バイバニラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

バイバニラ [編集]

No.584 タイプ:こおり
通常特性:アイスボディ(天気が「あられ」の時、毎ターン終了時にHPを最大値の1/16ずつ回復する・あられのダメージを受けない)
     ゆきふらし(天気を5ターンの間、「つめたいいわ」を持たせた場合は8ターンの間「あられ」状態にする) ※バニプッチ、バニリッチのとき「ゆきがくれ」
隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)
体重  :57.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
特殊単氷HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バイバニラ7195851109579535アイスボディ/ゆきふらし/くだけるよろい
グレイシア65601101309565525ゆきがくれ/アイスボディ
レジアイス805010010020050580クリアボディ/アイスボディ
ゆきふらしHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バイバニラ7195851109579535アイスボディ/ゆきふらし/くだけるよろい
ユキノオー909275928560494ゆきふらし/ぼうおん
アマルルガ1237772999258521フリーズスキン/ゆきふらし
Aキュウコン73677581100109505ゆきがくれ/ゆきふらし

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/いわ/はがね
いまひとつ(1/2)こおり
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第五世代出身の単こおりタイプ。合計種族値は高いが配分が悪く、中途半端な数値になってしまっている。
火力はそれなりだが技範囲の狭さに悩まされ、耐久面も低いHPにより過信は出来ず、場持ちはよろしくない。
上記のような問題点は据え置きだが、第七世代で第二特性としてゆきふらしを獲得したことで大きく強化された。
こおりタイプに必要な技は物理、特殊、補助技問わず大体覚えてくれる。

第八世代では念願のオーロラベールを習得。オーロラベール→だいばくはつという場作りが可能に。
ゆきふらしを持つAキュウコンユキノオーアマルルガもオーロラベールを習得したが、
自主退場技と両立できるのはバイバニラのみであり、採用理由に直結する大きな個性になる。

反面、めざめるパワーの廃止に加えみずのはどうが剥奪。
他の新規技で有用なのはつららおとしぐらいなので、技範囲の狭さが更に浮き彫りに。
具体的には、一致技以外で実践投入が現実的なタイプはノーマルはがねのみ
一応他の天候+ウェザーボールでほのおみずいわも使えるが、自力では霰か雨にしか変える手段が無い。
技範囲の都合上、冠の雪原で復帰したメタグロスを始めとした物理はがねタイプには基本的に手も足も出ない。
特にボスゴドラ等のがんじょう持ちはぜったいれいどによる強行突破も通用しない最悪の天敵。
幸い、同時に復帰した強豪にこおり4倍の相手が多く、こおりタイプ自体の需要は高まってはいる。

新要素のダイマックスも、技範囲の狭さから相性が悪い。
またダイマックス技により天候が容易に奪えるようになった関係から、役割自体が機能しなくなるケースも増えた。
ほのお、みず、いわ技を持つ対面には先手で天候を変えられないよう注意が必要となる。



特性考察 [編集]

