サダイジャ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

サダイジャ [編集]

No.844 タイプ:じめん
通常特性:すなはき(攻撃を受けると砂あらしを起こす。)
     だっぴ(ターン終了時に1/3の確率で状態異常を治す)
隠れ特性:すながくれ(天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
体重:65.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
すなおこし/すなはきHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サダイジャ72107125657071510すなはき/だっぴ/すながくれ
カバルドン108112118687247525すなおこし/すなのちから
バンギラス1001341109510061600すなおこし/きんちょうかん
ギガイアス85135130608025515がんじょう/すなおこし/すなのちから

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

初登場の単じめんタイプ。種族値はカバルドンに近いが、HPが低い分、素早さが高くなっている。
第八世代におけるへびにらみの習得者としては、禁止級を除けばエレザードに次ぎ単独2位の絶妙な素早さ。
タイプの関係上でんきを呼びづらい点も、麻痺を撒く際に大きな強みとなる。

最大の特徴は固有特性すなはき。物理・特殊問わず攻撃でダメージを受けた時、天候を砂嵐にする。
すなおこしと違い攻撃を受けた後に天候を変えるため、後出しジャンケンの要領で天候を上書きできる。
ダイマックス技に対しても、追加効果発動→すなはき、と発動するので、天候パに対するメタとしても優秀。ただし雨、霰は弱点で受ける。
一方で必然的に自分のダメージは嵩み、再生回復も覚えないので使い捨て気味の運用になるのは避けられない。
また、ダメージがトリガーとなっている以上、攻撃を受ける前に交代したり強制交代されると天候を書き換えられず、不安定。
ダブルにおいては自身が殴られるまで天候を変えられず、相手に依存する為、砂パの始動役を担当するのは意外と得意で無い。

ステルスロック、へびにらみといった起点技も習得し、前述の通り物理方面の数値は悪くない。
すなはきは始動ではなく相手の天候始動を妨害するのが主目的と割り切り、
基本は物理アタッカー、および天候に関係しない起点作りを担当させた方が安定しやすいだろう。

鎧の孤島ではスケイルショットを習得。防御が下がるので起点作りやとぐろをまくとの相性は悪いが、半端な素早さを補える。
また、専用のキョダイマックスも存在。難のある特殊耐久は補強出来なくなるが、相手をすなじごく状態にする。
起点作成として非常に有効で、後続の積みエースに全抜きさせることも可能になるがダイマックス権を切る点には注意。



キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技
キョダイマックス技変化する技タイプ解説
キョダイサジンじめん相手をすなじごく状態にする。
考察及びダイマックスとの比較
4~5ターンの間、相手をすなじごく状態にして交換を封じつつ定数ダメージを与える効果。
有利対面を維持するのに役に立ち、砂嵐と合わせてスリップダメージを稼ぐ事ができる。
ダイアースと違ってD上昇は無く、特殊耐久の脆さはフォローできないが、攻撃に特化するならこちらの方が有用。
 
特筆すべきは「技によるバインド」ではなく、「状態変化でバインド状態にする」という点である。
相手自体にすなじごくの維持判定が残るため、使用したサダイジャを引っ込めてもこの効果は残る。
こだわりアイテム持ちを縛れば、技を無効化できる後続に交代して、キョダイサジンが消えるまで積み続けるという運用も可能。
 
後ろにとおせんぼう+積み技持ちを控えさせておくことで、かげふみゴチルゼルのような戦法を取ることも可能。
特にポリゴン2のような火力増強手段、積みリセット、自主退場手段、強制交代技の全てを持っていないポケモンには強く刺さる。

特性考察 [編集]

