#author("2024-02-22T18:25:44+09:00","","") #author("2025-07-18T21:49:55+09:00","","") *ハガネール [#steelix] No.208 タイプ:はがね/じめん 通常特性:いしあたま(攻撃技の反動ダメージを受けない) がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る) 隠れ特性:ちからずく(一部の技の追加効果がなくなり威力が1.3倍になる)※イワークのとき「くだけるよろい」 体重 :400.0kg(けたぐり・くさむすびの威力:120) #table_edit2(edit=off){{ |BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|c |~鋼/地|~HP|~攻撃|~防御|~特攻|~特防|~素早|~合計種族値|~特性|h |>|>|>|>|>|>|>|CENTER:||c |ハガネール|75|85|BGCOLOR(PINK):200|55|65|30|510|&taglink(がんじょう);/&taglink(いしあたま);/&taglink(ちからずく);| |[[ドリュウズ]]|BGCOLOR(PINK):110|BGCOLOR(PINK):135|60|50|65|88|508|&taglink(すなかき);/&taglink(すなのちから);/&taglink(かたやぶり);| |[[Aダグトリオ>ダグトリオ(アローラのすがた)]]|35|100|60|50|70|BGCOLOR(PINK):110|425|&taglink(すなのちから);/&taglink(カーリーヘアー);/&taglink(すながくれ);| |[[Gマッギョ>マッギョ(ガラルのすがた)]]|109|81|99|BGCOLOR(PINK):66|BGCOLOR(PINK):84|32|471|&taglink(ぎたい);| }} ---- #table_edit2(edit=off){{ |ばつぐん(4倍)|---| |ばつぐん(2倍)|[[ほのお]]/[[みず]]/[[かくとう]]/[[じめん]]| |ふつう(1倍)|[[くさ]]/[[こおり]]/[[ゴースト]]/[[あく]]| |いまひとつ(1/2)|[[ノーマル]]/[[ひこう]]/[[エスパー]]/[[むし]]/[[ドラゴン]]/[[はがね]]/[[フェアリー]]| |いまひとつ(1/4)|[[いわ]]| |こうかなし|[[でんき]]/[[どく]]| }} ---- 第二世代出身の[[はがね]]×[[じめん]]複合。[[クレベース]]、[[レジロック]]に次ぐ物理耐久の高さが売り。 ふといホネ[[ガラガラ]]の特化じしんをHP振りだけで確定2発に抑えるほど。 特殊耐久は数値上は低いが&taglink(がんじょう);による行動保障、一撃必殺耐性も備え、一撃で落とすのは困難。 しかし火力は並程度。同複合に完成度が高い[[ドリュウズ]]がいるのもあり、アタッカーとしては不安が残る。 かといって受けに回ろうにも、鈍足で被弾が増える上に再生回復を持たず、弱点もメジャーなため何度も流したり受けたりすることは不可能。 種族値は個性的ながら、強みを活かすのはなかなか難しく採用機会に恵まれないのが実情。 第八世代ではメガシンカが剥奪。強力な型とは言い難かったが選択肢の減少には変わりない。 また素早さの二極化が進んだことで中速域のポケモンが最速運用を捨てるケースが増加、ジャイロボールの威力が不安定に。 代用の利く技はあるがだいばくはつ、ほえるも失っており、起点作りを担当させる場合にも少々弱体化気味。 新技としてはボディプレス、もろはのずつき、サイコファング辺りが採用圏内か。 特にボディプレスは極端な種族値と相性がよく、一致技を差し置いてトップの採用率を誇る。 また、冠の雪原でイバンのみが復活。ハガネールと相性がよく、持ち物の選択肢が増えた。 ---- #contents ---- *特性考察&aname(ability); [#forms] :''がんじょう''| 一撃必殺技を無効、更にHPが満タンなら最低でも1残して耐える。安定感では一番。 連続技や&taglink(かたやぶり);には貫通されるが、特性・技ともに大半が物理アタッカーなので大体素で耐える。 とはいえ&taglink(かたやぶり);+一撃必殺技は防げないので、[[カイロス]]、[[ドリュウズ]]、[[オノノクス]]には注意が必要。 