ウオチルドン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ウオチルドン [編集]

No.883 タイプ:みず/こおり
通常特性:ちょすい(みずタイプの技を受けたときそれを無効化し、HPを最大の1/4回復する)
     アイスボディ(天気が「あられ」の時、毎ターン終了時にHPを最大値の1/16ずつ回復する・あられのダメージを受けない)
隠れ特性:ゆきかき(天候があられの時素早さが二倍)
体重:175.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
同タイプHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウオチルドン9090100809055505ちょすい/アイスボディ/ゆきかき
ラプラス1308580859560535ちょすい/シェルアーマー/うるおいボディ
トドゼルガ1108090958065530あついしぼう/アイスボディ/どんかん
パルシェン5095180854570525シェルアーマー/スキルリンク/ぼうじん
カセキのサカナHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウオチルドン9090100809055505ちょすい/アイスボディ/ゆきかき
ウオノラゴン9090100708075505ちょすい/がんじょうあご/すなかき
ゆきかきHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウオチルドン9090100809055505ちょすい/アイスボディ/ゆきかき
ツンベアー9513080708050505ゆきがくれ/ゆきかき/すいすい
Aサンドパン75100120256565450ゆきがくれ/ゆきかき
パッチルドン9010090908055505ちくでん/せいでんき/ゆきかき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/かくとう/いわ
いまひとつ(1/2)みず
いまひとつ(1/4)こおり
こうかなし---

特性「ちょすい」の場合、みず無効


第八世代の化石ポケモンの一角。現環境ではみずこおりの複合は他に3種族存在する。
素早さを抑え、他の数値にバランスよく振った配分で、安定した耐久力とまずまずの火力を併せ持つ。

ウオノラゴン同様、先手で出すと火力が倍になるエラがみが習得可能。
がんじょうあごは持たず、最大火力は劣るがゆきかきによりアタッカーとしての道が開けるように。
一致ダイマックス技で無理なく霰に出来る点も魅力的だが、一致技双方が天候に干渉してしまうためダイマックスとの相性自体は微妙。
また、当然ながらダイマックス中はエラがみの威力増加は無くなり、先手の場合はむしろ威力が落ちてしまう。
微妙な素早さだがウオノラゴンより遅いので、トリックルームは活かしやすい。
ゆきかき+無補正全振りでちょうどドラパルトを抜け、仮想敵に合わせた調整をしておくと扱いやすくなる。

鎧の孤島でメテオビームを獲得。パワフルハーブ前提だが高火力のいわ技で、平凡な特攻もカバーできる。
こおりタイプで他に習得できるのはアマルルガパッチルドンのみなので個性も十分。
更に冠の雪原ではレイドバトルで野生の個体が出現。モンスターボール以外で使用可能となった。
既存の個体もとくせいパッチにより隠れ特性に変更可能。
なお、野生の個体は隠れ特性固定なのでモンスターボール以外に入れている場合はゆきかきなのがバレてしまう。

ちょすいのみず無効+こおり1/4耐性、およびフリーズドライによるみずへのメタ運用も可能だが、ラプラスの存在が気がかり。
ウオチルドンが持たない先制技、一撃必殺も備え、強力なキョダイマックスまで持つなど、単純な運用だとかなりの差を空けられている。
こちらしか覚えないいかりのまえばによる削り性能や、メテオビームの習得などで差別化していきたい。



特性考察 [編集]

