チルタリス [編集]
No.334 タイプ:ドラゴン/ひこう 通常特性:しぜんかいふく(手持ちに戻ると状態異常が治る) 隠れ特性:ノーてんき(場に出ている間、互いのポケモンが天候の影響を受けなくなる) 体重 :20.6kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
竜/飛 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チルタリス | 75 | 70 | 90 | 70 | 105 | 80 | 490 | しぜんかいふく/ノーてんき |
カイリュー | 91 | 134 | 95 | 100 | 100 | 80 | 600 | せいしんりょく/マルチスケイル |
ボーマンダ | 95 | 135 | 80 | 110 | 80 | 100 | 600 | いかく/じしんかじょう |
オンバーン | 85 | 70 | 80 | 97 | 80 | 123 | 535 | おみとおし/すりぬけ/テレパシー |
通常時 | はねやすめ使用時 | |
ばつぐん(4倍) | こおり | --- |
ばつぐん(2倍) | いわ/ドラゴン/フェアリー | こおり/ドラゴン/フェアリー |
いまひとつ(1/2) | ほのお/みず/かくとう/むし | ほのお/みず/でんき/くさ |
いまひとつ(1/4) | くさ | --- |
こうかなし | じめん | --- |
第三世代出身のドラゴン×ひこう複合ポケモン。
メガシンカが剥奪され、固有タイプを失ってしまい、再び火力不足が浮き彫りとなってしまった。
カイリュー、ボーマンダといった同タイプのライバルとの差別化にも悩まされるだけでなく、
他の強豪にもこおり弱点が多い環境となり、弱点の被るチルタリスはそれらのついでで対策されてしまいがち。
アタッカーとしては遠く及ばないがくろいきりやほろびのうた等、サポーターとしての運用ならば独自の性能を発揮できる。
ノーてんきも重要な差別化要素であり、これらの性質から基本的にダブル向けのポケモン。
第八世代ではほのおのうず、ワイドブレイカー、ぼうふうを習得。
習得者が激減したおいかぜも遺伝技として引き続き使用可能であり、やはり主戦場はダブル。
失った技としては廃止されためざめるパワー、オウムがえし。どくどく、いやしのすずは剥奪された。
新要素のダイマックスは本人に切ることはあまりないものの、多くのポケモンが天候始動を獲得。
天候軸のパーティは前世代よりもメジャーになっており、その中でノーてんきを持つのはそれだけでも採用理由になりうる。
ただし、各種天候エースとは相性が悪く、こおり・いわは勿論、雨パのみず技を持つ相手も、補完としてこおり技の採用率が高い。
安定して対峙出来るのは晴れパぐらいであり、それでも多弱点・多耐性の性質からサブウェポンで弱点を突かれやすい。
前述の通り、基本はダブルでのサポート役。まもるやコットンガード、はねやすめ等を駆使して、可能な限り盤面に居座り続けたい。
チルットの考察はノートにあります。
特性考察 [編集]
- しぜんかいふく
- 猛毒・麻痺・火傷といった、型によっては致命傷につながる状態異常をリセットできる。
特性自体は悪くないが元々チルタリスは猛毒以外で機能停止しづらく、交代が必要なのも難。
本人の性能不足をカバーしきれるほどのものではなく、採用されることは少ない。
- ノーてんき
- 隠れ特性。チルタリス自身でメジャーな天候エースを単独処理するのは難しい。
安定した天候メタにはならないが、ダブルならば欠点をカバーしつつ豊富なサポート技で援護可能。
足りない基本性能を補うだけの性能はあり、差別化を意識する場合もこちらが優先されるか。
自分を含めた味方も天候の補正を受けられないことは忘れずに。自身はぼうふうを使用可能。
アナウンスのある特性と対面した場合は素早さの判別も出来る。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
りゅうせいぐん | 竜 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。連発は効かない。両刀・撃ち逃げ向き。 | |
りゅうのはどう | 竜 | 85(127) | 100 | - | タイプ一致技。性能安定。 | |
りゅうのいぶき | 竜 | 60(90) | 100 | 麻痺30% | タイプ一致技。威力は低いが麻痺撒きを兼ねる。 | |
ぼうふう | 飛 | 110(165) | 70 | 混乱30% | タイプ一致技。ノーてんきなら晴れでも命中が下がらないが、雨で必中の恩恵も無くなる。 | |
