ココロモリ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ココロモリ [編集]

No.528 タイプ:エスパー/ひこう
通常特性:てんねん(相手の能力変化を無視する)
     ぶきよう(自分の持ち物の効果が発動しない)
隠れ特性:たんじゅん(能力変化が通常の2倍で起こる)
体重  :10.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
超/飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ココロモリ6757557755114425たんじゅん/ぶきよう/てんねん
ネイティオ657570957095470シンクロ/はやおき/マジックミラー
シンボラー7258801038097490ミラクルスキン/マジックガード/いろめがね
ガラルフリーザー90858512510095580かちき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)くさ/エスパー
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなしじめん

全体的に低種族値だが、同タイプ・同特性の中では抜きん出た素早さを持つ。
ビーダルが不参戦の第八世代では唯一のたんじゅん持ちであり、豊富な積み技と高い素早さとの相性が非常に良い。
ダブルでもじゃくてんほけんや各種シードを持たせてコンボを狙える他、変化技も多数習得しサポートも可能な器用なポケモン。

第八世代では高い素早さを相方に押し付けるスピードスワップを習得。
また、わるだくみを習得したことで、積んだ後のアシストパワーの火力をさらに上げやすくなった。
不利な相手と対面した際に積んだ能力を無駄にせず後続に繋げるバトンタッチ、対象をたんじゅんにするシンプルビームも習得し、
本人の抜き性能も上昇しただけでなく、後続や相方の抜き性能を上昇させる手段を豊富に獲得した。

反面、どくどく、かげぶんしん、チャージビームを喪失。回避率を上昇させての耐久型は消滅。
おさきにどうぞ、おいかぜ、いかりのまえばも失い、ダブルにおける役割が根幹から変化している。

たんじゅんが目立つが、Zクリスタルおよびメガストーンの廃止によりぶきようの動きやすさも復活。
スキルスワップも引き続き習得するので、特性や持ち物に依存するポケモンを一発で無力化することも可能。

新要素であるダイマックスとの相性は基本的には悪くはない程度。
たんじゅん一致ダイジェットで素早さが二段階ずつ上がる一方、毒・鋼・地の特殊技を持たずサイコフィールドの恩恵も受けられない。
単純にHPが倍になることでじゃくてんほけんを発動しやすくなる等、持ち物次第では一気に相性が良くなる。
ただし相手のダイマックス技による能力低下も倍になる。特にダイワームは食らうと特攻が2段階低下と致命傷になるので注意。



特性考察 [編集]