ちょすい
みず技無効+HP回復。元々みず半減だが、ねっとうやたきのぼりの追加効果も無効にできるのは大きい。
ダブルバトルなら味方のなみのりを受けつつ回復できるので更に有効。天候に依存しない特性はこれのみ。
トレースには注意。尤も、どちらもウオチルドンより早いので結局エラがみは通常威力。
アイスボディ
天候が霰の場合、ターン終了時にHPを回復。元々耐久値は悪くないので更にしぶとくなる。
ただし効果量自体はかなり微々たるもので、確定数が変わる相手は相当綿密に調整しないと出てこない。
他の特性が優秀なのもあり、基本的に採用されない。
ゆきかき
隠れ特性。天候が霰の場合、素早さが倍。同複合唯一の特性で、差別化に有用な上に効果自体も強力。
ダイアイスにより能動的な発動も可能で、準速全振りで最速ドラパルトを丁度抜ける。
エラがみとの相性も良く、アタッカーとして運用するなら最優先。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
エラがみ85/170
(127/255)
100-準専用一致技。先制で威力2倍。
ゆきかきならこれ一択。
アクアブレイク85(127)100防御↓20%一致技。性能安定で追加効果もまずまず優秀。先制攻撃に期待しないなら。
ダイビング80(120)100溜め技一致技。対ダイマックスやたべのこしの時間稼ぎに。
隠れているターンはアイスボディが発動しないことに注意。
つららおとし85(127)90怯み30%一致技。やや命中不安。みず技が通らない草やドラゴンへ通る。
ゆきなだれ60/120
(90/180)
100優先度-4一致技。先に攻撃を受けると威力2倍、鈍足と好相性。
つららばり25(37)*2~5100-一致技。多段攻撃、みがわりに強くなる。
トリプルアクセルは覚えない。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対氷、虫。高火力命中不安。同タイプやオニシズクモモスノウなどに。
いわなだれ7590怯み30%同上。命中やや安定。
ロックブラスト25*2~590-タスキやみがわりを意識するなら。
がんせきふうじ6095素早↓100%後続サポートや、エラがみの威力補強に。
サイコファング85100壁破壊対闘、毒。ドヒドイデなどに。
キョダイラプラスを受けて壁を割るのにも使える。
アイアンヘッド80100怯み30%対氷、妖。一致技で十分な場合も多い。
かみくだく80100防御↓20%対霊、超。ブルンゲルなどに。
いかりのまえば-90-便利な削り手段。エラがみの通らない相手へ。
耐久を積んでくる相手の強引な突破にも。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-一致技。高火力命中不安。
なみのり90(135)100-一致技。中火力命中安定。
しおみず65/130
(97/195)
100-一致技。相手HP1/2以下で威力2倍。
いかりのまえばと相性が良い。
うずしお35(52)85拘束一致技。耐久戦術のダメージソースに。釣り出し防止にもなる。
ふぶき110(165)70凍り10%一致技。高火力命中不安。
れいとうビーム90(135)100凍り10%一致技。中火力命中安定。
フリーズドライ70(105)100凍り10%一致技。一致技を両方半減するみずに抜群で通る。
ちょすいで役割を持つなら必須。
こごえるかぜ55(82)95素早↓100%一致技。エラがみと好相性。
げんしのちから60100全能力↑10%対虫、氷。特殊型でも基本的にストーンエッジで良い。
パルシェンピンポイント。
メテオビーム12090特攻↑
溜め技
同上。パワフルハーブ前提。
ならびにエラがみ読みで呼んでくるちょすい持ちの相手への奇襲に。
変化技タイプ命中解説
てっぺき-防御↑↑。アイスボディを活かした耐久型で。
ねむる-数少ない回復手段。カゴのみと併せて。
まもる-様子見や時間稼ぎに。
こらえる-ダイマックス技も耐える。
オーロラベール-強力なサポート技だが先にあられを降らせる必要がある。
あられ-ゆきかきアイスボディの発動、オーロラベールの展開準備に。
ゆきかき発動で副次的にエラがみの威力も上がるためAS積み技感覚で使える。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームエラがみ130(195)天候:雨一致技。エラがみの場合威力が落ちる。
雨で2発目から威力1.5倍に。
ダイアイスとはお互いの天候を消しあってしまう。
なみのり
ハイドロポンプ140(210)
ダイアイスつららおとし130(195)天候:霰一致技。霰でタスキ潰し、ゆきかきアイスボディ発動。
ダイストリームとはお互いの天候を消しあってしまう。
つららばり
れいとうビーム
ゆきなだれ110(165)
ふぶき140(210)
フリーズドライ120(180)水に抜群を取れなくなり範囲が狭まってしまう。
こごえるかぜ110(165)S低下を利用できなくなってしまう。
ダイサイコサイコファング130場:PF対闘。先制技封じでゆきかき時に制圧力が増す。
ダイロックメテオビーム140天候:砂嵐4倍やヌケニンの迅速な突破狙いで。
ただし、一致技の天候をかき消してしまうので、
ゆきかき採用時は慎重な扱いを要する。
ストーンエッジ130
いわなだれ
ロックブラスト
がんせきふうじ110
げんしのちから
ダイアークかみくだく130相手:D↓対霊超、ブルンゲルなどに。
ダイスチルアイアンヘッド130味方:B↑対氷。追加効果が優秀。
ダイアタックいかりのまえば100相手:S↓エラがみの間接的な強化を狙える。要S調整。
ダイウォール変化技-まもるフェイントで解除されないが、ダメージは受ける。
相手のダイマックスターン枯らしに。
連続使用で失敗しやすくなる。