すなはき
専用特性。攻撃を受けると、直後に天候を5ターンのあいだすなあらしに変える。さらさらいわで8ターンに延長できる。
受ける攻撃の種類は物理・特殊や接触の判定を問わず、そのダメージで自身が瀕死になった場合でも発動する。
場が既にすなあらしでなければ攻撃を受けるたびに何度でも発動するので、簡単には天候を譲らない点が魅力。
なお、すながくれと違ってこの特性そのものにすなあらしのダメージを無効化する効果はない。
他のポケモンがこの特性を手に入れたとしても、岩地鋼タイプ以外ならしっかりすなあらしでダメージを受ける。
だっぴ
毎ターン3割の確率で自身の状態異常を回復。とぐろをまくなどを用いた耐久型で。
サダイジャを地面枠や麻痺撒き要員として採用しつつ、味方にスリップダメージが入るのを嫌う場合にも。
すながくれ
隠れ特性。すなあらしが吹いていると回避率が上がる。
ダイマックス技などで砂嵐を起こしやすいとは言え、ダイマックス技は必中なのでそもそも避けられない。
他の2つに比べて恩恵が小さく、基本的に候補外。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-一致安定技。
10まんばりき95(142)95-一致技。グラスフィールド対策。
またはダブルで1体を攻撃したいときに。
じならし60(90)100素早↓100%麻痺の効かない電気に。
げきりん120100-対竜。行動不能が痛い。
スケイルショット25*2~590自分の防御↓素早さ↑対竜。防御は犠牲になるがS補強手段としても。
最速で使えば130族抜き抜きに。
ドラゴンダイブ10075怯み20%対竜。命中不安。とぐろで命中補強。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対飛、氷。命中不安。とぐろで命中補強。
いわなだれ7590怯み30%対飛、氷。命中高め。
ロックブラスト25*2~590-対飛、氷。複数回攻撃。みがわりに強い。
期待値はいわなだれと同じ。
がんせきふうじ6095素早↓100%対飛、氷。じならしと違い無効タイプが無い。
ボディプレス80100-Aに振らなくても使える攻撃技、高い防御と好相性。
アイアンヘッド80100怯み30%対妖、氷。
しねんのずつき8090怯み20%対闘。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
対草、虫。ナットレイアイアントなど4倍狙いで。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ねっさのだいち70(105)100火傷30%耐久型で。めったにないが、凍り状態対策にもなる。
ぼうふう11070混乱30%ダイマックスエースとして運用するなら優先採用。
空振り保険との併用もあり。
変化技タイプ命中解説
へびにらみ100命中安定の麻痺撒き。地面にも通るが電気は麻痺しない。
とぐろをまく-攻撃・防御・命中↑。ストーンエッジなどと相性がいい。
ちいさくなる-回避↑↑。ダイマックス技には無力。
てっぺき-防御↑↑。物理に滅法強くなる。
ねむる-唯一の回復技。だっぴならすぐに起きられる場合もある。
ステルスロック-後続サポート。サイクル戦の序盤に。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
キョダイサジンじしん
10まんばりき
ドリルライナー
130(195)拘束ダメキョダイマックス時の一致技。高火力&必中のすなじごく。
有利対面を取り逃さないのが魅力。3ターン生存できればとぐろをまく隙も生まれる。
また、スリップダメージでタスキによる耐久を許さない。
微妙に低い火力もダイウォール込みで見れば75%与えれば敵を倒せるため噛み合いは良好。
ゴーストは拘束できないので注意。
じならし110(165)
どろかけ90(135)
ダイアースじしん
10まんばりき
ドリルライナー
130(195)味方:D↑非キョダイマックス時の一致技。追加効果が優秀。
シンプルに使いやすいのはこちら。
じならし110(165)
どろかけ90(135)
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
ロックブラスト
130天候:砂嵐一致技との補完に優れる。
だっぴ採用時にも砂撒きが出来る。
すながくれの発動にも。
がんせきふうじ110
ダイナックルボディプレス90味方:A↑一致技と範囲は被り、威力も低め。火力補強手段としての利用が主。
元技は普段B換算技だがダイマックス時A換算技なので注意。
ダイバーンほのおのキバ120天候:晴くさむし。4倍狙いで。
すなはきなら天候を変えても攻撃を受けることで砂嵐に戻せる。
ダイスチルアイアンヘッド130味方:B↑フェアリーこおり。追加効果で物理流しに磨きをかける。
ダイサイコしねんのずつき130場:PFかくとうに。撃ちたい相手は少ないが、追加効果でグラスフィールドを除去できる。
さらにアクアジェットやこおりのつぶてなどの先制技も防げる。速攻型での選択肢。
ダイジェットぼうふう140味方:S↑威力は高いが特殊技なので火力は弱い。弱点保険で威力のフォロー可能。
追加効果でS上昇。最速なら132族相当に。
4倍弱点相手にも使えるかもしれないが現状撃ちたい相手はいない。
ダイウォール変化技-まもるキョダイサジンで縛ったあと通常時のとぐろをまくに繋ぐ際に。
+  採用率の低い技

型考察 [編集]

起点作り型 [編集]

特性:すなはき
性格:ようき/しんちょう/わんぱく
努力値:H252 S252(ようき)orD252(しんちょう)
持ち物:オボンのみ/たべのこし/メンタルハーブ/レッドカード/きあいのタスキ/イトケのみ
確定技:ステルスロック/へびにらみ/がんせきふうじorじならし
選択技:じしん/ロックブラスト/どろかけ/ほのおのキバ