アイスボディ
貧弱な耐性ゆえそもそも居座る事が難しく、耐久型の運用は不向き。
天候変化、耐久低下の両方を嫌う場合には消去法でこれになるが、
そのようなパーティで採用する意義はほとんどないので、基本的には選択されない。
ゆきふらし
きあいのタスキ潰し&ふぶきが必中になる強力な特性。あられ状態にできる貴重なポケモンなので基本的にはこれ。
だいばくはつにより即退場できるのが他のゆきふらし持ちにない利点となる。
ゆきふらし+フリーズドライで雨パにも強いが、対雨パのこおりタイプとしてはラプラスユキノオーもいる。
腐ってもゆきふらし持ちの中では1番最大火力が高い。
くだけるよろい
隠れ特性。連続技に弱くなるが、中途半端な素早さを補うことができる。
特定の相手を狩る能力に優れるが、特殊アタッカーなどに対しては無特性とほぼ同じ。
ゆきふらしとは使い勝手が大きく異なるため、個別の型で紹介する。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ふぶき110(165)70凍り10%ゆきふらし持ちの中で最高火力。霰下で必中だが天候変化に注意。
フリーズドライ70(105)100凍り10%威力は低いが水タイプにも抜群。
ペリッパールンパッパガマゲロゲ等の雨パ勢に。
こごえるかぜ55(82)95素早さ↓100%ダブルでは全体攻撃技。追加効果が優秀。後続サポートに。
ウェザーボール50/100
(150)
100-天候に応じてタイプ・威力が変化。3種類の天候で威力150。
霰下では氷タイプになり、ダブルバトルではれいとうビーム以上の単体氷技としても使える。
れいとうビーム90(135)100凍り10%基本はゆきふらし+ふぶきで良いが、天候変化時想定や単体攻撃を目的として。
ラスターカノン80100特防↓10%対氷・岩。フェアリーにも抜群。炎・鋼には氷ともども半減。
ハイパーボイス90100身代わり貫通サブウェポン候補が少ないため、アタッカー型なら一応候補に。
ミラーコート-100優先度-5特殊技を倍返し。タスキやチョッキ、ちょうはつとあわせて。
ぜったいれいど-30一撃必殺有効打の無い相手に。氷タイプやがんじょうには無効。
物理技タイプ威力命中効果解説
こおりのつぶて40(60)100優先度+1最後っ屁に。タスキ潰しにはゆきふらしである程度代用できる。タマゴ技
つららおとし85(127)90怯み30%クセは少ないがたまに外れる。くだけるよろいで物理型をやるなら相性はまずまず。
つららばり25(37)*2~5100-ほぼ氷4倍のみがわりピンポ。
だいばくはつ250100自分瀕死ゆきふらし後の退場に。タマゴ技
変化技タイプ命中解説
オーロラベール-味方の耐久強化に。ひかりのねんどと合わせて。タマゴ技
ちょうはつ100補助技対策。ミラーコートと相性が良い。
ボディパージ-素早さ強化。準速でもスカーフ100族は抜ける。
くさむすび・けたぐりのダメージを減らせるが、ヘビーボンバーのダメージが増える。
あまごい-偽装雨パ始動要員として。
本人もフリーズドライ+ウェザーボールで広範囲に攻撃できる。
みがわり-変化技・ダイマックス技対策。霰ダメージ稼ぎにも。
サイドチェンジ-ダブルバトル用。自身の耐性は乏しいので、味方を庇う際は捨て身になりがち。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアイスふぶき140(210)天候:霰メインウェポン。霰の貼り直しにも。
アイスボディ型なら特性の発動に必要な技。
フリーズドライやこごえるかぜの追加効果が失われる点に注意。
ぜったいれいどは通常の氷攻撃技になる。
れいとうビーム130(195)
ウェザーボール
ぜったいれいど
フリーズドライ120(180)
こごえるかぜ110(165)
ダイスチルラスターカノン130味方:B↑対氷。追加効果が優秀。
ダイサイコミラーコート100場:PF対闘。威力は低い。先制技無効化。
ダイアタックだいばくはつ150相手:S↓効果&等倍範囲が優秀。抜ける相手も多め。
ハイパーボイス130
ダイウォール変化技-まもる状態フェイントで解除されないが、ダメージは受ける
相手のダイマックスターン枯らしに。
+  ウェザーボールと採用率の低い技

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:ひかえめ/おくびょう/うっかりや(物理技採用時)
努力値:C252 HorS252
持ち物:とけないこおり/こだわりメガネ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ/とつげきチョッキ/回復実/半減実/つめたいいわ
確定技:ふぶき/フリーズドライ
攻撃技:ラスターカノン/ぜったいれいど/ミラーコート/こおりのつぶて/だいばくはつ
補助技:ちょうはつ/みがわり/ボディパージ

特性ゆきふらしによる必中ふぶき+霰ダメージの総合火力はかなりのもの。
こおりタイプでは、バリコオルと並んで特攻第三位。
ふぶき一本でも十分強力で、耐性を持たない相手に与える圧力は大きい。

【サブウェポンについて】

フリーズドライ
水に抜群がとれる一致技。
持たせる事で受けられる相手を大きく制限でき、ふぶきの相性補完として多くの役割を持つのでほぼ必須と言える。
ペリッパー…無補正・無振りでもほぼ確1
H振りギャラドス…無補正C振りで確1
ブルンゲル・D特化ウォッシュロトム…C特化で確2
ラスターカノン
抜群でも等倍ふぶきに威力が劣り、ふぶきを半減で受ける岩やフェアリータイプは水複合なのでフリーズドライが通る。
実質、氷タイプくらいしか撃つ相手がいない。
しかし、ゆきふらし持ちのライバル逹には滅法強くなるので、撃ち合いを制したいなら採用も有り。
だいばくはつ
主に自主退場として後続を無償降臨させる。
素のAが高いので下降補正無振りでもそこそこの火力がある。

