イシヘンジン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

イシヘンジン [編集]

No.874 タイプ:いわ
特性:パワースポット(隣にいる味方の技の威力が1.3倍になる)
体重:520.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
重火力単岩HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イシヘンジン100125135202070470パワースポット
ギガイアス85135130608025515がんじょう/すなおこし/すなのちから

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/かくとう/じめん/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第八世代出身の単いわポケモン。合計値は高くないが極端に物理へ偏った種族値で、特防は全ポケモン中ワースト1位タイ。
物理耐久はギガイアスよりも一回り高く、B補正があれば無振りでも無補正持ち物無しウーラオスのインファイトを確定で耐える。
一方の特殊耐久は無振りでは無振りドヒドイデのねっとうで乱数1発という紙耐久っぷり。
等倍でも無補正C振りFCロトムのほうでん辺りから確定1発。高めのHPを考慮しても、パルシェンに僅差で負ける。

反面、種族値が極端に低い分努力値による恩恵が非常に大きく、無補正H4D252振りで特化FCロトムのかみなりをぴったり確定耐え。
D特化+チョッキでは概ねH252カイリキーと同程度まで改善される。役割想定によって調整していこう。

専用特性パワースポットの性質上、シングルよりもダブルに向いた性質を持つ。
前作におけるデンヂムシと似た形で、かつ実質的に上位互換めいた性能。
ただ、得手不得手のはっきりした種族値はシングル向けであり、特性とはアンチシナジー気味となる。

シングルで敢えて採用する場合、すなおこしがんじょうを持ち、技レパートリーも似るギガイアスとの差別化が課題。
意外にも最低限ある素早さや、体重と相性の良いヒートスタンプの習得などを活かして行きたいところ。
ダブルにおいてはアタッカーの火力を補強することを目的に場持ちを優先するのがベター。
弱点は被りやすいが、すなおこしの横に置けば特殊耐久も改善される。
強弱がはっきり分かれる極端な性能を持つ以上、汎用性よりも何をさせるかを明確にした調整が重要となる。



特性考察 [編集]

パワースポット
隣にいる味方の技威力1.3倍。専用特性であり、隠れ特性は持たない。
言わずもがなダブルバトル向けの特性であり、物理特殊を問わないため相棒の選択肢が広い。
ただし、似た特性を持つ輝石デンヂムシのような両面に安定した耐久は持たないため、どう補うかは考えておきたい。
非常に限定的だが、バッテリーと同様に味方が使用したみらいよち・はめつのねがいに対しても効果を発揮するのでシングルでも誤差レベルながら役割はある。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1一致技。高威力だが命中不安。じだんだや空振り保険でフォロー可能。
いわなだれ75(112)90怯み30%
2体攻撃
一致技。スカーフやおいかぜ時に怯みが狙える。
がんせきふうじ60(90)95素早↓100%一致技。追加効果が優秀。
ロックブラスト25(37)*2~590-一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
じしん100100-対鋼。一致技との補完に優れる。
じだんだ75100技失敗時2倍ダブル用。味方を巻き込まない。岩技外しの保険に。
じならし60100素早↓100%
全体攻撃
追加効果が優秀。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対鋼。能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。
ボディプレス80100-能力低下無し。てっぺきと好相性。
ヘビーボンバー40~120100-対妖。体重104.0kgまで威力120、130.0kgまで威力100が出せる。
ヒートスタンプ40~120100-対鋼。ナットレイにも威力100を出せる。ギガイアスとの差別化に。
じばく200100全体攻撃自主退場やダブルでの最後っ屁。
変化技タイプ命中備考
のろい-攻撃↑防御↑素早さ↓。S70あるのでややもったいない。
てっぺき-防御↑↑。ボディプレスの威力アップ。
ロックカット-素早さ↑↑。無補正でもSに84振っておけば130族を、132振れば最速ドラパルトを抜ける。
ステルスロック-サポート用。サイクル向け。
すなあらし-特防を強化できるが、それでも低い。
じゅうりょく-味方の命中率補強・地面技の一貫性向上に。
ワンダールーム-防御と特防入れ替え。
防御力は十分なので、鈍足特殊アタッカー相手に先手で使えれば2~3ターン凌ぐ事が出来る。
ワイドガード-ダブル用。特にだくりゅうなどに対して有効。
ふういん-ダブル用。まもるなどとあわせて。
ねむる-回復技。1ターンでも長く生き残るために使う。シングルではカゴのみとあわせて。
こらえる-じゃくてんほけんの発動に。
とおせんぼう-自分が出ている限り相手は交代不可。ゴーストタイプには技自体無効。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
130(195)天候:砂嵐メインウェポン。砂嵐でタスキ潰し、特防1.5倍の恩恵がある。
がんせきふうじ110(165)
ダイナックルばかぢから95味方:A↑岩技との補完に優れる、やや威力低めだが使えば攻撃上昇。
ボディプレス90
ダイアースじしん
じだんだ
130味方:D↑岩技との補完に優れる。
素の特防が低すぎるので、特防特化並に上げておかないと恩恵を感じにくい。
じならし110
ダイスチルヘビーボンバー130味方:B↑妖などに。他技と範囲が被りがち。追加効果で物理方面の鉄壁化を狙う。
ダイバーンヒートスタンプ130天候:晴れ対草鋼。追加効果はダイロックと噛み合わない。
ダイアークぶんまわす
ダメおし
110相手:D↓環境に多い霊を強く意識するなら。威力は低く追加効果との相性も悪い。
ダイアタックじばく150相手:S↓使用後瀕死のデメリットを踏み倒せるが威力は下がる。
ダイウォール変化技-まもるダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。

