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ナッシー [編集]
No.103 タイプ:くさ/エスパー 通常特性:ようりょくそ(晴れの時に素早さが2倍になる) 隠れ特性:しゅうかく(使用した木の実をターン終了時に1/2の確率で取り戻す。晴れのときは必ず発動する) 体重 :120.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
ナッシー | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ナッシー | 95 | 95 | 85 | 125 | 75 | 55 | 530 | ようりょくそ/しゅうかく |
ナッシー(アローラ) | 95 | 105 | 85 | 125 | 75 | 45 | 530 | おみとおし/しゅうかく |
禁止級を除けば唯一のくさ×エスパー複合。半減6、弱点7という非常にピーキーな耐性を持つ。
くさタイプとしては、リージョンフォーム、ロズレイドと並び最高の特攻を持ち、耐性も合わせサイクル戦向け。
変化技が得意なタイプ同士の複合ということで、ねむりごな、やどりぎのタネ、トリックルーム等有用な変化技を習得。
特性は低い素早さをカバーできるようりょくそ、きのみを最大限活用できるしゅうかくとどちらも優秀。
役割が被らないので、構成に合わせ選択できカスタマイズ性が高く、自主退場技も習得するのでサポーターもこなせる。
シングルではしゅうかく、ダブルではコータスと組んだようりょくそ型が多め。
難点はやはり、晴れ以外における鈍足、そして弱点の多さ。
HPがそれなりに高く、耐久指数は低くないのだが上から削られやすい上に抜群を取られやすく、
また弱点に抜群範囲の広いタイプ、第八世代で躍進したタイプが揃っており、一見有利な相手でも役割破壊を食らい苦戦しうる。
むしもサブウェポンとしてはマイナーながら、サイクル用にとんぼがえりを採用しているポケモンは多く、
4倍弱点とあって思わぬ相手から大打撃を食らうこともあり、運用には細心の注意が求められる。
しゅうかくの場合はオーロット、ようりょくその場合は多くのくさタイプがライバルとして立ちはだかる。
耐性の悪さ、技範囲の狭さからエースとしては不安が残り、耐久型としても不安定。
第八世代ではめざめるパワーの廃止でほのお技を喪失。はがねへの有効打がじめん技のみになってしまった。
そのじめん技も物理技しか習得せず、またじしんはおろか10まんばりきも覚えずじだんだ止まりと不安が残る。
更にじゅうりょく、パワーウィップ、どくどくといった有用な技を多数失い、
新規習得技はフィールドに依存するワイドフォース、グラススライダーと悪くないが癖の強い技ばかり。
個性は十分ながらどの型においても明確な欠点が存在する都合上、はっきりとした役割を定めての運用が望ましい。
なお、だいばくはつも失ったがじばくが技マシンに追加。威力は落ちるが自主退場手段については問題ない。
特性考察 [編集]
- ようりょくそ
- 晴れ状態のときに素早さが2倍に。同特性としては最高の特攻を持つ。
先手で行動することで多弱点をカバーすることも出来るので恩恵は大きいが、
ほのおタイプの攻撃技を習得しないのでダイバーンは使用できない。
- しゅうかく
- 隠れ特性。ターン終了時に2分の1、晴れなら確実に使用したきのみを再取得。
オボンのみなどと組み合わせて複数回の発動を狙うと非常に強力。
Aナッシーとはメジャーな氷技を4倍弱点として持たない点で差別化可能。
オーロットと比べた場合は物理耐久と特殊火力で勝り、ねむりごなでターン稼ぎが狙える点が強み。
一方オーロットは耐性が優秀で、特性と相性の良いおにび、のろいが使用できる。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ソーラービーム | 草 | 120(180) | 100 | 溜め技 | 晴れ下でのメインウェポン。天候変化に注意。 | |
リーフストーム | 草 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | 高火力だが連発には向かない。 | |
エナジーボール | 草 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | 晴れ以外での安定した草技。 | |
ギガドレイン | 草 | 75(112) | 100 | HP吸収1/2 | 威力は低いが追加効果が優秀。耐久向け。 | |
サイコキネシス | 超 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | 安定したエスパー技。 | |
サイコショック | 超 | 80(120) | 100 | - | 特殊受け対策として。 | |
ワイドフォース | 超 | 80/120 (120/180) | 100 | - | 一致技。条件を満たしていればエスパー技として頭一つ抜けた威力に。 | |