型考察 [編集]

ゆきかきアタッカー型 [編集]

特性:ゆきかき
性格:いじっぱり/やんちゃ/ようき/むじゃき
努力値:A252 S252orS調整残り耐久
持ち物:じゃくてんほけん/いのちのたま/とつげきチョッキ/きあいのタスキ/ラムのみ
確定技:エラがみ/つららおとしorつららばり
優先技:フリーズドライ/サイコファング
選択技:がんせきふうじorストーンエッジorいわなだれorロックブラスト/アイアンヘッド/いかりのまえば/あられ/オーロラベール

特性ゆきかきを発動させて上から2倍エラがみで圧力をかける。
準速でちょうど最速ドラパルトを追い抜ける。
A特化@いのちのたまの先制エラがみの威力は無振りハッサムを確1。
一撃ウーラオスを霰ダメージ込みでほぼ確定1発となかなかの火力。

フリーズドライがあるのでウオノラゴンと違ってちょすい持ちの水タイプにも打点を持てる。
C無振りいのちのたま補正のみのフリーズドライでギャラドスが確1の威力のため、4倍弱点持ちに対しても有効打となる。

氷・水複合タイプのエースにはパルシェンがおり、先制エラがみとA↑↑アクアブレイクの指数がほぼ同じ。
あちらは連続技に加えてからをやぶるがあり、天候のお膳立てを必要とせず積みアタッカーとして自己完結できる点が魅力。
ウオチルドンの強みは事前にゆきふらしで霰状態にできていれば積む必要なく初動で殴れる点と、
一致フリーズドライ特有の打点とサイコファングによる壁構築への強さが差別化点となる。

また耐久面ではパルシェンだとからをやぶるの能力低下と紙同然の特殊耐久ゆえ非常に脆いが、
ウオチルドンは下降補正無振りでもC特化ポリゴン2の10まんボルトを耐える程度には硬い。
不一致抜群程度なら一発耐えられるので、これらも計算に入れて動けるといいだろう。
相手を選べば多弱点を逆手に取ってじゃくてんほけんを発動することも可能。

また、現環境では唯一のゆきかき+オーロラベール使い。
技火力・範囲はエラがみ+こおり技で事足り、上記の通り調整次第で幅広い攻撃を耐えうる耐久を持つため、
一発耐えてからのあられ→ゆきかきによる素早さ逆転からオーロラベール展開 という役割も持たせることが可能。
ある程度ゆきかきで暴れた後にオーロラベールを張って退場、等の柔軟な動きも可能になる。
この技構成の場合にはひかりのねんども持ち物の選択肢になる。

ちょすいアタッカー型 [編集]

