マギアナ [編集]
No.801 タイプ:はがね/フェアリー 特性:ソウルハート(場のポケモンが倒れる度に、特攻が1段階上がる) 体重:80.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
同複合 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マギアナ | 80 | 95 | 115 | 130 | 115 | 65 | 600 | ソウルハート |
クチート | 50 | 85 | 85 | 55 | 55 | 50 | 380 | かいりきバサミ/いかく/ちからずく |
クレッフィ | 57 | 80 | 91 | 80 | 87 | 75 | 470 | いたずらごころ/マジシャン |
ザシアン(剣王) | 92 | 170 | 115 | 80 | 115 | 148 | 720 | ふとうのけん |
第七世代の幻のポケモンにして、稀少な「はがね×フェアリー」複合タイプを持つ。
禁止級の中では控え目な種族値だが、配分のバランスがよく、耐性の優秀さは幻のポケモンにおいても健在。
フェアリー技は多くの禁止級に対して強力で、強力さに拍車をかける専用特性ソウルハート、専用技フルールカノンの存在もあり、
他の禁止級に引けをとらない活躍が望めるポケモン。
80~100族前後に固まりがちな禁止級ではかなり遅い方のため、トリルアタッカーとしても重宝する。
入手方法はSM、USUMで殿堂入り後に2016年映画で配布されたQRコードの入力となっており、このコードは共通で期限も存在しないため、
幻のポケモンでありながら事実上通常プレイ中に入手可能である。
またHOMEの図鑑のNo.001~890までを全て埋めることで500ねんまえのいろの個体を入手することができる。
性格おっとり、個体値S0・ABU・他V固定、見た目以外は通常個体と同じ。
少し調整するだけですぐに使えるが、入手条件としてマギアナや配信限定を含む幻も要求されるため、
HOME図鑑の進捗次第では素直にSM、USUMで厳選した方が早い。
今作ではダイマックスのシステムと高相性。
フルールカノンのデメリットを消し、体力を底上げすることで特攻が上がったまま場に留まり易くなる等メリットが多い。
こうそくいどう・アシストパワー・バトンタッチ・アンコール・トリックを新規習得。
またアイアンローラー・てっていこうせん・ミストバースト等強力なわざが増えたのは嬉しい。
フルールカノンのデメリットを押し付ける用途のあったハートスワップは使用不可となってしまったが、
代わりにパワースワップ・ガードスワップ・スピードスワップを覚えられるようになった。
シリーズ13においては幻のポケモンをパーティに無制限で組み込める。
ただし、通常色の個体は第7世代限定の為、ランクマッチ参加にはバトルレギュレーションマークが必要であり、過去作限定技は使えない。
特性考察 [編集]
- ソウルハート
- 他の特性は存在しないのでこれのみ。
発動条件はビーストブーストやきずなへんげと違い、場にいるポケモンが倒れた時であり、手段は問わない。
また、ダブルバトルの場合、味方の攻撃で相手が倒れても、味方が倒されても発動する。
そのため、味方がだいばくはつなどで相手ポケモン2体をまとめて倒すと一気に3段階、いのちがけでも2段階上がり、かなり強力である。
禁止伝説を使えるルールはダブルバトルであることも多く、強力な恩恵を受けられる。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フルールカノン | 妖 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | 専用技。フェアリー版オーバーヒート。 敵を倒すと特性のおかげで特攻が1段階減少で済む。 | |
ミストバースト | 妖 | 100(150) | 100 | 使用後瀕死 MF時威力1.5倍 | 条件がなくても十分強力。しめりけで不発に終わるので注意。 壁、トリックルーム使用後の退場にも。 | |
マジカルシャイン | 妖 | 80(120) | 100 | - | 安定重視の全体攻撃技。ムーンフォースは覚えられないのでシングルでも採用可能。 | |
ドレインキッス | 妖 | 50(75) | 100 | 与ダメ3/4吸収 | タイプ一致技。威力は低いが特攻が上がればダメージはそれなり。 数少ない回復手段で防御特防が高いので相性がよい。 | |
てっていこうせん | 鋼 | 140(210) | 95 | HP1/2消費 | タイプ一致技。フルールカノンを超える特殊わざ最高威力。退場技としても。 | |
ラスターカノン | 鋼 | 80(120) | 100 | 特防↓10% | 安定したタイプ一致技。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 一致技を半減にする鋼に。命中不安。 | |
はどうだん | 闘 | 80 | - | 必中 | 優秀な必中技。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | 威力不定 | 禁止伝説相手に火力の出やすい技。 | |