また、流石に[[エースバーン]]のいのちのたま+キョダイカキュウ辺りになってくると特化に近くなければ確定では耐えない。 :''いしあたま''| 自身の技による反動を受けない。適用技はすてみタックルともろはのずつきのみ。 てっていこうせんは厳密には反動技ではないので適用外。 実質もろはのずつき一本の為の特性であり、がんじょうを捨ててまで得るリターンとは言い難い。 ダイマックスすることで、この特性でなくとも反動を受けずにダイロックを使用できる。 :''ちからずく''| 隠れ特性。技の追加効果が発生しない代わりに威力が増加。更に適用技はいのちのたまのダメージを無効化できる。 一致技ではアイアンテール、アイアンヘッド、だいちのちから等。サブウェポンも含めると適用技はかなり多い。 安定感はがんじょうに劣るが、物理なら一致弱点だろうとどの道耐える。 アタッカーとしての突破力を上げたいなら。ただしダイマックス技には乗らない。 ---- *技考察 [#moves] #table_edit2(edit=on){{ |BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|c |~物理技|~タイプ|~威力&br;[力ずく]|~命中|~効果|~備考| ||>|>|>|CENTER:||c |じしん|地|100(150)|100|-|安定のメインウェポン。鋼技との補完に優れる。| //|あなをほる|地|80(120)|100|溜め技|相手のダイマックスのターン稼ぎに使える。| |10まんばりき|地|95(142)|95|-|ダブルバトルや対グラスフィールドに。| //|じだんだ|地|75/150|100|命中不安な技はあるがどれも70以上と外し期待をするには微妙な数字。他に不発の起きうる技はアイアンローラーがあるがこれに至っては技自体の実用性が低い。条件を満たせていない場合じしんなら即倒せていた相手に耐えられるリスクも有り、じしん・10万馬力を差し置いて採用する利点は見出し難い。まもるで防がれた場合も威力上昇なし。| |ジャイロボール|鋼|1~150&br;(1~225)|100|-|素早さが低いので使いやすい。詳細は後述。| |ヘビーボンバー|鋼|40~120&br;(60~180)|100|-|対フェアリーで有効。詳細は後述。| |アイアンテール|鋼|100(150)&br;[195]|75|防御↓30%|命中不安だが&taglink(ちからずく);なら超火力。空振り保険やじだんだでリスク減。| |アイアンヘッド|鋼|80(120)&br;[156]|100|怯み30%|命中安定。教え技。そのままでは怯みは期待できない。| //|アイアンローラー|鋼|130(195)|100|フィールド破壊|高威力タイプ一致技だが発動条件が厳しすぎる。条件が満たせない場合不発なうえ、仕様上連発も不可。グラスフィールドのように自身に恩恵のあるフィールドもあるので、必ずしも追加効果が有利に働くわけでもない。| |ボディプレス|闘|80|100|-|防御値で火力計算。物理防御が高いハガネールとは好相性。| |もろはのずつき|岩|150|80|反動1/2|不一致ながらも高威力。特性&taglink(いしあたま);やダイマックス前提で。| |ストーンエッジ|岩|100|80|急所ランク+1|地面技との相性補完に優れる。| |いわなだれ|岩|75&br;[97]|90|怯み30%|ストーンエッジの命中が不安なら。トリル下や&taglink(ちからずく);向け。| |ロックブラスト|岩|25*2~5|90|-|4倍弱点のきあいのタスキやみがわり潰し。期待値低め。| |しっぺがえし|悪|50→100|100|-|ジャイロボールの威力があまり出ない遅めのエスパー・ゴーストに有効。| |かみくだく|悪|80&br;[104]|100|防御↓20%|&taglink(ちからずく);向け。交代際でも威力が落ちない。| |かみなりのキバ|電|65&br;[84]|95|怯み10%&br;麻痺10%|電気4倍へ。アイテム無しでは確1にはできない。| |ほのおのキバ|炎|65&br;[84]|95|怯み10%&br;火傷10%|炎4倍へ。アイテム無しでは確1にはできない。| |こおりのキバ|氷|65&br;[84]|95|怯み10%&br;凍り10%|氷4倍へ。アイテム無しでは確1にはできない。| |サイコファング|超|85|100|壁破壊|敵の戦術を撹乱できる。| |ドラゴンテール|竜|60|90|優先度-6&br;強制交代|ダイマックス相手には強制交代できない。ほえるは過去作限定に。| |ワイドブレイカー|竜|60&br;[78]|100|攻撃↓100%|効果が優秀。