ダグトリオ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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ダグトリオ [編集]

No.051 タイプ:じめん
通常特性:すながくれ(天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
     ありじごく(相手の飛行タイプや特性「ふゆう」、ゴーストタイプ以外のポケモンは交代ができなくなる)
隠れ特:すなのちから(天気が「すなあらし」の時、じめん、いわ、はがねタイプの攻撃技の威力が1.3倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
体重  :33.3kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ダグトリオHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ダグトリオ35100505070120425すながくれ/ありじごく/すなのちから
Aダグトリオ35100605070110425すなのちから/カーリーヘアー/すながくれ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

初代出身の単じめんタイプにして、第八世代においても同タイプ最速のポケモン。
他の種族値は攻撃以外が全体的に低く、特に物理耐久指数はヌケニンヨワシ(たんどく)に次ぐ低さで事実上のワースト。
物理技は等倍だろうと基本的に耐えきれず、特殊も多少はマシとはいえ基本的にはタスキ頼り。

最大の特徴は、最終形としては唯一のありじごくを持つ点。
単純なアタッカーとしては頼りないが有利な相手にはとことん強い性質から独自の需要を持つ。
ただし無効耐性はでんきのみ、等倍でも容易に落とされる耐久の低さ、積み技もつめとぎのみと貧弱なのは難。
素早さも高いとはいえ、二極化の進む現在の環境では信頼できる数値というほどではなく、ロックからの全抜きは難易度が高い。
どちらかというと対面から、確実に役割を遂行するための拘束といった意味合いが強いだろう。
特に冠の雪原で登場したレジエレキはでんき技に強く依存し、他のタイプの技を持たないケースもある。
きれいなぬけがらを持っていない限りは単独で無償降臨した挙句、完封が可能というのは他には無い個性。

積み技に恵まれない一方、ステルスロック、がんせきふうじ、おきみやげと起点作成に向いた技は多数備えている。
役割を遂行した後は後続の援護をして倒れる無駄の無い動きをするためにも、有利対面を固定しやすいのは嬉しい限り。

新要素であるダイマックスとの相性は悪い。元の耐久が低すぎて、HPが倍になったところで脆いのは変わらない。
ダイロックで能動的にすながくれすなのちからを発動できるが、ダグトリオ最大の特徴は前述した通り、ありじごく。
ダイジェットも使えないため抜き性能も然程変わらず、どちらかというと有利な対面にダイマックスで押し負けるデメリットの方が多い。

なお、隠れ設定としてテレキネシス無効というものがあったが、第八世代では技自体が消滅した。
ふうせんは相変わらずしっかり効果を発揮する。じめんにも受け出せるようになるが、こちらからの有効打も無い。



特性考察 [編集]