だいもんじ | 炎 | 110 | 85 | 火傷10% | 対鋼。ナットレイやテッカグヤに。 | |
ほのおのうず | 炎 | 35 | 85 | 拘束 | ほろびのうたと併せて。霊は拘束不可。 交代技やだっしゅつボタン、みがわりによる解除に注意。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | ボーマンダやガブリアス、ランドロスに。 | |
ムーンフォース | 妖 | 95 | 100 | 特攻↓30% | 対悪。安定した性能だが一致技と範囲が大きく被る。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
げきりん | 竜 | 120(180) | 100 | 行動固定 | タイプ一致技。高威力だが行動固定が痛い。 | |
ドラゴンクロー | 竜 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。性能安定。 | |
ワイドブレイカー | 竜 | 60(90) | 100 | 攻撃↓100% | タイプ一致技。ダメージを与えつつ相手二体の攻撃ダウン。ダブル向け。 | |
ゴッドバード | 飛 | 140(210) | 90 | 怯み30% 急所ランク+1 | パワフルハーブかダイジェットで。瞬間的に最高の火力を出せる物理飛行技。 | |
ダブルウイング | 飛 | 40(60)*2 | 90 | - | タイプ一致技。タスキやばけのかわ、みがわりに強い。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 物理型のサブウェポン筆頭。フェアリーが半減される炎・毒・鋼全てに抜群。 ダブルでは周囲全体攻撃。 | |
アイアンテール | 鋼 | 100 | 75 | 防御↓30% | 対フェアリー。高威力・命中不安。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
りゅうのまい | 竜 | - | 攻撃・素早さ補強。抜き性能の向上に。 | |||
パワースワップ | 超 | - | 相手と攻撃・特攻のランクを交換する。りゅうせいぐんとあわせて。 | |||
くろいきり | 氷 | - | 積み技対策や、りゅうせいぐんとあわせて。 | |||
コットンガード | 草 | - | 防御3段階強化。物理に滅法強くなる。 | |||
おいかぜ | 飛 | - | サポート用。味方の素早さ倍増。 | |||
はねやすめ | 飛 | - | 回復技。耐性変化。 | |||
ねむる | 超 | - | 状態異常も含め全回復。カゴのみやしぜんかいふくとあわせて。 | |||
ほろびのうた | 無 | - | 耐久型対策。まもる・みがわり貫通かつ必中。 | |||
まもる | 無 | - | ほろびのターン稼ぎに。特にダブルで有用。 |
ダイマックス技考察 [編集]
特性がノーてんきの場合、天候変化のメリットもデメリットも発生しない。
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | 効果 | 解説 | |
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ダイドラグーン | りゅうせいぐん | 140(210) | 相手:A↓ | 一致技。高威力わざのデメリットを踏み倒せる。 | |
げきりん | |||||
りゅうのはどう | 130(195) | ||||
ドラゴンクロー | |||||
りゅうのいぶき | 110(165) | ||||
ワイドブレイカー | |||||
ダイジェット | ぼうふう | 140(210) | 味方:S↑ | 一致技。中途半端な素早さを補えるため優秀。 | |
ゴッドバード | |||||
ダブルウイング | 130(195) | ||||
そらをとぶ | |||||
ダイバーン | だいもんじ | 140 | 天候:晴れ | ||
ねっぷう | 130 | ||||
かえんほうしゃ | |||||
ほのおのうず | 90 | ||||
ダイソウゲン | ソーラービーム | 140 | 場:GF | 特殊技のみ。じしんを採用している場合はGFに注意。 | |
ダイアイス | れいとうビーム | 130 | 天候:霰 | 特殊技のみ。 | |
ダイアース | じしん | 130 | 味方:D↑ | 物理技のみ。 | |