ダブルでは全体攻撃。| |じばく|無|200|100|自分瀕死|起点にされるのを防ぐ。一撃で相手を落とすのは難しい。&br;だいばくはつは過去作限定に。| //|じわれ|地|-|30|相手瀕死|どうしようもなくなったら。相手に注意。過去作限定| //|アクアテール|水|90|90|-|奇襲目的で。ダイマックス下では命中をカバーでき、炎技への対策にもなる。過去作限定| |BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|c |~特殊技|~タイプ|~威力&br;[力ずく]|~命中|~効果|~備考| ||>|>|>|CENTER:||c |だいちのちから|地|90(135)&br;[175]|100|特防↓10%|無補正無振り&taglink(ちからずく);で補正有り無振りじだんだ相当の火力。&br;Dが低めの役割対象も少なくないので意外と刺さる。&br;いのちのたまのダメージを嫌う場合に。| |てっていこうせん|鋼|140(210)|95|HP1/2消費|自主退場用。&br;無効化されず、いのちのたまのダメージを受けるのもデメリットではない。&br;無補正無振りの珠込みで補正有り無振りヘビーボンバー(120)相当の火力になる。| |BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|>|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|>|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|c |~変化技|>|~タイプ|~命中|>|~解説| ||>|>|CENTER:|>||c |てっぺき|>|鋼|-|>|防御↑↑。新技ボディプレスと合わせて。| |ワイドガード|>|岩|-|>|ダブルバトルで。| |ちょうはつ|>|悪|100|>|素早さが低いため扱いは難しい。| |ステルスロック|>|岩|-|>|&taglink(がんじょう);とあわせて起点作り。| |ロックカット|>|岩|-|>|素早さ↑↑。ようき最速で111族まで抜ける。| |のろい|>|霊|-|>|攻撃↑防御↑素早さ↓。1回積めばジャイロボールの威力が約2.25倍になる。| |ねむる|>|超|-|>|唯一の回復技。&taglink(がんじょう);再発動も可能で、ダイマックスの時間稼ぎにも。| |ねごと|>|無|-|>|催眠対策。ねむると併用する場合が多い。| }} #region2(鋼技の考察){{{ ::ジャイロボール| 素早さに下降補正があり個体値が0、いわゆる最遅でのハガネールの素早さの実数値は31。 この場合、S実数値148(最速83族)以上のポケモンに対して威力120以上で撃つことができ、 S185(実質最速118族)以上のポケモンに対して、最高火力である威力150で撃つことができる。 くろいてっきゅうを持てば、S90(無振り70族)以上のポケモンに対して威力150で撃てる。 &taglink(ぼうだん);には透かされるので注意。 ::ヘビーボンバー| ハガネールの体重は400.0kgなので、相手がハガネールの体重の1/5以下の0~80.0kgだと最高威力の120で撃てる。 80.1~100.0kgの相手には威力100、100.1~133.3kgになるとアイアンヘッドに並ぶ威力80まで低下する。 誰に対してどの程度の威力が出るかは[[体重表]]を参照。 一般的にポケモンバトルは速さ勝負なので、大体ジャイロボールで充分なのだが、 鈍足で軽いポケモンが多いフェアリータイプにはこちらの方が有効な場合が多い。 ただし、ダイマックスには無効化されるので注意。 ::アイアンヘッド| 威力は低いが、命中も威力も安定している。 ロックカットやボディパージ、トリックルーム下で先制する場合は怯み効果も期待できる。 ::アイアンテール| いのちのたま&&taglink(ちからずく);で威力253という超火力技に化けるが、命中不安なロマン技。 耐久力を活かし、空振り保険+じだんだ、ダイスチル化で多少のフォローはできるか。 :ボディパージについて| ハガネールが覚える素早さ上昇技にはロックカットの他にボディパージもあり、こちらは素早さ2段階上昇に加え体重が100㎏減少する。 しかし1回使用しただけではけたぐり・くさむすびで受けるダメージは変わらず(通常時で3回使用してようやく減少)、 ヘビーボンバーで与えるダメージが減少してしまうというデメリットがあるため、ロックカットを差し置いて採用する理由は無い。 }}} **ダイマックス技考察 [#Max_Move] #table_edit2(edit=on){{ |BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|BGCOLOR(#b2b8c8):COLOR(#424058):|BGCOLOR(#393532):COLOR(#cc5b5a):|c |~ダイマックス技|~元にする技|~威力|~効果|~解説| |||CENTER:|||c |BGCOLOR(#bba):ダイスチル|ヘビーボンバー|130(195)|味方:B↑|一致技。安定威力を出せる。| |~|ジャイロボール|~|~|一致技。素のジャイロの方が威力は上。| |~|アイアンテール|~|~|一致技。命中難もケア。| |~|アイアンヘッド|~|~|一致技。| |BGCOLOR(#e0c068):ダイアース|じしん&br;10まんばりき|130(195)|味方:D↑|一致技。低めの特殊耐久を補う。| |BGCOLOR(#987040):COLOR(#012):ダイロック|もろはのずつき|150|天候:砂嵐|サブ技。砂嵐でタスキ貫通。もろはやエッジの難点もケア。| |~|ストーンエッジ&br;いわなだれ&br;ロックブラスト|130|~|~| |BGCOLOR(#e2e2d4):ダイウォール|変化技|-|まもる状態|ダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。&br;連続使用で失敗しやすくなる。| }} #region2(ピンポイント採用技){{{ #table_edit2(edit=on){{ |BGCOLOR(#xxx):|BGCOLOR(#ooo):|BGCOLOR(#xxx):|BGCOLOR(#ooo):|BGCOLOR(#xxx):|c |~ダイマックス技|~元にする技|~威力|~効果|~解説| |||CENTER:|||c |BGCOLOR(#f8e8c0):ダイアタック|だいばくはつ|150|相手:S↓|高威力&広い等倍範囲。だがトリックルームと相性が悪く、使っても抜ける相手はほとんどいない。| |BGCOLOR(#e66):COLOR(#311):ダイバーン|ほのおのキバ|120|天候:晴|4倍狙いで[[ナットレイ]]や[[ユキノオー]]に。砂嵐と相性が悪い。| |BGCOLOR(#40e8e0):ダイアイス|こおりのキバ|120|天候:霰|4倍狙いで[[フライゴン]]や[[タルップル]]に。砂嵐と相性が悪い。| |BGCOLOR(#ff3):ダイサンダー|かみなりのキバ|120|場:EF|4倍狙いで[[ギャラドス]]や[[ペリッパー]]に。グラスフィールドの解除にも。&br;EFであくび対策。相手の電気技の威力が上がってもデメリットにならない。| |BGCOLOR(#78d):COLOR(#101038):ダイストリーム|アクアテール|130|天候:雨|[[ドサイドン]]ピンポイント。| |BGCOLOR(#ffb830):ダイナックル|ボディプレス|90|味方:A↑|範囲は地面技と被りがち。物理受け同士の殴り合いに。&br;おそらくボディプレスをそのまま使った方が火力は高い。| |BGCOLOR(#f870d0):ダイサイコ|サイコファング|130|場:PF|対闘。グラスフィールドの塗り替えが主な用途。| |BGCOLOR(#705848):COLOR(#e8e8e8):ダイアーク|かみくだく|130|相手:D↓|対霊超。一致技と岩技で十分な場合も多い。| |~|ぶんまわす|110|~|~| |~|しっぺがえし|100|~|~| |BGCOLOR(#25c):COLOR(#ffe):ダイドラグーン|ワイドブレイカー&br;ドラゴンテール|110|相手:A↓|対竜。ダイアイスを嫌う場合に。| }} }}} ---- *型考察 [#roles] **アタッカー型 [#g4f1f8a5] 特性:がんじょう(推奨)/ちからずく 性格:いじっぱり/ゆうかん 努力値:HA252 持ち物:ゴツゴツメット/イバンのみ/じゃくてんほけん/くろいてっきゅう/こだわりハチマキ/ふうせん/せんせいのツメ/オボンのみ/いのちのたま(ちからずく) 確定技:じしん/ジャイロボールorアイアンヘッドorアイアンテール/だいちのちから(後者3つはちからずく) 攻撃技:ボディプレス/ストーンエッジorいわなだれ/ドラゴンテール/3色キバ/しっぺがえしorかみくだく 補助技:ステルスロック/のろい 特定の戦術に拘らない物理アタッカー型。 