エナジーボール | 草 | 90 | 100 | 特防↓10% | 安定を求めるなら。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 伝説戦では刺さりやすい。ギルガルドや日食ネクロズマ、黒馬バドレックスに。 | |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | 対飛行など。かみなりは覚えられない。 | |
ボルトチェンジ | 電 | 70 | 100 | 攻撃後交代 | サイクル戦向き。 | |
エレキネット | 電 | 55 | 95 | 素早さ↓100% | ダブルで味方も先に攻撃するなら。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | 4倍ドラゴンや地面などに。2倍ドラゴンには一致技で十分。 | |
サイケこうせん | 超 | 65 | 100 | 混乱10% | ほぼ対エンニュート専用。サイコキネシスは覚えられない。 | |
アシストパワー | 超 | 20 | 100 | - | 瞬発力はないが、ギアチェンジ1回でも威力80となかなかの威力に。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
アイアンローラー | 鋼 | 130(195) | 100 | フィールド除去 | タイプ一致技。物理わざ最高威力だがフィールド下でないと成功しない。 控えのMFからミストバーストと択を取るのも手。 | |
アイアンヘッド | 鋼 | 80(120) | 100 | ひるみ30% | ギアチェンジを積んだ後なら。対フェアリーにはこちらのほうが効果的なことも。 | |
かわらわり | 闘 | 75 | 100 | 壁破壊 | 少ないレパートリーの物理わざの1つ。壁で慢心する相手に一矢報いる。 | |
しねんのずつき | 超 | 80 | 90 | ひるみ20% | 少ないレパートリーの物理わざの1つ。ギアチェンジ後ならひるみも狙える。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
めいそう | 超 | - | 決定力強化。 | |||
ギアチェンジ | 鋼 | - | 攻撃を1段階、素早さを2段階上昇させる優秀な積み技。アイアンヘッド等の物理技を採用する場合に。 但しじゃれつくはわざレコードでも覚えられない。 | |||
こうそくいどう | 超 | - | 素早さを2段階上昇。特殊技のみならこちら。 | |||
トリックルーム | 超 | - | 禁止伝説の中では遅い方。 | |||
パワースワップ | 超 | - | 今回は覚えられないハートスワップの代わり。 ステータス上昇の横取りや、いかく、フルールカノンのデメリットを押し付けられる。 | |||
いたみわけ | 無 | - | 疑似再生に。数少ない回復手段で、HPよりも防御特防が高いので相性がよい。 自分のHPが少なくない、または相手のHPが多くない状態では効果に期待できない。 | |||
てだすけ | 無 | - | ダブル用。ソウルハート発動に。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。味方の物理耐久を強化。 | |||
リフレクター | 超 | - | サポート用。味方の特殊耐久を強化。 | |||
バトンタッチ | 無 | - | ソウルハート等で上がった特攻を味方に引き継ぐ。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|
ダイスチル | てっていこうせん | 140(210) | 味方:B↑ | 一致技。物理耐久強化。てっていこうせんの反動を嫌う際にも。 | |
ラスターカノン | 130(195) | ||||
アイアンヘッド | |||||
ダイフェアリー | フルールカノン | 140(210) | 場:MF | 一致技。フィールド展開で竜技半減と状態異常防止。フルールカノンの反動を嫌う際にも。 | |
マジカルシャイン | 130(195) | ||||
ミストバースト | |||||
ドレインキッス | 100(150) | ||||
ダイサンダー | 10まんボルト | 130 | 場:EF | 対カイオーガ・ホウオウ。ミストフィールドと相性が悪い。 | |
ボルトチェンジ | 120 | ||||
エレキネット | 110 | ||||
ダイソウゲン | ソーラービーム | 140 | 場:GF | 対カイオーガ・グラードン。地震威力半減はうれしいがミストフィールドと相性が悪い。 | |
エナジーボール | 130 | ||||
くさむすび | |||||
ダイアイス | れいとうビーム | 130 | 天候:霰 | 対グラードン。自身の耐久をすり減らしてしまう。 | |
ダイナックル | きあいだま | 95 | 味方:A↑ | 対盾王ザマゼンタ。特殊型ではAが上がってもいいことはない。 | |
はどうだん | 90 | ||||
かわらわり | |||||
ダイサイコ | アシストパワー | 130 | 場:PF | 対ムゲンダイナ。ミストフィールドと相性が悪い。 | |