てんねん
積み技を無意味にする強力かつ希少な特性だが、低耐久で多弱点のココロモリとはミスマッチ。
他の特性のほうが自身の種族値傾向に合っているため、基本的に候補外。
ぶきよう
数少ない「ぶきようトリック」使いで、ぶきよう持ちの中では最速。
こだわり系はもちろん、とつげきチョッキを押しつけて相手の変化技を封じられる他、
スキルスワップを用いた「ぶきようスワップ」で特性と道具を一気に潰すことも可能。
たんじゅん
隠れ特性。能力変化の効果を倍増させ、種族値の低さを補える。
各種積み技、一致アシストパワー、バトンタッチといった相性のよい技を習得することもあり、基本的にはこれ。
能力変化はじゃくてんほけんやシード系などの道具による能力アップや、ダイマックス技の追加効果も含む。
能力低下も倍増してしまうが、最も頻度の高いいかくは特殊型になるココロモリには無意味なため、あまり気にする必要はない。
ダイアークやダイホロウも二段階下がるが、そもそも耐久が極端に低く元から二発耐えられないため考慮しなくていい。
第八世代ではダイマックスとじゃくてんほけんとの相性が抜群なため凄まじい抜き性能となる。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。積み技やダイマックスとあわせて。
たんじゅんならめいそう・ドわすれ1回でサイコキネシス超え。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。たんじゅん以外で。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。怯みを狙える。ダイジェットとしても。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー・ゴーストに、鋼にも等倍
ギガドレイン75100HP吸収1/2回復効果付き。めいそうと相性がよい。トリトドンヌオーウォッシュロトムなどにも。
ねっぷう9590火傷10%対鋼・氷。ダブルでは相手全体攻撃。
りんしょう60/120100-ダブル用。始動役として。
物理技タイプ威力>命中効果解説
アクロバット55/110
(82/165)
100-道具無しで2倍。じゃくてんほけんと合わせて。
がむしゃら-100-削り技。速いので使いやすい。
とんぼがえり70100交代対悪。威力は期待できない。対面操作用。
はたきおとす65/97100持ち物排除対霊。威力はタスキつぶし程度。補助技感覚で。
変化技タイプ命中解説
みがわり-補助技対策や、でんじは・バトンタッチとあわせて。
でんじは90妨害技。エアスラッシュやみがわりと相性がよい。
ちょうはつ100補助技対策。素早いので使いやすい。
あまえる100物理アタッカー対策。クリアボディまけんきに注意。てんねんと相性が悪い。
めいそう-特攻・特防を補強。たんじゅんなら効果倍増。
わるだくみ-特攻を強化。たんじゅんなら効果倍増。
ドわすれ-特防を強化。たんじゅんなら効果倍増。
バトンタッチ-ランク上昇を後続に引き継ぐ。
はねやすめ-回復技。耐性変化に注意。
サイコシフト100撃たれやすい毒や麻痺への対抗策。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。ドわすれと違い後続にも生きる。
トリック100ぶきようならとつげきチョッキも押し付けられる。
スキルスワップ-ぶきようなら相手の特性と持ち物をまとめて潰せる。
スピードスワップ-ダブル用。相方に高いすばやさを渡す。ランク補正ではなく実数値の交換。
シンプルビーム100ダブル用。積み技やダイマックスとのコンボに。
ふういん-ダブル用。まもるやトリックルームのメタに。
  • アシストパワーの威力
    初期威力は20で、能力ランクが1上がるごとに20ずつ上がっていく。上限は860。
    たんじゅんなら積み技の効果が倍増するので相性がよい。下記参照。
    積み技威力備考
    めいそう1回(ランク4)威力100(+ランク補正で2倍+タイプ一致で1.5倍、実質300)
    かげぶんしん3回(ランク6)威力140(+タイプ一致で1.5倍、実質210)かげぶんしんは過去作限定
    めいそう2回(ランク8)威力180(+ランク補正で3倍+タイプ一致で1.5倍、実質810)無補正無振りでH振りスイクンを確1
    めいそう3回(ランク12)威力260(+ランク補正で4倍+タイプ一致で1.5倍、実質1560)無補正無振りでH振りナットレイを確1

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイジェットエアスラッシュ130(195)味方:S↑たんじゅんなら一気に2段階アップ。
ダイサイコみらいよち140(210)場:PF
サイコキネシス130(195)
サイコショック
アシストパワー
ダイバーンねっぷう130天候:晴れ
ダイソウゲンエナジーボール130場:GF
ギガドレイン
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓
ダイスチルジャイロボール130味方:B↑たんじゅんなら一気に2段階アップ。物理技のみ。
ジャイロボールを元にした方がやや高威力だが非ダイマ時に使い物にならない。
はがねのつばさ120
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン枯らしに。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

単純アタッカー型 [編集]

特性:たんじゅん
性格:おくびょう
努力値:S252 H調整 残りC
持ち物:じゃくてんほけん/きあいのタスキ/ラムのみ/カゴのみ
確定技:アシストパワー/わるだくみorドわすれorめいそう/エアスラッシュ
攻撃技:ギガドレインorエナジーボール/ねっぷう/シャドーボール
補助技:あまえるorリフレクター/はねやすめ/ちょうはつ/サイコシフト/ねむる

主に特殊型の相手に対して繰り出し、先制でめいそうorドわすれを積んで弱点の技を受け、
特攻ランク+4(めいそうなら+6)・威力260(390)になったアシストパワーで反撃していく型。
決まれば強力な反面、スカーフや高威力先制技、確定急所などどうしようもない弱点も多いので、
相手の選出や持ち物をしっかりと読むことが大切。
無理矢理受けきることを考慮に入れないのであれば、きあいのタスキ+わるだくみで強引に火力を引き延ばす選択肢もある。

単純バトンタッチ型 [編集]

特性:たんじゅん
性格:おくびょうorようき
努力値:S252 H252or調整 残りD
持ち物:じゃくてんほけん/きあいのタスキ/ラムのみ/オボンのみ/カゴのみ/たべのこし
確定技:めいそう/バトンタッチ
優先技:みがわり
攻撃技:アシストパワー/エアスラッシュorアクロバット/はがねのつばさ/ねっぷう
選択技:はねやすめorねむる/サイコシフト/しんぴのまもり

第八世代でついにバトンタッチを習得。
単純めいそうなどで積み上げた能力技を味方に引き渡す芸当が可能となった。

基本は先制めいそうでバトンタッチという型が理想的。特殊対面なら数回積めることも。
どくどくやでんじはを撃ってきそうな相手には先にみがわり等を出す。
弱点保険が発動すればかなり美味しい状態になれるがうまくいかないことも多い。