HAに振って、高威力のじしんとジャイロボールを軸に攻める。 物理かタイプ上有利な相手にゴリ押ししたいが、最大威力時のジャイロボール以外の火力は控えめ。 弱点がメジャーなのでじゃくてんほけんとの相性は良いが、鈍足なので一発受けて返して終わりという展開になりがち。味方のじならしを受けた状態でトリックルーム下なら、弱点をカバーできる。 トリックルームや壁サポートがあると格段に動きやすくなる。 ダイマックスも耐久力を底上げでき、一致技の追加効果で撃ち合いに強くなるため好相性。 特性はがんじょう推奨。ちからずくは物理地面技にまともな適用対象がなくダイマックス時に無効。 がんじょうの行動保証の方が役立つ場面が多く、安定した役割遂行が見込める。 //運用方法がほぼ同じで分けて考察する意義が薄いので、じゃくてんほけん型をアタッカー型と統合しました。 **鉄壁ボディプレス型 [#j002c6fb] 特性:がんじょう 性格:わんぱく/のんき 努力値:HB252 持ち物:たべのこし/オボンのみ/ふうせん/カゴのみ 確定技:てっぺき/ボディプレス 攻撃技:じしん/アイアンヘッドorジャイロボール 補助技:ねむる/ねごと/ステルスロック 第八世代の新技「ボディプレス」をメインに据える型。 攻撃に割く努力値を節約して防御に振ることで物理対面性能を高められるうえ、鉄壁による攻守同時強化が狙える。 ただし、B特化不一致ボディプレスでもA特化じしん未満の火力なので、強みはあくまで物理の対面処理である。 物理相手とはいえ、後攻で鉄壁を積むという悠長な立ち回りになる。 地面技を空かせるふうせんでてっぺき積む隙を得たり、事前に相手の火力を削ぐサポートを施した上で回復アイテムを持たせるなど工夫が必要。 一度てっぺきを積めばA特化[[ドリュウズ]]のじしんすら乱数4発という驚異の硬さになり、反撃のボディプレスで確殺できる。 特性は一撃技対策でがんじょう。他の2つはこの型では活かせないため消去法でも確定である。 //シーズン2が終わったためTOD狙いのとおせんぼうを削除。低火力の受けポケを起点にするならすなじごくでも可能だがテンプレにするほどの実用性はない。 **ステロ撒き型 [#hd2c6068] 特性:がんじょう 性格:わんぱく/のんき 努力値:HB252 持ち物:ゴツゴツメット/イバンのみ/オボンのみ/ラムのみ/ふうせん/シュカのみ/レッドカード 確定技:ステルスロック 攻撃技:じばく/じしん/ジャイロボール/がんせきふうじ/ドラゴンテール/ボディプレス/てっていこうせんorもろはのずつき 補助技:こらえる/ちょうはつ/みがわり/ねむる/ねごと がんじょうの行動保証を活かしてステルスロック撒きのサポートを行う。 主に先発前提だが、こらえる+イバンのみで後出しから相手のダイマックスを枯らす立ち回りもできる。 ゴツゴツメットは非接触のじしんを強く誘うので一見アンチシナジーに思えるが、 環境には[[ミミッキュ]]や[[ゴリランダー]]・[[ウーラオス]]などの接触物理メインのポケモンも多い。 一見不利な[[ランドロス]]もイバンのみの発動を嫌ってとんぼがえりで削って裏につなごうとすることがあり、発動機会は殊の外多い。 努力値は仮想敵を特に設けないのであればHB全振り推奨。 特殊はがんじょうで一発耐えられれば十分なので、がんじょうを貫通してくる一部の物理技を意識した方が良い。 HBに特化しておけばA252[[エースバーン]]@いのちのたまのキョダイカキュウや、A特化[[ウーラオス]]@ハチマキのすいりゅうれんだも確定耐えする。 ほえるは第八世代では習得不可のため強制交代技はドラゴンテールのみ。またダイマックス相手は吹き飛ばせない。 レッドカードも同様にダイマックスには無効のため、それらの採用優先度は前世代より下がっている。 ---- *対ハガネール [#counter] :注意すべき点| 圧倒的物理耐久に耐性の多さ。優秀な火力の一致技。 特性&taglink(がんじょう);により一撃では倒せず、攻めあぐねている間に場作りをしたり攻め落とされる可能性がある。 今作ではボディプレスにより、耐久力と火力の両立が可能になっている。一度鉄壁を許すと物理アタッカーでは相性有利でも詰まされかねない。 :対策方法| ステロや鉄壁を防ぐためちょうはつがあると安定。 技の性能は優秀だが素の状態の火力は脅威ではない。耐久力がある特殊アタッカーなら積みの起点にすらしてしまえる。 大事なのは物理の一貫を作らないこと。特殊アタッカーさえ残しておけば一方的にやられることはない。 特性が「&taglink(かたやぶり);」の[[カイロス]]や[[ドリュウズ]]、[[オノノクス]]なら&taglink(がんじょう);を貫通して一撃必殺技での対処もできる。 [[インテレオン]]ならC252キョダイソゲキで、D振りでなければダイマックスをされてもがんじょうを貫通して確1を狙える。 ---- *イワーク [#onix] No.095 タイプ:いわ/じめん 通常特性:いしあたま(攻撃技の反動ダメージを受けない) がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る) 隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる) 体重 :210.0kg(けたぐり・くさむすびの威力:120) #table_edit2(edit=off){{ |BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|c |~ポケモン|~HP|~攻撃|~防御|~特攻|~特防|~素早|~合計種族値|~特性|h |>|>|>|>|>|>|>|CENTER:||c |イワーク|35|BGCOLOR(#FFCFFF):45|160|30|45|BGCOLOR(PINK):70|BGCOLOR(#FFCFFF):385|&taglink(がんじょう);/&taglink(いしあたま);/&taglink(くだけるよろい);| |ハガネール|75|85|200|55|65|30|510|&taglink(がんじょう);/&taglink(いしあたま);/&taglink(ちからずく);| }} ---- #table_edit2(edit=off){{ |ばつぐん(4倍)|[[みず]]/[[くさ]]| |ばつぐん(2倍)|[[こおり]]/[[かくとう]]/[[じめん]]/[[はがね]]| |いまひとつ(1/2)|[[ノーマル]]/[[ほのお]]/[[ひこう]]/[[いわ]]| |いまひとつ(1/4)|[[どく]]| |こうかなし|[[でんき]]| }} ---- ハガネールの進化前だが、タイプや能力傾向は全くの別物。 攻撃性能と特殊耐久は壊滅的で物理耐久もやや高い程度だが、ハガネールより40高い素早さと&taglink(がんじょう);を活かしたサポートが可能。 イワークは&taglink(がんじょう);持ちでステルスロックと自主退場技を両立し、その上でようき最速+がんせきふうじでS130族抜きができる唯一のポケモン。 第八世代ではもろはのずつきやボディプレス等を習得。 火力指数はA振りもろはのずつき21825>B振りボディプレス16960>無振りもろはのずつき14625>A振りストーンエッジ14550といった具合。 アタッカー運用はしないため火力はそこまで重要ではないが、バンギラス等を牽制できるようになったのはメリット。 サポーターとしてはタイプこそ異なるものの[[エアームド]]は意識する必要がある。 Sが同じ70であり、「&taglink(がんじょう);」による行動保障、ステルスロック撒き、がんせきふうじやおいかぜによるS操作、ちょうはつによる補助技妨害、 ブレイブバードやてっていこうせんによる自主退場と、イワークとほぼ同じ戦法を取ることができる。 ---- *特性考察&aname(ability); [#forms_onix] :''がんじょう''| 一撃必殺技を無効、更にHPが満タンなら最低でも1残して耐える。 &taglink(かたやぶり);や連続技には弱いが、ほぼ確実に仕事を行えるのでこれ一択。 :''いしあたま''| 自身の技による反動を受けない。適用技はすてみタックルともろはのずつきのみ。 もろはのずつきはこちらだと自主退場用に採用するのが主なので、むしろ特性が邪魔になる。 がんじょうに勝るメリットが無いため候補外。 :''くだけるよろい''| 隠れ特性。物理技を受ける度に素早さが2段階上がり防御が1段階下がる。 こちらも基本的に候補外だが、ねこだましやとんぼがえり等の&taglink(がんじょう);潰しで素早さアップ出来る可能性はある。 相手を選ぶが、ダブルでは味方のぶんまわすで敵全体を攻撃しつつ能動的に発動可能。 ---- *技考察[#moves_onix] #table_edit2(edit=on){{ |BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|c |~攻撃技|~タイプ|~威力|~命中|~効果|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c |ボディプレス|闘|80|100|-|防御力で攻撃。