ガルーラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ガルーラ [編集]

No.115 タイプ:ノーマル
通常特性:はやおき(ねむりの継続ターンが本来の半分になる)
     きもったま(ゴーストタイプにノーマルと格闘タイプの技が当たるようになる、いかくも効かない)
隠れ特性:せいしんりょく(怯まない、いかくも効かない)
体重  :80.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
きもったま物理NHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ガルーラ1059580408090490はやおき/きもったま/せいしんりょく
ムーランド8511090459080500いかく/すなかき/きもったま
ミルタンク95801054070100490あついしぼう/きもったま/そうしょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

初代出身の単ノーマルタイプ。種族値の無駄が少なく、特攻以外は全体的に高水準。
ただし元々層の厚いタイプであり、ミルタンクムーランドと特性や傾向の似通ったライバルが存在。
変化技も豊富とは言えず、一致技で弱点を突けないこともあってアタッカーとしても中途半端。
決して弱い訳ではないのだが明確な採用意義を見出すのが難しいのが実際のところ。

第八世代では、採用意義の全てが集約されていたメガシンカが廃止。根本的に運用の変更を余儀なくされる羽目に。
更におんがえしの廃止で一致技は反動のあるすてみタックル、威力の微妙なのしかかりから選択。
新規習得・再習得した技として、可能性がありそうなのはとっておき、かたきうち、ゆきなだれ程度。
どれも癖が強く安定感からはかけ離れ、かといってタイプの関係で爆発力もいまひとつ。

古参ポケモンの例に漏れずサブウェポンは豊富で、きもったませいしんりょくいかくを無効化するように。
技範囲の広さ、安定した耐久と耐性からダイマックスとの相性も悪くは無く、プラスの側面も一応ある。
しかしそれ以上に失ったものが大きく、第八世代の仕様変更との相性は悪いと言わざるを得ない。
結果、採用率は前世代から大きく落とすことに。



特性考察 [編集]

