#author("2025-10-01T22:17:51+09:00","","") #author("2025-10-02T00:14:32+09:00","","") *ビリジオン [#virizion] No.640 タイプ:くさ/かくとう 特性:せいぎのこころ(悪タイプの攻撃技を受けると攻撃が1段階上がる) 体重:200kg(けたぐり・くさむすびの威力100) |BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|c |~高速特殊草|~HP|~攻撃|~防御|~特攻|~特防|~素早|~合計種族値|~特性| ||>|>|>|>|>|>|CENTER:||c |ビリジオン|BGCOLOR(green):91|BGCOLOR(green):90|BGCOLOR(green):72|90|BGCOLOR(green):129|108|580|&taglink(せいぎのこころ);| |[[ジュカイン]]|70|85|65|BGCOLOR(green):105|85|BGCOLOR(green):120|530|&taglink(しんりょく);/&taglink(かるわざ);| }} ---- |ばつぐん(4倍)|[[ひこう]]| |ばつぐん(2倍)|[[ほのお]]/[[こおり]]/[[どく]]/[[エスパー]]/[[フェアリー]]| |いまひとつ(1/2)|[[みず]]/[[でんき]]/[[くさ]]/[[じめん]]/[[いわ]]/[[あく]]| |いまひとつ(1/4)|---| |こうかなし|---| }} ---- 第五世代イッシュ地方で登場した、所謂三闘の一体。 [[くさ]]×[[かくとう]]複合は本作ではキノガッサ、ブリガロンが不在なので固有タイプになる。 くさタイプとしては素早さが高めで、耐久も平均以上とバランスの取れた種族値配分。 攻撃技のラインナップは、範囲こそやや狭めながら高威力のサブウェポンや先制技を習得可能。 特攻も攻撃と同値だが技範囲がモロに被り、特性も無駄になってしまうので両刀がせいぜいだろう。 くさタイプ特有の補助技は全く覚えず、対面性能・抜き性能を向上させる性質が強い。 アタッカーとしての運用が基本ながら、そうなると少々数値不足が気になってくるか。 最大の難点は耐性。半減以下に出来るのも6タイプと多めで補完に使われやすい[[いわ]]と[[じめん]]にも耐性がある。 のだが[[ほのお]]、[[こおり]]とやはりメジャーなタイプを弱点にしてしまう。 特にダイジェットの登場で採用率が激増した[[ひこう]]4倍は致命的。有利不利がかなり極端に出るタイプとなる。 技方面では、リーフストームを獲得。両刀型における特殊技として優先度は高い。 元々前述の通り、有利不利のはっきりしたポケモンなのでサイクル戦向けと言え、使い勝手はかなり良い。 その他、ソーラーブレード、エアスラッシュ、メガホーンといった技も習得。やや癖の強いものも多いが、選択肢はかなり広がった。 一方で技自体が廃止されためざめるパワーの他、どくどく、ほえるといった搦め手も剥奪されている。 総じてアタッカーとしての性質が強調された変更と言えるだろう。 新要素であるダイマックスは一致技双方が追加効果で火力を補強でき、HP増加による耐久面の恩恵も大きい。 ダイジェットやダイスチルも使用可能なので、一見相性は悪くないように見える。 しかし、前述の通り相手側のダイジェットにも非常に弱く、エースとして運用するには攻撃範囲と火力に不安が残る。 ダイマックスは全抜きよりも、有利サイクルの撃ち合いで確実に相手を崩すための選択肢と捉えたほうが良いだろう。 ---- #contents ---- *特性考察 [#ability] :せいぎのこころ| 隠れ特性は存在せずこれのみ。 相手依存なので安定しないが、悪技を牽制する効果はある。 ダブルでは味方のふくろだたきを受けて一気に攻撃を上げる戦法が有名だが、ライバルも多い。 ---- *技候補 [#moves] |BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|c |~物理技|~タイプ|~威力|~命中|~効果|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c |せいなるつるぎ|闘|90(135)|100|能力変化無視|タイプ一致技。性能安定。相手の防御・回避率上昇の影響を受けない。| |インファイト|闘|120(180)|100|防御・特防↓|タイプ一致技。