一致ストーンエッジより最大火力が高く、命中安定。&br;実質的なメインウエポン。B振りで無振り[[バンギラス]]が確1。| |もろはのずつき|岩|150(225)|80|1/2の反動&br;ダメージ|タイプ一致攻撃技、かつ自主退場用。&br;じばくと違い&taglink(しめりけ);で不発にならず無効タイプもないが、命中不安かつ退場も不安定。| |がんせきふうじ|岩|60(90)|95|素早さ↓100%|味方のサポートはもちろん、自身もそこそこ速いため恩恵がある。| |じならし|地|60(90)|100|全体S↓100%|ダブル用。味方のじゃくてんほけんの発動にも。| |ワイドブレイカー|竜|60|100|相手全体A↓100%|ダブルで特に優秀なサポート技。| |ドラゴンテール|竜|60|90|優先度-6&br;強制交代|レッドカード以外にも強制交代が欲しい場合に。ダイマックスには無効。| |じばく|無|200|100|自分瀕死|自主退場用。ダメージに大きな期待は出来ない。だいばくはつは過去作限定。| |BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|>|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|>|BGCOLOR(#A4A4A4):|c |~変化技|>|~タイプ|~命中|>|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c |ステルスロック|>|岩|-|>|&taglink(がんじょう);+ちょうはつ+ステロ持ちとしては最速で、サポート要員としてはかなり優秀。| |こらえる|>|無|-|>|ダイマックス枯らしに&br;まもると違いHP1からダイマックス技を耐える。| |ちょうはつ|>|悪|100|>|採用理由に直結するため、ほぼ必須。| |こわいかお|>|無|100|>|がんせきふうじと選択。抜ける範囲は広いが、タスキを潰せず挑発にも弱い。| |いやなおと|>|無|85|>|物理エースのサポートに。| }} #region2(タイプ一致攻撃技と実用性の低い変化技について){{{ 一般的にはメインウエポンになるタイプ一致技だが、攻撃種族値が絶望的なイワークでアタッカー運用をする利点は少ない。 一応、&taglink(がんじょう);+弱点保険やダブルで味方のじならし(or Aが低い味方のじしん)+&taglink(くだけるよろい);+弱点保険と合わせれば、ハガネール以上の素早さからアタッカーをできなくもないが中火力止まりなのが難点。 &taglink(がんじょう);やこらえる前提なら、耐久振りを無視可能なので火力が改善される。 ちょうはつ対策として攻撃技を入れるとしても、防御依存のボディプレスか、追加効果狙いの技で十分であり、基本的に採用候補外。 #table_edit2(edit=on){{ |BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|BGCOLOR(#A4A4A4):|c |~攻撃技|~タイプ|~威力|~命中|~効果|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c |ストーンエッジ|岩|100(150)|80|急所ランク+1|命中不安。&taglink(いしあたま);型以外で。| |ロックブラスト|岩|25(37)*2~5|90|-|4倍弱点のきあいのタスキやみがわり潰し。| |いわなだれ|岩|75(102)|90|相手全体怯み30%|タスキ潰しや、ダブルで鈍足相手のひるみ狙い。| |うちおとす|岩|50(75)|100|地面に落とす|ダイマックス対策のそらをとぶ&とびはねる対策。自身や後続のサポートにも。| |じたばた|無|~200|100|HP依存|&taglink(がんじょう);+じゃくてんほけんと非常に相性が良い他、&br;対イワークに相手がダイマックスを使う可能性が低い為、ステロ要員と見せかけた逆襲が可能。&br;&taglink(くだけるよろい);+きあいのタスキ/こらえるでステロを撒いてからの奇襲も。| |いかり|無|20|100|攻撃されるとA↑|&taglink(くだけるよろい);型で。ダブルバトルでスキルリンク持ちの味方に攻撃させれば1ターンで超強化できるがロマン気味。| //|いかり|無|20|100|攻撃されるとA↑|&taglink(くだけるよろい);型で。ダブルバトルでスキルリンク持ちの味方に攻撃させれば1ターンで超強化できるがロマン気味。