きもったま
他の特性が然程優秀でも無く、一致技・サブウェポン双方に大きな恩恵があるので基本はこれ。
純粋な攻撃技だけでなく、カウンターやがむしゃらなども適用範囲なのも優秀。
ゴーストタイプにねこだましが通るという利点もあり、ミミッキュのばけのかわ対策にもなる。
いかくを無効化する効果も追加されており、やはりガルーラの性質と相性が良い。
なお、今世代ではねこだましと両立できる唯一のポケモンとなり、差別化においても有用。
はやおき
眠り状態が早く回復する。眠らない訳ではないのでふみんほど安定しないが、ねむるを使用可能。
同特性としては一番の耐久指数を持ち、耐性も平たくねむるを絡めた長期戦を想定する場合には有効。
せいしんりょく
隠れ特性。ねこだましが飛び交うダブル向け。きもったま同様、いかく無効の効果もついた。
シングルではダイマックスに怯み無効というのもあり、怯みに依存する戦術は主流ではない。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
すてみタックル120(180)100反動1/3高威力のメインウェポン。反動が痛い。
とっておき140(210)100-最大威力のタイプ一致技。
ねこだましと2ウェポンにすれば、簡単に発動条件が満たせる。
ただし他の強技が採用しづらくなる。
交代するともう一度他の技を放たなくてはならなくなるので注意。
メガトンキック120(180)75-高威力のメインウェポンその2。命中不安だが反動なし。
のしかかり85(127)100麻痺30%威力はすてみタックルより落ちるが追加効果が優秀。
ねこだまし40(60)100優先度+3
怯み100%
ダメージ蓄積、決定力向上、ばけのかわ剥がし、
上を取られる相手を味方で削ってこれで潰すなど。
からげんき70/140
(105/210)
100状態異常で
威力倍
火傷対策。ダブルにおいてそこそこの採用率を誇る。
発動が相手依存で火力が安定しない。範囲が狭くなる。
じしん100100-非接触で高威力。対岩・鋼。
けたぐり~120100威力体重依存鋼やバンギラスなどの岩に有効。仮想敵は大概重たいので威力も期待できる。
きもったまギルガルドにも有効になるが、ダイマックスに無効なのでやや不安定。
アームハンマー10090自素早↓けたぐりと違いダイマックスにも通り威力も安定。
ただし、遅くはないため素早さダウンのデメリットは小さくない。たまに外れる。
かわらわり75100壁破壊デメリットはないが威力も低い。
きもったまでゴースト、特にドラパルトの壁貼りに強いのは利点。
ドレインパンチ75100HP吸収1/2ナットレイなど接触時ダメージを持つポケモンに強くなりつつ、
バンギラスやミラーにも強くなる。
その他バトン先として居座る場合の回復手段やサイクル回しなど。
シャドークロー70100急所ランク+1対ゴースト技だがとりわけミミッキュに重きを置くなら。
かみくだく80100防御↓20%対ゴーストを重く見て採用するサブ。
防御ダウンによるごまかし性能も高め。
ふいうち70100優先度+1対面性能を高める先制技。カウンターで倒しきれなかった相手の処理にも。
ふくろだたき-100-ダブル用。せいぎのこころの発動に。
ねこだましなども覚えるのでダブル適性はそこそこ。
アイアンテール10075防御↓30%対フェアリー。命中不安。
れいとうパンチ75100凍り10%対ドラゴン。
火力がギリギリなのでいじっぱり推奨。
ほのおのパンチ75100火傷10%ハッサムナットレイへの有効打。
かみなりパンチ75100麻痺10%ギャラドス
いわなだれ7590怯み30%メタに対するごまかしにもなるサブ。ミミッキュに対して無償突破の芽を作れる。
がんせきふうじ6095素早↓100%素早さ逆転や後続のサポートに。じならしと違い、相性で無効化されない。
カウンター-100優先度-5タマゴ技。きもったまならゴーストにも有効。
がむしゃら-100-タマゴ技。きあいのタスキと相性がいい。
特殊技タイプ威力命中効果解説
こごえるかぜ5595相手全体S↓100%ダブルでのサポート技。
なみのり90100全体攻撃Cの低さを活かした味方の弱点保険発動に。
変化技タイプ命中解説
こらえる-がむしゃらやきしかいせいとの組み合わせで。
ダイマックス枯らしにも。
みがわり-状態異常の回避や交代読み、対ギルガルド等に。
かなしばり100妨害技。相手の有効打を封印する。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックギガインパクト150(225)相手:S↓一致技。等倍範囲が広い。
きもったまなら霊相手にも素早さを下げられる。追加効果も優秀。
すてみタックル140(210)
からげんき120(180)状態異常になっている場合元技より威力が高くなる。
またやけどの場合火力が下がるので注意。
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴対鋼。2発目から威力1.5倍。
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EF対水飛。2発目から威力1.3倍。ミストフィールドの除去にも。
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰対草地飛竜。スリップダメージに注意。
ダイアースじしん130味方:D↑対炎電毒鋼岩。追加効果が優秀。
ダイナックルアームハンマー90味方:A↑対悪無鋼岩氷。威力の高いグロウパンチ。きもったまなら無効化されない。
ダイアークふいうち120相手:D↓対霊超。追加効果が自身に生きる事は少ない。
ダイスチルアイアンテール130味方:B↑フェアリー。追加効果が優秀。
アイアンテールを外せない場面で。ミミッキュ相手にはねこだましやダイアタックで
素早さを下げてから入った方がいいかもしれない。
ダイロックいわなだれ130天候:砂嵐対炎氷虫飛。スリップダメージに注意。
ダイウォール変化技-まもる状態相手のダイマックス技を凌ぐ際に。

型考察 [編集]

汎用アタッカー型 [編集]

特性:きもったま
性格:いじっぱり/ようき
努力値:HA252ベースS調整 or AS252残りHが基本
持ち物:きあいのタスキ/とつげきチョッキ/シルクのスカーフ/こだわりハチマキ/いのちのたま
確定技:すてみタックルorのしかかり
優先技:ふいうちorねこだまし
攻撃技:じしん/いわなだれorがんせきふうじ/けたぐりorアームハンマーorかわらわり/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/
    からげんき/カウンター/がむしゃら
補助技:みがわり/こらえる

種族値に沿ったシンプルなアタッカー型。
きもったまのお陰でゴーストにもノーマル・格闘技を通すことができ、いかくも無効。
サブウェポンも豊富でダイマックスすればダイアタックで撃ち合いもこなせるなど、メガシンカ型には及ばないものの光る部分はある。

