#author("2024-02-23T01:40:06+09:00","","") #author("2024-03-02T22:50:22+09:00","","") *カイロス [#pinsir] No.127 タイプ:むし 通常特性:かいりきバサミ(相手に攻撃を下げられない) かたやぶり(相手の特性を無視して攻撃できる) 隠れ特性:じしんかじょう(相手を倒すと攻撃が1段階上がる) 体重 :55.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80) #table_edit2(edit=off){{ |BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|c |~単虫|~HP|~攻撃|~防御|~特攻|~特防|~素早|~合計種族値|~特性|h |>|>|>|>|>|>|>|CENTER:||c |カイロス|65|BGCOLOR(PINK):125|BGCOLOR(PINK):100|55|BGCOLOR(PINK):70|85|500|&taglink(かいりきバサミ);/&taglink(かたやぶり);/&taglink(じしんかじょう);| |[[アギルダー]]|BGCOLOR(PINK):80|70|40|BGCOLOR(PINK):100|60|BGCOLOR(PINK):145|495|&taglink(うるおいボディ);/&taglink(ねんちゃく);/&taglink(かるわざ);| }} #table_edit2(edit=off){{ |BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|c |~物理虫+格闘技|~HP|~攻撃|~防御|~特攻|~特防|~素早|~合計種族値|~特性|h |>|>|>|>|>|>|>|CENTER:||c |カイロス|65|BGCOLOR(PINK):125|BGCOLOR(PINK):100|55|70|BGCOLOR(PINK):85|500|&taglink(かいりきバサミ);/&taglink(かたやぶり);/&taglink(じしんかじょう);| |[[ヘラクロス]]|BGCOLOR(PINK):80|BGCOLOR(PINK):125|75|40|BGCOLOR(PINK):95|BGCOLOR(PINK):85|500|&taglink(むしのしらせ);/&taglink(こんじょう);/&taglink(じしんかじょう);| }} ---- #table_edit2(edit=off){{ |ばつぐん(4倍)|---| |ばつぐん(2倍)|[[ほのお]]/[[ひこう]]/[[いわ]]| |いまひとつ(1/2)|[[くさ]]/[[かくとう]]/[[じめん]]| |いまひとつ(1/4)|---| |こうかなし|---| }} ---- 初代より登場している[[むし]]タイプの物理アタッカー。 攻撃が高いが、中速・中耐久という典型的な重火力アタッカー。 メガシンカ剥奪により、[[ヘラクロス]]ら複合むし物理アタッカーとの差別化が課題になっている。 高めの攻撃種族値に加え、&taglink(かたやぶり);、&taglink(じしんかじょう);など攻撃的な特性を持つ。 また習得技も[[かくとう]]、[[いわ]]、[[じめん]]と抜群範囲が広く、積み技も完備。 総じて攻撃的な性能で、行動機会さえ確保できればアタッカーとして最低限の活躍は可能。 だが明確に役割を持とうとすると、習得技・タイプなど諸々の要素がとにかく噛み合わない。 まずアタッカーとしてはマトモな一致技が威力80のシザークロス止まり。そもそも虫技は半減7と通りが悪く主力には据えづらい。 役割重視でいこうとしても、半減できる[[かくとう]]・[[じめん]]の弱点を突けるサブウエポンを一つも持たない。 [[かくとう]]、[[いわ]]、[[じめん]]技はそれ自体は優秀だが、同じ範囲を使うポケモンは多く、 その中でタイプ一致でもなければ、通る相手に耐性をもつわけでもないカイロスを採用する意味は殆どない。 虫ポケモン唯一の特性&taglink(かたやぶり);で、じしんやフェイント、一撃必殺など技も揃ってはいるが、 これも[[ドリュウズ]]や[[オノノクス]]などのライバルが同じような事が可能で、かつ技範囲・繰り出し性能・純粋な火力のいずれにおいても劣り気味。 &taglink(マジックミラー);相手にもステルスロックを撒ける点や、安定した先制技のフェイント、タイプなどで差別化は可能だが、カイロスを採用する理由としては厳しい。 結局、明確に有利と言える相手は、これまたマイナーな[[くさ]]タイプくらい。 