耐久低下は痛いが居座って連発できる。| |ばかぢから|闘|120(180)|100|攻撃・防御↓|タイプ一致技。能力低下が痛い。両刀・撃ち逃げ向き。| |きしかいせい|闘|20~200&br;(30~300)|100|HP依存|タイプ一致技。相手の飛行技を利用して威力を確保できる。| |リーフブレード|草|90(135)|100|急所ランク+1|タイプ一致技。性能安定。| |ソーラーブレード|草|125(187)|100|溜め技|タイプ一致技。敵味方のダイバーンとあわせて。&br;もしくはダイソウゲン化すると使いやすくなる。| |ストーンエッジ|岩|100|80|急所率+1|対炎・飛行・虫。一致技との相性補完に優れる。&br;いわなだれは覚えない。| |しねんのずつき|超|80|90|怯み20%|対毒。怯みも狙える。| |とびはねる|飛|85|85|溜め技&br;麻痺30%|対草・虫。ダイマックス枯らしやダイジェットとして。| |メガホーン|虫|120|85|-|対草・超。高威力命中不安。等倍に抑えられやすい。| |シザークロス|虫|80|100|-|対草・超。中威力命中安定。〃| |スマートホーン|鋼|70|必中|-|対妖。アイアンヘッドやどくづきは覚えない。| |グラススライダー|草|70(105)|100|GFで優先度+1|タイプ一致先制技。| |でんこうせっか|無|40|100|優先度+1|先制技。きあいのタスキ潰しに。| |BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|BGCOLOR(#2E8B57):|c |~特殊技|~タイプ|~威力|~命中|~効果|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c |リーフストーム|草|130(195)|90|特攻↓↓|タイプ一致技。反動が痛い。両刀や撃ち逃げ向き。| |エナジーボール|草|90(135)|100|特防↓10%|タイプ一致技。性能安定。| |ソーラービーム|草|120(180)|100|溜め技|タイプ一致技。晴れとあわせて。| |ギガドレイン|草|75(112)|100|HP吸収1/2|タイプ一致技。回復効果付き。| |くさむすび|草|20~120&br;(30~180)|100|-|タイプ一致技。威力不安定。ダイマックス相手に無効。| |きあいだま|闘|120(180)|70|特防↓10%|タイプ一致技。高威力・命中不安。はどうだんは覚えない。| |エアスラッシュ|飛|75|95|怯み30%|対草虫。怯みも狙いやすい。| |BGCOLOR(#9ACD32):|>|BGCOLOR(#2E8B57):|BGCOLOR(#9ACD32):|>|BGCOLOR(#2E8B57):|c |~変化技|>|~タイプ|~命中|>|~解説| ||>|>|CENTER:|>||c |つるぎのまい|>|無|-|>|攻撃を強化。物理型の火力補強に。| |ふるいたてる|>|無|-|>|攻撃面を強化。両刀用。| |めいそう|>|超|-|>|特攻・特防を補強。ギガドレインと相性がよい。| |ちょうはつ|>|悪|100|>|補助技対策。素早いので使いやすい。&br;つるぎのまいやめいそうとセットなら一部の耐久型を起点化可能。| |みがわり|>|無|-|>|すばやいので撃ちやすい。用途は多いが、やどみがはできない。| |リフレクター|>|超|-|>|味方の物理耐久を強化。サポート型で。| |ひかりのかべ|>|超|-|>|味方の特殊耐久を強化。サポート型で。| |こらえる|>|無|-|>|きしかいせいとのコンボや相手のダイマックスターンの浪費に。| //↑ダイジェットされるとせっかく保険が発動しても相手に抜かれるのでは? //↑概要欄の文とあわせて少し矛盾した文になっているので書き直します。ビリジオンのすばやさ(108族)だと1加速されるとだいたい最速55族以上(厳密に調べたわけではないので注意)に抜かれます。メジャーなダイジェッターとしてはトゲキッスギャラドスリザードンあたりがいますが無論これらには抜かれてしまうので弱点保険とあわせたコンボは難しいです。エッジで攻撃→タスキでDJ耐え→せっかで倒す→きしかいせい連打みたいな流れはまぁありえるかなと思いますがこの場合こらえるは必要ないです。 //以下は現在使用できない技。今後使用できるかはわからないのでシーズン4までとりあえず復活させないでください。 //↑そもそもビリジオン自体がシリーズ3自体ランクで使用できない=カジュアル限定なので隠す必要はない //|どくどく|>|毒|90|>|対耐久型に。''過去作技マシン''。| //|しぜんのちから|>|無|-|>|特殊攻撃技。挑発されると出せない。&br;フィールドによって技が変化。通常時はトライアタックになる。''過去作技マシン''。| }} **ダイマックス技考察 [#Max_Move] |BGCOLOR(#xxx):|BGCOLOR(#ooo):|BGCOLOR(#xxx):|BGCOLOR(#ooo):|BGCOLOR(#xxx):|c |~ダイマックス技|~威力|~元にする技|~効果|~解説| |||CENTER:|||c |BGCOLOR(#ffb830):ダイナックル|きしかいせい|100(150)|味方:A↑|一致技だが威力は下がる。&br;インファイトの反動やきあいだまの命中不安のデメリットを無視できる。&br;物理型の場合は火力補強もできる。| |~|インファイト&br;ばかぢから&br;きあいだま|95(142)|~|~| |~|せいなるつるぎ|90(135)|~|~| |BGCOLOR(#4d4):ダイソウゲン|ソーラーブレード&br;リーフストーム&br;ソーラービーム|140(210)|場:GF|一致技。フィールド展開で草技威力1.3倍+地震威力半減。| |~|リーフブレード&br;エナジーボール&br;ギガドレイン&br;くさむすび|130(195)|~|~| |BGCOLOR(#987040):COLOR(#012):ダイロック|ストーンエッジ|130|天候:砂嵐|草・格闘との相性補完に優れる。| |BGCOLOR(#f870d0):ダイサイコ|しねんのずつき|130|場:PF|先制技の牽制にもなる。| |BGCOLOR(#b8d0e8):ダイジェット|とびはねる&br;エアスラッシュ|130|味方:S↑|対草・虫。素早さの底上げにも。| |BGCOLOR(#b8b8d0):ダイスチル|スマートホーン|120|味方:B↑|低め防御の底上げにも繋がる。| |BGCOLOR(#e2e2d4):ダイウォール|変化技|-|まもる|相手のダイマックスターンを終了させる際に。| }} ---- *型考察 [#roles] **物理アタッカー型 [#mccffb14] 性格:ようき 努力値:AS252 持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/たつじんのおび/バコウのみ 確定技:リーフブレード/インファイトorせいなるつるぎ 優先技:ストーンエッジ 攻撃技:リーフストーム/しねんのずつき/とびはねる/メガホーン/スマートホーン/でんこうせっか 補助技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい 一致物理技を軸に攻めるオーソドックスなアタッカー。 決定力不足になりがちなので、可能な限り持ち物による火力補強を行いたい。 ストーンエッジは一致技が通らない炎・飛行・虫に刺さるため優先度が高い。 弱点は多いもののメジャー所のタイプに対する耐性を持っており、[[ウォッシュロトム]]等の特殊水には滅法強い。 特殊相手ならアイテムによる火力補正がなければ一致弱点でも1発、不一致弱点なら2、3発は耐えられる。 せいぎのこころにより、物理アタッカーながらイカサマやふいうちを牽制できるのも強み。 とびはねるはダイジェットの媒体にできるため一見強力だがビリジオンの役割対象である[[みず]]や[[じめん]]、[[はがね]]は大半が中速以下。 加えてダイジェットの撃ち合いには滅法弱く、素早さを上げても縛り関係の逆転が狙えるような仮想敵が殆どいない。 そのため、基本的には火力補強のつるぎのまいや相性補完のストーンエッジを優先するのが無難。 **特殊アタッカー型 [#ea643bbf] 性格:おくびょう/せっかち/むじゃき 努力値:CS252ベースでA調整 持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりメガネ/たつじんのおび 確定技:リーフストームorエナジーボールorギガドレイン/きあいだま 攻撃技:エアスラッシュ/ストーンエッジ/ばかぢから/くさむすび 補助技:みがわり/ちょうはつ/めいそう 特攻も攻撃と同じなので特殊ATとしても運用できる。 単純に意表がつけるのが利点。 //単純に意表がつけることや、物理に偏っている同複合との差別化がしやすいのが利点。