すながくれ
砂嵐では回避率が上昇。ひかりのこなを持たせれば命中率100%→72%。どろかけを使うと54%まで下がる。
低耐久ゆえに、1回の行動価値が高く発動時の恩恵は大きいのだが、同時に試行回数を稼ぎづらい。
ダイマックス技が必中となるのも向かい風で、ありじごくを上回る恩恵があるとは言い難い。
ありじごく
相手の交代を封じる。ゴーストひこうふゆう、ふうせん持ちには無効。
自身以外にはナックラーしか持たない準固有特性であり、ダグトリオ最大の個性。
役割対象に確実に仕事をこなせるのみならず、狙った相手をがんせきふうじ、おきみやげで起点化できる。
ダグトリオの採用理由に直結する特性で、基本的にはこれ。
きれいなぬけがら、および交代技を持つ相手は完全に拘束できないが、ボルトチェンジは技自体が無効となる。
トレースされると互いに交代できなくなるので注意。
すなのちから
隠れ特性。砂嵐だとじめん、いわ技が強化。はがね技は覚えない。
砂パエースとしてはすなかきドリュウズの壁が厚く、ありじごくを切ってまで採用するメリットは乏しい。
一応は同特性最速なので、S120族が持つ火力アップ特性と考えればドリュウズとの差別化自体は可能。
対面からだと相手はありじごくを想定するので、実際に交代を封じる必要はないと割り切って考えるなら。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<砂の力>
命中効果解説
じしん100(150)
<195>
100-タイプ一致技。性能安定。
10まんばりき95(142)
<184>
95-タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃。グラスフィールドで半減されない。
じだんだ75/150
(112/225)
<145/292>
100-タイプ一致技。じわれやふいうちの保険に。
火力自体はじしんを二回使う方が高いので注意。
ストーンエッジ100
<130>
80急所ランク+1対飛行・虫。一致技との相性補完に優れる。
いわなだれ75
<97>
90怯み30%怯みを狙いやすい。
がんせきふうじ60
<78>
95素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
ふいうち70100優先度+1読みが要るが高威力の先制技。
きしかいせい20~200100-低耐久と相性が良い。タスキやこらえるとあわせて。
じわれ-30一撃必殺耐久型対策。飛行やふゆう、がんじょうには無効。
変化技タイプ命中備考
ステルスロック-サポート用。タスキ潰しやダメージ上乗せに。
おきみやげ100サポート用。起点作りに。
つめとぎ-攻撃・命中率補強。すながくれが決まらない限り積む隙は少ない。じわれの命中率は上がらないので注意。
こらえる-防御技。きしかいせいとあわせて。ダイマックス枯らしにも。
サイドチェンジ-ダブル用。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアースじしん
10まんばりき
じわれ
130(195)味方:D↑メインウェポン。追加効果で低めの耐久を補える。
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
130天候:砂嵐地面技との補完に優れる優秀なサブウェポン。
すながくれすなのちからの発動のトリガーとしての用途も。
ダイナックルきしかいせい100味方:A↑地面技と範囲が被りがち。相手に負担を与えながらの火力補強手段として。
ダイホロウシャドークロー120相手:B↓対霊超。防御削りが優秀。基本はこちら。
ダイアークつじぎり120相手:D↓対霊超。どうしてもノーマルに透かされたくないなら。
ダイアタックきりさく120相手:S↓抜きたい相手は少なめ。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスのターン切れを狙う。

型考察 [編集]

基本アタッカー型 [編集]

特性:ありじごく
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
確定技:じしん/ストーンエッジorいわなだれ
攻撃技:ふいうち/きしかいせい/じわれ
補助技:ステルスロック/おきみやげ

有利な相手を拘束して逃がさず狩るのが仕事。
ただ、耐久が低すぎて何を受けても致命傷になりかねず、でんき読みでの後出しにもリスクが付きまとう。
そのため持ち物はタスキが基本。火力不足は弱点を突いたり行動回数を稼いだりすることで補いたい。

でんき以外の役割対象はほのおバンギラスあたり。
でんきは基本有利だが、サンダー等のメジャーどころにありじごくじめん技も効かない。
また、ゴースト複合もありじごくで拘束できず、また第八世代では採用率を伸ばしているので注意。

+  火力目安(無補正A振り)
+  耐久目安(無振り)

サポート型 [編集]

特性:ありじごく
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:じしん/ステルスロック
優先技:がんせきふうじ/おきみやげ
選択技:じわれ

ステルスロックを撒き、がんせきふうじやおきみやげで起点を作る。先発運用が主。
ステルスロック→おきみやげ、とするだけでも最低限の仕事が出来る為、相性不利な相手にも動けるのが強み。
素早さも比較的高め、ありじごくによる選出誘導など、ダグトリオならではの特徴も豊富。

基本的には確定技+優先技で良いが、後続が耐久型に相性が悪い場合はじわれも候補。

つめとぎ型 [編集]

特性:ありじごく
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/ふうせん
確定技:つめとぎ
攻撃技:じしん/ストーンエッジorいわなだれ/きしかいせい/ふいうち/じわれ
変化技:みがわり/ステルスロック/まもる/みがわり/こらえる