| |あなをほる|地|80(120)|100|溜め技|ダイマックス枯らしに。| |じしん|地|100(150)|100|-|非トリパで味方の弱保狙いならこちらも。| |どろかけ|地|20(30)|100|命中↓100%|サポート兼タスキ潰し。上手く決まれば、相手のダイマックスを意図的に誘うなどの芸当も可能。| |BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|>|BGCOLOR(#A4A4A4):|BGCOLOR(#5A4A41):COLOR(#BD4141):|>|BGCOLOR(#A4A4A4):|c |~変化技|>|~タイプ|~命中|>|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c //|じこあんじ|>|無|100|>|ちょうはつやいばると合わせて。| |メロメロ|>|無|100|>|行動回数の確保に。繰り出す相手に注意。| |ロックカット|>|岩|-|>|素早さ↑↑。先制弱保じたばた・いわなだれ狙い。| |りゅうのまい|>|竜|-|>|攻撃↑素早さ↑。ほぼ弱保じたばた・いわなだれ専用。| //|いばる|>|無|85|>|ギャンブル要素は拭えない。| }} }}} ---- *型考察 [#roles_onix] **起点作り型 [#u4e4bc63] 特性:がんじょう(推奨)/くだけるよろい 性格:ようき 努力値:HS252 or BS252(ボディプレス採用時) 持ち物:レッドカードorメンタルハーブorふうせんorきあいのタスキ(くだけるよろい時) 確定技:ステルスロック/ちょうはつ/がんせきふうじ 優先技:じばくorもろはのずつき 選択技:ボディプレス/こらえる ちょうはつを覚えられる上に砂ダメージ無効なので、対[[カバルドン]]でも展開阻止しつつ仕事を完遂できる。 優先技までで''設置技、展開阻止、S操作+タスキつぶし、自主退場''の役割を全てこなせるため、これら以外の技の優先度は低い。 自主退場技が不要な場合は、A無振り時の最大火力であるボディプレスか、ダイマックス枯らしに使えるこらえる。 参考までに補正なしB全振りボディプレスで無振りドリュウズを低乱数1。 努力値は基本的にHSぶっぱ、ボディプレス採用時のみBS。 特殊耐久は低すぎるため、努力値を振っても殆ど確定数が変わらない(2発耐えるのは難しく、1発はがんじょうで耐える)。 ただし物理耐久だけ見ても、極端なH<BのためHに振ったほうが効率が良い。 そのため基本はHS、ボディプレス採用時に火力と耐久を両立したい場合のみB振りとなる。 持ち物は頑丈と相性の良いレッドカード、もしくは自身よりも早いちょうはつ持ちに対して強くなるメンタルハーブのいずれかが基本。 あるいは先発起点作りで対面しやすい[[カバルドン]]を重く見る場合、ピンポイントではあるがふうせんも選択肢。 きあいのタスキはくだけるよろいと合わせれば疑似頑丈+ロックカットになり、次のターンに動ける確率が上がる。 ---- *対イワーク [#counter_onix] :注意すべき点| 進化前ポケモンで種族値も貧弱だが、特性&taglink(がんじょう);と各種サポート技の相性がよく、Sも70と最低限の数値を持つ。 ちょうはつを覚えるため展開阻止性能もあり、[[カバルドン]]などを起点に後続エースの場作りを完遂される恐れがある。 また今作ではボディプレスや一致もろはのずつきといった侮れない火力の技も覚えるように。 :対策方法| サポート以外の性能は驚異ではなく、やることが分かりきっているため対策自体は簡単。 素早いポケモンでちょうはつを使い、サポート技を封じたい。 &taglink(かたやぶり);持ちも有効だが、かたやぶり持ちは物理アタッカーが多く、Bが高いためH252振りの場合は一致弱点技でも耐える場合がある。 具体的にはA252[[ドリュウズ]]のじしんをH252振りだけで確定耐えする(A特化でも50%の乱数)。 一撃で倒したい場合は弱点を突ける連続攻撃技が確実。[[ウーラオス]](れんげきのかた)のすいりゅうれんだなら確実に一撃で落とせる。 ---- *外部リンク [#link] -[[ハガネール - ポケモン百科事典>https://pokemonpedia.net/%E3%83%8F%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%AB]] &tag(ポケモン,第二世代,じめんタイプ,はがねタイプ,こうぶつグループ,いしあたま,がんじょう,ちからずく);