デスカーン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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デスカーン [編集]

No.563 タイプ:ゴースト
特性:ミイラ(接触技を受けると相手の特性を「ミイラ」にする)
体重:76.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
原種/リージョンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
デスカーン58501459510530483ミイラ
デスバーン58951455010530483さまようたましい
耐久霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
デスカーン58501459510530483ミイラ
デスバーン58951455010530483さまようたましい
ヨノワール451001356513545525プレッシャー/おみとおし
サマヨール
(きせき無振り)
4070(205)60(205)25(605)プレッシャー/おみとおし
パンプジン(特大)85100122587554494おみとおし

※しんかのきせき換算はおおよその目安。


ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)どく/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

専用特性のミイラが特徴の単ゴーストタイプ。物理耐久が高く、特殊耐久も中の上。
習得技も受け性能を強化できるおにびを始め、みちづれ、トリックルーム、おきみやげ、どくびし等豊富な搦め手を備える。
特攻も最低限の数値はあるのでトリックルーム、わるだくみと合わせ自身がアタッカーに転ずることも一応可能。

弱点であるあくゴーストは高威力技が少なく、役割破壊されづらい点も長所。
が、じこさいせい等の高速再生技を覚えず、居座りに向かないという致命的な難点も抱えている。
第八世代でどくどく、まとわりつく、いたみわけを喪失したのも痛く、単なる耐久型として使うと使い捨てになってしまう。
獲得した技ではボディプレスが有用。高い防御と相性が良く、ゴースト技との補完も良好なかくとう技。

ミイラにより、特性に依存する物理アタッカーを後出しするだけで流せる点が最大の個性となる。
ウオノラゴンマリルリパッチラゴン等、物理アタッカーは接触技+特性依存のポケモンが多く種族値と噛み合う。
反面、ダイマックス技は全て非接触技なのでミイラが発動しないので相性が悪い。
また、エースバーンは主力技であり、搭載率の高いかえんボールが非接触。
とびひざげり読みで出すと反動ダメージは与えられるが特性を消すことは出来ず、後出しが安定しない。

また、ミイラの都合上、自分のポケモンも接触技を使うと特性を消されてしまうようになる。
その為接触技+特性に依存するポケモンは無力化できるが自身もパーティ編成の際に組み込みづらくなる。
前述の通り、今作では特性に強く依存する物理アタッカーも多いのでダイマックスを利用する等工夫しておくとよい。

+  剣盾での入手方法


特性考察 [編集]

ミイラ
専用特性であり、隠れ特性は無い。接触技を受けると相手の特性をミイラに変化させる。
ちからもちをはじめとする強力な特性を一発で潰せる。この特性だけで耐久型ゴーストタイプとの差別化となる。
ミイラになったポケモンに接触技を与えるとやはりミイラになり、伝染していく。
発動タイミングは攻撃終了時なので、最初の一撃は特性込みのダメージを受けてしまい、連続技も止まらない点に注意。
逆に接触技を受けたら、たとえ自身がひんしになっても、相手がかたやぶりであっても、強制的にミイラにする。
レジギガスアーケオス等のデメリット特性を消せるのも強みだが、第八世代ではおいうちが消滅し確実性は減った。
ぎょぐんダルマモードばけのかわバトルスイッチスワームチェンジには無効。
基本的には、フォルムチェンジに関わる特性には効かないと覚えておけばよいだろう。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。性能安定。
たたりめ65/130
(97/195)
100-タイプ一致技。状態異常の相手に威力倍増。
おにびやどくどく、どくびしとあわせて。
ナイトヘッド-100-特攻無振りでも使える攻撃技。
サイコキネシス90100特防↓10%ノーマルに等倍だが悪には無効。
エナジーボール90100特防↓10%ノーマル・悪に等倍だが半減タイプも多い。
くさむすび20~120100-威力不安定。100.1kg以上ならエナジーボール超え。
ボディプレス80100防御換算防御でダメージ計算。霊との相性補完抜群。無振りでもかなりの威力。
変化技タイプ命中解説
おにび85物理アタッカー対策。ミイラこんじょうを消せる。
どくびし-サポート用。高い流し性能とあわせて。
のろい-ダメージ源。まもる・みがわり・マジックミラー貫通かつ必中。
まもる-状態異常技やのろい、たべのこしと合わせて時間稼ぎに。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊方面を補える。
くろいきり-みがわり・マジックミラー貫通の積み技対策。相手を問わず有用。
てっぺき-防御を強化。おにびがあれば事足りる。ボディプレスと好相性。
トリック100持ち物ありきの相手に対して。メガストーン・Zクリスタル廃止で通りやすくなった。
かなしばり100こだわりトリックとあわせて。
パワーシェア-物理アタッカー対策。おにび無効の炎などに。
くろいまなざし-のろいやどくどくとあわせて。ターン制限は無いが、ゴーストタイプには効果無し。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
みちづれ-トリックルームとあわせて。連続使用で必ず失敗する。
おきみやげ100相手の攻撃特攻を2段階低下させつつ退場。起点作り及び起点回避に。
うそなき100相手の特防2段階低下、それなりに特攻があるため流しに使えるか。
トリックルーム-サポート用。鈍足と相性が良い。
サイドチェンジ-ダブル用。防御が低い相方とあわせて。
ガードシェア-ダブル用。防御が低い相方とあわせて。
トリックガード-ダブル用。補助技対策。優先度+3

