバンのみ/オボンのみ/ラムのみ/じゃくてんほけん/とつげきチョッキ
攻撃技:げきりんorドラゴンクロー/いわなだれ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/かみくだく/アイアンテール/アイアンヘッド/ふいうち/じしん/ダストシュート/ばかぢからorリベンジ/ダブルウイング/うっぷんばらし
変化技:ステルスロック/へびにらみ/こらえる

物理アタッカーに繰り出し、さめはだで削る型。ゴツゴツメットやこらえるとあわせればさらに強力。

ちからずく型 [編集]

特性:ちからずく
性格:いじっぱりorゆうかん
努力値:HA252ベースにS調整 (特殊技採用時はC調整も)
持ち物:いのちのたま/ハバンのみ/オボンのみ/じゃくてんほけん/とつげきチョッキ
攻撃技1(ちからずく適用技):ダストシュートorヘドロばくだん/いわなだれ/ほのおのパンチorかえんほうしゃorねっぷう/かみなりパンチ/かみくだくorあくのはどう/アイアンテールorアイアンヘッドorラスターカノン/きあいだま
攻撃技2(ちからずく適用外):げきりんorドラゴンクロー/ばかぢから/じしん/ふいうち
変化技:へびにらみ

ちからずくで火力を補強するアタッカー型。いのちのたまとあわせればさらに強力。
攻撃範囲の広さなら他のドラゴンにもひけをとらないため、安易な後出しを許さない。
サブウェポンで高火力を出せ、幅広く弱点を突けるので、ドラゴン技の優先度は低い。

おにびやしっとのほのお対策で特殊技も裏の手となるか。

S種族値は48と、鈍足組の激戦区付近。素早さで上回ることで勝てる相手も少なくない。
S28で4振り50族、S108で4振り60族を抜けるので、仮想敵にあわせて調整も一考。

かたやぶり型 [編集]

特性:かたやぶり
性格:いじっぱりorゆうかん
努力値:HA252ベースにS調整
持ち物:いのちのたま/ハバンのみ/オボンのみ/ラムのみ/じゃくてんほけん/とつげきチョッキ
確定技:へびにらみorふいうち
優先技:じしん/ダストシュート
攻撃技:いわなだれ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/ばかぢからorリベンジ/ドラゴンクロー/アイアンテール/アイアンヘッド/ダブルウイング/うっぷんばらし
変化技:ステルスロック

かたやぶりを活かして攻めるアタッカー型。
がんじょうやマルチスケイルだけでなく、ふゆうやもらいびも無効化できるため、じしんやほのおのパンチの一貫性が上がる。
同じくかたやぶり持ちのオノノクスとの差別化にはふいうちorへびにらみが必須。

サポート型 [編集]

特 性:さめはだ/かたやぶり
性 格:しんちょう
努力値:H244 A4 B84 D4 S172
持ち物:ヤチェのみ/メンタルハーブ
確定技:へびにらみ/ステルスロック/ほえる/がんせきふうじ
選択技:ふいうち/アイアンヘッド/ダブルウイング/うっぷんばらし/バークアウト

先発仕様のサポート型。へびにらみで素早さを逆転してからステルスロックを撒く。かたやぶりならマジックミラーを貫通できる。
フェアリータイプ、みがわり対策でドラゴンテールではなく【ほえる】、挑発対策でがんせきふうじを採用する。
耐久は悪くなく、不一致弱点程度では落ちないので、上記の流れが決まりやすい。
第七世代以降まひが弱体化したため、ある程度Sに振らないと素早さを逆転できない相手が多い。(S172で麻痺した110族、マヒしていない70族と同速)


対クリムガン [編集]

注意すべき点
3種類の優秀な特性を持ち、技も豊富。4倍弱点が無く、耐久も並以上。
へびにらみ・ステルスロック+ドラゴンテールでのサポート。
さめはだ+ゴツメ、ちからずく+珠で予想外のダメージを受けることも。
対策方法
ちょうはつやみがわり、マジックコート。おにび。高火力の特殊弱点技。
鈍足なので上を取るのは容易。へびにらみ対策にラムのみがあると安全。
ダストシュートやアイアンヘッドを覚えている場合があるので、フェアリーは受け出し時に注意。

外部リンク [編集]