じならし | 110 | ||||
ダイスチル | アイアンテール | 130 | 味方:B↑ | 対フェアリー。物理技のみ。 | |
はがねのつばさ | 120 | ||||
ダイフェアリー | ムーンフォース | 130 | 場:MF | MF展開はデメリットの方が強い。 | |
マジカルシャイン | |||||
じゃれつく | |||||
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手のダイマックスターン枯らしに。 |
使用率・採用率の低い技 |
型考察 [編集]
耐久型 [編集]
性格:おだやかorしんちょう/ずぶといorわんぱく
特性:しぜんかいふく
努力値:H252 DorB252/S調整 残り耐久
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット/ヤチェのみ/タラプのみ/マゴのみ
確定技:コットンガード/はねやすめ
優先技:ほのおのうず/ほろびのうた
攻撃技:りゅうのはどうorドラゴンクローorワイドブレイカーorりゅうのいぶき/ぼうふうorそらをとぶ/じしん/だいもんじ
補助技:まもる
コットンガードとはねやすめを活かした耐久型。
B特化でコットンガードを1積みすれば補正なしガブリアスのダイドラグーン(げきりん)が確3になる。
一方で火力は皆無で、無振りだとガブリアスへのドラゴンクローが抜群にもかかわらず確3といった有様。
定数ダメージの狙えるほのおのうずと、それと相性の良いほろびのうたの優先度が高い。
ドヒドイデなどの低火力の耐久型をほのおのうずでキャッチできれば、ほろびのうたで突破可能。
自身は3ターン目間際で交代すれば相手のみが瀕死になり、状態異常を受けていてもしぜんかいふくでリセットできる。
バンギラスに対してもSに振られていなければ上からコットンガードを積めるため、受けループキラーとしてはかなり信頼できる。
ピクシー等と違い悪技への耐性が無い為、一撃ウーラオスは天敵。
パワースワップ型 [編集]
性格:ひかえめ/ずぶとい/おだやか
特性:しぜんかいふく/ノーてんき
努力値:HP252 特攻/防御/特防252
持ち物:ハバンのみ/オボンのみ/たべのこし
確定技:りゅうせいぐん/パワースワップ/はねやすめ
選択技:コットンガード/だいもんじ/ぼうふう
ドラゴン勢の中で数少ないチルタリスの個性であるパワースワップを活かす型。
りゅうせいぐんで下がった特攻を相手に押しつけ、再びりゅうせいぐんを撃つ。
相手がチルタリスより遅い特殊型だったら耐久型のような動きもできる。
コットンガードを積めれば物理特殊ともに要塞となれるが、
ドラゴン技を受けに来るハッサム、ナットレイあたりに打つ手がなくなるのでだいもんじと選択。
C振りならはねやすめを抜いて両方入れるのもありかもしれない。
並以下の耐久のポケモンを一撃あるいは特攻が下がった二撃目で落とす、
またラティオスを高乱数1にするためにひかえめC振りで使っていたが、受けを重視するなら耐久上昇の性格でも。
ハバンのみを持たせると殴って来るドラゴンを返り討ちにできるので、鉢合わせから決定的な不利を負う最悪の事態は避けられる。
【ダブル】滅びパ複合型 [編集]
性格:おだやかorしんちょう/ずぶといorわんぱく
特性:ノーてんき
努力値:H252 DorB252/S調整 残り耐久
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット/ヤチェのみ/タラプのみ/マゴのみ
確定技:ほろびのうた
優先技:はねやすめ
攻撃技:りゅうせいぐんorワイドブレイカー/ダブルウィングorそらをとぶ/じしんorじならし/ほのおのうず/だいもんじ
補助技:コットンガード/おいかぜ/みがわり/まもる
ほろびのうたを主軸にしたサポート型。唯一のひこうタイプであるのが差別化点。
火力は低いが、ワイドブレイカーやおいかぜなどで支援出来る。
晴れパに対して警戒する場合は、ダブルウィングやじしんなどによる火力補強も。
対チルタリス [編集]
- 注意すべき点
- バランスのとれた種族値と豊富な技により型が読みにくい。
火力・速度を補うりゅうのまい、耐久を補うコットンガードや再生回復技のはねやすめが強力。
ダブルでは天候メタと滅びパの起動を担ってくる。
- 対策方法
- ドラゴンタイプの中では火力は低い方であり、積まれる前なら致命傷にはなりにくい。
コットンガードで物理面は非常に硬くなるが、特防をあげる技を覚えないため氷やフェアリー等の特殊技で上から叩くとよい。
ただし、特性がノーてんきの場合はふぶきが必中にならないので注意。