そもそもダイジェット環境でくさタイプやむしタイプが全体的に逆風を受けている現状、 アタッカーとしてもサポーターとしても微妙な立ち位置であるカイロスを採用するにはある程度愛が必要になる。 新規習得技にも見るべきものはなく、むしろはたきおとすの没収によって技範囲はさらに狭まってしまっている。 //一応[[ルチャブル]]同様、数少ないかたやぶり+フェイントの使い手ではあるが。 //↑かたやぶりフェイントが効力を発揮するのは相手がじょおうのいげんだった場合くらいであまりに限定的すぎる。特筆すべきことではない。 //↑これは第7世代ダブルで猛威を奮ったLv1トゲデマル+ツンデツンデの対策要員として注目された時に追加された文章だったはず。 //頑丈貫通でトゲデマルを最速で潰せる可能性があったので言及されていた。まあ今となっては必要ないし削除していいと思うが。 ---- #contents ---- *特性考察 [#ability] :''かいりきバサミ''| 攻撃ランクが下がらない。第八世代では&taglink(いかく);無効特性が増加。 いかく対策としての価値は相対的に低下したが、ダイドラグーンの追加効果等も無効に出来るので下位互換とはならない。 ライバルと特性がほぼ被らないのもポイントだが、[[ギャラドス]]や[[ウインディ]]には相性不利。 :''かたやぶり''| &taglink(ふゆう);相手にじしん、&taglink(がんじょう);相手にハサミギロチンを当てられる。 こちらもヘラクロスとの差別化に有用だが、[[オノノクス]]、[[ドリュウズ]]の存在が気がかり。 どちらもタイプは異なるが種族値傾向が似ており、攻撃性能ではあちらが勝る。一撃必殺技を備える点も同じ。 安定した先制技を習得することで差別化出来るので、これを採用する場合は優先度が上がる。 アナウンスの出る特性対面で素早さを判定出来るのも大きいが、他の特性でないこともバレる。 :''じしんかじょう''| 隠れ特性。攻撃技により相手を倒すと攻撃上昇。抜きエースとして運用する場合に有効。 ただしヘラクロスも同様の特性を持つ。一撃必殺、4倍弱点の有無で差別化できなくもないが、 アタッカーとして運用する前提となることを考えると、一致技の一貫性が低くどうしても見劣りしがち。 ダイマックスとの相性は悪くなく、他の能力を積みながら攻撃を上昇させることも出来る。 差別化は半ば諦めることになるが、それでも構わなければ一考の余地は十分にある。 ---- *技考察 [#moves] #table_edit2(edit=on){{ |BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|c |~攻撃技|~タイプ|~威力|~命中|~効果|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c |シザークロス|虫|80(120)|100|-|一致技。追加効果はなく威力平凡。不一致インファイトと火力は同じ。&br;それでもカイロスの覚える中では最も実用的な虫技。| |じしん|地|100|100|-|虫技との相性補完に優れる。[[かたやぶり>特性の効果#Mold_Breaker]]なら&taglink(ふゆう);にも当たる。| |10まんばりき|地|95|95|-|ダブルでの単体攻撃に。グラスフィールド下でも威力が落ちない。| //|あなをほる|地|80|100|溜め技|ダイマックス枯らしに。| |インファイト|闘|120|100|防御・特防↓|対[[バンギラス]]意識、または威力を求めて。| //|ばかぢから|闘|120|100|攻撃・防御↓|特防は下がらないが攻撃低下が痛い。| |やまあらし|闘|60|100|必ず急所|かいりきバサミでないなら&taglink(いかく);や壁に強くなる。&br;かたやぶりなら&taglink(カブトアーマー);・&taglink(シェルアーマー);貫通。| |ストーンエッジ|岩|100|80|急所ランク+1|[[ひこう]]や4倍の[[ほのお]]複合に。[[ファイアロー]]へは交換読みで当てるほかない。&br;外れやすいが、からぶりほけんの発動を狙えなくはないか。| |いわなだれ|岩|75|90|怯み30%|命中を重視するなら。こだわりスカーフなら怯みが狙える。&br;かたやぶりなら&taglink(せいしんりょく);貫通。| |がんせきふうじ|岩|60|95|素早↓100%|サポート用。追加効果が優秀。中速域なので自身にも活かしやすい。&br;かたやぶりなら&taglink(クリアボディ);、&taglink(あまのじゃく);等を貫通できる。| |じごくづき|悪|80|100|音技封じ|対ゴースト。