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技威力元にする技効果解説
ダイホロウシャドーボール130(195)相手:B↓一致技。威力はC振り前提。追加効果はボディプレスくらいしか恩恵はない。
ナイトヘッド100(150)
ダイサイコサイコキネシス130場:PFかくとうへの役割遂行。ふいうちを封じることもできる。
ダイソウゲンエナジーボール
くさむすび
130場:GF小回復&地震威力半減が耐久型と好相性。
ダイアタックりんしょう110相手:S↓追加効果は機能しても抜ける敵は殆ど現れない。
トリルとの相性も悪い。しかし、味方へのサポートとして。
ダイアークあくのはどう130相手:D↓ゴースト技と範囲が被るが、敵の特殊耐久を削る目的で。
ダイナックルボディプレス90味方:A↑ダイマックスすることで逆に火力が失われ、敵のイカサマの被ダメ増大となる。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる猛攻を凌ぐ。

型考察 [編集]

物理流し型 [編集]

性格:ずぶといorのんき
努力値:HB252 余りCorD
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット/オボンのみ/カゴのみ
優先技:おにび
回復技:ねむる
攻撃技:シャドーボールorたたりめorナイトヘッド/ボディプレス
変化技:のろい/くろいきり/どくびし/まもる/マジックコート/めいそう/てっぺき/かなしばり/パワーシェア/トリックルーム

高い物理耐久とミイラを活かした物理流し型。ちからもちやテクニシャン等をミイラ化できれば相手の火力を大きく削げる。
対面ならそれらの特性持ちに攻撃を躊躇わせることができ、後出しの場合接触技読みで受け出しすることで発動を狙うことができる、
H<B・Dなので、Hは極振りが一番硬くなる。極振りなら実数値165(奇数)になるので細かい調整はしない方が安定。

いたみわけが過去作限定になったので、回復技はねむる(+カゴのみ)しかない。
カゴのみを使えるのは一度だけなので、使用タイミングには注意。

物理耐久調整目安
HとBの個体値は31、H252振りを想定。
性格補正努力値耐久目安
あり0無補正A振りガブリアスのげきりんを2回耐え(確定3発)
244A特化こだわりハチマキファイアローのブレイブバード2回耐え
特殊耐久調整目安
HとDの個体値は31、H252振りを想定。
性格補正努力値耐久目安
なし0C特化こだわりメガネニンフィアのハイパーボイス耐え
156C特化ギルガルド(ブレード)のシャドーボール1回耐え
特殊耐久も並以上にあるが特殊相手は特性を活かしにくい上、弱点を突かれるゴーストも特殊が多いので微妙。
ギルガルド(ブレード)相手にシャドーボールを返せる強みはあるが、無振りでは低乱1(37.5%)な上、確定にするには無補正100振り必要。
性格補正を特防にかければ特殊に強くなるが、役割対象かつミイラを撒きたい相手が物理なので特殊は調整程度でよい。

特殊アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorれいせいorずぶといorのんき
努力値:HC252
持ち物:こだわりメガネ/オボンのみ/たべのこし/いのちのたま
確定技:シャドーボール/トリックルーム(こだわりメガネ以外の場合)
攻撃技:サイコキネシス/エナジーボールorくさむすび/ボディプレス
変化技:おきみやげ/めいそうorわるだくみ/おにび/みちづれ/トリック

C95を活かしたアタッカー型。
トリックルームでS逆転してから自身が攻撃orこだわりメガネで初手から殴るのが基本の流れ。
前者なら自身に有利な展開を生み出すことができ、後者は誘うちょうはつなどの展開阻止行動を読んで痛手を与えられる。