相手がエスパーの通る相手ならアシストパワーでそのまま攻撃するのも良い。

ダイマックスすればダイスチルやダイジェットで防御やすばやさを二段階上げられる。
岩技をほぼ確実に入れている格闘や地面などの物理対面やスカーフによる奇襲に強くなれるため、
本来バトン役がダイマックスするのは適切ではないがこの型にいたっては検討価値もある。
単純にHPが2倍になるため役割遂行できない可能性が下がる点もポイント。

単純瞑想ダイスチルダイジェット弱点保険を全部あわせればオニゴーリもびっくりのC4倍A3倍BDS2倍という状態になれるが、現実的ではない。
いかに相手に邪魔されないかが重要になってくるので、引き継ぐ味方エースの種族値や技構成・タイプを見極めて何が必要か取捨選択すること。

もうどくやまひなどの状態異常に非常に弱い点が気になる。
みがわり、ねむカゴ、サイコシフト、しんぴのまもりの何れかでリカバーしたい。

壁貼りサポート型 [編集]

特性:たんじゅんorてんねん
性格:おくびょうorようき
努力値:S252 H252or調整 残りD
持ち物:ひかりのねんど
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
優先技:ちょうはつ
交代技:バトンタッチorとんぼがえり
選択技:はたきおとす/アシストパワー/めいそう/ドわすれ/サイコシフト

定番の壁貼り型。
すばやく単純弱点保険を警戒されて弱点技を撃たれにくいため役割を遂行しやすい。

大爆発やおきみやげのような単純明快な退場技を持たないのが気になる。
壁貼り後も生き残ってしまった場合はとんぼがえりで逃げるしかない。

たんじゅんだとがんせきふうじやこごえるかぜの効力をもろに受けやすい。
あえてデメリットのない天然にする選択肢もありえる。

【ダブル】ぶきようスキルスワップ型 [編集]

特性:ぶきよう
性格:おくびょう
努力値:S252 H252or調整 残りD
持ち物:とつげきチョッキ/こだわり系アイテム/こうこうのしっぽ/くろいてっきゅう/かえんだま/どくどくだま/でんきだま
確定技:スキルスワップ
優先技:トリック
攻撃技:サイコキネシス/サイコファング/エアスラッシュ/ねっぷう/がむしゃら/りんしょう
選択技:まもる/てだすけ/リフレクター/ひかりのかべ/シンプルビーム/わるだくみ/あまえる/でんじは/あまごい/ふういん/トリックルーム

ぶきようをスキルスワップで押し付けることによって相手のアイテムと特性を同時につぶせる。コンボ潰し役として。
相手の強特性を奪い取れれば美味しいが、フォルムチェンジ系固有特性を持つ相手には効かないことがあるので注意。
その他、シンプルにマイナスアイテムをトリックで押し付けるのも強い。

上記の技だけだと2ターンでやることがなくなってしまう。
他にできることは、がむしゃらでの削り、味方のてだすけ、両壁貼り、壁破壊、シンプルビーム、トリル封印など。
わるだくみを積んで殴ることもできるが技スペースやターンが厳しい。


対ココロモリ [編集]

注意すべき点
高い素早さからの豊富な補助技。
特性たんじゅん+めいそう+アシストパワーで高火力を叩き出す。
特殊メインのポケモンは起点にされやすい。物理メインでも先制できないとあまえるやはねやすめで受けきられる恐れがある。
積み技のほか、じゃくてんほけんや各種シードで強化を狙ってくることも。
対策方法
上を取れる速攻アタッカーやスカーフ持ちが効果的。物理型だとなおよい。
がんせきふうじやこごえるかぜがあれば弱点を突きつつ素早さを2段階下げられる。
基本的に積み技+アシストパワーに依存した戦法なので先制ちょうはつや流し技、あくタイプのポケモンにも弱い。
Sが高いので先制ちょうはつをしたいなら特性いたずらごころのポケモンを用意したい。
特性てんねんはランク補正こそ無視できるものの、アシストパワーの威力上昇は無効化できないため注意。
先制ちょうはつ+悪タイプの双方を満たすヤミラミオーロンゲレパルダスが有効。

ちなみに特性たんじゅんはランク補正の上下量を2倍にするものなので
積んだ後に特性を奪ってもランク補正が半分になったりはしない。
(第四世代では現在ランクを2倍として扱うものだったが第五世代以降は異なる)

外部リンク [編集]