きもったま持ちと比較するとムーランドには攻撃で劣るが素早さで勝り、ミルタンクには素早さで劣るが攻撃で勝る、いわば中間的な性能。
ライバルの中では唯一先制技を持つ上、タスキと相性のいいカウンターやがむしゃらも覚えられる。
その他のサブウェポンの範囲にも微妙な差異があるため、差別化は容易。

AS振りは準速ミミッキュなどの上を取れる可能性があり、ダイマックスの有無や読み合い次第では突破できる。
HA振りは単純に撃ち合いを強化したい場合に。耐久型FCロトムなど、90族未満を仮想敵とするならSは調整程度でも十分。

とっておき型 [編集]

特性:きもったま
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252をベースに耐久調整
持ち物:きあいのタスキ/シルクのスカーフ
確定技:とっておき/ねこだまし

きもったまのねこだまし→とっておきで攻めるアタッカー型。
ムーランドもとっておきを覚えるが発動には工夫が必要であり、ガルーラは上記の流れで発動条件を容易に満たすことが出来るため差別化は十分。
A252とっておきで無振りミミッキュをばけのかわダメージ込で確定。
A特化@シルクのスカーフなら無振りドラパルトをとっておきで超高乱数1、同条件で霊獣ランドロスも低乱数1発なのでねこだまし込みで確定になる。

弱点はノーマル技しか無いため、岩・鋼には有効打がないこと。
とっておきのPPも最大8と少なく、長期戦にも非常に弱い。

かえんだま型 [編集]

特性:きもったま
性格:ようき/いじっぱり
努力値:HAorAS252
持ち物:かえんだま
確定技:からげんき/ねこだまし/なげつける
攻撃技:ふいうち/がむしゃら/がんせきふうじ/じしん/かわらわり

ねこだましを使ってかえんだまを発動させ、からげんきで攻める型。
状況によっては火炎玉なげつけるで物理アタッカーを機能停止させられる。
自身はからげんきを中心に攻めるため状態異常で機能停止せず、あくびループにも強いのがメリット。
他の型同様きもったまとの相性も抜群。

欠点はからげんき以外は火傷の影響を受けるため、サブウェポンの火力がからきしであること。
また、ダイマックス時もからげんきがダイアタックになるため火傷の影響をもろに受けてしまう。
範囲を補完するための構成より、ダメ押しに使えるふいうちや、削れたあとに効果を発揮するがむしゃら、もしくは追加効果狙いの技を採用したほうが良いだろう。
ミルタンクも火炎玉なげつけるが可能だが、ガルーラはねこだましで隙無く火傷発動が可能なため、戦術の適性はむしろこちらに分がある。

+  議論
+  議論2

はやおき型 [編集]

特性:はやおき
性格:わんぱく/しんちょう
努力値:HB252orHD252
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット
確定技:ねむる
攻撃技:のしかかり/じしんorじならしorあなをほる/がんせきふうじorいわなだれ/かみくだく/ふいうち/ドレインパンチ/うずしお
補助技:きあいだめ/ふるいたてる/かなしばり

特性はやおきのお陰でねむるの隙を1ターン減らせる。
事実上乱数3発程度の攻撃であれば、たべのこしいによる確定数の変化も合わせて受けきれることになる。
D特化すればFCロトムのC特化10万ボルト程度なら28.9~34.7%のダメージなので受けきれる。
猛毒・火傷などの状態異常戦術でも崩されづらく、状態異常頼りの耐久型に対しては滅法強い。

耐性が少ないうえ、耐久を上げる積み技がダイスチル(アイアンテール)とダイアース(じしん・じならし)しか無いのが欠点。
また、当然ながら攻撃や素早さに努力値を振る余裕も無いため、受けれる相手に対しても火力不足は否めない。
のしかかりを始めとする追加効果の試行回数を稼いで、ごまかしを狙えると良い。
もしくは事前に味方の手でどくびしを撒いておくなどすればダメージソースには困らなくなる。


対ガルーラ [編集]

注意すべき点
特性きもったまにより、いかくが効かずゴーストにもノーマル技でダメージを与えてくる。
サブウェポンもじしんや3色パンチ、岩技など数が揃っている。
耐久もそれなりにあり弱点も格闘しかない。
対策方法
範囲は広いものの、すてみタックル以外の火力はそこまで高くなくつるぎのまいも覚えないのでポリゴン2バルジーナなどの物理受けなら受け切れる。
物理アタッカー全般に言える事だが、おにびやゴツゴツメットも有効。

外部リンク [編集]