ヘドロばくだん | 毒 | 90 | 100 | 毒30% | 対草。追加効果が優秀。 | |
げんしのちから | 岩 | 60 | 100 | 全能力↑10% | 4倍弱点ピンポイント。タマゴ技 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
グラススライダー | 草 | 70(105) | 100 | GF時優先度+1 | 状況限定で高威力の先制技に。他に先制技は覚えない。 他に物理一致技はウッドハンマーなども覚えるが、特殊のほうが使いやすいため 採用するには明確な理由が必要。 | |
じばく | 無 | 200 | 100 | 自分瀕死 | サポート後の退場に。 | |
じだんだ | 地 | 75/150 | 100 | - | 主に炎・鋼への打点。ヒードランに特に有効。 ねむりごなとのコンボにも使えなくはない。 | |
じならし | 地 | 60 | 100 | 素早さ↓100% | 追加効果が優秀だが、自身が鈍足なので活きづらい。 | |
けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | - | 威力不安定。最大でもばかぢから・インファイトと同等。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
やどりぎのタネ | 草 | 90 | 妨害兼回復技。 | |||
ねむりごな | 草 | 75 | 命中は不安だが、当たれば有利に。タマゴ技 | |||
さいみんじゅつ | 無 | 60 | 命中はさらに低いが、じたんだの威力上昇やからぶりほけんの発動を狙いやすく、 草タイプやぼうじんにも無効化されない。 | |||
しびれごな | 草 | 75 | 素早さを補える。みがわりと相性がいい。タマゴ技 | |||
パワースワップ | 超 | - | リーフストームでの特攻ダウンを押しつけられる。 | |||
にほんばれ | 炎 | - | 積み技兼サポートとして。 | |||
トリックルーム | 超 | - | サポート用。自分でアタッカーも可能。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | 特防の強化、後続サポートに。 | |||
リフレクター | 超 | - | 防御の強化、後続サポートに。 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 物理型での火力強化に。 | |||
のろい | 霊 | - | 攻撃と防御を同時に強化。ようりょくそとは相性が悪い。 | |||
めいそう | 超 | - | 自身の特攻・特防を補強。 | |||
みがわり | 無 | - | オボンのみ+しゅうかくで減ったHPを回復できる。 | |||
まもる | 無 | - | しゅうかく型での時間稼ぎに。 | |||
こうごうせい | 草 | - | 素早く回復できるが、天候に左右される。つきのひかりでも可。 | |||
ねむる | 超 | - | 状態異常に強い回復技。 |
ダイマックス技考察 [編集]
採用率の低い技 |
型考察 [編集]
収穫耐久型 [編集]
特性:しゅうかく
性格:ずぶといorおだやか
努力値:HP252 防御or特防252
持ち物:オボンのみ/混乱実/アッキのみ/ラムのみ
確定技:サイコキネシスorサイコショック
優先技:こうごうせいorやどりぎのタネ/まもるorみがわり/ねむりごな
攻撃技:ギガドレイン
補助技:トリックルーム/ねむる/のろい
オーロットと同様しゅうかくの試行回数を稼いで受け回す耐久型。
時間稼ぎのできるHP回復技、まもみが、ねむりごなのいずれかはほしいところ。
基本的な構成は回復系きのみ+やどりぎのタネ/まもるなどのやどまもや、アッキのみ+こうごうせいやラムのみ+ねむるなどで要塞化を狙う。
一致技は半減されやすい草技よりエスパー技を優先。やどりぎのタネ無効の草にも等倍以上で通りやすく使いやすい。
タイプ・種族値の関係上、対物理の方が得意か。
弱点の数が多い上に特防が低く役割破壊されやすいが、例えばマリルリ等得意な相手には滅法強いピーキーな性能と言える。
特に再生回復を持たずこんじょうにはジリ貧なオーロットと比べ安定して狩れる。
重特殊アタッカー型 [編集]
特性:しゅうかくorようりょくそ(トリル使用非考慮)
性格:れいせい/ひかえめ
努力値:HC252ベースで耐久調整
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ラムのみ/オボンのみ/たつじんのおび
確定技:ギガドレインorエナジーボールorリーフストーム/サイコキネシスorサイコショック
優先技:ねむりごな(推奨)orさいみんじゅつ
攻撃技:ヘドロばくだん/げんしのちから/じばく
補助技:トリックルーム/リフレクター/ひかりのかべ
鈍足撃ち逃げアタッカー。
有利対面から重火力をぶち込んで逃げるのが基本行動だが、いかんせん呼ぶ相手が多岐にわたる。