| |でんこうせっか|無|40|100|優先度+1|扱いやすい先制技。| |フェイント|無|30|100|優先度+2|優先度+2なので通常の先制技の上から殴れ、まもる・ダイウォールも貫通。&br;かたやぶりなら&taglink(じょおうのいげん);も貫通できる。| //|あばれる|無|120|100|行動固定&br;攻撃後混乱|インファイトと同じ最大火力。行動固定が痛い。| //|からげんき|無|70/140|100|-|主に火傷対策。他の状態異常でも一応カイロスの最大火力になり得る。| //↑能動的に最大火力にするわけでもなく、あくまで相手依存の博打でこの技を搭載するのはさすがに厳しいと思います。 //|ダブルアタック|無|35×2|90|-|二回攻撃。みがわり、きあいのタスキ貫通。| |じたばた|無|20~200|100|-|最大威力だが不安定。こらえるやきあいのタスキと合わせて。| |ハサミギロチン|無|-|30|一撃必殺|どうしようもない相手に。[[かたやぶり>特性の効果#Mold_Breaker]]なら&taglink(がんじょう);にも決まる。&br;からぶりほけんは発動しないので注意。| //|すてみタックル|無|120|100|反動1/3|&color(red){第1・3世代でのみ習得可能。};&br;反動は痛いが耐久は落ちず高火力。 | |BGCOLOR(TAN):|>|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|>|BGCOLOR(BEIGE):|c |~変化技|>|~タイプ|~命中|>|~解説| ||>|>|>|CENTER:||c |つるぎのまい|>|無|-|>|攻撃が2段階アップ。積むタイミングは難しいが、積めさえすれば等倍以上はほとんどの相手が一撃圏内に。| |ビルドアップ|>|闘|-|>|攻撃と防御が1段階アップ。| |てっぺき|>|鋼|-|>|防御が2段階アップ。| |ステルスロック|>|岩|-|>|[[かたやぶり>特性の効果#Mold_Breaker]]なら&taglink(マジックミラー);を無視できる。| |こらえる|>|無|-|>|じたばたと合わせて。ダイマックス枯らしや弱点保険発動にも。| //|てだすけ|>|無|-|>|ダブル用。味方アタッカーの火力を補助。| }} ---- **ダイマックス技考察 [#Max_Move] #table_edit2(edit=on){{ |BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|BGCOLOR(BEIGE):|BGCOLOR(TAN):|c |~ダイマックス技|~元にする技|~威力|~効果|~解説| |||CENTER:|||c |BGCOLOR(#98ff70):ダイワーム|シザークロス|130(195)|相手:C↓|一致技。半減されやすいが恩恵はある。| |BGCOLOR(#ffb830):ダイナックル|インファイト|95|味方:A↑|一致技。初動の威力は低いが積みながら攻撃できる。&br;インファイトの反動を嫌う場合に。| |~|やまあらし|80|~|~| |BGCOLOR(#e0c068):ダイアース|じしん|130|味方:D↑|対[[どく]]・[[ほのお]]。[[ギルガルド]]に。 &br;一致技との補完に優れ、追加効果も優秀。| |~|10まんばりき|~|~|~| |~|じならし|110|~|~| |BGCOLOR(#987040):COLOR(#012):ダイロック|ストーンエッジ|130|天候:砂嵐|対[[ほのお]]・[[ひこう]]。&br;砂嵐のスリップダメージに注意。| |~|いわなだれ|~|~|~| |~|がんせきふうじ|110|~|~| |BGCOLOR(#705848):COLOR(#e8e8e8):ダイアーク|じごくづき|130|相手:D↓|対[[ゴースト]]。追加効果は自身では活かせない。| |BGCOLOR(#f8e8c0):ダイアタック|じたばた|130|相手:S↓|激戦区にいるため使う機会は多め。 | |~|ハサミギロチン|~|~|~| |~|でんこうせっか|90|~|~| |~|フェイント|~|~|~| |BGCOLOR(#e2e2d4):ダイウォール|変化技|-|まもる|相手のダイマックス技の猛攻を凌ぐ。| }} ---- *型考察 [#roles] **物理アタッカー型 [#c3605f7f] 特性:かたやぶり/かいりきバサミ/じしんかじょう 性格:いじっぱり/ようき 努力値:AS252 or HA252 持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/いのちのたま/ラムのみ 優先技:シザークロス/じしん/がんせきふうじorストーンエッジorいわなだれ/インファイト 攻撃技:ハサミギロチン/やまあらし/ちきゅうなげ/でんこうせっかorフェイント/じたばた 補助技:つるぎのまい/ステルスロック シンプルな物理アタッカー型。 