特性:ちょすい
性格:ゆうかん
努力値:A252 H252 orS調整残りH
持ち物:とつげきチョッキ/いのちのたま/こだわりスカーフ/オボンのみ
確定技:エラがみ
優先技:つららばりorゆきなだれorつららおとし/サイコファング/フリーズドライ
選択技:ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト/かみくだく/がんせきふうじorこごえるかぜ/いかりのまえば

天候に依存せず戦うアタッカー型。
鈍足を活かしつつ先手エラがみを狙うためにトリックルームに組み込むのがセオリー。
トリル下においてはパルシェン他ライバルとの差別化も気にすること無く個性が発揮できる。

性格ゆうかんでも無振りカバルドン抜きまで振るのも手。

ちょすいとそこそこの耐久を活かしてサイクル戦に組み込むのもあり。
交代際もエラがみは威力2倍になるので上手く流せれば火力にも期待ができる。
水技とフリーズドライで殆どのタイプに等倍以上が狙えるため、攻撃範囲は非常に優秀。
ちょすい+サイコファングにより、キョダイラプラスの壁戦術に対抗できる。

いかりのまえば耐久型 [編集]

特性:ゆきかき/ちょすい/アイスボディ
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H252 + BD252
持ち物:とつげきチョッキ/オボンのみ/たべのこし/つめたいいわ/カゴのみ/ねばりのかぎづめ/イバンのみ
確定技:いかりのまえば
優先技:しおみず
選択技:フリーズドライ/ふぶき/こごえるかぜ/ダイビング/エラがみ(イバンのみ採用時)
変化技:あられ/てっぺき/オーロラベール/まもる/ねむる

いかりのまえばでHPを減らしたあと2倍強化された塩水による撃墜を狙う。
相手のHPが奇数の場合はキッチリ半減されないので、ステルスロックや霰等の追加ダメージがないとしおみずのダメージが二倍にならない。

また、しおみずは搭載せず霰や渦潮のスリップダメージとダイビングを利用して削っていくことも考えられる。

HP削りをいかりのまえばに頼っているため、耐久ベースの調整にするとよい。
とつげきチョッキを使用しない場合は霰を展開してアイスボディを発動させるorスリップダメージを稼ぐのも有効。

いかりのまえばを無効化する相手としてミミッキュが難敵。こごえるかぜで皮を剥がした後有利な相手に交換するしかない。

以上はゆきかき解禁前の記述です。現環境での実用性は考察中です。

+  実用性についての議論ログ

相性考察 [編集]

Aキュウコン
おなじみあられの起動役。オーロラベールを張りウオチルドンのじゃくてんほけんを発動させやすくしたりなど。
同じこおりタイプながらはがね・かくとう・ほのおが一貫せず、こおり技の通じにくいはがねにはエラがみで等倍をとれる。

アマルルガ
同じくあられの起動役。オーロラベールに加えでんじはやステルスロックでウオチルドンのエラがみのサポートをしてやれる。
ただし弱点が多い。

バイバニラ
あられの起動役だが唯一自主退場技のだいばくはつを持つ。少しでもあられを長持ちさせたいときに。

そもそもウオチルドンが水に強めなので対水性能がかぶるユキノオーは微妙か。


対ウオチルドン [編集]

注意すべき点
みず+こおりの広い範囲を持つ。いわタイプを中心としたサブウェポンも豊富。
特性ちょすい+フリーズドライを持つため、こちらの水タイプ相手にめっぽう強い。
エラがみは先制で威力が倍増するため、こごえるかぜなどですばやさを下げられたあとに技を受けると危険。
対策方法
鈍足で耐久も中の上程度のため、弱点のくさでんきかくとういわで上から殴る。
攻撃・特攻は中程度のため、水と氷の両タイプを等倍以下に抑えられるポケモンで受けるのも有効。
エラがみを主力技とする物理型にはやけど、まひも有効。

外部リンク [編集]