←未解禁なので一時的に 一方で一致技以外の特殊技はエアスラッシュとノーマル技で相性補完はイマイチ。 きあいだまが命中不安なのも難点で、安定感ではインファイトを持つ物理型に大きく劣るため、他との補完が重要になる。 第8世代で習得技が大きく変わったため軽く補足。 リーフストーム・きあいだま等の威力の高い技を打ち逃げする(もしくはダイマックスで反動を踏み倒して居座る)戦い方と めいそうを使い特殊を受けギガドレインで徐々に削る戦い型に分かれる。 ↑これに関しては型を分けてもよいかもしれません。 ↑今のゴースト飛行偏重環境的にめいそう型は使いづらいと思うので分けなくて良いと思います。もちろん環境が変わったら考慮の余地はあると思います。 特殊技以外に物理技のストーンエッジかインファイトを入れるのも選択肢。 ストーンエッジが一番範囲が広く、インファイトなら命中安定の格闘技を持てる。 インファイト・きあいだま両採用で相手の選出次第では受けループを崩すこともできる。 もちろんはかいこうせんなどの特殊技やめいそうを入れても良い。 //一方で技不足は深刻。一致技以外の特殊技はノーマル技ばかりで、有効打を持たない相手との打ち合いは物理型以上に苦手。 //特殊技だけだと技スペースが余るので最後の一枠は物理技を入れるのが一般的。 //採用の際は欠点を上手く補えるパーティー構成を心がけたい。 //エアスラッシュを習得したが補完性はいまいちなため相変わらず技不足は深刻である。 //貴重な特殊技のめざめるパワーとしぜんのちからは習得不可能になってしまった。 **両壁サポート型 [#x7318d4f] 性格:ようき 努力値:S252 H調整 余りB or AS252 or CS252 持ち物:ひかりのねんど/だっしゅつパック 確定技:リフレクター/ひかりのかべ 優先技:ちょうはつ 選択技:リーフブレード/リーフストーム/インファイト/かわらわり/ストーンエッジ 有利対面や自身より遅い相手との対面で壁を張る。 火力と攻撃範囲に欠けるせいで起点化されやすいため、基本的にはちょうはつの搭載を推奨。 [[カバルドン]]を始め起点作り役とカチ合った時にも展開阻止に役立つ。 退場技は厳密には持たないが、だっしゅつパックとリーフストームorインファイトを組み合わせることで擬似的に自主退場が可能。 強力だが技の追加効果や&taglink(いかく);持ちに注意しないと何もできずに控えに戻ることになるので扱いは慎重に。 このギミックを用いる場合は後続での対処がしやすく成るのでちょうはつの採用優先度は下がる。 現環境ではダイジェットの存在が厄介なものの、壁貼り要員においては先に壁さえ貼ることができればむしろ好都合。 早急に落としてもらえば壁ターンがその分後続に残るので、ダイマックスを凌ぎやすくなる。 後続には[[ひこう]]全般に強い[[バンギラス]]や、[[エースバーン]]のケアもできる[[ボーマンダ]]や[[カイリュー]]などのエースが好相性。 //↑この型も現環境ではダイジェットの餌食にされがちなので有用性の有無は考慮の余地があると思う。 //↑禁伝解禁前に使った程度だがそこそこ活躍したので使用感と合わせて追記修正した ---- *相性考察 [#partner] -[[セキタンザン]] ビリジオンの苦手な[[エスパー]]以外の弱点を全て半減以下にできる。 一方でビリジオンはセキタンザンの苦手な[[かくとう]]以外の弱点を半減でき、かくとうには物理・特殊共に飛行技を備える。 3体目以降は[[あく]]・[[ゴースト]]・[[エスパー]]・[[フェアリー]]などが候補になる。 ---- *対ビリジオン [#rcda97cc] :注意すべき点| 素早さが高く、つるぎのまいやせいぎのこころで攻撃を上げられると厄介。 特殊技では弱点を突いても落としにくく、水や電気の特殊アタッカーに強い。 :対策方法| [[ドラパルト]]等、より素早い物理アタッカーで上から叩けば楽に倒せる。 物理型が多いので、おにびも効果的。格闘無効のゴーストなら安全に撃てる。 飛行技が4倍弱点なのでダイジェットの起点にするのもあり。ただし、きしかいせいで反撃される可能性もある。 ---- *外部リンク [#link] -[[ビリジオン - ポケモン百科事典>https://pokemonpedia.net/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3]] &tag(ポケモン,第五世代,くさタイプ,かくとうタイプ,タマゴみはっけんグループ,せいぎのこころ);