A種族値125でSも80族を抜けるラインと決して悪くはないのだが、[[ヘラクロス]]や[[オノノクス]]との差別化問題は避けて通れない。 一致技は範囲が狭い上に一致シザークロスとインファイトは威力が同じ。持たせる役割によっては一致技は必ずしも必須ではない。 [[ヘラクロス]]と攻撃と素早さの種族値に差はなく、あちらは一致メガホーン・インファイトが扱えるため単純な攻撃性能ではどうしても劣る。 特性の違いを活かさないと劣化は免れないため、ヘラクロスとの差別化を強く意識するならじしんかじょう以外の特性が優先される。 流行りの飛行技が4倍にならずに済むが、A252[[ギャラドス]]の珠ダイジェットを耐えるにはダイマックス+耐久振りが必須。 弱点保険+ダイロック(いわなだれ)で返しの一撃で無振りギャラドスは落とせるが、砂ダメでこちらも乱数で落ちる。 [[オノノクス]]はタイプこそ違えどあちらもかたやぶりハサミギロチンの使い手で、種族値も全般的にカイロス側が劣っている。 ヘラクロス同様攻撃技の傾向もほぼ同じな上、第八世代ではあちらも連発できる格闘技のインファイト、先制技のであいがしらまで手に入れた。 一応、であいがしらは場に出た直後にしか使えないためオノノクスとは安定した先制技での差別化はできなくもないが、オノノクスとの差別化を強く意識するなら特性はかたやぶり以外で、範囲は狭いものの一致虫技は必須級になるか。 //考察する上で基本的なアタッカー型の掲載はあって良いと思うので過去wikiのものを8世代に合わせた記述に修正して復旧 **先発ステロ撒き型 [#r34fae6c] 特性:かいりきバサミ(推奨)/かたやぶり 性格:ようき 努力値:AS252 H4 持ち物:きあいのタスキ 確定技:ステルスロック/がんせきふうじ 攻撃技:じしん/インファイト/シザークロス/じたばた/でんこうせっかorフェイント/ハサミギロチン 先発運用でステルスロックを撒く。 かたやぶりなら&taglink(マジックミラー);を貫通でき、がんせきふうじを&taglink(あまのじゃく);や&taglink(ミラーアーマー);貫通で撃てる。 とはいえ、[[ドリュウズ]]との差別化のためにも基本は&taglink(いかく);に強いかいりきバサミを推奨。 威嚇[[ギャラドス]]に対して耐久無振りならがんせきふうじが高乱2、ダイジェットを撃たれても半分削ってSも±0のまま後続に託すことができる。 基本はがんせきふうじを打ってS逆転→ステルスロックor攻撃技という流れなので、範囲の狭いシザークロスを必ずしも採用する必要はない。 呼ぶ[[ひこう]]に強い積みアタッカーと好相性。[[バンギラス]]など。 きあいのタスキによる行動回数確保とステロ撒きの役割、威嚇耐性、先制技でライバルとの差別化は十分できている。 ---- //*相性考察 [#partner] //---- *対カイロス [#counter] :注意すべき点| ステルスロックやがんせきふうじによる後続サポートを行ってくる。 かいりきバサミのおかげでいかく込みで受けに来る相手に仕事をさせない。 一方のかたやぶり+じしん、ハサミギロチンやじしんかじょうによる無双も厄介。 :対策方法| 弱点自体は突きやすいので、S85族以上のポケモンやこだわりスカーフ持ちで弱点を突けるポケモンなどがいれば致命傷は与えられるだろう。 等倍でもカイロス自体の物理耐久はそこそこあるため、できれば特殊で攻めたい。 サブウェポンの幅は案外広いため、虫技に耐性があってもサブウェポンが4倍で通るポケモンは注意したほうがよいだろう。 サブウェポンは地面・格闘・岩と幅広いため、虫技に耐性があってもこれらが4倍で通るポケモンは注意したほうがよいだろう。 :| &taglink(がんじょう);持ちであり虫技やサブウェポンが半減以下でもある物理耐久の高い[[エアームド]]であれば飛行技で対応できるが、 &taglink(かたやぶり);の場合ハサミギロチンで強行突破される恐れもある。 ---- *外部リンク [#link] -[[カイロス - ポケモン百科事典>https://pokemonpedia.net/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%B9]] &tag(ポケモン,第一世代,鎧の孤島,むしタイプ,むしグループ,かいりきバサミ,かたやぶり,じしんかじょう);