ありじごくを活かし、つめとぎを積める限り積みきって全抜きを狙う。
自力で起点にできるのはでんき技相手のみ、ふうせん持ちでもじめん技相手のみ。
でんき技に強く依存するレジエレキはでんき技以外を切っているケースもあるので、一応単独でもギリギリ狙えないわけでは無いが、
やはり味方のサポートを前提とするべき。なまけ+なかまづくりアイアントと相性が良いのはゴチルゼル同様。

アイアントを使わない場合はこだわりトリックからの死に出しが基本。ただし第八世代ではダイマックスでこだわりを解除可能。
こちらを前提とするのであれば、みがわり、あなをほる等を使ってどうにか3ターンやり過ごす必要がある。
アイアントを使う場合は本人のページも参照。こちらもダイマックス技はまもるを貫通するので注意。

無警戒の相手を完封しうる一方で、素早さを積む手段が無く、より素早い相手には積みきってもふいうち以外に手が無い。
第八世代ではかげぶんしんが無くなったことで、回避に託すことも出来なくなってしまった。
みがわり、タスキ相手も、こちらのタスキが潰れていない状況で無ければ勝つことは出来ない。
上記の通りダイマックス相手にも弱いため、コンボを開始する盤面はしっかりと考慮して行う必要がある。
見せ合いの時点で読まれやすいのも難点で、ゴーストひこう相手は起点化出来ないことも忘れずに。
嵌れば全抜きも夢では無いが、嵌めるまでの状況を如何に整えるかが勝負になる。

じしん以外の攻撃技については、無効タイプ・特性が無く、無条件で発動可能ないわ技を推奨。
ストーンエッジは命中率をつめとぎで補え、最悪嵌めが成立せずとも当てれば最低限の火力が出せる。
いわなだれは怯みでタスキを突破できる可能性がある。積んだ後の火力はどちらにせよ十分なので、想定する状況次第で。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:ありじごく
性格:ようき
努力値:S252 HorA252
持ち物:きあいのタスキ
攻撃技:10まんばりき/あなをほる/じならし/どろかけ/いわなだれ/きしかいせい/ふいうち/じわれ/ふくろだたき/ヘドロウェーブ/いのちがけ
変化技:サイドチェンジ/まもる/こらえる/にほんばれ/すなあらし/おきみやげ

ありじごくで相手の交代を封じ、味方の有利対面を作るのが狙い。
エースバーンより高い素早さから天候始動やふくろだたき、ヘドロウェーブで味方の弱点保険発動&相手の襷潰し、サイドチェンジで味方の保護など様々なサポートができる。
自身は非常に脆いが、タスキに加えてあなをほるやまもる、こらえるでターンを稼ぎつつありじごくを継続することが可能。
ゴーストタイプに加えて浮いている相手は拘束できないことに注意。


対ダグトリオ [編集]

注意すべき点
交代封じの特性ありじごくと地面最高のSを持つ。
有利な相手には滅法強く、見せ合いの時点で選出を牽制される。
ありじごく対策は飛行・ゴーストやふゆう、とんぼがえり持ちなどに限られ、それらのポケモンのみで相手の展開を阻止するのは困難。
がんせきふうじやステルスロックで起点化されると、後続のエースアタッカーに全抜きを許してしまう。
対策方法
ダグトリオにSで劣り地面に弱いポケモンは出しにくいが、それが相手の狙いでもあるため、選出するポケモンは慎重に選びたい。
ありじごくはゴーストのみならず飛行やふゆうにも無効でかげふみに比べれば穴は多い。
ボルトチェンジはタイプ上無効だが、とんぼがえりかクイックターン、バトンタッチがあれば逃げられる。
交代できずとも弱点を突かれず並以上の耐久があれば対面から撃ち勝てるが、じわれによる強行突破には一応注意。安全策をとるならダイマックス推奨。

外部リンク [編集]