ギルガルドやファイアロー、リザードン、ウルガモス、ヒードラン等の炎勢、
はたまたチョッキランドロスや各種竜などを出されて引っ込むだけでは辛すぎるため、催眠技のどちらかは入れることになるだろう。
水ロトム等に繰り出しつつとりあえず交換読み催眠技を打つことで、誤魔化して立ち回れる。ぼうじん等を意識するなら催眠術。ラム持ちは無理。
撃ち逃げが主体になる以上リーフストームを優先的に採用したいのだが、身代わり持ちの水に一気に勝てなくなるためそちらを意識するならギガドレインか。
環境上位で有利を採れるのは水タイプ、電気タイプと草タイプ連中辺り。
素早さ調整はするとしたらギルガルド(60)かバンギラス(61)あたりに上から催眠技を打てるようにするくらいだろう。ここを意識することでマリルリを抜きやすくもなる。
トリル起動兼アタッカー型 [編集]
特性:しゅうかく
性格:れいせい/ひかえめ
努力値:HC252ベースで耐久調整
持ち物:きあいのタスキ/じゃくてんほけん
確定技:トリックルーム/じばく
優先技:ギガドレインorエナジーボールorリーフストーム/サイコキネシスorサイコショック
攻撃技:ヘドロばくだん/げんしのちから
補助技:リフレクター/ひかりのかべ
トリル起動が主な目的なので上と差別化。
トリルを起動した後に、じゃくてんほけんで荒らしてじばくで退場する型。
弱点が7つと多いが、耐久調整をすれば、一致2倍も耐えることが可能。
例 H252B84D164で、ひかえめシャンデラのシャドーボール確定耐え
ようりょくそだと晴れで素早さが上がってしまいトリル役として本末転倒なため、きのみを持たせない場合でも特性はしゅうかくを推奨。
なお、ようりょくその発動機会が段違いに多く、スイッチ戦術が狙えるダブルではその限りではない(ダブル基本型にて後述)。
晴れパエース型 [編集]
特性:ようりょくそ
性格:ひかえめ/おくびょう/おっとり/むじゃき
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ラムのみ/オボンのみ/たつじんのおび
確定技:ギガドレインorソーラービーム/サイコキネシスorサイコショック
攻撃技:げんしのちから/ヘドロばくだん/じならし/じだんだ/けたぐり/じばく
補助技:ねむりごな
古くから存在する晴れパ型。
しゅうかく解禁後数は減らしたとはいえ、ようりょくそ持ちでは最高の特攻を持つ点は魅力。
耐久も比較的安定しており、弱点が多いとはいえ物理耐久はまずまず。特殊も不一致氷技程度なら一発は耐えられる。
草半減の相手にも一致エスパー技が等倍以上で通りやすいが、鋼に対しては癖のある地面技か、威力不安定なけたぐりしかないのが難点。
準速でようりょくそ発動時に最速143族と同速。最速ドラパルトより、ぴったり1速い。S補正を掛けずとも130族付近をまとめて抜けるので基本は準速で良い。
最速80族付近(準速100族前後)のスカーフ持ちを意識する場合や、最速150族付近(フェローチェ)を抜くにはS補正が必要。
草技は基本は威力重視でソーラービーム。確定数をずらす目的があるなら威力は下がるがギガドレインも候補。
【ダブル】基本型 [編集]
特性:ようりょくそ(推奨)/しゅうかく
性格:ひかえめ/おくびょう/おっとり/むじゃき
努力値:CS252orHC252ベースで調整
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ラムのみ/オボンのみ/たつじんのおび/じゃくてんほけん
確定技:草技(複数両立可)/サイコショックorサイコキネシス
攻撃技:けたぐり/ヘドロばくだん/じばく
補助技:まもる/トリックルーム/ねむりごな
基本はシングルの晴れ型と同様だが、ダブルではトリックルームの有用性が高くなる。
トリルを覚えさせることで晴れパではなくトリル起動役としても選出できるため、相手によって戦術のスイッチができる点が魅力。
ようりょくそとトリックルームを両立できるポケモンはナッシーのみで、固有の戦術となる。
トリル運用を重視し、晴れ下でのS上昇がデメリットになりうると感じるなら特性しゅうかくも候補。
ただし、単にダブルでのトリル始動だけを目的とするなら他にも優秀な始動役が数多くいるため、ナッシーの採用理由が不明瞭になる点には注意。
対ナッシー [編集]
- 注意すべき点
- 高めの物理耐久と、高い特攻。
トリルアタッカーや晴れようりょくそなど、遅い型と速い型が存在する点。
草タイプ特有の各種粉や宿り木といった強力な補助技と、それらを最大限に発揮するしゅうかく型。
じばくを覚えるためダブルでは両刀型や物理型も。
- 対策方法
- 虫タイプの技が4倍弱点なので、虫技で殴るのが最も効果的。
特殊耐久も低いので、虫技が無ければ特殊アタッカーで弱点を突いていけば良い。
タイプ一致技を両方半減できるはがねタイプに対してあまり有効打がないため、ある程度耐久のあるはがねポケモンに交代すれば安全である。
比較的多いしゅうかく型は、痺れ粉や宿り木の種が拠り所な場合も多いため、それらが効かないくさタイプに交換して毒を入れるのが確実。