搦め手が豊富なためトリル→おきみやげで後続サポートに転じたり、こだわりメガネトリックを狙うなど器用に動ける。
一致技はシャドーボール推奨。たたりめは毎回状態異常を撒かないといけないため、攻撃メインのこの型においては基本的に候補外。
サブウェポンはサイコキネシスとエナジーボールが高威力だが、一致技との補完にはあまり優れず有効な相手は限られる。
ナットレイなどの鋼を突破できるめざめるパワー炎や、おにびなどの汎用性の高い変化技の方が使いやすいことも多い。
第八世代ではボディプレスが追加。B無振りでもかなりのダメージを与えることができ呼ぶ物理受けにも刺さるが、こだわりメガネと相性が悪い。

耐久はH振りのみでも大抵の攻撃は一発耐えられるが、仮想敵がいればそれに合わせてCを削ってB・Dを調整するのもあり。

鉄壁ボディプレス型 [編集]

性格:ずぶといorのんき
努力値:HB252
持ち物:カゴのみ/たべのこし/オボンのみ/メンタルハーブ
確定技:ボディプレス/てっぺき
優先技:ねむる
選択技:シャドーボールorナイトヘッド/かなしばり/くろいまなざし

第八世代の物理受けに流行の鉄壁ボディプレスを取り入れた型。
デスカーンでこの型を運用するメリットとしては、格闘との補完に優れる霊技をそこそこの特攻で一致で使用できる、
格闘無効の霊のため同じ戦術の使い手を流せる(くろいまなざしで縛れば起点化が可能)、といった点がある。

耐久の目安としてA252振りドリュウズの地震を乱数3発程度。
物理技であれば、ハチマキ一致の弱点技でなければ鉄壁ねむカゴからの反撃が可能。
ただ、ミイラを恐れた相手からのダイホロウによる強行突破が怖い。

4つめの技の候補として、無難なのは相性補完に優れるシャドーボール。
物理への役割遂行に重きを置きたいなら役割破壊の一撃必殺を封じられるかなしばり。
優先度は低いが、おにび、トリックルーム、パワーシェアなども選択肢に入ってくるだろうか。

シーズン2ではTOD狙いのくろいまなざしも候補に入る。
物理の交代を封じて鉄壁を最大まで積んだ後、ギリギリまで眠ってとどめのボディプレスでKOするとよい。

トリック起点作り型 [編集]

性格:ずぶといorおだやか
努力値:HB252orHD252をベースに耐久調整
持ち物:まんぷくおこう(こうこうのしっぽ)
確定技:トリック/おきみやげorのろい
攻撃技:シャドーボールorナイトヘッド
変化技:おにび/どくびし/くろいきり/トリックルーム/かなしばり

まんぷくおこう(こうこうのしっぽでも可だが入手が面倒)を渡して、のろいやおきみやげで退場して後続に繋ぐ。
前作でも動き自体は可能だったが、今作でトリックの一貫性が高まったことで実用性が大きく上がった。
速攻アタッカーに決まればほぼ機能停止に追い込める。
トリック後の被ダメを見て、体力に余裕があるならおにびやどくびしを撒くと尚良い。

後続はダイマックスで活躍できるエースが鉄板。
特にダイジェットを扱えるポケモンなら、弱体化した相手を倒しつつ容易に全抜きを視野に入れた積みが可能。
ドラパルトエースバーンなどは勿論、じしんかじょうギャラドスビーストブースト持ちも相性が良い。

同様の動きができるポケモンは他にも居るが、その中でもデスカーンは耐久の高さと弱点の少なさが売り。
耐久調整を施せば一致ダイホロウやダイアークも耐えられるため、大半のアタッカー相手に安定してトリックが狙える。
具体的にはずぶといH252B12振りのみでA252ドラパルトのゴーストダイブベースのダイホロウ耐えが可能なほど。

当然だがちょうはつ・みがわり持ちには逆に起点化されるので要注意。
シャドーボールやナイトヘッドがあれば最低限わるあがきできるが、それらと鉢合わせないよう気をつけたい。


対デスカーン [編集]

注意すべき点
専用特性「ミイラ」で特性ありきのポケモンを大幅に弱体化させられる。
高い物理耐久とおにびも持つため、物理アタッカーにはかなりの強敵。たたりめ持ちには撃ち負ける。
みちづれやおきみやげ、トリックルームなど搦め手も豊富。
対策方法
あくゴーストの特殊アタッカーで攻めるのが早い。補助技を封じるちょうはつも有効。
火力は並程度で範囲も狭いが、低HPのポケモンはナイトヘッド、高HPのポケモンはいたみわけに注意。
じわれ、ぜったいれいどといった一撃必殺技も有用(ただしつのドリルとハサミギロチンはゴーストタイプなので効果無し)。

外部リンク [編集]


[1] マネネから進化させる場合