しねんのずつき | |||||
サイケこうせん | 120 | ||||
ダイホロウ | シャドーボール | 130 | 相手:B↓ | 対ルナアーラ・バドレックス黒馬。 | |
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手の猛攻を凌ぐ。 |
使用率・採用率の低い技 |
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
特性:ソウルハート
性格:ひかえめorれいせい
努力値:HC252
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/オボンのみ
確定技:フルールカノン/ラスターカノン
選択技:きあいだまorはどうだん/くさむすびorエナジーボール/シャドーボール/マジカルシャイン/トリックルーム/ハートスワップ
ソウルハートを活かすため、持ち物で耐久を補佐し、フルールカノンを数多く撃てるようにする。
トリックルーム下での運用を考える場合はれいせいも候補。
こうそくいどう型 [編集]
特性:ソウルハート
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/オボンのみ/混乱実
確定技:こうそくいどうorギアチェンジ/フルールカノン/ラスターカノン
選択技:きあいだまorはどうだん/くさむすびorエナジーボール/シャドーボール/マジカルシャイン/アシストパワー/バトンタッチ
こうそくいどうを積み、上から制圧する型。
HCが主流と思われるマギアナなので、S振りにすると積まずに相手の中速相手が抜けるということも利点になる。
バトンタッチで後続に繋いだり、アシストパワーを採用する場合には、こうそくいどうではなくギアチェンジを採用する手も。
素早さ調整
実数値 | 倍速 | 努力値 | 意味 |
85 | 170 | 無補正S無振り | 最速ガブリアス抜き |
95 | 190 | 無補正S76振り | 最速120族抜き |
101 | 202 | 無補正S124振り | 最速130族抜き |
103 | 206 | 無補正S140振り | 最速135族抜き |
112 | 224 | 無補正S212振り | 最速150族抜き抜き、最速フェローチェ抜き |
123 | 246 | 臆病S212振り | 準速70族抜き(積んでいない状態)、準速からやぶパルシェン抜き抜き(積んだ状態) |
128 | 256 | 臆病S244振り | 最速64族や準速75族抜き(積んでいない状態)、スカーフ最速ガブリアス抜き(積んだ状態) |
【ダブル】基本型 [編集]
特性:ソウルハート
性格:ひかえめorれいせい
努力値:HC252
持ち物:オボンのみ/オッカのみ/シュカのみ/たべのこし
優先技:まもる/ラスターカノン/フルールカノンorマジカルシャイン
選択攻撃技:きあいだまorはどうだん/くさむすびorエナジーボール/シャドーボール
選択補助技:みがわり/トリックガード/トリックルーム/パワースワップ/スピードスワップ
幻のポケモンである性質上、大会ではダブルでの運用が多い。
また、技や特性など自身の能力もダブルに向いている。
生き残る事が重要なので、まもるなどの補助技はほぼ必須。
技スペースはカツカツであり、フェアリー技の通りの良さもあって、攻撃技は一致だけになりやすい。
マジカルシャインは相手によって打ち分けが利くので、フルールカノンとも併用させたくなる。
特性は味方が倒されても発動されるため、非常に強力なものと言える。
耐性上グラードンには滅法弱いが、レックウザなどのドラゴンに非常に強い。
マギアナに対し有効打をもたないポケモンも少なくないため放置されることも多いが、
放置される程特性によって強化されるため全抜きエースとなることもある。
対マギアナ [編集]
- 注意すべき点
- 攻撃範囲が広い上一致技の火力が高く、ソウルハートで高いCが上昇していくため、積まれ続けると非常に苦しい展開を強いられる。
物理わざを覚えている可能性もあるため、特防が高いポケモンやひかりのかべだけでは安心しない方が良い。
素早さはさほど高くないが、トリックルームやこうそくいどうなどS操作技を豊富に覚えるため、速攻アタッカーでも過信は禁物。
はどうだん、サイケこうせん、10まんボルトなど苦手なタイプへの攻撃手段も多い。
- 対策方法
- とにもかくにもソウルハートを発動させないこと。ダブルバトルではより対処が難しくなる。
上からできる限り弱点をつくのが理想的だが、弱点が少なく、技構成や対処法を誤ると一気に苦しくなる。
ほのおタイプなら一致技を両方半減できる上こちらから弱点を突け、ほのおタイプに不利なわざは殆ど覚えられないのでかなり有利。
伝説ポケモンであればホウオウが安定。
はがねタイプも一致技を両方半減できるので比較的有利だが、弱点を受ける可能性があるので注意。
ハピナスなどの特防が高いポケモンだと物理わざで対抗される恐れもある。ギルガルドはある程度対処しやすい。
フルールカノン下がった特攻を押し付けるためにパワースワップを覚えていることもあるので、いかく等で安易に攻撃特攻を下げると足を掬われる恐れもある。
トリックルーム等を発動してから即座に退場するケースもある。