型考察 [編集]

汎用アタッカー型 [編集]

特性:パワースポット
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252 + H252 or S252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
確定技:ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
優先技:じしんorばかぢから(両立可)
選択攻撃技:がんせきふうじ/ヒートスタンプ/ヘビーボンバー/じばく
選択変化技:ワンダールーム/ステルスロック

種族値に沿った汎用アタッカー型。地面技と格闘技は岩技との補完に優れるのでどちらか入れておきたい。範囲は被るが両方も可。
S種族値は意外にも70もある。スカーフを巻くか岩石封じするかすれば130族まで抜ける。

ロックカット型 [編集]

特性:パワースポット
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252 S調整 残りHorD
持ち物:じゃくてんほけん/きあいのタスキ
確定技:ロックカット/ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
選択攻撃技:じしん/ヒートスタンプ/ヘビーボンバー/ばかぢから/じばく
選択変化技:こらえる/ステルスロック

S70族を活かし、ロックカットで補強して上から殴る型。
岩技の命中が不安な事もあり、ロックカット後はダイマックスした方が砂も撒けてメリットが多い。
弱点保険を発動させないと火力が足りなくなりがちな点には注意。物理技なら素で耐えられるが、特殊の場合はこらえるとあわせて運用したい。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:パワースポット
性格:いじっぱり/しんちょう/わんぱく
努力値:D252をベースにHAS調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/きあいのタスキ/ミストシード/サイコシード
確定技:ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ
選択攻撃技:じならし/ヒートスタンプ/じしん/ポディプレス/ばかぢから/ヘビーボンバー/じばく
選択変化技:まもる/みがわり/ワイドガード/ふういん/しんぴのまもり/じゅうりょく/ステルスロック/のろい/ねむる/ワンダールーム

パワースポットで味方を強化する。
ただ守っているだけでは手助けなどのサポートに劣りがちだが、ワイドガードで2体攻撃を防げるのは利点。
ふういんで相手のまもるを封じ、味方の強力な2体攻撃技を通せれば理想。
自身の攻撃種族値も高めなので、無振りでもそれなりの威力で殴れる。

シード系やとつげきチョッキで特防の低さを補いたい。


相性考察 [編集]

単タイプで事実上特性無しであるが故、シングルバトルでの相性補完は難しいが、ダブルバトルでは特防を補えるポケモンが多い。

例えばバンギラスアローラキュウコンと相性が良く、すなあらしやオーロラベールで特殊耐久を補える。

また、イエッサンガラルマタドガスならシード系アイテムの起動に使える。
前者ならワイドフォースの効きにくい鋼タイプにばかぢからを打ち込んだり、後者ならふういんでじしんを封じてしまえる。


対イシヘンジン [編集]

注意すべき点
優秀な物理耐久とダブルバトル専用ながら強力な特性。
体重が重い上に体重依存技も覚え、Aも高いので火力面でも厄介。
ダブル向けのエスパータイプの補助技を多く覚える。Sは70と見た目に反して意外に機敏。
対策方法
シングルバトルでは特性無し同然。岩単故に弱点も多い。
物理には強いが特殊耐久は紙。特殊アタッカーで上から殴れば苦労はしない。
ダブルバトルでは生き残るだけで仕事をされるので、フェイントやちょうはつを使ってまもるを崩しつつ早めに倒そう。
特性そのものは強力なのでスキルスワップがあるなら奪い取ってやるのも有効。

外部リンク [編集]