オーロラベール型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:おだやか/おくびょう
努力値:HD252/HS252
持ち物:つめたいいわ/ひかりのねんど/メンタルハーブ/きあいのタスキ
確定技:オーロラベール/だいばくはつ
選択技:ふぶきorフリーズドライ/こごえるかぜ/ぜったいれいど/ミラーコート/ちょうはつ
選択肢(ダブル):まもる/サイドチェンジ/ふくろだたき/ふういん

特性で霰を降らせ、オーロラベールを貼りだいばくはつで退場し、後続のサポートをする。
オーロラベールを使えるユキノオーと違い、自ら退場できる。

オーロラベール貼り以外に、こごえるかぜによるS操作、特殊アタッカーに対しミラーコートで返り討ちにすることもできる。
後続はつるぎのまいを覚え、ゆきかきで素早さを上げるツンベアー等がおすすめ。
壁を貼り終わり、退場するターンにゴーストタイプに交代されて壁ターンを稼がれないよう注意する必要がある。

シングルでも強いが、全体攻撃の多いダブルバトルで特に真価を発揮する型である。

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:おだやか
努力値:HD252ベースで調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ミラーコート/ふぶき
選択技:フリーズドライ/ラスターカノン/ハイパーボイス/ぜったいれいど/こおりのつぶて

とつげきチョッキを用いる型。ミラーコートとの相性がよい。
さらにHDに振ることで一致弱点技も耐えて倍返しできる。

耐久調整
H132振り(実数値163-126)…C特化ヒートロトムのオーバーヒート1耐え。
H252D116振り(実数値178-143)…C特化シャンデラのオーバーヒート1耐え。

くだけるよろい型 [編集]

特性:くだけるよろい
性格:ひかえめ
努力値:C252 HorB252ベースでS調整
持ち物:とけないこおり/たつじんのおび/いのちのたま/こだわりメガネ
確定技:れいとうビームorふぶき/フリーズドライ
選択技:ラスターカノン/ミラーコート/ぜったいれいど/こおりのつぶて/だいばくはつ/ちょうはつ

第七世代からの仕様変更によりくだけるよろいはS2段階上昇に。S無補正でも12振るだけで上昇後に最速130族を抜ける。

物理ドラゴン相手に繰り出して特性発動。返しの氷技で仕留めるという流れ。
ドラゴン以外にも確定技が抜群で通る地面・飛行・水タイプ等への役割が期待できる。
4倍弱点なら大抵一撃で倒す事ができ、2倍でもとけないこおりを持たせる事で確1圏内にできる相手が多い。
退かれた場合の後続への圧力を考えるとこだわりメガネも候補。

ヌメルゴンは硬い上に型が読みにくく、素のSも負けているのでかなり分が悪い。

特殊アタッカーは役割対象ではないが、ミラーコートがあるので返り討ちにできる事も。

【こおりのつぶてについて】
素早さを逆転して一撃で仕留めるのが前提の型だが、やはり先制技はあると便利。
攻撃下降補正でも4倍相手だと半分程度は削れるので、既に消耗している相手を無傷で倒せる可能性はある。
他のサブ技が微妙なこともあり採用候補になる。


対バイバニラ [編集]

注意すべき点
ゆきふらしによる天候始動と高い特攻から放たれる必中ふぶき。
先制技や一撃必殺、水にも抜群のフリーズドライなど受け出しが利かない場合もある。
くだけるよろいでS逆転、とつげきチョッキ+ミラーコート、だいばくはつから後続無償降臨。
対策方法
とにかく技範囲が狭く、ほのおはがねにはまるで有効打を持たない。
ミラーコートの存在を考えると物理技が無難。
先制技があればくだけるよろいの素早さ上昇も気にならず、バレットパンチを持つルカリオなどは特に有効。
バンギラスコータス等なら天候を変えられる上にタイプでも有利。
ただし、ぜったいれいどの存在は留意しておくこと。

外部リンク [編集]