弱点をつかれにくい単地面としてエースアタッカー降臨の起点づくりをする。カバルドンとの差別化としてへびにらみは確定。
またカバルドンより高い素早さを活かして、「一撃必ず耐えて、仕事をする」というコンセプトのしんちょうHDだけでなく「先制して仕事をする」というようきHSorASもある。

後続はルカリオリザードンドラパルト等の積みエースがよい。特にルカリオはメガ進化廃止で素早さ勝負になるためへびにらみの効果は大きい。

とぐろ型 [編集]

特性:だっぴ
性格:ようき/わんぱく/しんちょう
努力値:H252 + BorDorS252
持ち物:オボンのみ/たべのこし/ゴツゴツメット/カゴのみ
確定技:とぐろをまく/じしん
選択攻撃技:すなじごく/ストーンエッジ/ドラゴンダイブ/アイアンテール/ボディプレス/じならしorがんせきふうじ/ほのおのキバ/ぼうふう
選択補助技:へびにらみ/ねむる/ちいさくなる/ステルスロック

高い物理耐久を利用してとぐろを巻く回数を稼ぎ、攻撃に転じる型。
一度積めばナットレイのパワーウィップも確3に出来、返しのほのおのキバで確1。
とぐろの命中上昇がストーンエッジやドラゴンダイブといった使いにくい技に生きる。おまけにボディプレスの威力も上げられる。
やけど・もうどくへの抵抗策として、特性はだっぴを推奨。

専用技のキョダイサジンで有利な相手を縛れば積み放題。一応、すなじごくでの代用も可能。
ただし、回復技がねむるしかないので注意。脱皮が発動すればすぐに起きられるので使いやすくはある。

物理アタッカー型 [編集]

特性:だっぴ/すなはき
性格:ようきorむじゃき
努力値:AS252ベースで耐久調整
持ち物:じゃくてんほけん/いのちのたま/オボンのみ/ラムのみ/イトケのみ/しろいハーブ
確定技:じしん
優先技:ぼうふうorスケイルショット/いわなだれorロックブラストorストーンエッジ
選択技:ほのおのキバ/ボディプレス/アイアンヘッド/しねんのずつき

耐久型のイメージのあるサダイジャだが、A種族値は107と高くSも71と最低限はある。

最速でダイジェット(ぼうふう)を使用することにより、最速130族抜き・最速スカーフ70族抜きまで加速でき、
なにより補助技読みで挑発してきた相手を返り討ちにすることが出来る。
因みに、ようきC108振り・もしくはむじゃきC28振りの弱点保険発動ダイジェットでH252振りゴリランダー確1。
グラススライダーを逆手にとって発動したい。

同様にリスキーだが、スケイルショットも素早さ向上に有用。
こちらは受けだしに来るロトムにも通りやすく、素早さUPの為にダイマックスを切らずに済むのが利点。しろいハーブで耐久を補っておくか。

耐久も高いため、ある程度激しい攻撃を耐えて弱点保険を発動させることも可能。
具体的には、ダイマックスすれば無振りでもC252振りインテレオンのハイドロポンプを確定で耐えられる。

一致技の地震、ダイジェット用の暴風、補完の岩技をほぼ確定としてあと1つの技に悩む。
ナットレイアイアントに刺さるほのおのキバか、ダイナックルとして火力補強できるボディプレスか、
怯みでごまかしを狙えるアイアンヘッドか、ダイサイコとして先制技封じ&グラス除去ができるしねんのずつきか。
じゃくてんほけんを持たせない場合はボディプレスでほぼ確定。

2つの特性はどちらも優秀。
火傷・麻痺からのリカバーが狙える脱皮、砂嵐でタスキを潰すすなはき、好きなほうを選択。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対サダイジャ [編集]

注意すべき点
高い防御と豊富な補助技が特徴の単じめんタイプ。先発に出て砂おこし&ステロ・麻痺撒きの仕事をすることが多い。
鈍足のカバルドンと役割が似ているが、すばやさ種族値は71と平均的。最速振りも多く、中速は抜かれることもざらにある。
攻撃力もカバに劣らず高いため、じめんいわはがねほのおなどで弱点を突かれるポケモンは要警戒。
キョダイサジンはハメ性能があり、低火力のポケモンで受けると取り返しのつかない事態になることもある。
対策方法
HP・特殊耐久は並み程度。高威力のくさみずこおり技なら仕事をする前に葬ることができる。
いきなり攻撃してくることは少ないので、ちょうはつも有効。
地面技と麻痺無効のロトムやじゅうなんルチャブル、ミラーアーマーで補助技や能力値低下を跳ね返すアーマーガアが居れば非常に有利。
ただし、攻撃種族値は低くないので、時々いる純粋なアタッカー型には注意。

外部リンク [編集]